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遥かな約束
中編
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あれから私たちは日を置かずに会うようになる。
すぐに部屋に通され、当然の如く体を繋げた。
何故、そこまで気にいられたのか私にはさっぱりわからない。
だから、私はある日情事の後にそれを尋ねた。
「ねぇ、紹さんは私のどこがよかったの?」
「どこと言われても困るんだけど。」
「何、それ…。」
「強いて言うなら、初めて会った瞬間に感じたから、かな?」
「感じた?」
「そう、すぐにわかった。 君は私の『番』だとね。」
「番?」
「里佳子は竜の『番』の話を知ってるかい?」
「あれでしょ。 唯一無二の相手、運命の人、みたいな?」
「そう。 実はね、敖家は竜王の一族なんだ。」
「は?」
「初めて君を見た時、私は君こそが番だとわかった。
誰にも渡すわけにはいかない、そう思ったんだ。」
「だからって、会ったその日に押し倒した挙句中出しはない、と思う。」
「大丈夫、そうそう子供はできないから。」
「何よ、それ…。」
「君は今、子供ができること望んでないだろ?」
「そう、ですけど…。」
「なら、心配しなくてもいいよ。
うちの家系は互いが望まなければ子はできないから。」
「え?」
「そのうち、教えてあげるよ。
でも、今はこうして体を重ねてお互いを知っていこう。」
そう言って、紹さんは微笑みかける。
その美しい笑みはとんでもない破壊力があり、私は抜け出せなくなった。
その夜も数え切れないほどイかされ、溢れるほど白濁を注がれた。
だが、九月に入ると仕事の関係で紹さんは香港に戻らざるを得なくなった。
「里佳子、仕事も目途が付いたら戻ってくるから。」
「紹さん?」
「だから、誰にも靡くんじゃないよ。」
「私、そんなに尻軽じゃありません。」
「はは、そういうところ男前だね。」
「よく言われます。」
「でも、私にとってはありがたいけどね。」
「…………。」
複雑な顔をしていると、いきなり抱き寄せられて額に口付けを落とされた。
私は驚いて見上げると、またあの妖艶な笑みを向けられた。
「クリスマスまでには片付けるから予定は開けといて。」
「え?」
「一緒に過ごそう。」
「紹さん…。」
「じゃ、また連絡する。」
紹さんはそう言い残して日本を後にした。
その後、私は卒論と大学院への推薦入試の準備で忙しくなり、連絡を取ることはなかった。
社長である紹さんも忙しいのであろう、あちらから連絡が来ることもなく、時は過ぎていった。
もともと、お互いの連絡先を交換していなかったのだから、当然のことだったのだろう。
結局、約束したクリスマスに連絡はなく、気付けば季節は冬から春へと変わり、やがて夏を迎えようとしていた。
梅雨明け間近となった6月末、学食のカフェのいつもの席で一人黄昏ていた。
そんな私に声をかけてきたのは薫だった。
「はぁ…。」
「里佳子?」
「結局、紹さんからは連絡なし。」
「そうなの?」
「まぁ、しょうがないけどね。」
「なんで?」
「だって、プライベートな連絡先聞いてないもん。」
「え? で、でも、名刺もらったんでしょ?」
「もらったけど…。」
「お養父さんに聞いたんだけど…。」
「な、なに?」
「気になる子には名刺の裏にプライベートな連絡先書くんだって。」
「へ? ま、まじで?!」
「もう一回、確かめたら?」
「うぅ、そうする…。」
私は若干涙目で結論付ける。
それを苦笑する薫。
「あ…。 そういえば子供たちは?」
「片倉のお姉さんが見てくれてるの。」
「そっか、お義兄さん小児科医だしね。」
「うん、あそこは保育士さんも常駐してるから安心なの。」
