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第四話 初陣
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昨日天矢からもらった剣を装備し準備を済ませ昨日のパーティーメンバーと集合する
亜紀が「なにその剣」と聞いてきたが日頃の恨みで「秘密だ」と答えると「はぁっ!?」と言いしつこく聞いてきたので受け流していると諦めてくれた……本音を言うとクシアさんが傷つくと思ったからなんだけど
朝から面倒な奴の相手をしながら指定場所へと向かうと八人の天使と俺達以外のパーティメンバーが既に集合しており俺達が最後みたいだった
ケール「今日は皆さんの初陣となります例え危険目に遭っても天使がどうにかしてくれますので実戦を経験するといった気持ちで臨んでほしいところです、準備ができたパーティからゲートにはいって実戦を行なってください」
それぞれのパーティに配属された天使達が皆を青い光を放つゲートへと案内する
周りを見てみると他の人達は余裕そうな表情をしていて自信に満ち溢れているようで昨日の出来事が馬鹿らしくなってきたので「なんかおもったよりも楽かもしれないな」と口が滑ってしまう すると
亜紀「あほかいとそんなこと言わないでよ」
薗田「そーだよ気を引き締めていこうぜ」
パーティメンバーから喝をいれられその間に絵美や武などの他のパーティがゲートの中へと入っていった
海斗「悪かったよ 足を引っ張らないように頑張るさ」
工藤「うん……私も足手まといだけは嫌だから……」
クシア「準備は良いですか? それでは行きましょう」
クシアの後に着いていきゲートの中へと入ると光に包まれて視界が白くなり目を閉じる 気がつけば神殿のような場所に転移していた
海斗「ここからは実戦だな」
気合いを入れ直し武器を構えて神殿の奥へと進むと大きな扉が目に入りその扉を守るようにして小型の魔物が立っている
山下「あの緑の魔物はゴブリンですね」
工藤「単体はそんなに強くないけど数が多い魔物ね」
クシア「その通りです 皆さん落ち着いて作戦通りにいきましょう」
クシアの呼びかけに全員が「はい!!」と返事をして実戦が始まる
昨日考えた作戦は単純なもので海斗、亜紀が先行して敵を倒し工藤と山下の二人が後ろから魔法による攻撃をと支援行い薗田が状況に応じて臨機応変に対応するという作戦だ
全員が必死に戦ったおかげで相手はゴブリンで数が多かったが難なく全ての魔物を倒すことができた
クシア「皆さん素晴らしいです小型の敵は視野を広くもって対処し少ない魔力消費で勝つことができて連携もバッチリです」
天使のクシアさんからお褒めの言葉をもらい皆喜んでいる
海斗「あきやるなぁ お前が一番倒したんじゃないか?」
亜紀「あんたは遅すぎるのよ」
薗田「橋本さんはもう少し後ろを見ないね」
薗田のアドバイスに対して亜紀は「気を付けるよ」と言い素直に認めている 俺には絶対言わないくせに……
それにしても薗田の器用さは本当に凄いな一番難しいポジションなのに上手に立ち回っているし俺もその器用さが欲しいと考えていると
クシア「これなら私のサポートも必要ないかもしれませんね次は大型の魔物を2体ですよ」
山下「クシアさん 次のこと教えてくれてありがとう」
クシア「あっ...つい言ってしまいました」
まさかのネタバレを喰らってしまったがドジっ子な面もあるクシアに皆で笑いつつも次の大型の魔物がいる部屋にむかう
ゴゴゴ
扉を開けるとそこにはクシアのネタバレ通り屈強な体格をした大型の魔物が二体立っていた
工藤「あれはオーガですか とても強そう……」
クシア「肉体は頑丈ですが動きは遅く単純なので上手く隙をついて攻撃しましょう」
