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『01』
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『01』
「15だね」
「あああ!」
薫ちゃんが悲鳴を上げた。
だがそれよりも。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
ショーコちゃんが野太い悲鳴を上げた。
……あ、そうか。
オレが薫ちゃんより高い数字を出せば、従者側と言えオレ(男)にゲームという名目で触れられる。
道理で最下位のショーコちゃんより、双子ちゃん達の方がガッカリしていたわけだ。
そう考えるとさほど勝率? としては悪くないのか。
なかなかよく出来たゲームだ。
ふむふむと頷いていると、薫ちゃんとショーコちゃんがため息をつく。
「くそ」
「しゃーねぇ」
王様と従者が立ち上がる。
どうやらお手本が示されるようだ。
「カオルちゃん。お誕生日できて、えらいねー」
「ぐぬぬぬ」
背の高いショーコちゃんが、頭一つ小さい薫ちゃんの頭を撫でつつ褒める。
面白いのは二人とも、女同士でこんなことを……という顔をしている事。
女性だけでやるゲームではないんだろう。
ゲームという名目で男に触れられるチャンスでもあるが、こうして肉食女子同士が共食いするリスクもあるわけか。
色々と面白いゲームのようだ。
これはオレが、王様、もしくは従者になった時が楽しみである。
飢えた彼女たちがオレという獲物に対してどれほどアグレッシブになる事か、想像するだけでウッキウキになる。
そしてオレは気を持たせつつも、それを華麗にわす闘牛士のごとく振舞って見せるのも、また楽しそうだ。
歌声のなくなったカラオケルームにダイスが転がる音だけが響く。
だがしかし。
「ぐああああ!」
「なんとぉぉ?」
ダイスの音の後、狭い室内にとどろくのは悲鳴と怒号と絶叫。
オレの眼前で咲き乱れるは百合の花。
エリちゃんが薫ちゃんを膝枕したり、ショーコちゃんがユリちゃんの髪を手ぐしですいたり、双子がそれぞれにお菓子を食べさせあったり。
オレはどうやらダイスの女神に嫌われてしまったようだ。
「乳がでけーんだよ、テメーは!」
「うるせえ! でくの坊!」
今は薫ちゃんとショーコちゃんが抱きしめあっている。
制服の上からでも大きな胸が、ショーコちゃんのそこそこ大きな胸の下あたりでつぶれている。
熱い抱擁が終わり、互いが憔悴したように席に座る。
「京センパイ、強いっスね……」
「運が良すぎませんか?」
二人がそう言ってくるものの、オレとしては運が悪すぎる。
オレだって、女子高生ちゃんに膝枕されたり、抱きしめられたりしたい。
だが全ては確率であり、それは収束する。
「はい、次! 次!」
ショーコちゃんが山札に手をかけて、そのカードをテーブルの上にひらく。
『……』
全員の視線がカードに集中、息をのんだのがわかる。
カードに書かれたアクションは『首筋にキス』。
これはまたずいぶんと攻めたカードだ。
セクハラ関連大丈夫?
皆の視線がカードから互いへ移り、交錯するようにけん制を始めた。
どやらこのゲームの中でも特別攻撃力の高いものらしい。いわゆる本命というヤツか。
「あ、あの、京センパイ」
「ん?」
「さ、さすがにコレはダメ……ッスよね?」
おずおずと薫ちゃんがオレにたずねかけた。
やはりセクハラの一線を超える事を危惧してか、事前確認をとりにきた。
オレが王様、あるいは従者になるかはわからないが、もしどちらかになった時、やっぱりイヤだなんて拒否されてはこの後のゲームがなり立たない。
そもそも雰囲気的に断りにくい。
この世界の男性もここまで盛り上がってる状況下で無碍にできるものではないだろう。
特に気弱な男性なんて場に流されてキスぐらいであればさせられてしまいそうだ。
なるほど、なるほど。
肉食女子たちが共食いのリスクをとってでもやりたがるわけだ。
ただのパーティーゲームというには、なかなか業が深い。
もちろんオレが断る事はない。
そしてもったいぶる事も忘れない。
「かまわないけど。でも、ボクとキスなんてしたいものかな?」
「そ、それは……そのっ!」
薫ちゃんが顔を真っ赤にして言いよどんだ瞬間。
「ゲ、ゲームですから! 皆で盛り上がりましょう!」
『京サンの! すごくいいとこ、見てみたい!』
必死なショーコちゃんと、完璧なハモりでそれを援護する双子たち。
「そう? じゃあ続けようか」
薫ちゃん以外がガッツポーズする。
薫ちゃんはどこかすねたような、けれど期待を隠しきれていない目でオレを見ていた。
四人がダイスを振る。
ショーコちゃん、17。おお、高い。
「っしゃ!」
思わず立ち上がりさきほどよりも激しいガッツポーズ。
対照的に絶望したような三人。
「くっ!」
エリちゃんがダイスを転がす。出目は……03。
「あああああ!」
「あああああ!」
エリちゃん、そして立ち上がったままだったショーコちゃんが崩れ落ちた。
確かに数字的にはこのまま最下位と最高位となってもおかしくない。