「それで、今日は伊達先生がニコニコ顔なのね。」
「ウッ…。」
「研究室でいちゃつかないようにね。」
「わかった。」
そこで私は薫と別れて、資料集めのために図書室の奥にある書庫へと向かった。
そこは古い本の匂いがして静かなところ。
私のお気に入りの場所でもあった。
死角となった場所に寄りかかりながらカバンの中から紹さんの名刺を探し出す。
一度深呼吸をしてからそれを裏返すとやはりそこには携帯番号とアドレスが書かれていた。
私は脱力して項垂れ、へたり込んでしまった。
「今更気づいてももう遅いよね…。」
私は泣きたくなった。
きっと私からの連絡を待っていたはず。
それなのに、全然気づかずにいたのだ。
「遅いかどうか、決めるのはまだ早いよ。」
「!!!」
私はその声に驚き顔を上げる。
そこに立っていたのは紹さんだった。
私は立ち上がろうとしたが、紹さんは両肩を押さえつけて身をかかがめてきたのでできない。
そのまま唇を塞がれる。
と、同時に紹さんは床に胡坐をかいて座り、肩に置かれた手を背に回してきた。
「んふっ…。」
「里佳子…。」
見上げるとその瞳の奥に情欲を孕んだ光が見て取れる。
私は観念するよりほかない。
紹さんはスカートからシャツを抜き取ると、右手を入れて器用にブラのホックを外す。
反対の左手はボタンを外しにかかってくる。
「だ、ダメ…。」
「何が?」
「だって、誰か来たら…。」
「大丈夫、今は講義中だろ?」
「そ、そうだけど…。」
「それにここは死角だから、声さえ押さえれば気づかれないよ。」
そういって、再び唇を塞ぐ紹さん。
その甘く蕩けるようなキスに私はあっという間に陥落する。
彼の唇が項から鎖骨を這い、やがて双丘の頂の赤い実にたどり着く。
それをはじめはねっとりと嘗め回し堪能する。
やがてその実が立ち上がったのを確認して、今度は強く吸い上げてきた。
「んふっ!」
私は両手で口を押えるが、どうやっても声は漏れてしまう。
その様子が楽しいのか、彼はもっと強く吸い上げてくる。
それだけではない。
背中をはい回っていたはずの右手はスカートの中に忍び込んでいて太ももを這い、やがてショーツの上から秘裂を上下に撫で始める。
私の体は正直で奥からどんどんと蜜があふれショーツを濡らしていく。
それは布越しでもわかるほどで、紹さんは目を細めて喜んでる。
その右手をショーツの中に差し込んで、直に堪能し始める。
私は必死に声をこらえるが、探り当てられた花芯を強く擦られて目の前で白い火花が散った。
「あぁぁぁぁ!!」
気づけば、私は嬌声をあげ達した。
何も考えることができず、虚ろになり視線を漂わせているとカチャカチャとベルトを外す音が聞こえてくる。
「里佳子、いいだろ?」
「紹、さん…。」
膝立ちになった紹さんはスラックスとボクサーパンツを下すと陰茎に手を添え、私の濡れそぼった蜜壺に宛がい、一気に貫いた。
私は久々に与えられた感覚に仰け反る。
紹さんは私を強く抱きしめ繋がりを更に深くする。
もはや、その背にしがみ付くことしかできない。
そうして始まった抽挿に私は体を揺さぶられ、ただただ喘ぐことしかできない。
与えられる快楽に理性は焼き切れ、貪るように足を腰にからめる。
ここが書庫であることすら忘れていた。
「里佳子、気持ち、いい?」
「うん、き、気持ち、イイのぉ…。」
「じゃ、もっと気持ちよくしてあげるよ。」
紹さんは絡めた私の足をほどくと、大きく広げて自身の肩に乗せる。
そして、私を床に寝かせ覆いかぶさってきた。
その状態で激しく抽挿を繰り返され、私は快感の波に呑まれる。
あたりに響くのは肉のぶつかる音…。
紹さんの陰茎が私の隘路を激しく抜き差しする。
久しぶりだったのだろうか、抽挿のスピードが急激に上がる。
