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第2章:性的虐待の連鎖は僕で終わりです。【オーナー:聖史】
14-自由を手に入れるため祖父とのセックスに挑んだ僕は、
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まずは、敵の思惑を知らなければなりません。必要なのは情報です。
祖父の弱みや願望を知ることができれば、それを利用して祖父を思うがままに操ることができるかもしれない。
それは、とても頼りない希望でしたが、何ももっていない少年にとっては、その仄かな希望だけが残された道でした。
そうしてはじめに考えたのは、祖父はなぜ父を虐待するのか、ということです。
その疑問は、答えを見い出せないまま父の手記のなかでも幾度となく繰り返されていました。その疑問が解ければ、祖父が狂気に身を浸した原因、果ては、弱点や望みにも辿り着けるかもしれません。
祖父は、父を虐待するなかで、たびたび父のことを淫乱だと罵っていました。
過去では父本人へ、僕を父だと思い込んでいるときには僕に向かって、自ら性技を施しておきながら、少しでも感じてしまおうものなら「この淫乱め」と罵るんです。
きっと、父が十四歳にして母と肉体関係を持ち、子をもうけたことがよほど許せなかったのでしょう。
女との性交を我慢できずに子をつくるのはその本質が淫乱だから、というのが祖父の言い分でした。家庭を持ち自立するには若すぎた年齢が、その思い込みを助長させていたのかもしれません。
その思い込みのせいか、祖父は、父を性的に満足させておかなくてはならないという強迫観念をも抱いていたようでした。
人形に徹していたかった僕は、自分が感じてしまうのも、父を淫乱呼ばわりされるのも嫌で、徹底的に無反応を貫くよう努力していました。
そんな僕の態度が、さらに祖父を不安へと駆り立てていた可能性もありますね。
祖父から受ける性技は回を重ねるごとにねっとりと執拗になっていきました。そのため、反応せずにやり過ごすこともだんだんと難しくなっていきましたが、それでも極力堪えるようにしていたんです。
それらを加味して、僕は改めて考えました。
もし祖父の、その強迫観念が和らいだらどうだろう、と。
父が性的に満足して、女に興味を抱くこともなく、子をつくる心配も家を出ていく心配もない。祖父がそう納得できたら、何かが変わりはしないだろうか。
もしかしたらそこに自由への糸口が隠れているかもしれない、と思い至ったとき、僕はさらに希望を見出した気分になりました。
それでも、祖父の部屋の前まで来たときにはさすがに躊躇いました。
僕がしようとしていることは、父の恩人たちと自分の自由を手に入れるためとはいえ、父がけっして望まないことだとわかっていたからです。
祖父は気が狂っています。執着対象である父に関しては、正常な判断もできなければ説得も通じません。だから、祖父にとって父が淫乱だという思い込みは、祖父にとって絶対的な事実であり、不動のものなんです。
祖父を変えられないなら、自分を変えるしかない。そう確信した僕は、自分が淫乱だと認め、その上で、もう祖父から離れられないと媚びることで、なんらかの変化を得ることを目論んでいました。
でも父は、仮にも自分が淫乱だと認めることはしたくないでしょう。父は、愛する祖父から罵倒されることに耐えられなかったんですから。
祖父から見たら、僕は父です。僕が淫乱であることを認めれば、祖父にとっては父が淫乱を認めたことになる。だから躊躇してしまったんです。
でも、少しでも自由に近づける可能性があるなら、諦めるわけにはいきません。父には心のなかで「ごめんなさい」と、そっと謝罪しておいて、僕は祖父の部屋のドアへと手をかけました。
とはいえ、そうして僕が意気込んだところで、祖父の部屋で行われることは、所詮いつもと同じセックスです。
ただ、僕の気の持ちようが、以前とはまるで違います。
