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第1章
第1話
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「ん……ん?」
目が覚めると、そこは限りなく広い白の世界。不純物一つ混じることのない本物の真っ白な世界です。
意識を失う前まで、呻き苦しんだ強烈な痛みは無く、全身くまなく探しても傷一つ、染み一つもありません。
服装は、サバゲーで着ていた、迷彩服3型のまま。ベルトキットに付けていた、ハンドガンやマガジン。プロテクターなどは健在で、低木に置いていったM40A5 スナイパーライフルは、どこにもありません。
「あ、いたいた、初めまして黒恵さん」
フッと少し風がしたかと思うと、そこには中世時代の貴族のような金の限りを尽くした豪勢な衣装をした40代前後の男性がいました。
温厚な面持ちで雰囲気は悪くないです。
「は、初めまして……」
「何故私の名前を知っているのか?」と内心思いながら軽めに頭を下げます。
おどろおどろしく動いているのを見て少し笑われてしまいました。
「まぁまぁ、そこに座って下さい」
男性が私の後ろの1点に指をさすと、そこにはさっきまで無かった、対になった大きな椅子と、一つのテーブルがありました。
テーブルの上には、茶菓子が添えられています。
とりあえず、言われた通りに椅子に座りました。高級なものなのでしょうか、フカフカしていて、質感もよく、こういう椅子好きです。
「改めて、初めまして。私は、貴方がいた現実世界とは、違う世界で神をしている、ヒューイと申します。以後お見知りおきを」
ヒューイという男は、右手を左胸に、左手を背中に周りて頭を下げる。察するに、挨拶の際の礼儀なのでしょう。
その動きは様になっていて、少しだけかっこいいと思ってしまいます。
「はい、私は、黒恵と申します」
座ったまま頭を下げました。この状況が理解出来なくても挨拶ぐらいはちゃんとしていました。
今すぐにでも今置かれている状況を説明してほしいですが、まあ、ヒューイの言葉を待ちます。
「さて、黒恵様。今現在の貴方の状況を、説明した上でお願いがあります」
彼が椅子に座ると、同時にさっきまで温厚だった顔が真剣な表情へと変わり、机に両肘を立てて寄りかかり、両手を口元に持ってくるゲン○ウポーズを取りました。某指揮所に紛れ込ませると、少しは和むかもしれないですね……。
そんな事を考えていると、ふとネット小説投稿サイト等にある、ファンタジー小説でよく読んだ異世界転生、それをする際のシチュエーションに、今の状態がよく似ていることに気付きました。
「自覚されているかはさて置き、数分前にあなたは、事故で身体に多大なるダメージを負いました。今は意識だけをここに移送しており、身体自体は搬送された病院内にいます」
特に動揺することも無く、状況を把握して来ました。
今頃、三途の川を行き来しているのでしょう……。うん。ヒューイさんの後ろで、鎌を構えた人が何やら手招きをしているのが見えます。
「……つまり、まだ帰れる可能性はあると?」
後ろで、死後の世界へ誘おうとするそれを無視して話に戻ると、ヒューイさんはコクッと頷きながら言葉を続けます。
「そう。希望次第では、元の世界に帰れる事は出来るけど、神の力をもってしても、少しばかり障害を残してしまう。それ故にもう一つ選択肢を提示させて貰いたい」
どうやら五体満足では居られないようですね。それほど損傷が酷いのか、ほかの何かが原因だと考えた方が自然です。
まあどちらにせよ、あの事故で無事でいたのなら、それはそれで不思議です。
「と、言いますと?」
「異世界に行って、魔王を倒してくれないか?最近目に余る行為が増えてきてね……どうにしたいんだけど、地上に降りるにも神の力が使えなくなるから無理だし、先日唯一の希望だった"勇者"も魔王攻略の途中で死んでしまったから、あとは君か他の人に頼むしかないんだよ。もちろんただとは言わない」
「どうかな?」というと、考える時間を与える為か、テーブルの上にあったカップに紅茶らしきものを注ぎ、菓子を添えて渡されました。
考える時間を与えてくれたようです。
「うーん。それなら良いですよ?」
ですが、それを渡された時点で答えは決まっていました。
異世界に行けば五体満足でいられるし、条件次第ではライトノベルなどにある異世界チートすら可能です。
「え、良いの?」
即答。ヒューイさんもそれは想定していなかったのか、素っ頓狂な声を上げました。
私はすぐに頷きます。
「はい。ステータスの底上げと近代兵器の使用が出来るなら今すぐにでも」
それが出来れば異世界で生活する上で特に苦しむ事はありません。
異世界と言えば大体は剣と魔法があるありきたりな中世的なイメージなので、マスケット銃があるかないかの時代では数世紀先の武器はオーパーツでしかありません。
実弾射撃の経験も少しはあるので大丈夫……なはず。
「そんなに早く決めちゃっていいのかい?」
ヒューイの言葉にまた、大きく頷きました。異世界でチート出来るなら特に未練はありません。