追い立てられるように私が達すると、紹さんも低い呻きとともに達した。
放たれた熱がじわじわと私の中に広がるのを感じながら意識を失った。
すぐに部屋に通され、当然の如く体を繋げた。
何故、そこまで気にいられたのか私にはさっぱりわからない。
だから、私はある日情事の後にそれを尋ねた。
「ねぇ、紹さんは私のどこがよかったの?」
「どこと言われても困るんだけど。」
「何、それ…。」
「強いて言うなら、初めて会った瞬間に感じたから、かな?」
「感じた?」
「そう、すぐにわかった。 君は私の『番』だとね。」
「番?」
「里佳子は竜の『番』の話を知ってるかい?」
「あれでしょ。 唯一無二の相手、運命の人、みたいな?」
「そう。 実はね、敖家は竜王の一族なんだ。」
「は?」
「初めて君を見た時、私は君こそが番だとわかった。
誰にも渡すわけにはいかない、そう思ったんだ。」
「だからって、会ったその日に押し倒した挙句中出しはない、と思う。」
「大丈夫、そうそう子供はできないから。」
「何よ、それ…。」
「君は今、子供ができること望んでないだろ?」
「そう、ですけど…。」
「なら、心配しなくてもいいよ。
うちの家系は互いが望まなければ子はできないから。」
「え?」
「そのうち、教えてあげるよ。
でも、今はこうして体を重ねてお互いを知っていこう。」
そう言って、紹さんは微笑みかける。
その美しい笑みはとんでもない破壊力があり、私は抜け出せなくなった。
その夜も数え切れないほどイかされ、溢れるほど白濁を注がれた。
だが、九月に入ると仕事の関係で紹さんは香港に戻らざるを得なくなった。
「里佳子、仕事も目途が付いたら戻ってくるから。」
「紹さん?」
「だから、誰にも靡くんじゃないよ。」
「私、そんなに尻軽じゃありません。」
「はは、そういうところ男前だね。」
「よく言われます。」
「でも、私にとってはありがたいけどね。」
「…………。」
複雑な顔をしていると、いきなり抱き寄せられて額に口付けを落とされた。
私は驚いて見上げると、またあの妖艶な笑みを向けられた。
「クリスマスまでには片付けるから予定は開けといて。」
「え?」
「一緒に過ごそう。」
「紹さん…。」
「じゃ、また連絡する。」
紹さんはそう言い残して日本を後にした。
その後、私は卒論と大学院への推薦入試の準備で忙しくなり、連絡を取ることはなかった。
社長である紹さんも忙しいのであろう、あちらから連絡が来ることもなく、時は過ぎていった。
もともと、お互いの連絡先を交換していなかったのだから、当然のことだったのだろう。
結局、約束したクリスマスに連絡はなく、気付けば季節は冬から春へと変わり、やがて夏を迎えようとしていた。
梅雨明け間近となった6月末、学食のカフェのいつもの席で一人黄昏ていた。
そんな私に声をかけてきたのは薫だった。
「はぁ…。」
「里佳子?」
「結局、紹さんからは連絡なし。」
「そうなの?」
「まぁ、しょうがないけどね。」
「なんで?」
「だって、プライベートな連絡先聞いてないもん。」
「え? で、でも、名刺もらったんでしょ?」
「もらったけど…。」
「お養父さんに聞いたんだけど…。」
「な、なに?」
「気になる子には名刺の裏にプライベートな連絡先書くんだって。」
「へ? ま、まじで?!」
「もう一回、確かめたら?」
「うぅ、そうする…。」
私は若干涙目で結論付ける。
それを苦笑する薫。
「あ…。 そういえば子供たちは?」
「片倉のお姉さんが見てくれてるの。」
「そっか、お義兄さん小児科医だしね。」
「うん、あそこは保育士さんも常駐してるから安心なの。」
「それで、今日は伊達先生がニコニコ顔なのね。」
「ウッ…。」
「研究室でいちゃつかないようにね。」
「わかった。」
