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少年はこうして鬼になった。⓵
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「転生おめでとうございまーす!」
その日、夜空に金魚が泳いでいた。
まるで深海を泳いでいるようなその様が、幻想的で美しかったことだけは覚えている。
少年は目を覚ました。
愉快なセリフと陽気な声にたたき起こされたという方が正確か。
視界いっぱいに広がる男の顔。
知らない男だ。
整った顔面いっぱいに胡散臭い笑顔を浮かべている。
「あんた、誰」
ほぼ反射的に言葉が漏れる。
――というか……。
「俺って誰だっけ?」
思い出せない。
この男のことも、自分のことでさえ、ペンキで塗りつぶしたみたいに真っ黒だ。
瞬きを数回してみても状況は変わらない。
見知らぬ男が何者かわからない自分を笑顔で見下ろしている。
「とりあえず起き上がったらどうですか?」
確かに。
男の言う通りに上半身を起こしてみる。
目の前に踏切があった。
古びて錆の目立つ踏切が、蛾が集まる街灯に照らされて薄気味悪く闇の中に浮かんでいる。
線路の周りは雑草が生い茂り、あまり手入れされていないことがうかがえた。
普段から人通りが少ないのかもしれない。
一時停止を求める赤い標識は中間部分からポールがひしゃげており、行き来する車や人を観察しているようで不気味だった。
どうやら自分はこの踏切の前に倒れていたらしい。
今更ながらアスファルトの硬さと冷たさが服越しに伝わってくる。
頭上には夜空が広がっている。
なにも思い出せない脳内を現したように真っ黒ではあるが、月や星々が微かな希望の光のように煌めいている。
「身体に違和感は?」
男が横から問いかける。
すっかり忘れていたが、こんな男がいたのだった。
「……」
改めて男を観察する。
中華風の衣装に身を包んだ男は、長い黒髪を後ろで一本に纏めていた。
細身の長身に整った顔も相まって、マンガやアニメに出てきそうな風体だ。
そして、顔より恰好より目を引いたのは、頭に生えている二本の角だった。
両耳の少し上に、人差し指ほどの長さの角が立派に生えている。
コスプレか特殊メイクか。
そんな単語が頭をよぎる。
「どうかしましたか?」
黙っている少年に、男が問いかけながら首を傾げる。
やばいタイプの奴だろうか。
なんとなく視線を外す。
こんな夜道でコスプレをしながら地面に倒れている人間に声をかけるなんて。
どう考えても怪しい。
ひとり腕を組みながらうんうん唸る少年を、男は映画でも観るように楽しそうに眺めている。
「どうですか、転生した感想は」
「転生?」
そういえば、さっきもそんな言葉を聞いた気がする。
言葉と同時に、脳内で金魚が泳ぐ。
「あぁ、やっぱり最初は実感湧かないですよね。そうですよね、そうですよね。なんとびっくり、君は先ほど転生しました! じゃじゃーん! これが証拠です!」
どこから取り出したのか、男が手鏡を取り出しこちらに向ける。
そこには、見たことのない自分の顔が映っていた。
短い黒髪のどこにでもいそうな少年がこちらを見返している。
よく見ると服装も学生服で、どこかの学校の校章がジャケットの胸ポケットに刺繍されており、男の後ろには自分のものと思われるリュックが落ちていた。
そして、男の時と同様に顔よりも恰好より目を引いたのは、やはり角だった。
男とは異なり、額に一本、短い角が生えている。
自分もやばいタイプの奴なのだろうか。
こんな夜道で学生服を着ながら角を生やしているなんて。
そんな性癖なら思い出したくないかもしれない。
「どうですか? 鬼に転生した感想は」
「……鬼」
「はい」
「鬼?」
「はい!」
「鬼か……」
「はーい!」
――意味がわからない。
「この踏切で電車に撥ねられて死亡した君を、僕が鬼に転生させました」
「はぁ……」
「あれ、どうかしました? 君の望み通りになったのに嬉しくないですか?」
「いや、その……。何も覚えてなくて」
「……は?」
「だから、何も覚えてないんだ。自分のこともあんたのことも、今の状況も全部、思い出せない」
唯一覚えているのは、夜空を泳ぐ金魚の群れ。
けれど、魚が空を飛ぶなんて現実ではありえない光景だ。