薗田「了解しました」
山下「亜紀ちゃんのスピードで注意を引いてその隙に福田君が攻撃する方がいいかも……」
亜紀「分かったわ 海斗!!私が注意をひくから攻撃は頼むよ」
山下が提案した作戦を聞き「了解」と返事をして亜紀もオーガに突っ込んでいく
作戦通りオーガが亜紀に気を取られている隙をついて昨日天矢から貰った大剣を縦に振り降ろすとオーガは一撃で真っ二つになり続けて奥にいたオーガ目掛けて薙ぎ払うとこのオーガも真っ二つになり消滅した
時間は30秒もかからず一瞬で終わってしまったのでクシアは目を丸くしてキョトンとしており「嘘でしょ!?弱くしすぎたのでしょうか……」と言っている
本当ならもう少し苦戦させるつもりだったのだろうが天矢が作ってくれた大剣のおかげですぐに終わってしまった
海斗「思ったよりもあっさり倒せたな」
亜紀「私は必要無かったみたいね」
工藤「福田君凄い 私の強化魔法も必要無かったね」
本当は天矢のおかげだけど工藤に褒められたので「いやいやー」と照れて調子に乗ってしまった……この時亜紀の顔が膨らんでいたような気がしたが気にするだけ無駄だろう
クシア「予想外でしたが次で最後です 皆さん頑張ってください」
海斗(昨日の天矢はただ心配しすぎていただけだな 帰ったら文句を言ってやる)
そんな事を思いながらも最後の扉を開けるとそこには大きな魔物が一匹と小型の魔物が数多くいて群れを作っており先ほどと大きく違うのは二足歩行の人型とは違いこちらは四足歩行の獣型だ
山下「あれはグランドウルフですね」
クシア「素早いですがしっかりと動きを見て戦ってください」
クシアの言う通り素早い相手は相性が悪いから薗田と亜紀に前衛は任せた方がよさそうなので二人に「頼んだ」とお願いすると
亜紀「私を舐めないで」
薗田「後ろの守りは任せたよ」
と返事が返ってきたので前は二人に任せ後ろの魔法組の元へ敵が行かないように海斗が守る形で陣形をくむ
工藤「今回は魔法による範囲攻撃で一気にかたづけたほうが良いかも……」
山下「そうだね 福田君!!私達は魔力を貯めて一気に倒すから護衛をお願い後は前の二人に巻き添えを喰らわないように伝えて」
工藤「後できたらでいいけど敵の位置を固めてくれたら良いかも……」
二人の作戦に「了解」と答え前線の二人に指示をだすと二人とも頷く
素早い敵なので中々致命的なダメージを与えることができずに少し苦戦しているみたいだが こちらに敵が流れてくる気配がなく工藤と山下の二人が魔力を貯めるまで待つだけだと考えていると……
ワオーーンという叫び声と共に奥にいたグランドウルフのボスがこちらに突っ込んできたので海斗が迎撃する
海斗「まさかこっちに来るなんてな 天矢には悪いけどこっちの軽い剣を使わせてもらうぞ」
強力な爪で攻撃してきたので海斗は普通の長さの剣で攻撃を受け止める 自分より素早い相手に大剣を振り回しても意味がないと分かっていたので武器を入れ替えていたのだ
目前までウルフが迫ってきていたので魔導士の二人は同様していたが海斗が「大丈夫だよ」と言ったので構わずに魔力を貯めることに集中する
ボスウルフの攻撃を上手く回避し隙を見つけたので全身全霊で薙ぎ払うが剣の刃の部分ではなく側面が当たってしまったので斬れるのではなくボスウルフが吹っ飛んで亜紀と薗田が乱戦をしているところに乱入する ついでに剣も折れてしまった
突然吹っ飛んできたボスウルフに二人は驚いていたがちょうどそのタイミングで魔力がたまったみたいなので海斗が「二人とも離れろー!!」と大きな声を出す
声を聞いた薗田と亜紀はウルフの群れを飛び越えて下がると魔力が溜まった二人が「メガ スパーク」と呪文を唱えウルフ達めがけて電撃が走る
二人の放った範囲攻撃によってウルフ達全員を一網打尽にし勝利することができたので皆工藤と山下をべた褒めしている今回のMVPは間違いなくこの二人だろう
