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雫と黒曜石
後編
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途中、暴行シーンがあります。
ご容赦ください。
********************************************
私は瞳に連れられて一軒の居酒屋へとやってきた。
そこは瞳が毎回合コンで使っている居酒屋だった。
「アンタ、またここで合コンをセッティングしたの?」
「気兼ねなく話せるのってこういうところしかないでしょ?」
「懲りないわね。」
私はため息しか出なかった。
毎回、素を見せすぎて男性陣にドン引きされてるというのに懲りない奴である。
そこへやってきたのはまさかの高木達だった。
「あれ? 一之瀬じゃん。」
「高木君…。」
「何、どうしたの? やっぱ、男が欲しくなった?」
値踏みするようなその嫌らしい視線に私は嫌悪感を露わにして睨み付けた。
すると高木は肩を竦めて縮こまる。
「そ、そんなに怖い顔すんなよ。」
「冗談にしてもシャレにならないわ。」
私はそのままハイボールを煽る。
元々酒には強いから、このくらいどうってことなかった。
あとはひたすら飲み食いする。
元から人数合わせのために呼ばれていたのだ。
いちいち相手にする必要もない。
2時間ほど過ぎたところで私は席を立つ。
瞳に対する義理は果たしたとの判断からだ。
「悪いけど私はこれで失礼するわ。」
「あ、ごめんね。 助かったわ。」
「じゃ、また月曜日に…。」
私はそれだけ言い残して店を後にした。
外に出ると空は厚い雲に覆われ始めていた。
月が雲に隠されていく。
やがて街灯だけが頼りになってくるとあることに気付く。
(つけられてる?)
そう、後ろから息を殺すようにつかず離れずついてくる気配に気づいたのだ。
私は敢えて速度を変えず歩き続ける。
細い路地が通り過ぎようとした瞬間、あとをつけていた輩が私の右腕を掴んだ。
そしてそのまま路地へと引きづり込む。
「いっつもお高く留まりやがって。」
地面に押し倒され、顔を上げると目の前にいたのは高木だった。
高木は嗜虐的な笑みを浮かべ、私に覆い被さってきた。
「へ、どうせその体で仕事取ってきたんだろ?
だったら俺にも少しくらい味見させてくれたっていいだろ?」
下卑た笑みで顔を歪める。
カチャカチャとベルトを外し始め、私のスカートをたくし上げた。
(い、いや!! だ、誰か助けて!!)
「大人しくしろよ!」
高木が平手打ちを食らわせる。
口の端が切れたらしく、血の味が広がる。
その間にも高木の手は私を裸に剥いていく。
そして、ブラウスを引きちぎる。
と、同時にあの黒曜石のペンダントがはじけ飛んだ。
「あ!」
私は思わず声を上げてしまった。
そして、唐突に思い出す。
『もし、助けが必要になったら迷うことなく俺の名を呼ぶのだ。』
(そうだあの人は名を…。)
『我が名は北海竜王・敖炎。』
「炎様…。」
「はっ、こんな時に他の男の名を呼ぶのか?
だがなぁ、助けなんて来やしねぇよ!!」
「炎様!! 敖炎様!!!」
すると、雷鳴が轟き始める。
月は完全に雨雲に覆われ、ポツポツと雨が落ちてくる。
やがて雨は本降りとなり私たちをしとどに濡らす。
そして、どこからともなく獣の咆哮が聞こえる。
それはいつか動物園で聞いた獅子の咆哮だった。
それはだんだんと近づいてくる。
やがて目の前にルビーの如き血の色の双眸が現れた。
「ひぃっ!」
高木があまりの恐怖に私から飛びのく。
それは真紅の瞳をした黒い獅子だった。
その後ろには漆黒の鎧を身に纏ったあの人が立っていた。
そして、はじけ飛んだあの黒曜石のペンダントを拾い上げる。
「我が妃に何をしてくれる?」
「はひっ?」
彼の発した低く唸るような声音に高木は後ずさる。
私はただ彼の姿を見上げるだけだった。
彼は纏っていた外套《マント》を外し、私を覆ってくれた。
「炎様…。」
「遅くなってすまなかった。」
彼は私を抱きかかえる。