だからこれはきっと夢か何かなのだろう。
少年の言葉に男は開いた口が塞がらないとばかりに、あんぐりを口を開けて固まっている。
なんか申し訳ないなと思う。
どうしてこんなことになったかはやはりさっぱり思い出せないが、自分を鬼に転生させたというのも良かれと思っての行動だろう。
――俺の望み通りって言ってたし。
角を触ってみる。
触れている感覚がした。
特殊メイクではなく、本物で間違いないだろう。
爪も鋭く尖っていることに気が付く。
どうやら男の言っていることは本当のようだ。
経緯もわからなければどういった原理なのかも知らないが、人間だった自分がここで死んだ後に鬼として転生したというのは信じてもよさそうだ。
――理解は全然できないけど。
「俺が誰か知ってるか? 知ってるなら教えてほしい」
「……あー、残念ながら君のことは知りません」
「は? 転生させたのに俺のこと知らないのか?」
「はい、消滅しかけている君の魂を偶然見つけて転生させただけなので、君のことは何も知りません。まさか記憶を全て無くしているなんて。新しいパターンですね。魂の損傷が激しかったからでしょうか……」
ぶつぶつ呟きながら考え込む男。
少年よりもこの状況に困惑しているようだった。
その隙に落ちていたリュックを拾い、中身を確認する。
中には筆記用に教科書、折り畳み傘、家のものと思われる鍵と財布が入っていた。
財布を開けるとカードの収納スペースに学生証を発見した。
緊張した面持ちだが顔写真が先ほど鏡で見た顔と同じだ。
もちろん、角は生えていない。
自分の顔なのに、改めて写真で見ても実感がない。
顔写真の隣には高校名とクラス、名前がフルネームで記載されていた。
『大槻陽太』
知らない名前だが、これが自分の名前で間違いないだろう。
「陽太君ですか」
少年――陽太の手元を男が覗き込む。
思考のループから抜け出したのか、はたまた諦めたのか。
陽太の記憶喪失に関して言及する様子はない。
「ピンときます?」
「全然」
でもとりあえず、名前がわかったことに安心する。
名前がわかっただけではあるが、なんとなく自分という存在を認識できた。
今更ながら、全身の感覚がストンと帰ってきたような気がした。
「で、あんたは誰?」
学生証から男に視線を移す。
話の流れ的に、この男も鬼だろう。
しかも、死んだ人間を鬼に転生させられる特殊な鬼。
自分のことは何ひとつ思い出せないが、夜空や踏切の名前など日常の知識はちゃんとある。
陽太の知っている鬼は大きく筋肉粒々で赤い肌にくるくるパーマの化け物だ。
暴力的な悪の存在。
人間とほとんど大差ない容姿はともかく、特殊能力を持っているなんて聞いたことがない。
「これは申し遅れました」
男が平謝りをした後、
「僕の名前はリャオ。君を鬼に転生させた張本人で、君と同じ鬼です」
と自己紹介をした。
「どうして俺を鬼に?」
「君が望んだから」
「俺が、望んだ」
「そうです。まぁ、今の君はどうしてそんなことを望んだのかはわからないでしょうけど」
確かにそうだ。
わからない。
人間から鬼になることを望むなんて、どんな心境だったのだろう。
いや、電車に撥ねられたと言っていたし、ただ死にたくなかっただけだろうか。
確かに生き返ることができると言われれば、鬼になる選択をしてもおかしくはない。
「知りたいですか?」
「え?」
「大槻陽太について、自分自身のことを思い出したいですか?」
「そりゃ、もちろん」
思い出したいに決まっている。
自分が何者かわかないのは気持ちが悪いし、妙な喪失感が心に残る。
「それではこのリャオが微力ながら力になりましょう」
「……いいのか?」
「もちろんです、僕も陽太君には陽太君のまま鬼になってほしいですから」
「そういうもん?」
「そういうものです」
にこりと笑って男――リャオが手を差し出す。
陽太もその手を握り返した。
「それではまず、鬼の本拠地にでも行きましょうか。陽太君の様な例が過去にあったかもしれませんし、情報収集をするならやはりあそこが一番いいでしょう」
そういって歩き出すリャオの後ろを、リュックを背負った陽太が足早に追う。
「あっ、そうでしたそうでした」
急に立ち止まったリャオの背中にぶつかる。
鼻を打った痛みより、角で刺してしまったことの方が気になった。
「すいませ――」
「陽太君」