「……」
「……」
残り二人も一気に消沈していた。
ショーコちゃんの数字を上回っても、キスをしてくる相手はエリちゃん。
エリちゃんの数字を下回っても、キスをする相手はショーコちゃん。
どちらにしても共食いという未来が垣間見えている。
「まー……消化試合だけど、私から」
ユリちゃんがダイスを手にとる。数字は19。まさかのトップ交代。
「……ふぅ」
「……はぁ」
落ち込む二人には悪いがオレとしては、双子の百合、とても興味があります。
「はーい、次、ウチがサイコロ振りまーす」
妙に機嫌がよくなった薫ちゃんがガラステーブルの上にダイスを転がす。
「……は? はぁ?」
「だはは、さすが今日の主役! ユリ、いっちょ熱烈なヤツ頼むわ!」
薫ちゃん、まさかの20。
ケラケラと笑うショーコちゃん。
「くそ。あ、京センパイ、どうぞ! ここはひとつ01でよろしくお願いしまッス!」
20の目を上にしていたダイスをオレに手渡す薫ちゃん。
普通なら薫ちゃんもここまで大っぴらに言えないだろうが、さすがに1/20ともなると冗談として通じる空気があってか、他の三人も無駄なアガキを、と冷笑を浮かべていた。
「ふふ、がんばるよ?」
オレとしてもここは01を引きたい。
オレは無宗教(ただし日本人の感覚準拠)だが、もし前世で祈った神がいるとすればダイスの女神だ。
小学校の頃はよく皆でゲームブックで遊んだものだ。
あの頃はスマホどころかケータイもなかった時代。
小学校ではエンピツを転がしたり、ダイスを転がして、アナログなゲームをしていた。
時代は進み科学が進歩した三十代になったころ。
この世界に転生する事故直前はログインボーナスを得てはガチャの神様を信仰するようになっていたが、どちらも確立という点では同じ系統の宗教だろう。
むしろガチャなんて虹色の奇跡を願うには、確率が小数点以下だ。
なら、たかだか1/20。
ここで01をひいてみせなきゃ、ビッチの面目が立たない。
どこか確信めいたものを感じながら、オレはダイスを振る。
軽く振り落としたダイスはなんだかんだ言いながらも視線を集中させていた四人の前へ、もったいぶる事なくその奇跡を見せる。
01。
決める時に決められる、それがいい男の条件だ。
「15だね」
「あああ!」
薫ちゃんが悲鳴を上げた。
だがそれよりも。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
ショーコちゃんが野太い悲鳴を上げた。
……あ、そうか。
オレが薫ちゃんより高い数字を出せば、従者側と言えオレ(男)にゲームという名目で触れられる。
道理で最下位のショーコちゃんより、双子ちゃん達の方がガッカリしていたわけだ。
そう考えるとさほど勝率? としては悪くないのか。
なかなかよく出来たゲームだ。
ふむふむと頷いていると、薫ちゃんとショーコちゃんがため息をつく。
「くそ」
「しゃーねぇ」
王様と従者が立ち上がる。
どうやらお手本が示されるようだ。
「カオルちゃん。お誕生日できて、えらいねー」
「ぐぬぬぬ」
背の高いショーコちゃんが、頭一つ小さい薫ちゃんの頭を撫でつつ褒める。
面白いのは二人とも、女同士でこんなことを……という顔をしている事。
女性だけでやるゲームではないんだろう。
ゲームという名目で男に触れられるチャンスでもあるが、こうして肉食女子同士が共食いするリスクもあるわけか。
色々と面白いゲームのようだ。
これはオレが、王様、もしくは従者になった時が楽しみである。
飢えた彼女たちがオレという獲物に対してどれほどアグレッシブになる事か、想像するだけでウッキウキになる。
そしてオレは気を持たせつつも、それを華麗にわす闘牛士のごとく振舞って見せるのも、また楽しそうだ。
歌声のなくなったカラオケルームにダイスが転がる音だけが響く。
だがしかし。
「ぐああああ!」
「なんとぉぉ?」
ダイスの音の後、狭い室内にとどろくのは悲鳴と怒号と絶叫。
オレの眼前で咲き乱れるは百合の花。
エリちゃんが薫ちゃんを膝枕したり、ショーコちゃんがユリちゃんの髪を手ぐしですいたり、双子がそれぞれにお菓子を食べさせあったり。
オレはどうやらダイスの女神に嫌われてしまったようだ。
「乳がでけーんだよ、テメーは!」
「うるせえ! でくの坊!」
今は薫ちゃんとショーコちゃんが抱きしめあっている。
制服の上からでも大きな胸が、ショーコちゃんのそこそこ大きな胸の下あたりでつぶれている。
熱い抱擁が終わり、互いが憔悴したように席に座る。
「京センパイ、強いっスね……」
「運が良すぎませんか?」
二人がそう言ってくるものの、オレとしては運が悪すぎる。
オレだって、女子高生ちゃんに膝枕されたり、抱きしめられたりしたい。
だが全ては確率であり、それは収束する。
「はい、次! 次!」
ショーコちゃんが山札に手をかけて、そのカードをテーブルの上にひらく。
『……』
全員の視線がカードに集中、息をのんだのがわかる。
カードに書かれたアクションは『首筋にキス』。
これはまたずいぶんと攻めたカードだ。
セクハラ関連大丈夫?