ファンタジー小説を読んでいくうちにやって見たかった事でもあるから是非の一言も付けたいです。
「頼んだのはヒューイさんじゃないですか?」
逆に、聞き返してしまいました。
「うーん……分かったよ。こちらとしても歓迎するけど、魔王に勝って貰う為にもステータスの底上げは必須だから大丈夫。近代兵器って言うのはそちらの銃器などを指しているんだよね?こちら側で色々教えるついでにその使い方を説明しよう。今から身体をあちらで構築するから、しばらく待ってくれ……」
ヒューイが身の回りに、コントローラの様な物を展開し、入力を始めました。
そこら辺は、妙に近代的なのですね……と思いつつも、茶菓子をつまみながら見ていました。
そう思っていると、次第に眠くなってきました。 どうやらもうすぐで異世界に行けるのでしょう。
横になるよう、ジェスチャーで促されたので、大きな椅子の横に頭を置き、そのまま寝る体勢になります。
そのあとは、その眠気に身を任せ、頭を深く下げたヒューイのよそ目に瞼を閉じました。
──────
「……んぅ?」
目が覚めると、私は大きな木の幹の所で、寝ていました。高い所にいるのでしょうか、周りの地形が少しは良く見えました。
目視で確認する所で、辺りは一般的な森の様です。
モンスターがいそうな雰囲気で、ワクワクしますね。
目を細めて遠くをみると、街のような、村のような街のような人工物(便宜上村と呼びます)の集まりがあるので、なんとかあそこまで行き、寝泊まりする所を確保しておきたいです。
近くにモンスターはいないようなので、次に装備を確認していきます。
身の回りの装備は、
・迷彩服3型
・ベルトキット(FN-5-7 ハンドガン、BB弾予備弾倉etc……)
・防弾チョッキ
・プロテクター
・スマホ
が、主なものでした。ハンドガンはBB弾のままだったので、この世界で使えるか怪いしところ。
防弾チョッキも、そもそも実銃に耐えるほどの、防弾性能を持つ防弾チョッキでは無いため、防具として使うには程遠いです。
ただ、小物入れが充実してるからしばらく使いそうだけど、戦闘の際は、細心の注意が必要になります。
最後のスマホは、基本的使い方は慣れていますが、異世界仕様の所は、まだ使い方が分かりません。
近代兵器を使えるようになれば、この世界でも中堅ぐらいのモンスターなら大体通用するはずです。
だけど戦闘技術はお遊び程度。実銃の射撃経験は少しはありますが、近接戦闘も、CQC/CQBの知識が少しあるくらい。どこかで学んだ方が、得策かな……。
そんなこんなで、今後の予定を考えていると、スマホがメールの着信を知らせる為に、ヴーっと鳴りました。
メール着信欄を見ると、送り主は……神様でした。
目が覚めると、そこは限りなく広い白の世界。不純物一つ混じることのない本物の真っ白な世界です。
意識を失う前まで、呻き苦しんだ強烈な痛みは無く、全身くまなく探しても傷一つ、染み一つもありません。
服装は、サバゲーで着ていた、迷彩服3型のまま。ベルトキットに付けていた、ハンドガンやマガジン。プロテクターなどは健在で、低木に置いていったM40A5 スナイパーライフルは、どこにもありません。
「あ、いたいた、初めまして黒恵さん」
フッと少し風がしたかと思うと、そこには中世時代の貴族のような金の限りを尽くした豪勢な衣装をした40代前後の男性がいました。
温厚な面持ちで雰囲気は悪くないです。
「は、初めまして……」
「何故私の名前を知っているのか?」と内心思いながら軽めに頭を下げます。
おどろおどろしく動いているのを見て少し笑われてしまいました。
「まぁまぁ、そこに座って下さい」
男性が私の後ろの1点に指をさすと、そこにはさっきまで無かった、対になった大きな椅子と、一つのテーブルがありました。
テーブルの上には、茶菓子が添えられています。
とりあえず、言われた通りに椅子に座りました。高級なものなのでしょうか、フカフカしていて、質感もよく、こういう椅子好きです。
「改めて、初めまして。私は、貴方がいた現実世界とは、違う世界で神をしている、ヒューイと申します。以後お見知りおきを」
ヒューイという男は、右手を左胸に、左手を背中に周りて頭を下げる。察するに、挨拶の際の礼儀なのでしょう。
その動きは様になっていて、少しだけかっこいいと思ってしまいます。
「はい、私は、黒恵と申します」
座ったまま頭を下げました。この状況が理解出来なくても挨拶ぐらいはちゃんとしていました。
今すぐにでも今置かれている状況を説明してほしいですが、まあ、ヒューイの言葉を待ちます。
「さて、黒恵様。今現在の貴方の状況を、説明した上でお願いがあります」
彼が椅子に座ると、同時にさっきまで温厚だった顔が真剣な表情へと変わり、机に両肘を立てて寄りかかり、両手を口元に持ってくるゲン○ウポーズを取りました。某指揮所に紛れ込ませると、少しは和むかもしれないですね……。
そんな事を考えていると、ふとネット小説投稿サイト等にある、ファンタジー小説でよく読んだ異世界転生、それをする際のシチュエーションに、今の状態がよく似ていることに気付きました。