クシア「皆さんお疲れ様です こんなに強くなっているのならもう少し魔物を強くしても良かったかもしれませんが 皆さん無駄なく戦えていたので満点です」
満点評価を頂いたが一つ犠牲になってしまったものがある それはボスウルフを攻撃した時に折れた剣でそれを皆に見せると
亜紀「本当に剣の扱いが下手くそねあんた」
薗田「いくら王宮の剣でもボスウルフをあそこまで吹っ飛ばすパワーには耐えられなかったのかな?」
亜紀「でも斬り傷なかったし剣の側面で攻撃したんじゃないの?」
アホな癖に勘だけは良い亜紀に「うるさい!!倒したから良いだろ」と言うと言い返してきたのでまた言い争いをしてしまい皆がいつものように見守っている
クシア「あき様とかいと様は仲が悪いのか良いのかわかりませんね」
薗田「喧嘩するほど仲が良いってやつです……この世界にきてもあの二人からは元気を貰えるしお互い不器用だけど仲間想いなんですよ」
クシア「いいですね、私もいつかはあんな風に...」
工藤「クシアさん……」
亜紀と海斗を見守るクシアの表情はどこか寂しそうにしている
山下「……ずっとここにいる訳にもいかないので戻りませんか?」
クシア「そうでした、早く帰って勝利の報告をしましょう!!」
山下の言葉で我に返ったクシアだが困っているようである
クシア「おかしいです……魔物は全て倒したはずなのにゲートが現れませんね」
魔物も全て倒したがゲート現れない事実にパーティメンバーが「嘘でしょー」と声をあげる
クシア「いえ、大丈夫です今から私がゲートを……」
そう言ってもう一度ゲートを作ろうとするクシアに皆ホッと安心するが少し時間がかかるらしいので時間を潰して待つことにすると……
ビオン――
謎の音と共に上から大きな狼が降りてきて皆の前に立ちはだかる
先程のボスウルフよりも異様な雰囲気を放つ獣の正体は……そして全員無事に生還することはできるのか?
亜紀が「なにその剣」と聞いてきたが日頃の恨みで「秘密だ」と答えると「はぁっ!?」と言いしつこく聞いてきたので受け流していると諦めてくれた……本音を言うとクシアさんが傷つくと思ったからなんだけど
朝から面倒な奴の相手をしながら指定場所へと向かうと八人の天使と俺達以外のパーティメンバーが既に集合しており俺達が最後みたいだった
ケール「今日は皆さんの初陣となります例え危険目に遭っても天使がどうにかしてくれますので実戦を経験するといった気持ちで臨んでほしいところです、準備ができたパーティからゲートにはいって実戦を行なってください」
それぞれのパーティに配属された天使達が皆を青い光を放つゲートへと案内する
周りを見てみると他の人達は余裕そうな表情をしていて自信に満ち溢れているようで昨日の出来事が馬鹿らしくなってきたので「なんかおもったよりも楽かもしれないな」と口が滑ってしまう すると
亜紀「あほかいとそんなこと言わないでよ」
薗田「そーだよ気を引き締めていこうぜ」
パーティメンバーから喝をいれられその間に絵美や武などの他のパーティがゲートの中へと入っていった
海斗「悪かったよ 足を引っ張らないように頑張るさ」
工藤「うん……私も足手まといだけは嫌だから……」
クシア「準備は良いですか? それでは行きましょう」
クシアの後に着いていきゲートの中へと入ると光に包まれて視界が白くなり目を閉じる 気がつけば神殿のような場所に転移していた
海斗「ここからは実戦だな」
気合いを入れ直し武器を構えて神殿の奥へと進むと大きな扉が目に入りその扉を守るようにして小型の魔物が立っている
山下「あの緑の魔物はゴブリンですね」
工藤「単体はそんなに強くないけど数が多い魔物ね」
クシア「その通りです 皆さん落ち着いて作戦通りにいきましょう」
