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はじまらない
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「紋章を受け継ぐ者よ!よくぞ参った!そなたが訪れしはクリスナール大陸!そこでは今まさに1000年の長き眠りから魔王が目覚め、大陸を我が物にせんと企んでいる!さぁ!正義の心を持った勇者よ!今こそ魔王を打ち倒し、この世界を救うのだーー!!!!」
デッテデンデンデンデンデンデーン🎵
デーデデーデ♩
デデデデーデー...🎵
「は・・・?」
「何をしているのだ勇者よ!今すぐに旅立つのだ!」
デッテデンデンデンデンデンデーン🎵
「うるせえ!そのファンファーレやめろ!!」
「ちょいちょいちょいちょい!あのさぁ~、ちゃんと話し聞いてた~?」
「あぁ!?一体テメー誰なんだよ!ここはどこだ!?先ず俺の状況を説明しろ説明!!」
何なんだコレは?
俺はただいつも通り仕事から帰って、疲れ切った状態でそのままベッドに倒れて寝たはずだった。
それがどこだが分からない場所で、誰だか知らないジジイに、魔王を倒せだの世界を救えだの意味の分からないことを言われている。
異世界転生じゃあるまいし、こんなん誰だって混乱するに決まっている。
「も~!雰囲気で分かんないかな~?私は神だよ神!創造神!」
「創造神?ハゲとるやないかい!」
「誰がハゲじゃ!お前らみたいな信心の欠片もない奴が世界を埋め尽くせばそりゃ誰だってハゲるわボケェ!!」
「ハゲは認めるんだなハゲは」
「ハゲハゲうるさいな。お前もその身を以ってハゲを味わうが良い」
「あ?」
「Head of hope!」
「うおっまぶしっ」
眩い光が一瞬部屋中を包み込んだ。
だが、特に何も変化はないように思える・・。
「ハハハ、どうかね?私と同じ髪型になった気分は?」
「あ?何言ってんだ?俺はまだまだ現役へ..あ....アッーーーーー!!」
「と~~~っても似合ってるぞ~その髪型!ザビエル思い出すわぁ懐かしい」
お、俺の頭が、髪が...ない!!
「テメーふざけんな!どうせならジェイソン・ステイサムに似せろっつーの!」
「お前その顔でBMWは似合わんだろ・・」
「うるせー!映画詳しいなコンニャロ早く元に戻しやがれ!」
「え~、さっき散々ハゲってバカにされたしな~。神様だって信じてくれないしな~。どうしよっかな~」
このやろうこのやろうこのやろうこのやろうこのやろうこのやろうこのやろう!
調子に乗りやがってこのクソジジイ!!
「....んません...」
「え?何だって?」
イラっ💢
「ハゲっつってすんません!許して下さい!そして髪を元に戻して下さい!」
「神だけに?」
あーしょーもな。クスクス笑ってんじゃねーよ。
「ふー、しょうがないな。仏の顔も三度までだぞっ」
神なのか仏なのかどっちかにしろ。
「ガウタマ・シッダールター!」
また眩い光が広がった。つーか技名じゃねーだろそれ。
「おっ?おぉ!俺の髪が元に戻った!」
「どーじゃ?私が神だってようやく分かったか?」
このジジイは最高に気に食わんが、さっきから確かに尋常ならざる力(髪を消したり生やしたりする程度の能力)を見せ付けられている。
「仮に神ってことは信じるとしよう」
「そうか!では勇者よ!新たなるたびーー」
「待て待て待て、すぐ旅立たせんな!」
「まだ何かあんの?」
「俺はなんでこんな場所にいるんだ?家に帰って普通にベッドで寝たはずなんだが・・・」
「そりゃお前、死んだからだよ」
「えっ?」
冗談か?去年の健康診断では異常はない。タバコをやらなきゃ酒も飲まない。事故死でもしなければ健康そのものの俺が、そんな唐突に死ぬ訳が・・・
「は、ハハ..俺は健康そのものだ。前触れもなく急に死ぬ訳ないだろ」
「24歳でねー。まだまだこれからって時にねー。可哀想にねー。」
クソクソクソ!そんなバカな、そんなバカなハズが..
「マジ..で言ってんのか?」
「私は冗談は言ってもウソは言わないよ~。」
死んだ?24歳でか?この若さで?そんなこと、急に言われたって受け入れられるハズがない!