挫け、諦め、嫌悪のなかを流されていた人形から、自由を手にするために観察し、粘り、演じる役者にならなければなりません。
しかも、これまで我慢してきた反応を返し、さらには自分から求めることも必要とされます。
果たして、そんなことが僕にできるのか……。
そんな不安を抱えながら、煮え切らない態度で祖父に身を任せていたのがいけなかったんでしょうか。
その日の祖父は、僕がどんなに奉仕しても勃起しませんでした。
まあ、それまでも何度かそういうことはあったんですけどね。
無理もありません。海外出張も多く、疲労が抜けきらないままに次から次へと働く祖父は、もうすぐ五十歳という年齢でしたから。
そんなときはたいてい、責め具を使って強制的に快感を引きずり出されていました。
抱かれずに済むのはありがたかったのですが、あれには本当に敵いません。機械には終わりがないんです。延々と続く快感の連続です。それを人形のふりでやり過ごすなんて、抱かれた方がまだマシだと思えるほどの苦行でした。
でも、そのときばかりは助かったと思いました。これまで張り続けていた意地や、いまさらな羞恥が、僕を自由獲得計画から遠ざけていたからです。
祖父に抱かれて善がるよりも、責め具に喘いだほうがまだ淫乱を演じやすい。僕は単純にもそう考えて安堵していたんです。
そして僕の予想通り、ソファーに座っていた祖父はフェラチオを中断させ、壁際へと手を差し伸べました。
壁際には僕のあとからきた輝彦と輝彦父が、いつものように控えています。
輝彦父はすぐ責め具の準備にかかろうとしましたが、なぜか祖父がそれを制止してしまいました。
ふたたび壁際へと控えた輝彦父を見つめながら、言葉もなく行われたそのやりとりを不思議に思っていると、祖父が「こちらに」と呼びかけながら、今度ははっきりと輝彦へ手招きました。
指示されるがままソファーの隅へ控えた輝彦を見てみると、状況が呑み込みきれずに戸惑っているようでした。
それは僕も同じです。いったい祖父はどういうつもりで、いつものメインサポーターである輝彦父ではなく、輝彦を呼び寄せたのか。
その疑問は、すぐに解けました。
「雅史、今日は輝彦に抱いてもらうといい」
と、祖父が口にしたからです。
祖父の弱みや願望を知ることができれば、それを利用して祖父を思うがままに操ることができるかもしれない。
それは、とても頼りない希望でしたが、何ももっていない少年にとっては、その仄かな希望だけが残された道でした。
そうしてはじめに考えたのは、祖父はなぜ父を虐待するのか、ということです。
その疑問は、答えを見い出せないまま父の手記のなかでも幾度となく繰り返されていました。その疑問が解ければ、祖父が狂気に身を浸した原因、果ては、弱点や望みにも辿り着けるかもしれません。
祖父は、父を虐待するなかで、たびたび父のことを淫乱だと罵っていました。
過去では父本人へ、僕を父だと思い込んでいるときには僕に向かって、自ら性技を施しておきながら、少しでも感じてしまおうものなら「この淫乱め」と罵るんです。
きっと、父が十四歳にして母と肉体関係を持ち、子をもうけたことがよほど許せなかったのでしょう。
女との性交を我慢できずに子をつくるのはその本質が淫乱だから、というのが祖父の言い分でした。家庭を持ち自立するには若すぎた年齢が、その思い込みを助長させていたのかもしれません。
その思い込みのせいか、祖父は、父を性的に満足させておかなくてはならないという強迫観念をも抱いていたようでした。
人形に徹していたかった僕は、自分が感じてしまうのも、父を淫乱呼ばわりされるのも嫌で、徹底的に無反応を貫くよう努力していました。
そんな僕の態度が、さらに祖父を不安へと駆り立てていた可能性もありますね。
祖父から受ける性技は回を重ねるごとにねっとりと執拗になっていきました。そのため、反応せずにやり過ごすこともだんだんと難しくなっていきましたが、それでも極力堪えるようにしていたんです。
それらを加味して、僕は改めて考えました。
もし祖父の、その強迫観念が和らいだらどうだろう、と。
