人喰い狼と、世界で最も美しい姫君

十五夜草

文字の大きさ
3 / 17

1歳 人喰い狼と、大天才?

しおりを挟む
 ローザを拾って一年がたった。
 初めは意味の分からない言葉しか話せなかったローザだが、最近は次第に意味のある単語を話せるようになってきた。

「ぱす、ぱす」
「うむ、そうだ。私はパステールだぞ。えらいな、ローザ」

 そう、なんと最近は私の名前まで呼べるようになったのだ。
 パステールという発音は少々難しいようで、まだ「パス」としか言えないがそれでも十分すごい。
 たった一年で言葉を話せるようになるなど、ローザは天才ではなかろうか。

「人間の子供は、大体一年もすれば単語くらいなら話せるようになるわよ」
「つまり、他の子に負けず劣らず成長しているわけだな。
 すごいぞ、ローザ」

 サラは呆れた様子だったが、産まれた時から既に他より劣っていた私から見れば他と同じように成長できているというだけで十分すごい。
 尻尾でローザの頬を撫でると、ローザはきゃっきゃと声を上げて笑った。

「ちゃんと反応もするし、ご飯も食べるし、言葉も話せて四つ足で移動も出来る。
 少し前まで寝返りも打てなかったのにここまで出来るとは、天才なんじゃないのか」
「あんたのそういう前向きなところ、私好きよ」
「……皮肉か?」
「馬鹿ね。本心よ」

 以前サラにいわれたことを思いだして尋ねると、そう返されてしまった。
 相変わらずサラの言葉は難しい。
 だが、本心ということは私の前向きなところを彼女が好いてくれているということだ。それは、素直に嬉しかった。

 思わずぱたぱたと尾を振ると、ローザが手足を同じようにばたつかせて「さら、うまうま」とサラに腕を伸ばした。
 「うまうま」というのは食事の意味だ。それから、食事がおいしい時やうれしい時に使用される。
 どの意味がどんなときに使用されるかは、ローザの気分次第だった。

「はいはい、ごはんね」

 私にはその使い分けがよく分からないが、サラには判断できるようで今回もすぐに食事を用意していた。
 精霊は竜種に次いで長く生きる故にその知識も深いとされる。これも経験と知識の差だろうか。
 魔法で浮かせたスプーンに細かく切った林檎をのせたサラが、それを口元に持っていく。

「うまうま」
「そうね、りんごはおいしいわね」

 大きく口を開けてスプーンをくわえたローザが、にここにとしながら口を動かした。
 両手を先ほどからぱちぱちと打ち鳴らしているので、どうやら気に入ったようだ。
 果物ならなんでも好きなローザだが、真っ赤に熟れたリンゴや木苺、花の蜜を掛けた赤スグリが特にお気に入りのようでそれらを食べると非常に機嫌がよくなる。
 今の時期はリンゴが豊富に採れる時期だから、当分の間ローザはご機嫌でいることだろう。

 用意した果物を食べ終わると、ローザはさっそく室内を探検し始めた。
 少し前に四つ足で歩けるようになってから、ローザはあちこちに行きたがる。
 行動範囲が広がったことで、目に映るもの全てが新鮮に見えるのだろう。
 マギアスに庇護されたばかりの頃、私もよく家の中を探索していたからその気持ちは想像できる。

 それはいいのだが、好奇心が行きすぎて私の食事を食べようとしたり、外に出ようとしたりするのでなかなか目が離せない。
 人間の赤ん坊は生肉を消化できないし、外にはローザにとって危険なものがたくさんあるのだ。
 幼い頃の私を世話していたマギアスやサラも、こんな気持ちだったのだろうか。

「ぱすー」

 幸い、今日のローザは少し室内を這い回った後は一直線に私に近寄ってきた。
 私の腹にほおずりをして、満面の笑みを浮かべている。
 毛皮の感触が心地いいのか、ローザは何かと私の腹を触りたがるのだ。

 好きなように遊ばせていると、小さな手が私の背や腰をぺちぺちと叩いた。
 痛みは全くないが、くすぐったくてならない。

 大人しくさせようと頬を舐めると、ローザは楽しそうに声を上げて床を転げ回った。
 どうやら、これも遊びの一種だと思ってしまったらしい。
 まあ、叩かれることはなくなったからこれも良しとしよう。