その瞳は温かく優しい、15年前に見たそれと変わりない光を湛えていた。
「さて、貴様への処分だが…。」
「あぁ、あぁぁぁ、ゆ、許してくださいぃぃぃ。」
高木は恐怖のあまり失禁していたようだ。
足をばたつかせ、必死に命乞いをしてみせる。
「ならば、行け!! そして二度と我が妃に近づくな!!!」
「はいぃ、に、二度と近づきません!」
「その言葉忘れるな? 違えたならば…。」
敖炎は黒獅子に目配せをする。
すると、大音声で咆哮を上げた。
「ひぃぃぃぃぃぃぃ。」
高木は醜い悲鳴とともに一目散に路地を駆け抜けていった。
「黒狻猊。 もうよい。 参ろう…。」
敖炎は私を抱えたまま地を蹴った。
すると、あっという間にビルを2つほど飛び越える。
流石は竜王様。
でも、よくこの視界の悪さで正確に飛び越えれるなと感心する。
「フッ、俺は水を司る竜王だから、このくらいどうってことはない。
それより雫の住処は?」
「えっと、あっち…。」
私は自分のマンションの方を指さした。
すると、敖炎様は目を細め、一気に飛んだのだった。
「雫の部屋はどこだ?」
「えっと、5階の角部屋。」
「わかった。」
敖炎様は私の部屋のベランダに飛んだ。
黒獅子も一緒だ。
「黒狻猊。 すまぬが兄上に伝言を頼む。」
「ガゥ。」
「妃とともに過ごす故、しばらく水晶宮を留守にすると…。」
「ガォォン。」
「うむ、頼んだぞ。」
黒獅子は降りしきる雨の中を宙を舞い走り去っていった。
「さて、中に入ろうか。」
「え? でも、鍵が…。」
「そんなもの俺にとっては児戯にも等しい。」
そう言って、あっさりとベランダの扉の鍵を開けた。
さすが北海竜王様だ、このくらい朝飯前なのね。
「さて、このままでは部屋まで濡れてしまうな。 水を飛ばすぞ。」
「え?」
言ううが否が、それまでずぶぬれだったのが嘘のように乾いた。
「さて、乾いたとはいえ体が冷えたことに変わりはない。
雫、風呂はどこだ?」
「あ、あっちです。」
「そうか…。」
という訳で、有無を言わせず二人でお風呂です。
カポーン
なんかそんな効果音が聞こえてきそうな状況なのはどうしてでしょう。
でも、後ろから優しく抱きかかえられてるからあったかくて気持ちいんだけど。
「雫? のぼせたか?」
「そうかも…。」
「では、上がるか…。」
そう言って敖炎様は私を抱きかかえ、バスタブから上がり、そのまま寝室に連れていく。
そのままベッドに降ろされ、覆い被さられる。
「雫、あんなことのあった後だが、俺はもう我慢ができぬ。」
「敖炎様…。」
「いいか?」
「はい、敖炎様に忘れさせてほしい…。」
「分かった。」
敖炎様は優しく口づけてくれた。
私は少し口を開くとその舌を差し込んできて口腔内を余すことなく舐め取る。
私はおずおずと舌を出すと、待ってましたとばかりに絡めとられる。
そして、唾液を交換するように深い口付けを繰り返す。
「んふッ…。」
ぴちゃぴちゃといやらしい水音と私のくぐもった声が室内に響く。
その間にも彼の手は私の双丘を弄び、やがて立ち上がったの頂の赤い実を指でつねる。
私はその刺激に耐えかね、眉根を寄せる。
「感じているのか?」
「えんさま…。」
「フフ、感じているようだな。 俺は嬉しいよ。」
彼はそのまま舌を這わせ、胸の頂の赤い実を舐め回す。
それまで胸を弄っていた左手は脇腹をすり抜け足の付け根の秘裂へとたどり着く。
「あんっ…。」
思わず甘い喘ぎを上げてしまう。
「雫、気持ちいいか?」
その言葉に私は頷く。
彼は目を細め嬉しそうに笑みをこぼす。
やがて彼の舌は徐々に下がり、左手で嬲っていた秘裂へと這わされる。
やがてその舌は花芯を探り当て、強く吸う。
「ひゃぁぁぁぁぁ!!」
私は腰を浮かせ仰け反ると一気に頂点へと駆け上がった。
「雫、そろそろいいか?」
「えんさま…。」
敖炎は私の足を開き体を入れてくる。
そして、己の逸物を蜜口に宛がい、一気に突き入れた。
「あぁぁぁぁぁ!!」
その衝撃に私は軽くイってしまう。
そのあとは敖炎の独壇場。
散々にイかされたのはいうまでもない。
「えんさま、もう無理です…。」
「何を言う。 夜はまだ始まったばかりだぞ?