皆の視線がカードから互いへ移り、交錯するようにけん制を始めた。
どやらこのゲームの中でも特別攻撃力の高いものらしい。いわゆる本命というヤツか。
「あ、あの、京センパイ」
「ん?」
「さ、さすがにコレはダメ……ッスよね?」
おずおずと薫ちゃんがオレにたずねかけた。
やはりセクハラの一線を超える事を危惧してか、事前確認をとりにきた。
オレが王様、あるいは従者になるかはわからないが、もしどちらかになった時、やっぱりイヤだなんて拒否されてはこの後のゲームがなり立たない。
そもそも雰囲気的に断りにくい。
この世界の男性もここまで盛り上がってる状況下で無碍にできるものではないだろう。
特に気弱な男性なんて場に流されてキスぐらいであればさせられてしまいそうだ。
なるほど、なるほど。
肉食女子たちが共食いのリスクをとってでもやりたがるわけだ。
ただのパーティーゲームというには、なかなか業が深い。
もちろんオレが断る事はない。
そしてもったいぶる事も忘れない。
「かまわないけど。でも、ボクとキスなんてしたいものかな?」
「そ、それは……そのっ!」
薫ちゃんが顔を真っ赤にして言いよどんだ瞬間。
「ゲ、ゲームですから! 皆で盛り上がりましょう!」
『京サンの! すごくいいとこ、見てみたい!』
必死なショーコちゃんと、完璧なハモりでそれを援護する双子たち。
「そう? じゃあ続けようか」
薫ちゃん以外がガッツポーズする。
薫ちゃんはどこかすねたような、けれど期待を隠しきれていない目でオレを見ていた。
四人がダイスを振る。
ショーコちゃん、17。おお、高い。
「っしゃ!」
思わず立ち上がりさきほどよりも激しいガッツポーズ。
対照的に絶望したような三人。
「くっ!」
エリちゃんがダイスを転がす。出目は……03。
「あああああ!」
「あああああ!」
エリちゃん、そして立ち上がったままだったショーコちゃんが崩れ落ちた。
確かに数字的にはこのまま最下位と最高位となってもおかしくない。
「……」
「……」
残り二人も一気に消沈していた。
ショーコちゃんの数字を上回っても、キスをしてくる相手はエリちゃん。
エリちゃんの数字を下回っても、キスをする相手はショーコちゃん。
どちらにしても共食いという未来が垣間見えている。
「まー……消化試合だけど、私から」
ユリちゃんがダイスを手にとる。数字は19。まさかのトップ交代。
「……ふぅ」
「……はぁ」
落ち込む二人には悪いがオレとしては、双子の百合、とても興味があります。
「はーい、次、ウチがサイコロ振りまーす」
妙に機嫌がよくなった薫ちゃんがガラステーブルの上にダイスを転がす。
「……は? はぁ?」
「だはは、さすが今日の主役! ユリ、いっちょ熱烈なヤツ頼むわ!」
薫ちゃん、まさかの20。
ケラケラと笑うショーコちゃん。
「くそ。あ、京センパイ、どうぞ! ここはひとつ01でよろしくお願いしまッス!」
20の目を上にしていたダイスをオレに手渡す薫ちゃん。
普通なら薫ちゃんもここまで大っぴらに言えないだろうが、さすがに1/20ともなると冗談として通じる空気があってか、他の三人も無駄なアガキを、と冷笑を浮かべていた。
「ふふ、がんばるよ?」
オレとしてもここは01を引きたい。
オレは無宗教(ただし日本人の感覚準拠)だが、もし前世で祈った神がいるとすればダイスの女神だ。
小学校の頃はよく皆でゲームブックで遊んだものだ。
あの頃はスマホどころかケータイもなかった時代。
小学校ではエンピツを転がしたり、ダイスを転がして、アナログなゲームをしていた。
時代は進み科学が進歩した三十代になったころ。
この世界に転生する事故直前はログインボーナスを得てはガチャの神様を信仰するようになっていたが、どちらも確立という点では同じ系統の宗教だろう。
むしろガチャなんて虹色の奇跡を願うには、確率が小数点以下だ。
なら、たかだか1/20。
ここで01をひいてみせなきゃ、ビッチの面目が立たない。
どこか確信めいたものを感じながら、オレはダイスを振る。
軽く振り落としたダイスはなんだかんだ言いながらも視線を集中させていた四人の前へ、もったいぶる事なくその奇跡を見せる。
01。
決める時に決められる、それがいい男の条件だ。
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