 しばらく頬や背中を舐めたり、尻尾でくすぐったりしているうち、ローザがうとうととし始めた。
 散々はしゃいで、疲れたのだろう。
 小さな身体を腹の上に寝かせてやると、すぐに寝息が聞こえてきた。

「朝食を食べた後にも眠ったというのに、よく眠るものだ」

 夜に眠り、朝に眠り、昼に眠り……思えば、食事をしている時と遊んでいるとき以外は常に眠っているような気がする。
 そういうと、近くで様子を眺めていたサラがくすくすと笑って空中で円を描いた。

「子供は寝るのが仕事。それで普通よ。
 あんたも、拾われたばかりの頃はそれくらい眠ってたわ」
「そうだっただろうか……忘れてしまったな」

 そう言うと、サラは「そういうことにしておくわ」とくすくす笑った。
 私が本当はしっかりと覚えていることを、分かっているのだろう。

 毎日お腹いっぱい食べては広い家の中を探索し、マギアスやサラに遊んでもらっては疲れて眠る。
 そんな日々を、あの頃はずっと繰り返していた。
 思えば、私の幸福はあの時から始まったような気がする。
 私の言葉に、サラは「懐かしいわね」と言って上下に揺れた。

「あの頃のあんたは、小さくてかわいかったわ」
「今はどうなんだ?」
「今のあんたを「小さくてかわいい」なんていう奴がいたら、そいつはきっとオークかオーガよ」

 呆れたように身体を上下させて、サラが私の頭の上に乗った。
 サラが乗っている部分が、まるで陽の光が当たっているようにぽかぽかと温かくなる。

「眠るのか?」
「そうね。ローザを見てたら、なんだか眠くなっちゃった。
 振り落とさないでよ。そんなことしたら、おしりの毛をつるつるに焼いてあげるから」
「勘弁してくれ……」

 恐ろしいことを言い残して、サラが口を噤んだ。
 この状態では様子を伺うことは出来ないが、きっと先ほどの言葉通り眠りに就いたのだろう。
 下手に動けばサラやローザを起こしかねない。
 少し考えた後、私も眠ることにした。






 次に目を覚ましたのは、窓から差し込む陽射しが大分傾いてからだった。
 いつものように身体を伸ばそうとしてサラやローザの存在を思い出し、慌ててそれを止める。
 サラは大体、有言実行なのだ。

 そっと視線を下にやると、ローザの安らかな寝顔が目に入った。
 何か食べる夢でも見ているのだろうか。むにゃむにゃと動く小さな口からは、よだれが垂れている。
 おかげで、その下にある私の毛皮はべたべただ。これは、ローザが起きた後に水浴びをする必要があるだろう。

「あら、もうこんな時間?」

 苦笑いしたことで、その振動が伝わってしまったのだろう。
 寝ぼけたサラの声が頭の上から降ってきた。
 視界の上で赤い光がちらりと動く。
 それを追って視線を動かすと、宙を漂うサラの淡い赤色が目に入った。

「ずいぶん寝ちゃったのね。少し気温が下がってきたかしら」
「うむ。もう少し温度が高くてもいいかもしれないな」

 炎の精霊であるサラや厚い毛皮に覆われている私は平気だが、ローザには少し肌寒いかもしれない。
 夏の盛りを過ぎて次第に日が短くなりつつあるこの頃は、昼はよくとも夜になるとぐんと冷え込むのだ。
 サラが魔法を使うと、冷え込んだ空気が少しずつ暖まりはじめた。

 と、その時眠っていたローザがもぞもぞと身体を動かした。
 出来るだけ声を抑えたつもりだったが、うるさかったのかもしれない。
 やがて、薔薇色の目がぱちりと開く。

「起きたか、ローザ」
「あーい」

 すっかりくしゃくしゃになった黒髪を毛繕いすると、ローザが元気よく返事をして笑った。
 先ほどまで眠っていたとは思えないほどの機嫌の良さだ。きっと、寝起きがいいのだろう。
 マギアスは寝起きが悪くて起こすのに一苦労だったから、ここは非常に楽だった。

 まだ身体が小さな頃は「もう少し寝ようよ」と言われて抱き上げられ、そのまま一緒に眠ってはサラにまとめて怒られたものだ。
 そんなことが出来ないほど身体が大きくなってからは、ベッドから起き上がったマギアスに枕にされて一緒に眠り、やはりサラに怒られた。