安心しろ。 どんなに大きな声で喘いでも外の雨音がかき消してくれる。
だから遠慮せずに声を上げろ。」
そう言って、私は声が枯れるまで喘がされた。
彼がもたらした雨が止んだのは翌日の日が高く昇って中天をさす頃だった。
************************************************
とりあえず、二人は結ばれたのでした。
その後、この二人がどうなったかを少しだけ書こうと思います。
お付き合いいただけたらと思います。
ご容赦ください。
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私は瞳に連れられて一軒の居酒屋へとやってきた。
そこは瞳が毎回合コンで使っている居酒屋だった。
「アンタ、またここで合コンをセッティングしたの?」
「気兼ねなく話せるのってこういうところしかないでしょ?」
「懲りないわね。」
私はため息しか出なかった。
毎回、素を見せすぎて男性陣にドン引きされてるというのに懲りない奴である。
そこへやってきたのはまさかの高木達だった。
「あれ? 一之瀬じゃん。」
「高木君…。」
「何、どうしたの? やっぱ、男が欲しくなった?」
値踏みするようなその嫌らしい視線に私は嫌悪感を露わにして睨み付けた。
すると高木は肩を竦めて縮こまる。
「そ、そんなに怖い顔すんなよ。」
「冗談にしてもシャレにならないわ。」
私はそのままハイボールを煽る。
元々酒には強いから、このくらいどうってことなかった。
あとはひたすら飲み食いする。
元から人数合わせのために呼ばれていたのだ。
いちいち相手にする必要もない。
2時間ほど過ぎたところで私は席を立つ。
瞳に対する義理は果たしたとの判断からだ。
「悪いけど私はこれで失礼するわ。」
「あ、ごめんね。 助かったわ。」
「じゃ、また月曜日に…。」
私はそれだけ言い残して店を後にした。
外に出ると空は厚い雲に覆われ始めていた。
月が雲に隠されていく。
やがて街灯だけが頼りになってくるとあることに気付く。
(つけられてる?)
そう、後ろから息を殺すようにつかず離れずついてくる気配に気づいたのだ。
私は敢えて速度を変えず歩き続ける。
細い路地が通り過ぎようとした瞬間、あとをつけていた輩が私の右腕を掴んだ。
そしてそのまま路地へと引きづり込む。
「いっつもお高く留まりやがって。」
地面に押し倒され、顔を上げると目の前にいたのは高木だった。
高木は嗜虐的な笑みを浮かべ、私に覆い被さってきた。
「へ、どうせその体で仕事取ってきたんだろ?
だったら俺にも少しくらい味見させてくれたっていいだろ?」
下卑た笑みで顔を歪める。
カチャカチャとベルトを外し始め、私のスカートをたくし上げた。
(い、いや!! だ、誰か助けて!!)
「大人しくしろよ!」
高木が平手打ちを食らわせる。
口の端が切れたらしく、血の味が広がる。
その間にも高木の手は私を裸に剥いていく。
そして、ブラウスを引きちぎる。
と、同時にあの黒曜石のペンダントがはじけ飛んだ。
「あ!」
私は思わず声を上げてしまった。
そして、唐突に思い出す。
『もし、助けが必要になったら迷うことなく俺の名を呼ぶのだ。』
(そうだあの人は名を…。)
『我が名は北海竜王・敖炎。』
「炎様…。」
「はっ、こんな時に他の男の名を呼ぶのか?
だがなぁ、助けなんて来やしねぇよ!!」
「炎様!! 敖炎様!!!」
すると、雷鳴が轟き始める。
月は完全に雨雲に覆われ、ポツポツと雨が落ちてくる。
やがて雨は本降りとなり私たちをしとどに濡らす。
そして、どこからともなく獣の咆哮が聞こえる。
それはいつか動物園で聞いた獅子の咆哮だった。
それはだんだんと近づいてくる。
やがて目の前にルビーの如き血の色の双眸が現れた。
「ひぃっ!」
高木があまりの恐怖に私から飛びのく。
それは真紅の瞳をした黒い獅子だった。
その後ろには漆黒の鎧を身に纏ったあの人が立っていた。
そして、はじけ飛んだあの黒曜石のペンダントを拾い上げる。
「我が妃に何をしてくれる?」
「はひっ?」
彼の発した低く唸るような声音に高木は後ずさる。
私はただ彼の姿を見上げるだけだった。
彼は纏っていた外套《マント》を外し、私を覆ってくれた。
「炎様…。」
「遅くなってすまなかった。」
彼は私を抱きかかえる。
その瞳は温かく優しい、15年前に見たそれと変わりない光を湛えていた。
「さて、貴様への処分だが…。」
「あぁ、あぁぁぁ、ゆ、許してくださいぃぃぃ。」
高木は恐怖のあまり失禁していたようだ。