悪い夢ならさっさと覚めてくれ!
「ち、因みに・・死因は・・?」
「心臓麻痺」
「デ●ノートかよ!!」
デッテデンデンデンデンデンデーン🎵
デーデデーデ♩
デデデデーデー...🎵
「は・・・?」
「何をしているのだ勇者よ!今すぐに旅立つのだ!」
デッテデンデンデンデンデンデーン🎵
「うるせえ!そのファンファーレやめろ!!」
「ちょいちょいちょいちょい!あのさぁ~、ちゃんと話し聞いてた~?」
「あぁ!?一体テメー誰なんだよ!ここはどこだ!?先ず俺の状況を説明しろ説明!!」
何なんだコレは?
俺はただいつも通り仕事から帰って、疲れ切った状態でそのままベッドに倒れて寝たはずだった。
それがどこだが分からない場所で、誰だか知らないジジイに、魔王を倒せだの世界を救えだの意味の分からないことを言われている。
異世界転生じゃあるまいし、こんなん誰だって混乱するに決まっている。
「も~!雰囲気で分かんないかな~?私は神だよ神!創造神!」
「創造神?ハゲとるやないかい!」
「誰がハゲじゃ!お前らみたいな信心の欠片もない奴が世界を埋め尽くせばそりゃ誰だってハゲるわボケェ!!」
「ハゲは認めるんだなハゲは」
「ハゲハゲうるさいな。お前もその身を以ってハゲを味わうが良い」
「あ?」
「Head of hope!」
「うおっまぶしっ」
眩い光が一瞬部屋中を包み込んだ。
だが、特に何も変化はないように思える・・。
「ハハハ、どうかね?私と同じ髪型になった気分は?」
「あ?何言ってんだ?俺はまだまだ現役へ..あ....アッーーーーー!!」
「と~~~っても似合ってるぞ~その髪型!ザビエル思い出すわぁ懐かしい」
お、俺の頭が、髪が...ない!!
「テメーふざけんな!どうせならジェイソン・ステイサムに似せろっつーの!」
「お前その顔でBMWは似合わんだろ・・」
「うるせー!映画詳しいなコンニャロ早く元に戻しやがれ!」
「え~、さっき散々ハゲってバカにされたしな~。神様だって信じてくれないしな~。どうしよっかな~」
このやろうこのやろうこのやろうこのやろうこのやろうこのやろうこのやろう!
調子に乗りやがってこのクソジジイ!!
「....んません...」
「え?何だって?」
イラっ💢
「ハゲっつってすんません!許して下さい!そして髪を元に戻して下さい!」
「神だけに?」
あーしょーもな。クスクス笑ってんじゃねーよ。
「ふー、しょうがないな。仏の顔も三度までだぞっ」
神なのか仏なのかどっちかにしろ。
「ガウタマ・シッダールター!」
また眩い光が広がった。つーか技名じゃねーだろそれ。
「おっ?おぉ!俺の髪が元に戻った!」
「どーじゃ?私が神だってようやく分かったか?」
このジジイは最高に気に食わんが、さっきから確かに尋常ならざる力(髪を消したり生やしたりする程度の能力)を見せ付けられている。
「仮に神ってことは信じるとしよう」
「そうか!では勇者よ!新たなるたびーー」
「待て待て待て、すぐ旅立たせんな!」
「まだ何かあんの?」
「俺はなんでこんな場所にいるんだ?家に帰って普通にベッドで寝たはずなんだが・・・」
「そりゃお前、死んだからだよ」
「えっ?」
冗談か?去年の健康診断では異常はない。タバコをやらなきゃ酒も飲まない。事故死でもしなければ健康そのものの俺が、そんな唐突に死ぬ訳が・・・
「は、ハハ..俺は健康そのものだ。前触れもなく急に死ぬ訳ないだろ」
「24歳でねー。まだまだこれからって時にねー。可哀想にねー。」
クソクソクソ!そんなバカな、そんなバカなハズが..
「マジ..で言ってんのか?」
「私は冗談は言ってもウソは言わないよ~。」
死んだ?24歳でか?この若さで?そんなこと、急に言われたって受け入れられるハズがない!
悪い夢ならさっさと覚めてくれ!
「ち、因みに・・死因は・・?」
「心臓麻痺」
「デ●ノートかよ!!」
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