葬送士

りふる

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白い雲

十二

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「逃がさない」 


腰から刀身のない刀を抜くと


「…!…」 


「これ…は…」 


刀身を象るように無数の花びらが現れ


「ギャァァァァァァア」 


「グァァァァァア」 


真っ二つに切り裂かれ、消え去った 


「こ…こいつ…知ってるぞ……」


「…もしこの女が〝例の女〟なら俺らは確実に消される…ッ」


危険を察知した残りの霊体は姿を消し、或の家からいなくなった


「逃げたか…」


「はぁ…はぁ…はぁ…」 


数体と対峙した或は疲労でその場に崩れ落ちていた 


「大丈夫?」 


「…!……」 


肩を叩かれ、小さく頷く或




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