そこで私は薫と別れて、資料集めのために図書室の奥にある書庫へと向かった。
そこは古い本の匂いがして静かなところ。
私のお気に入りの場所でもあった。
死角となった場所に寄りかかりながらカバンの中から紹さんの名刺を探し出す。
一度深呼吸をしてからそれを裏返すとやはりそこには携帯番号とアドレスが書かれていた。
私は脱力して項垂れ、へたり込んでしまった。
「今更気づいてももう遅いよね…。」
私は泣きたくなった。
きっと私からの連絡を待っていたはず。
それなのに、全然気づかずにいたのだ。
「遅いかどうか、決めるのはまだ早いよ。」
「!!!」
私はその声に驚き顔を上げる。
そこに立っていたのは紹さんだった。
私は立ち上がろうとしたが、紹さんは両肩を押さえつけて身をかかがめてきたのでできない。
そのまま唇を塞がれる。
と、同時に紹さんは床に胡坐をかいて座り、肩に置かれた手を背に回してきた。
「んふっ…。」
「里佳子…。」
見上げるとその瞳の奥に情欲を孕んだ光が見て取れる。
私は観念するよりほかない。
紹さんはスカートからシャツを抜き取ると、右手を入れて器用にブラのホックを外す。
反対の左手はボタンを外しにかかってくる。
「だ、ダメ…。」
「何が?」
「だって、誰か来たら…。」
「大丈夫、今は講義中だろ?」
「そ、そうだけど…。」
「それにここは死角だから、声さえ押さえれば気づかれないよ。」
そういって、再び唇を塞ぐ紹さん。
その甘く蕩けるようなキスに私はあっという間に陥落する。
彼の唇が項から鎖骨を這い、やがて双丘の頂の赤い実にたどり着く。
それをはじめはねっとりと嘗め回し堪能する。
やがてその実が立ち上がったのを確認して、今度は強く吸い上げてきた。
「んふっ!」
私は両手で口を押えるが、どうやっても声は漏れてしまう。
その様子が楽しいのか、彼はもっと強く吸い上げてくる。
それだけではない。
背中をはい回っていたはずの右手はスカートの中に忍び込んでいて太ももを這い、やがてショーツの上から秘裂を上下に撫で始める。
私の体は正直で奥からどんどんと蜜があふれショーツを濡らしていく。
それは布越しでもわかるほどで、紹さんは目を細めて喜んでる。
その右手をショーツの中に差し込んで、直に堪能し始める。
私は必死に声をこらえるが、探り当てられた花芯を強く擦られて目の前で白い火花が散った。
「あぁぁぁぁ!!」
気づけば、私は嬌声をあげ達した。
何も考えることができず、虚ろになり視線を漂わせているとカチャカチャとベルトを外す音が聞こえてくる。
「里佳子、いいだろ?」
「紹、さん…。」
膝立ちになった紹さんはスラックスとボクサーパンツを下すと陰茎に手を添え、私の濡れそぼった蜜壺に宛がい、一気に貫いた。
私は久々に与えられた感覚に仰け反る。
紹さんは私を強く抱きしめ繋がりを更に深くする。
もはや、その背にしがみ付くことしかできない。
そうして始まった抽挿に私は体を揺さぶられ、ただただ喘ぐことしかできない。
与えられる快楽に理性は焼き切れ、貪るように足を腰にからめる。
ここが書庫であることすら忘れていた。
「里佳子、気持ち、いい?」
「うん、き、気持ち、イイのぉ…。」
「じゃ、もっと気持ちよくしてあげるよ。」
紹さんは絡めた私の足をほどくと、大きく広げて自身の肩に乗せる。
そして、私を床に寝かせ覆いかぶさってきた。
その状態で激しく抽挿を繰り返され、私は快感の波に呑まれる。
あたりに響くのは肉のぶつかる音…。
紹さんの陰茎が私の隘路を激しく抜き差しする。
久しぶりだったのだろうか、抽挿のスピードが急激に上がる。
追い立てられるように私が達すると、紹さんも低い呻きとともに達した。
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