背中にぶつかったことなど微塵も気にしていない様子でリャオは続ける。
「君は今日から僕らの家族です。それだけはどんなことがあっても忘れないでくださいね」
その日、夜空に金魚が泳いでいた。
まるで深海を泳いでいるようなその様が、幻想的で美しかったことだけは覚えている。
少年は目を覚ました。
愉快なセリフと陽気な声にたたき起こされたという方が正確か。
視界いっぱいに広がる男の顔。
知らない男だ。
整った顔面いっぱいに胡散臭い笑顔を浮かべている。
「あんた、誰」
ほぼ反射的に言葉が漏れる。
――というか……。
「俺って誰だっけ?」
思い出せない。
この男のことも、自分のことでさえ、ペンキで塗りつぶしたみたいに真っ黒だ。
瞬きを数回してみても状況は変わらない。
見知らぬ男が何者かわからない自分を笑顔で見下ろしている。
「とりあえず起き上がったらどうですか?」
確かに。
男の言う通りに上半身を起こしてみる。
目の前に踏切があった。
古びて錆の目立つ踏切が、蛾が集まる街灯に照らされて薄気味悪く闇の中に浮かんでいる。
線路の周りは雑草が生い茂り、あまり手入れされていないことがうかがえた。
普段から人通りが少ないのかもしれない。
一時停止を求める赤い標識は中間部分からポールがひしゃげており、行き来する車や人を観察しているようで不気味だった。
どうやら自分はこの踏切の前に倒れていたらしい。
今更ながらアスファルトの硬さと冷たさが服越しに伝わってくる。
頭上には夜空が広がっている。
なにも思い出せない脳内を現したように真っ黒ではあるが、月や星々が微かな希望の光のように煌めいている。
「身体に違和感は?」
男が横から問いかける。
すっかり忘れていたが、こんな男がいたのだった。
「……」
改めて男を観察する。
中華風の衣装に身を包んだ男は、長い黒髪を後ろで一本に纏めていた。
細身の長身に整った顔も相まって、マンガやアニメに出てきそうな風体だ。
そして、顔より恰好より目を引いたのは、頭に生えている二本の角だった。
両耳の少し上に、人差し指ほどの長さの角が立派に生えている。
コスプレか特殊メイクか。
そんな単語が頭をよぎる。
「どうかしましたか?」
黙っている少年に、男が問いかけながら首を傾げる。
やばいタイプの奴だろうか。
なんとなく視線を外す。
こんな夜道でコスプレをしながら地面に倒れている人間に声をかけるなんて。
どう考えても怪しい。
ひとり腕を組みながらうんうん唸る少年を、男は映画でも観るように楽しそうに眺めている。
「どうですか、転生した感想は」
「転生?」
そういえば、さっきもそんな言葉を聞いた気がする。
言葉と同時に、脳内で金魚が泳ぐ。
「あぁ、やっぱり最初は実感湧かないですよね。そうですよね、そうですよね。なんとびっくり、君は先ほど転生しました! じゃじゃーん! これが証拠です!」
どこから取り出したのか、男が手鏡を取り出しこちらに向ける。
そこには、見たことのない自分の顔が映っていた。
短い黒髪のどこにでもいそうな少年がこちらを見返している。
よく見ると服装も学生服で、どこかの学校の校章がジャケットの胸ポケットに刺繍されており、男の後ろには自分のものと思われるリュックが落ちていた。
そして、男の時と同様に顔よりも恰好より目を引いたのは、やはり角だった。
男とは異なり、額に一本、短い角が生えている。
自分もやばいタイプの奴なのだろうか。
こんな夜道で学生服を着ながら角を生やしているなんて。
そんな性癖なら思い出したくないかもしれない。
「どうですか? 鬼に転生した感想は」
「……鬼」
「はい」
「鬼?」
「はい!」
「鬼か……」
「はーい!」
――意味がわからない。
「この踏切で電車に撥ねられて死亡した君を、僕が鬼に転生させました」
「はぁ……」
「あれ、どうかしました? 君の望み通りになったのに嬉しくないですか?」
「いや、その……。何も覚えてなくて」
「……は?」
「だから、何も覚えてないんだ。自分のこともあんたのことも、今の状況も全部、思い出せない」
唯一覚えているのは、夜空を泳ぐ金魚の群れ。
けれど、魚が空を飛ぶなんて現実ではありえない光景だ。
だからこれはきっと夢か何かなのだろう。
少年の言葉に男は開いた口が塞がらないとばかりに、あんぐりを口を開けて固まっている。
なんか申し訳ないなと思う。