足をばたつかせ、必死に命乞いをしてみせる。
「ならば、行け!! そして二度と我が妃に近づくな!!!」
「はいぃ、に、二度と近づきません!」
「その言葉忘れるな? 違えたならば…。」
敖炎は黒獅子に目配せをする。
すると、大音声で咆哮を上げた。
「ひぃぃぃぃぃぃぃ。」
高木は醜い悲鳴とともに一目散に路地を駆け抜けていった。
「黒狻猊。 もうよい。 参ろう…。」
敖炎は私を抱えたまま地を蹴った。
すると、あっという間にビルを2つほど飛び越える。
流石は竜王様。
でも、よくこの視界の悪さで正確に飛び越えれるなと感心する。
「フッ、俺は水を司る竜王だから、このくらいどうってことはない。
それより雫の住処は?」
「えっと、あっち…。」
私は自分のマンションの方を指さした。
すると、敖炎様は目を細め、一気に飛んだのだった。
「雫の部屋はどこだ?」
「えっと、5階の角部屋。」
「わかった。」
敖炎様は私の部屋のベランダに飛んだ。
黒獅子も一緒だ。
「黒狻猊。 すまぬが兄上に伝言を頼む。」
「ガゥ。」
「妃とともに過ごす故、しばらく水晶宮を留守にすると…。」
「ガォォン。」
「うむ、頼んだぞ。」
黒獅子は降りしきる雨の中を宙を舞い走り去っていった。
「さて、中に入ろうか。」
「え? でも、鍵が…。」
「そんなもの俺にとっては児戯にも等しい。」
そう言って、あっさりとベランダの扉の鍵を開けた。
さすが北海竜王様だ、このくらい朝飯前なのね。
「さて、このままでは部屋まで濡れてしまうな。 水を飛ばすぞ。」
「え?」
言ううが否が、それまでずぶぬれだったのが嘘のように乾いた。
「さて、乾いたとはいえ体が冷えたことに変わりはない。
雫、風呂はどこだ?」
「あ、あっちです。」
「そうか…。」
という訳で、有無を言わせず二人でお風呂です。
カポーン
なんかそんな効果音が聞こえてきそうな状況なのはどうしてでしょう。
でも、後ろから優しく抱きかかえられてるからあったかくて気持ちいんだけど。
「雫? のぼせたか?」
「そうかも…。」
「では、上がるか…。」
そう言って敖炎様は私を抱きかかえ、バスタブから上がり、そのまま寝室に連れていく。
そのままベッドに降ろされ、覆い被さられる。
「雫、あんなことのあった後だが、俺はもう我慢ができぬ。」
「敖炎様…。」
「いいか?」
「はい、敖炎様に忘れさせてほしい…。」
「分かった。」
敖炎様は優しく口づけてくれた。
私は少し口を開くとその舌を差し込んできて口腔内を余すことなく舐め取る。
私はおずおずと舌を出すと、待ってましたとばかりに絡めとられる。
そして、唾液を交換するように深い口付けを繰り返す。
「んふッ…。」
ぴちゃぴちゃといやらしい水音と私のくぐもった声が室内に響く。
その間にも彼の手は私の双丘を弄び、やがて立ち上がったの頂の赤い実を指でつねる。
私はその刺激に耐えかね、眉根を寄せる。
「感じているのか?」
「えんさま…。」
「フフ、感じているようだな。 俺は嬉しいよ。」
彼はそのまま舌を這わせ、胸の頂の赤い実を舐め回す。
それまで胸を弄っていた左手は脇腹をすり抜け足の付け根の秘裂へとたどり着く。
「あんっ…。」
思わず甘い喘ぎを上げてしまう。
「雫、気持ちいいか?」
その言葉に私は頷く。
彼は目を細め嬉しそうに笑みをこぼす。
やがて彼の舌は徐々に下がり、左手で嬲っていた秘裂へと這わされる。
やがてその舌は花芯を探り当て、強く吸う。
「ひゃぁぁぁぁぁ!!」
私は腰を浮かせ仰け反ると一気に頂点へと駆け上がった。
「雫、そろそろいいか?」
「えんさま…。」
敖炎は私の足を開き体を入れてくる。
そして、己の逸物を蜜口に宛がい、一気に突き入れた。
「あぁぁぁぁぁ!!」
その衝撃に私は軽くイってしまう。
そのあとは敖炎の独壇場。
散々にイかされたのはいうまでもない。
「えんさま、もう無理です…。」
「何を言う。 夜はまだ始まったばかりだぞ?
安心しろ。 どんなに大きな声で喘いでも外の雨音がかき消してくれる。
だから遠慮せずに声を上げろ。」
そう言って、私は声が枯れるまで喘がされた。
彼がもたらした雨が止んだのは翌日の日が高く昇って中天をさす頃だった。
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とりあえず、二人は結ばれたのでした。
その後、この二人がどうなったかを少しだけ書こうと思います。
お付き合いいただけたらと思います。
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