119 / 153
リハビリ
しおりを挟む
3日後の朝。俺は家から出て、近くの公園へと足を運んでいた。
「うん……うん、動ける」
治った両腕と右足を動かし、完治したことを確認すると、地面の上をぴょんぴょんと跳躍し体をほぐす。
(それにしても…………)
何故かはわからないが、3日間と言う短い時間で、あそこまでボロボロになった体が治ったと言うのは驚異的だ。
あの時は闘力操作で闘力を全身にまとっていたから、今までと比べてダメージが少なかったとか考えたが、あんだけ骨を折っておいて、ダメージが少ないもクソもない。状況証拠がない以上、この話は迷宮入りだ。
疑問が残ってしまったが、傷が早く治ること自体は悪いことではない。ここはありがたく思うことにしよう。
「よっ……! ほっ……!」
足や腕で構えをとり、空想の敵を考えてイメージトレーニングをする。イメージする相手は、もちろんのこと袖女。神奈川で訓練をした時と同じだ。
少しばかり取っ組み合いをした後、少し距離を置き、互いに静止する。
「…………」
イメージ袖女はゆっくりと右手を上げ、正拳突きの姿勢をとる。そこから放たれる強力な遠距離攻撃で、ダメージ量を稼ごうと言う魂胆なのだろう。
…………だが、それが聞くのは少し前の俺だけだ。
今は違う。俺はあのバカでかい虎と殺し合った事により、闘力操作の闘力の総量をさらに増やしたのだ。
そして、量が増えれば…………
「むぅん!!!」
(こういうこともできる)
俺は一気に体に眠る闘力を放出する。溢れ出る闘力は、はっきりと肉眼で白く捉えられるほど濃く強くなっている。闘力が多くなっていると言う事は、一度に使える量も多くなっていると言う事だ。
(つまり……)
そのありあまる闘力を使い、イメージ袖女の拳が振り出される前に、即座に目の前に移動し……
イメージ袖女の腹を、右拳で突き破った。
「…………」
なんと呆気ない。イメージとは言え、あそこまで苦戦した袖女をそこらの虫のように圧倒した。
自分自身でも成長は実感できていたが、まさかここまでとは。闘力が今まで以上に膨れ上がっている。誇張表現かもしれないが、常に意識していないとあふれ出してしまいそうだ。
「…………っと、とっととおさらばしないとな」
スキルは原則使用禁止だ。神奈川の時は施設があったので良かったが、大阪には見たところないため、実質特訓できるところはどこにもない。
今日は朝で人通りが少なく、人目がないから良かったが、スキルを堂々と使って音を立ててしまった。もうそろそろ退却したほうがいいだろう。
それに、明日が肝心の取引日だ。その前に警察に捕まっては本末転倒。
今日は何もせず、家でゆっくりとくつろぐとしよう。
「…………あ、そういえば…………」
――――
「はぁ……」
パート中、私は大阪に来て、何回目かと思うため息をつく。
大変だった。本当に大変だった。神奈川では看病まがいのことも勉強させられていたが、勉強するのと実際にするとのでは全く訳が違う。看病する相手が複雑な関係だと尚のことだ。
包帯の取り替えやらなんやらと……これからはもっと看護師に敬意を表すことにしよう。
「あの~! 浅間さん?」
「はい?」
そんなことを思っていると、前にも紹介した1番喋りかけてくる子から言葉がかけられる。
疲れているとは言え、あの時ほどしんどいわけではない。
あの時のように遅れて反応せず、しっかりと反応できた。あの時みたいに心配される事は無いだろう。
「いや……3日間休んでたから、大丈夫かなって思っちゃって……」
「ああ……」
前言撤回。めちゃくちゃ心配されていた。
よく考えればそれはそうだ。私は彼の看病のために、3日間もの間休みをもらっていた。彼の存在がバレるとまずいため、連絡では私が風邪にかかったと言うふうにしていた。
ゆえにこういう風に心配されているわけだが……
(全っ然、大丈夫なんですよね…………)
私はとても健康体だ。なんたって全部嘘なんだから。
心配されるところを見ると、なんだか申し訳なくなってくる。
「……はぁ」
私は、3日前とはまた違ったしんどさを抱きながら、パートをこなす事になった。
――――
昼の12時。やっと私は家に帰ってきた。
……いや、正確に言うと彼の家なのだが。
「はぁ……疲れた……」
なかなかにハードだった。チェス隊として神奈川にいた頃は、周りにもっと有名な人がいたため、そこまで近くで見られる事はなかったのだが……誰かから視線を送られながら仕事をこなすのがここまで大変だったとは。大阪では初めて知ることが多い。最近はほとんど毎日のように誰かしらに感謝しているような気がする。
「……おーい」
「はいはい……」
姿かたちは見えないが、どこからともなく彼の声が聞こえてくる。
そうだ……まだ彼の看病が残っていた。
仕事場でも仕事、家でも仕事。正直参りそうになるが、こちらは居候している身。文句を言うわけにはいかない。
重い腰を上げ、廊下からリビングに移動すると……
(……お?)