「時間もちょうどいいし、そろそろご飯にしましょうか」

 そういって、サラが貯蔵庫から赤スグリと数種類の木の実を持ってきた。
 これらを魔法で細かく切ったり、花の蜜を掛けたりしてスプーンに盛ったのがローザの食事だ。
 準備にそう時間が掛かる訳ではないのだが、大好物の赤スグリに待ちきれなくなったのだろう。
 ローザが目をきらきらとさせて手を伸ばした。

「はいはい。今切ってあげるから、もうちょっと待ちなさい。
 今のままだと、まだ酸っぱいわよ」

 赤スグリは酸味のつよい果実だ。
 以前何も掛けていない赤スグリを与えた時には、その酸味に顔をしかめて大声で泣いていた。
 マギアスはそのまま食べたりジュースにして飲んだりとその酸味を楽しんでいたのだが、それはローザには少し早すぎたらしい。

 その後はしばらく出していなかったのだが、赤スグリの美しい赤色に惹かれたのだろう。
 どうしても食べたがるのでサラが花の蜜を掛けて食べさせたところ、好物になったのだ。
 そのまま食べさせてまたローザが大泣きしないよう、サラが魔法で赤スグリをローザから遠ざけた。

 ただ、今日のローザはどうしても赤スグリがほしかったらしい。
 座ったまま、短い腕をいっぱいに伸ばした。
 もちろん、宙に浮かんでいるサラや赤スグリには手が届かない。

 そろそろ泣き出してしまうだろうか。
 気を逸らそうと尻尾を揺らしたとき、不意にローザが立ち上がった。

「ロ、ローザ?」

 時折支えなしで立つことはあったが、こんなにいきなり立ち上がるのは初めてだ。
 その上、一歩、二歩と歩いたのだ!
 結局三歩目を踏み出す前にバランスを崩して座り込んでしまったが、これは間違いなくローザが初めて歩いた瞬間だった。

「ローザ! すごい、すごいぞ! 歩けるようになったのか!」
「なかなか、早いじゃない。しっかりした足取りだったわ」

 座り込んだローザに駆け寄って褒めちぎると、ローザはきょとんとした顔で私とサラを見た後にこにこと微笑んだ。
 自分が褒められていることが分かっているのかもしれない。
 やはりローザは天才だ。
 誰がなんと言おうと、私にとっては大天才だ。

 その日の夕食に添えられた果物は、ローザが初めて歩いたことを記念して赤スグリにリンゴ、ブドウとローザの好きなものばかりだった。
 もちろん、ローザが終始ご機嫌だったことはいうまでもない。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします

未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢 十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう 好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ 傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する 今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった

ギルドの受付嬢はうごかない ~定時に帰りたいので、一歩も動かず事件を解きます~

ぱすた屋さん
ファンタジー
ギルドの受付嬢アイラは、冒険者たちから「鉄の女」と呼ばれ、畏怖されている。 絶世の美貌を持ちながら、常に無表情。そして何より、彼女は窓口から一歩も動かない。 彼女の前世は、某大手企業のコールセンター勤務。 営業成績トップを走り抜け、最後には「地獄のクレーム処理専門部署」で数多の暴言を鎮めてきた、対話術の怪物。 「次の方、どうぞ。……ご相談ですか?(クローズド・クエスチョン)」 転生した彼女に備わったのは、声の「真偽」が色で見える地味な能力。 だが、彼女の真の武器は能力ではなく、前世で培った「声のトーン操作」と「心理誘導」だった。 ある日、窓口に現れたのは「相棒が死んだ」と弔慰金をせしめようとする嘘つきな冒険者。 周囲が同情し、ギルドマスターさえ騙されかける中、アイラは座ったまま、静かにペンを走らせる。 「……五秒だけ、沈黙を差し上げます。その間に、嘘を塗り直すおつもりですか?」 戦略的沈黙、オウム返し、そして逃げ場を塞ぐイエス・セット。 現代のコールセンター術を叩きつけられた犯人は、自らその罪を吐き散らし、崩れ落ちる。 「あー、疲れた。一五分も残業しちゃった。……マスター、残業代三倍でお願いしますね」 これは、一歩も動きたくない受付嬢が、口先だけで悪を断罪し、定時退勤を目指す物語。

転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです

青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく 公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった 足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で…… エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた 修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく…… 4/20ようやく誤字チェックが完了しました もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m いったん終了します 思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑) 平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと 気が向いたら書きますね

処理中です...