クシアの呼びかけに全員が「はい!!」と返事をして実戦が始まる
昨日考えた作戦は単純なもので海斗、亜紀が先行して敵を倒し工藤と山下の二人が後ろから魔法による攻撃をと支援行い薗田が状況に応じて臨機応変に対応するという作戦だ
全員が必死に戦ったおかげで相手はゴブリンで数が多かったが難なく全ての魔物を倒すことができた
クシア「皆さん素晴らしいです小型の敵は視野を広くもって対処し少ない魔力消費で勝つことができて連携もバッチリです」
天使のクシアさんからお褒めの言葉をもらい皆喜んでいる
海斗「あきやるなぁ お前が一番倒したんじゃないか?」
亜紀「あんたは遅すぎるのよ」
薗田「橋本さんはもう少し後ろを見ないね」
薗田のアドバイスに対して亜紀は「気を付けるよ」と言い素直に認めている 俺には絶対言わないくせに……
それにしても薗田の器用さは本当に凄いな一番難しいポジションなのに上手に立ち回っているし俺もその器用さが欲しいと考えていると
クシア「これなら私のサポートも必要ないかもしれませんね次は大型の魔物を2体ですよ」
山下「クシアさん 次のこと教えてくれてありがとう」
クシア「あっ...つい言ってしまいました」
まさかのネタバレを喰らってしまったがドジっ子な面もあるクシアに皆で笑いつつも次の大型の魔物がいる部屋にむかう
ゴゴゴ
扉を開けるとそこにはクシアのネタバレ通り屈強な体格をした大型の魔物が二体立っていた
工藤「あれはオーガですか とても強そう……」
クシア「肉体は頑丈ですが動きは遅く単純なので上手く隙をついて攻撃しましょう」
薗田「了解しました」
山下「亜紀ちゃんのスピードで注意を引いてその隙に福田君が攻撃する方がいいかも……」
亜紀「分かったわ 海斗!!私が注意をひくから攻撃は頼むよ」
山下が提案した作戦を聞き「了解」と返事をして亜紀もオーガに突っ込んでいく
作戦通りオーガが亜紀に気を取られている隙をついて昨日天矢から貰った大剣を縦に振り降ろすとオーガは一撃で真っ二つになり続けて奥にいたオーガ目掛けて薙ぎ払うとこのオーガも真っ二つになり消滅した
時間は30秒もかからず一瞬で終わってしまったのでクシアは目を丸くしてキョトンとしており「嘘でしょ!?弱くしすぎたのでしょうか……」と言っている
本当ならもう少し苦戦させるつもりだったのだろうが天矢が作ってくれた大剣のおかげですぐに終わってしまった
海斗「思ったよりもあっさり倒せたな」
亜紀「私は必要無かったみたいね」
工藤「福田君凄い 私の強化魔法も必要無かったね」
本当は天矢のおかげだけど工藤に褒められたので「いやいやー」と照れて調子に乗ってしまった……この時亜紀の顔が膨らんでいたような気がしたが気にするだけ無駄だろう
クシア「予想外でしたが次で最後です 皆さん頑張ってください」
海斗(昨日の天矢はただ心配しすぎていただけだな 帰ったら文句を言ってやる)
そんな事を思いながらも最後の扉を開けるとそこには大きな魔物が一匹と小型の魔物が数多くいて群れを作っており先ほどと大きく違うのは二足歩行の人型とは違いこちらは四足歩行の獣型だ
山下「あれはグランドウルフですね」
クシア「素早いですがしっかりと動きを見て戦ってください」
クシアの言う通り素早い相手は相性が悪いから薗田と亜紀に前衛は任せた方がよさそうなので二人に「頼んだ」とお願いすると
亜紀「私を舐めないで」
薗田「後ろの守りは任せたよ」
と返事が返ってきたので前は二人に任せ後ろの魔法組の元へ敵が行かないように海斗が守る形で陣形をくむ
工藤「今回は魔法による範囲攻撃で一気にかたづけたほうが良いかも……」
山下「そうだね 福田君!!私達は魔力を貯めて一気に倒すから護衛をお願い後は前の二人に巻き添えを喰らわないように伝えて」
