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最終章 砂漠の薔薇
〇一八 聖者パンチ②
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「愛している、ナナセ」
熱っぽく囁きながらベッドへ横たえられて俺の頭の両脇に手をついて圧し掛かられてしまえば、その見事なシックスパックとその下でそそり立つチンコから目を逸らすことがいよいよ困難になってくる。
今まで照れくさくて誤魔化してきたが、遂に俺もエリアスのチンコと本気で向き合わなければならない時が来たのだ。
エリアスのチンコでけえ……。
まだ半勃ちくらいなのにこのサイズなのか。
フル勃起したらどのくらいになるんだろう。
こんなのが俺のケツに入るのか?
痛いのは嫌だな。
つーか、俺が突っ込まれる方なんだよな?
突っ込めって言われても上手くできるかどうかわかんねえぞ。
だが、エリアスが俺のバスローブに手を掛けてはだけさせた瞬間、猛烈な羞恥に襲われて両手で股間を隠す。
「どうして隠してしまうんだ?」
「なんか恥ずかしいんだよ……!」
絶対「小さいな」とか思ってるだろ!
それに、俺みたいな標準体型がエリアスみたいな男と並ぶと、どうしても比べてしまって惨めな気持ちになるんだよ。
エリアスの身体は筋肉質だが、プロテインを飲んで無理矢理作ったガチムチ筋肉ではなく、戦うために絞られたボクサーのような筋肉が無駄なく付いている。
これ絶対、体脂肪率一桁だよな。
「私しか見ていないのだから何も恥ずかしがることはない」
「エリーに見られるのが恥ずかしいんだよ!」
「ナナセ、私はナナセを愛しているんだ。愛する者の身体を見たいし触れたいと思うのは当然のこと。私はさっきからもうずっとこんなだ」
エリアスはそう言いながら勃起した自分のチンコを切なそうに撫でた。
俺も男だし、エリアスの姿絵をオカズにして抜いていたから、誰かを見て勃起するってことがどういうことかよく分かる。
「……俺を見ていてこうなったの?」
俺がエリアスのことをシコいって思うのと同じようにエリアスも俺のことをシコいって思っていてくれているのなら、こんなに嬉しいことはない。
「そうだ。今すぐにもナナセを愛したい」
やっぱり俺が突っ込まれる方で合ってたか。
だがエリアスも俺と同じ気持ちなのだと分かって少し勇気が出てきたので自分の股間から手を退けてみると、エリアスは俺のチンコをじっと見詰めて何かを遣り過ごすように深呼吸した。
「俺はエリーと、その、セックスしてたのか?」
「勿論だ。私たちは身体の相性が良くて毎日していたし、暇を見付けては日に幾度もしていた」
ヤリまくりだったわけか。
確かに俺だって、そういうことに興味がないわけじゃないんだ。
「触ってもいいか?」
「好きに」
許可が下りたので俺は上半身を起こしてエリアスのチンコの亀頭の辺りを指先でちょんっと触れると、エリアスは息を詰めて堪えている。
大丈夫そうだと判断して今度は掌で竿の部分を握り込んでみれば、骨でも入っているのかと思うほど硬くて火傷しそうなほど熱くてドクドクと脈打っていて俺のとは全然違う。
とてもこれが俺のケツの穴に入るとは思えない。
正直に言うと俺はビビッていた。
こんなのを抜き挿しされたら俺のケツにもすぐにアナルローズが咲いちゃうんじゃないだろうか。
「すげえ硬い……こんな硬くてデカイの俺のケツに入れてたのか……? ホントに入るの? 無理だろこれ……」
「私のはナナセのこの辺りまで入っていた。問題ない」
そう言ってエリアスは、俺の臍の下辺り、封魔紋の少し上辺りを指でなぞる。
「そんなに!? 入らねえよ、無理だって! それに俺、痛いのは嫌だ!」
俺がチンコから手を離すとエリアスは詰めていた息をほっと吐き、今度は俺の顎を取って口付けた。
唇を柔らかく何度も食んで、舌を擽りながらチュッと音を立てて軽く吸われる。
そんな風に聞き分けのない恋人を宥めるようなキスをされたら、俺がまるで意地を張って我儘を言っているみたいになってくるだろ。
エリアスは悪餓鬼だし、ずるい男だ。
「ナナセ、痛くしないから、痛かったらすぐに止めるから、いいか?」
「でも、怖い……」
本音を白状すると、エリアスは指を絡めて俺の手を握った。
「それなら、ほら、こうして手を握っていよう。これなら怖くないだろう。ナナセには私が付いている」
確かにエリアスの手は大きくて暖かくて、握っているだけで安心感がある。
手を繋ぐってこんなに凄いことだったのか。
この手を離さなければ、俺は何だって出来るのかも知れない。
そう、思えた。
「エリー、あの、さっきも言ったけど、俺こういうこと初めてだから、その……」
「分かっている。ナナセが初めて性交した相手は私なんだ。今度もまたナナセの初めてを私にくれないか」
だからこういうこと言わせんなって恥ずかしい!
