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『副委員長就任を目指して、早めの登校』
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『副委員長就任を目指して、早めの登校』
「んー、だいぶ早いけど先生、もういるかな? 」
オレはいつもより三十分ほど早く登校し、人気のない校舎を歩いて職員室へ向かっていた。
生徒にとってはかなり早い時間ではあるものの、先生たちにとっては普通に出勤時間だろうと予想して登校していきたわけだが、はてさて。
職員室のドアをノックした後、失礼します、と声をかけて中を覗き込む。
生徒の入室は基本的に出入り口付近までで、用のある先生をそこから呼ぶという事になっていた。
これはテストやらなんやら生徒に見られてはいけないものなどがあるからだ、と、つい先日、先生に教えてもらった。
冊子をネタにして先生と話しかけたとき、勝手にズカズカ入っていったのはダメだったらしい。
ちなみに「他の同僚……先生方も結構、マッチングアプリやってるしな。女子ならともかく、男子生徒なんかに見られて、最悪それがその父親なんかに伝わるとクレームになったりするんだよ」とも言われた。
なるほど、相変わらずこの世界は情勢に対して色々と厳しく世知辛い。
というわけで、出入り口から冬原先生を呼び出し、ちよっとお話が、と言った途端。
「わ、わかった、ちょっと待て」
と言って、他の先生たちから隠すようにして進路指導室のカギを手にとると、出入り口で待つオレのところへ飛んできた。
いや、わざわざ別室を使うほどでもないと言いかけたオレを強引に連れ出し、そのまま進路指導室へやってくる。
そうして二人きりになった進路指導室で。
「ふふふ、まったく、こんな朝速くから来るなんて仕方のないヤツだな。つい先日、私の体を気絶させるほど楽しんだというのに、まだイジメたりないのか?」
と、いそいそとジャージを脱ぎ始める先生。
なるほど。どうやら愉快な誤解があったらしい。
「いえ。先生。そういうのではなくて」
「……ん?」
脱ぎかけていた手を止めてこちらを見る先生。
「実は副委員長というのに興味がありまして。今からでもなれるのかな、と」
「は? なんだと? 副委員長?」
ジャージの下はあいかわらずスポブラな先生は、脱ぎ掛けたジャージをそのままに、両肩をはだけさせて考え込む。
「うーむ。ウチのクラスはお前がやってくるまで男子がいなかったからな。もちろん副委員長はあいているが……内申目的か? 正直、さほど足しになるもんでもないぞ?」
んー、なんと答えるべきか。
正直、オレもその程度の内申点を必要とするほど男子生徒は進路に対してシビアではない世界という事はもう理解している。
「ええ。そういうメリットもある、とは聞いています」
「ふむ。という事は他に理由があるわけか……新しい女がらみか?」
オレが他の女性に手を出すというのはわかっていたが納得はしていないという顔だ。
女のカンというのは、前世でも今世でも鋭いものらしい。
「んー、だいぶ早いけど先生、もういるかな? 」
オレはいつもより三十分ほど早く登校し、人気のない校舎を歩いて職員室へ向かっていた。
生徒にとってはかなり早い時間ではあるものの、先生たちにとっては普通に出勤時間だろうと予想して登校していきたわけだが、はてさて。
職員室のドアをノックした後、失礼します、と声をかけて中を覗き込む。
生徒の入室は基本的に出入り口付近までで、用のある先生をそこから呼ぶという事になっていた。
これはテストやらなんやら生徒に見られてはいけないものなどがあるからだ、と、つい先日、先生に教えてもらった。
冊子をネタにして先生と話しかけたとき、勝手にズカズカ入っていったのはダメだったらしい。
ちなみに「他の同僚……先生方も結構、マッチングアプリやってるしな。女子ならともかく、男子生徒なんかに見られて、最悪それがその父親なんかに伝わるとクレームになったりするんだよ」とも言われた。
なるほど、相変わらずこの世界は情勢に対して色々と厳しく世知辛い。
というわけで、出入り口から冬原先生を呼び出し、ちよっとお話が、と言った途端。
「わ、わかった、ちょっと待て」
と言って、他の先生たちから隠すようにして進路指導室のカギを手にとると、出入り口で待つオレのところへ飛んできた。
いや、わざわざ別室を使うほどでもないと言いかけたオレを強引に連れ出し、そのまま進路指導室へやってくる。
そうして二人きりになった進路指導室で。
「ふふふ、まったく、こんな朝速くから来るなんて仕方のないヤツだな。つい先日、私の体を気絶させるほど楽しんだというのに、まだイジメたりないのか?」
と、いそいそとジャージを脱ぎ始める先生。
なるほど。どうやら愉快な誤解があったらしい。
「いえ。先生。そういうのではなくて」
「……ん?」
脱ぎかけていた手を止めてこちらを見る先生。
「実は副委員長というのに興味がありまして。今からでもなれるのかな、と」
「は? なんだと? 副委員長?」
ジャージの下はあいかわらずスポブラな先生は、脱ぎ掛けたジャージをそのままに、両肩をはだけさせて考え込む。
「うーむ。ウチのクラスはお前がやってくるまで男子がいなかったからな。もちろん副委員長はあいているが……内申目的か? 正直、さほど足しになるもんでもないぞ?」
んー、なんと答えるべきか。
正直、オレもその程度の内申点を必要とするほど男子生徒は進路に対してシビアではない世界という事はもう理解している。
「ええ。そういうメリットもある、とは聞いています」
「ふむ。という事は他に理由があるわけか……新しい女がらみか?」
オレが他の女性に手を出すというのはわかっていたが納得はしていないという顔だ。
女のカンというのは、前世でも今世でも鋭いものらしい。
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