工藤「後できたらでいいけど敵の位置を固めてくれたら良いかも……」
二人の作戦に「了解」と答え前線の二人に指示をだすと二人とも頷く
素早い敵なので中々致命的なダメージを与えることができずに少し苦戦しているみたいだが こちらに敵が流れてくる気配がなく工藤と山下の二人が魔力を貯めるまで待つだけだと考えていると……
ワオーーンという叫び声と共に奥にいたグランドウルフのボスがこちらに突っ込んできたので海斗が迎撃する
海斗「まさかこっちに来るなんてな 天矢には悪いけどこっちの軽い剣を使わせてもらうぞ」
強力な爪で攻撃してきたので海斗は普通の長さの剣で攻撃を受け止める 自分より素早い相手に大剣を振り回しても意味がないと分かっていたので武器を入れ替えていたのだ
目前までウルフが迫ってきていたので魔導士の二人は同様していたが海斗が「大丈夫だよ」と言ったので構わずに魔力を貯めることに集中する
ボスウルフの攻撃を上手く回避し隙を見つけたので全身全霊で薙ぎ払うが剣の刃の部分ではなく側面が当たってしまったので斬れるのではなくボスウルフが吹っ飛んで亜紀と薗田が乱戦をしているところに乱入する ついでに剣も折れてしまった
突然吹っ飛んできたボスウルフに二人は驚いていたがちょうどそのタイミングで魔力がたまったみたいなので海斗が「二人とも離れろー!!」と大きな声を出す
声を聞いた薗田と亜紀はウルフの群れを飛び越えて下がると魔力が溜まった二人が「メガ スパーク」と呪文を唱えウルフ達めがけて電撃が走る
二人の放った範囲攻撃によってウルフ達全員を一網打尽にし勝利することができたので皆工藤と山下をべた褒めしている今回のMVPは間違いなくこの二人だろう
クシア「皆さんお疲れ様です こんなに強くなっているのならもう少し魔物を強くしても良かったかもしれませんが 皆さん無駄なく戦えていたので満点です」
満点評価を頂いたが一つ犠牲になってしまったものがある それはボスウルフを攻撃した時に折れた剣でそれを皆に見せると
亜紀「本当に剣の扱いが下手くそねあんた」
薗田「いくら王宮の剣でもボスウルフをあそこまで吹っ飛ばすパワーには耐えられなかったのかな?」
亜紀「でも斬り傷なかったし剣の側面で攻撃したんじゃないの?」
アホな癖に勘だけは良い亜紀に「うるさい!!倒したから良いだろ」と言うと言い返してきたのでまた言い争いをしてしまい皆がいつものように見守っている
クシア「あき様とかいと様は仲が悪いのか良いのかわかりませんね」
薗田「喧嘩するほど仲が良いってやつです……この世界にきてもあの二人からは元気を貰えるしお互い不器用だけど仲間想いなんですよ」
クシア「いいですね、私もいつかはあんな風に...」
工藤「クシアさん……」
亜紀と海斗を見守るクシアの表情はどこか寂しそうにしている
山下「……ずっとここにいる訳にもいかないので戻りませんか?」
クシア「そうでした、早く帰って勝利の報告をしましょう!!」
山下の言葉で我に返ったクシアだが困っているようである
クシア「おかしいです……魔物は全て倒したはずなのにゲートが現れませんね」
魔物も全て倒したがゲート現れない事実にパーティメンバーが「嘘でしょー」と声をあげる
クシア「いえ、大丈夫です今から私がゲートを……」
そう言ってもう一度ゲートを作ろうとするクシアに皆ホッと安心するが少し時間がかかるらしいので時間を潰して待つことにすると……
ビオン――
謎の音と共に上から大きな狼が降りてきて皆の前に立ちはだかる
先程のボスウルフよりも異様な雰囲気を放つ獣の正体は……そして全員無事に生還することはできるのか?
応援ありがとうございます!
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