父が性的に満足して、女に興味を抱くこともなく、子をつくる心配も家を出ていく心配もない。祖父がそう納得できたら、何かが変わりはしないだろうか。
もしかしたらそこに自由への糸口が隠れているかもしれない、と思い至ったとき、僕はさらに希望を見出した気分になりました。
それでも、祖父の部屋の前まで来たときにはさすがに躊躇いました。
僕がしようとしていることは、父の恩人たちと自分の自由を手に入れるためとはいえ、父がけっして望まないことだとわかっていたからです。
祖父は気が狂っています。執着対象である父に関しては、正常な判断もできなければ説得も通じません。だから、祖父にとって父が淫乱だという思い込みは、祖父にとって絶対的な事実であり、不動のものなんです。
祖父を変えられないなら、自分を変えるしかない。そう確信した僕は、自分が淫乱だと認め、その上で、もう祖父から離れられないと媚びることで、なんらかの変化を得ることを目論んでいました。
でも父は、仮にも自分が淫乱だと認めることはしたくないでしょう。父は、愛する祖父から罵倒されることに耐えられなかったんですから。
祖父から見たら、僕は父です。僕が淫乱であることを認めれば、祖父にとっては父が淫乱を認めたことになる。だから躊躇してしまったんです。
でも、少しでも自由に近づける可能性があるなら、諦めるわけにはいきません。父には心のなかで「ごめんなさい」と、そっと謝罪しておいて、僕は祖父の部屋のドアへと手をかけました。
とはいえ、そうして僕が意気込んだところで、祖父の部屋で行われることは、所詮いつもと同じセックスです。
ただ、僕の気の持ちようが、以前とはまるで違います。
挫け、諦め、嫌悪のなかを流されていた人形から、自由を手にするために観察し、粘り、演じる役者にならなければなりません。
しかも、これまで我慢してきた反応を返し、さらには自分から求めることも必要とされます。
果たして、そんなことが僕にできるのか……。
そんな不安を抱えながら、煮え切らない態度で祖父に身を任せていたのがいけなかったんでしょうか。
その日の祖父は、僕がどんなに奉仕しても勃起しませんでした。
まあ、それまでも何度かそういうことはあったんですけどね。
無理もありません。海外出張も多く、疲労が抜けきらないままに次から次へと働く祖父は、もうすぐ五十歳という年齢でしたから。
そんなときはたいてい、責め具を使って強制的に快感を引きずり出されていました。
抱かれずに済むのはありがたかったのですが、あれには本当に敵いません。機械には終わりがないんです。延々と続く快感の連続です。それを人形のふりでやり過ごすなんて、抱かれた方がまだマシだと思えるほどの苦行でした。
でも、そのときばかりは助かったと思いました。これまで張り続けていた意地や、いまさらな羞恥が、僕を自由獲得計画から遠ざけていたからです。
祖父に抱かれて善がるよりも、責め具に喘いだほうがまだ淫乱を演じやすい。僕は単純にもそう考えて安堵していたんです。
そして僕の予想通り、ソファーに座っていた祖父はフェラチオを中断させ、壁際へと手を差し伸べました。
壁際には僕のあとからきた輝彦と輝彦父が、いつものように控えています。
輝彦父はすぐ責め具の準備にかかろうとしましたが、なぜか祖父がそれを制止してしまいました。
ふたたび壁際へと控えた輝彦父を見つめながら、言葉もなく行われたそのやりとりを不思議に思っていると、祖父が「こちらに」と呼びかけながら、今度ははっきりと輝彦へ手招きました。
指示されるがままソファーの隅へ控えた輝彦を見てみると、状況が呑み込みきれずに戸惑っているようでした。
それは僕も同じです。いったい祖父はどういうつもりで、いつものメインサポーターである輝彦父ではなく、輝彦を呼び寄せたのか。
その疑問は、すぐに解けました。
「雅史、今日は輝彦に抱いてもらうといい」
と、祖父が口にしたからです。
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