「今度も、貰ってくれ……」
熱っぽく囁きながらベッドへ横たえられて俺の頭の両脇に手をついて圧し掛かられてしまえば、その見事なシックスパックとその下でそそり立つチンコから目を逸らすことがいよいよ困難になってくる。
今まで照れくさくて誤魔化してきたが、遂に俺もエリアスのチンコと本気で向き合わなければならない時が来たのだ。
エリアスのチンコでけえ……。
まだ半勃ちくらいなのにこのサイズなのか。
フル勃起したらどのくらいになるんだろう。
こんなのが俺のケツに入るのか?
痛いのは嫌だな。
つーか、俺が突っ込まれる方なんだよな?
突っ込めって言われても上手くできるかどうかわかんねえぞ。
だが、エリアスが俺のバスローブに手を掛けてはだけさせた瞬間、猛烈な羞恥に襲われて両手で股間を隠す。
「どうして隠してしまうんだ?」
「なんか恥ずかしいんだよ……!」
絶対「小さいな」とか思ってるだろ!
それに、俺みたいな標準体型がエリアスみたいな男と並ぶと、どうしても比べてしまって惨めな気持ちになるんだよ。
エリアスの身体は筋肉質だが、プロテインを飲んで無理矢理作ったガチムチ筋肉ではなく、戦うために絞られたボクサーのような筋肉が無駄なく付いている。
これ絶対、体脂肪率一桁だよな。
「私しか見ていないのだから何も恥ずかしがることはない」
「エリーに見られるのが恥ずかしいんだよ!」
「ナナセ、私はナナセを愛しているんだ。愛する者の身体を見たいし触れたいと思うのは当然のこと。私はさっきからもうずっとこんなだ」
エリアスはそう言いながら勃起した自分のチンコを切なそうに撫でた。
俺も男だし、エリアスの姿絵をオカズにして抜いていたから、誰かを見て勃起するってことがどういうことかよく分かる。
「……俺を見ていてこうなったの?」
俺がエリアスのことをシコいって思うのと同じようにエリアスも俺のことをシコいって思っていてくれているのなら、こんなに嬉しいことはない。
「そうだ。今すぐにもナナセを愛したい」
やっぱり俺が突っ込まれる方で合ってたか。
だがエリアスも俺と同じ気持ちなのだと分かって少し勇気が出てきたので自分の股間から手を退けてみると、エリアスは俺のチンコをじっと見詰めて何かを遣り過ごすように深呼吸した。
「俺はエリーと、その、セックスしてたのか?」
「勿論だ。私たちは身体の相性が良くて毎日していたし、暇を見付けては日に幾度もしていた」
ヤリまくりだったわけか。
確かに俺だって、そういうことに興味がないわけじゃないんだ。
「触ってもいいか?」
「好きに」
許可が下りたので俺は上半身を起こしてエリアスのチンコの亀頭の辺りを指先でちょんっと触れると、エリアスは息を詰めて堪えている。
大丈夫そうだと判断して今度は掌で竿の部分を握り込んでみれば、骨でも入っているのかと思うほど硬くて火傷しそうなほど熱くてドクドクと脈打っていて俺のとは全然違う。
とてもこれが俺のケツの穴に入るとは思えない。
正直に言うと俺はビビッていた。
こんなのを抜き挿しされたら俺のケツにもすぐにアナルローズが咲いちゃうんじゃないだろうか。
「すげえ硬い……こんな硬くてデカイの俺のケツに入れてたのか……? ホントに入るの? 無理だろこれ……」
「私のはナナセのこの辺りまで入っていた。問題ない」
そう言ってエリアスは、俺の臍の下辺り、封魔紋の少し上辺りを指でなぞる。
「そんなに!? 入らねえよ、無理だって! それに俺、痛いのは嫌だ!」
俺がチンコから手を離すとエリアスは詰めていた息をほっと吐き、今度は俺の顎を取って口付けた。
唇を柔らかく何度も食んで、舌を擽りながらチュッと音を立てて軽く吸われる。
そんな風に聞き分けのない恋人を宥めるようなキスをされたら、俺がまるで意地を張って我儘を言っているみたいになってくるだろ。
エリアスは悪餓鬼だし、ずるい男だ。
「ナナセ、痛くしないから、痛かったらすぐに止めるから、いいか?」
「でも、怖い……」
本音を白状すると、エリアスは指を絡めて俺の手を握った。
「それなら、ほら、こうして手を握っていよう。これなら怖くないだろう。ナナセには私が付いている」
確かにエリアスの手は大きくて暖かくて、握っているだけで安心感がある。
手を繋ぐってこんなに凄いことだったのか。
この手を離さなければ、俺は何だって出来るのかも知れない。
そう、思えた。
「エリー、あの、さっきも言ったけど、俺こういうこと初めてだから、その……」
「分かっている。ナナセが初めて性交した相手は私なんだ。今度もまたナナセの初めてを私にくれないか」
だからこういうこと言わせんなって恥ずかしい!
「今度も、貰ってくれ……」
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