どうしてこんなことになったかはやはりさっぱり思い出せないが、自分を鬼に転生させたというのも良かれと思っての行動だろう。
――俺の望み通りって言ってたし。
角を触ってみる。
触れている感覚がした。
特殊メイクではなく、本物で間違いないだろう。
爪も鋭く尖っていることに気が付く。
どうやら男の言っていることは本当のようだ。
経緯もわからなければどういった原理なのかも知らないが、人間だった自分がここで死んだ後に鬼として転生したというのは信じてもよさそうだ。
――理解は全然できないけど。
「俺が誰か知ってるか? 知ってるなら教えてほしい」
「……あー、残念ながら君のことは知りません」
「は? 転生させたのに俺のこと知らないのか?」
「はい、消滅しかけている君の魂を偶然見つけて転生させただけなので、君のことは何も知りません。まさか記憶を全て無くしているなんて。新しいパターンですね。魂の損傷が激しかったからでしょうか……」
ぶつぶつ呟きながら考え込む男。
少年よりもこの状況に困惑しているようだった。
その隙に落ちていたリュックを拾い、中身を確認する。
中には筆記用に教科書、折り畳み傘、家のものと思われる鍵と財布が入っていた。
財布を開けるとカードの収納スペースに学生証を発見した。
緊張した面持ちだが顔写真が先ほど鏡で見た顔と同じだ。
もちろん、角は生えていない。
自分の顔なのに、改めて写真で見ても実感がない。
顔写真の隣には高校名とクラス、名前がフルネームで記載されていた。
『大槻陽太』
知らない名前だが、これが自分の名前で間違いないだろう。
「陽太君ですか」
少年――陽太の手元を男が覗き込む。
思考のループから抜け出したのか、はたまた諦めたのか。
陽太の記憶喪失に関して言及する様子はない。
「ピンときます?」
「全然」
でもとりあえず、名前がわかったことに安心する。
名前がわかっただけではあるが、なんとなく自分という存在を認識できた。
今更ながら、全身の感覚がストンと帰ってきたような気がした。
「で、あんたは誰?」
学生証から男に視線を移す。
話の流れ的に、この男も鬼だろう。
しかも、死んだ人間を鬼に転生させられる特殊な鬼。
自分のことは何ひとつ思い出せないが、夜空や踏切の名前など日常の知識はちゃんとある。
陽太の知っている鬼は大きく筋肉粒々で赤い肌にくるくるパーマの化け物だ。
暴力的な悪の存在。
人間とほとんど大差ない容姿はともかく、特殊能力を持っているなんて聞いたことがない。
「これは申し遅れました」
男が平謝りをした後、
「僕の名前はリャオ。君を鬼に転生させた張本人で、君と同じ鬼です」
と自己紹介をした。
「どうして俺を鬼に?」
「君が望んだから」
「俺が、望んだ」
「そうです。まぁ、今の君はどうしてそんなことを望んだのかはわからないでしょうけど」
確かにそうだ。
わからない。
人間から鬼になることを望むなんて、どんな心境だったのだろう。
いや、電車に撥ねられたと言っていたし、ただ死にたくなかっただけだろうか。
確かに生き返ることができると言われれば、鬼になる選択をしてもおかしくはない。
「知りたいですか?」
「え?」
「大槻陽太について、自分自身のことを思い出したいですか?」
「そりゃ、もちろん」
思い出したいに決まっている。
自分が何者かわかないのは気持ちが悪いし、妙な喪失感が心に残る。
「それではこのリャオが微力ながら力になりましょう」
「……いいのか?」
「もちろんです、僕も陽太君には陽太君のまま鬼になってほしいですから」
「そういうもん?」
「そういうものです」
にこりと笑って男――リャオが手を差し出す。
陽太もその手を握り返した。
「それではまず、鬼の本拠地にでも行きましょうか。陽太君の様な例が過去にあったかもしれませんし、情報収集をするならやはりあそこが一番いいでしょう」
そういって歩き出すリャオの後ろを、リュックを背負った陽太が足早に追う。
「あっ、そうでしたそうでした」
急に立ち止まったリャオの背中にぶつかる。
鼻を打った痛みより、角で刺してしまったことの方が気になった。
「すいませ――」
「陽太君」
背中にぶつかったことなど微塵も気にしていない様子でリャオは続ける。
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