「自覚されているかはさて置き、数分前にあなたは、事故で身体に多大なるダメージを負いました。今は意識だけをここに移送しており、身体自体は搬送された病院内にいます」
特に動揺することも無く、状況を把握して来ました。
今頃、三途の川を行き来しているのでしょう……。うん。ヒューイさんの後ろで、鎌を構えた人が何やら手招きをしているのが見えます。
「……つまり、まだ帰れる可能性はあると?」
後ろで、死後の世界へ誘おうとするそれを無視して話に戻ると、ヒューイさんはコクッと頷きながら言葉を続けます。
「そう。希望次第では、元の世界に帰れる事は出来るけど、神の力をもってしても、少しばかり障害を残してしまう。それ故にもう一つ選択肢を提示させて貰いたい」
どうやら五体満足では居られないようですね。それほど損傷が酷いのか、ほかの何かが原因だと考えた方が自然です。
まあどちらにせよ、あの事故で無事でいたのなら、それはそれで不思議です。
「と、言いますと?」
「異世界に行って、魔王を倒してくれないか?最近目に余る行為が増えてきてね……どうにしたいんだけど、地上に降りるにも神の力が使えなくなるから無理だし、先日唯一の希望だった"勇者"も魔王攻略の途中で死んでしまったから、あとは君か他の人に頼むしかないんだよ。もちろんただとは言わない」
「どうかな?」というと、考える時間を与える為か、テーブルの上にあったカップに紅茶らしきものを注ぎ、菓子を添えて渡されました。
考える時間を与えてくれたようです。
「うーん。それなら良いですよ?」
ですが、それを渡された時点で答えは決まっていました。
異世界に行けば五体満足でいられるし、条件次第ではライトノベルなどにある異世界チートすら可能です。
「え、良いの?」
即答。ヒューイさんもそれは想定していなかったのか、素っ頓狂な声を上げました。
私はすぐに頷きます。
「はい。ステータスの底上げと近代兵器の使用が出来るなら今すぐにでも」
それが出来れば異世界で生活する上で特に苦しむ事はありません。
異世界と言えば大体は剣と魔法があるありきたりな中世的なイメージなので、マスケット銃があるかないかの時代では数世紀先の武器はオーパーツでしかありません。
実弾射撃の経験も少しはあるので大丈夫……なはず。
「そんなに早く決めちゃっていいのかい?」
ヒューイの言葉にまた、大きく頷きました。異世界でチート出来るなら特に未練はありません。
ファンタジー小説を読んでいくうちにやって見たかった事でもあるから是非の一言も付けたいです。
「頼んだのはヒューイさんじゃないですか?」
逆に、聞き返してしまいました。
「うーん……分かったよ。こちらとしても歓迎するけど、魔王に勝って貰う為にもステータスの底上げは必須だから大丈夫。近代兵器って言うのはそちらの銃器などを指しているんだよね?こちら側で色々教えるついでにその使い方を説明しよう。今から身体をあちらで構築するから、しばらく待ってくれ……」
ヒューイが身の回りに、コントローラの様な物を展開し、入力を始めました。
そこら辺は、妙に近代的なのですね……と思いつつも、茶菓子をつまみながら見ていました。
そう思っていると、次第に眠くなってきました。 どうやらもうすぐで異世界に行けるのでしょう。
横になるよう、ジェスチャーで促されたので、大きな椅子の横に頭を置き、そのまま寝る体勢になります。
そのあとは、その眠気に身を任せ、頭を深く下げたヒューイのよそ目に瞼を閉じました。
──────
「……んぅ?」
目が覚めると、私は大きな木の幹の所で、寝ていました。高い所にいるのでしょうか、周りの地形が少しは良く見えました。
目視で確認する所で、辺りは一般的な森の様です。
モンスターがいそうな雰囲気で、ワクワクしますね。
目を細めて遠くをみると、街のような、村のような街のような人工物(便宜上村と呼びます)の集まりがあるので、なんとかあそこまで行き、寝泊まりする所を確保しておきたいです。
近くにモンスターはいないようなので、次に装備を確認していきます。
身の回りの装備は、
・迷彩服3型
・ベルトキット(FN-5-7 ハンドガン、BB弾予備弾倉etc……)
・防弾チョッキ
・プロテクター
・スマホ
が、主なものでした。ハンドガンはBB弾のままだったので、この世界で使えるか怪いしところ。
防弾チョッキも、そもそも実銃に耐えるほどの、防弾性能を持つ防弾チョッキでは無いため、防具として使うには程遠いです。
ただ、小物入れが充実してるからしばらく使いそうだけど、戦闘の際は、細心の注意が必要になります。
最後のスマホは、基本的使い方は慣れていますが、異世界仕様の所は、まだ使い方が分かりません。
近代兵器を使えるようになれば、この世界でも中堅ぐらいのモンスターなら大体通用するはずです。
だけど戦闘技術はお遊び程度。実銃の射撃経験は少しはありますが、近接戦闘も、CQC/CQBの知識が少しあるくらい。どこかで学んだ方が、得策かな……。
そんなこんなで、今後の予定を考えていると、スマホがメールの着信を知らせる為に、ヴーっと鳴りました。
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