窓から光が射してくるリビングで、両足で地面をしっかりと掴み、床に立つ彼の姿があった。
「……治った」
「……よかったですね」
あまりにも簡素なセリフ。あまりにも当たり前な報告。リビングに来た私にかけられた言葉は、その一言のみであった。
「…………」
正直、感謝の言葉の一言ぐらいあってもいいんじゃないかと思ったが、彼の事だ。そんなもの必要ないとでも思っているのだろう。今更そんなこと程度で怒る私ではない。
それに、怪我が治ったのならば、こちらとしてはありがたい。家で仕事しなくてもいいのならば、後は家事をするだけだ。こちらとしてはプラス。何の問題もない。
そんなふうに自分の中で結論付け、荷物を置いて家事に取り掛かろうとした時。
「……なぁ」
「なんですか…………」
「…………」
私がそう返すと、急に彼は押し黙る。こちらは早く家事を終わらせて、休みに入りたいのだ。言うことがあるならはっきりと言って欲しい。
「……服屋行くか」
「ええ……」
まさかのお誘いだった。
「うん……うん、動ける」
治った両腕と右足を動かし、完治したことを確認すると、地面の上をぴょんぴょんと跳躍し体をほぐす。
(それにしても…………)
何故かはわからないが、3日間と言う短い時間で、あそこまでボロボロになった体が治ったと言うのは驚異的だ。
あの時は闘力操作で闘力を全身にまとっていたから、今までと比べてダメージが少なかったとか考えたが、あんだけ骨を折っておいて、ダメージが少ないもクソもない。状況証拠がない以上、この話は迷宮入りだ。
疑問が残ってしまったが、傷が早く治ること自体は悪いことではない。ここはありがたく思うことにしよう。
「よっ……! ほっ……!」
足や腕で構えをとり、空想の敵を考えてイメージトレーニングをする。イメージする相手は、もちろんのこと袖女。神奈川で訓練をした時と同じだ。
少しばかり取っ組み合いをした後、少し距離を置き、互いに静止する。
「…………」
イメージ袖女はゆっくりと右手を上げ、正拳突きの姿勢をとる。そこから放たれる強力な遠距離攻撃で、ダメージ量を稼ごうと言う魂胆なのだろう。
…………だが、それが聞くのは少し前の俺だけだ。
今は違う。俺はあのバカでかい虎と殺し合った事により、闘力操作の闘力の総量をさらに増やしたのだ。
そして、量が増えれば…………
「むぅん!!!」
(こういうこともできる)
俺は一気に体に眠る闘力を放出する。溢れ出る闘力は、はっきりと肉眼で白く捉えられるほど濃く強くなっている。闘力が多くなっていると言う事は、一度に使える量も多くなっていると言う事だ。
(つまり……)
そのありあまる闘力を使い、イメージ袖女の拳が振り出される前に、即座に目の前に移動し……
イメージ袖女の腹を、右拳で突き破った。
「…………」
なんと呆気ない。イメージとは言え、あそこまで苦戦した袖女をそこらの虫のように圧倒した。
自分自身でも成長は実感できていたが、まさかここまでとは。闘力が今まで以上に膨れ上がっている。誇張表現かもしれないが、常に意識していないとあふれ出してしまいそうだ。
「…………っと、とっととおさらばしないとな」
スキルは原則使用禁止だ。神奈川の時は施設があったので良かったが、大阪には見たところないため、実質特訓できるところはどこにもない。
今日は朝で人通りが少なく、人目がないから良かったが、スキルを堂々と使って音を立ててしまった。もうそろそろ退却したほうがいいだろう。
それに、明日が肝心の取引日だ。その前に警察に捕まっては本末転倒。
今日は何もせず、家でゆっくりとくつろぐとしよう。
「…………あ、そういえば…………」
――――
「はぁ……」
パート中、私は大阪に来て、何回目かと思うため息をつく。
大変だった。本当に大変だった。神奈川では看病まがいのことも勉強させられていたが、勉強するのと実際にするとのでは全く訳が違う。看病する相手が複雑な関係だと尚のことだ。
包帯の取り替えやらなんやらと……これからはもっと看護師に敬意を表すことにしよう。
「あの~! 浅間さん?」
「はい?」
そんなことを思っていると、前にも紹介した1番喋りかけてくる子から言葉がかけられる。
疲れているとは言え、あの時ほどしんどいわけではない。
あの時のように遅れて反応せず、しっかりと反応できた。あの時みたいに心配される事は無いだろう。
「いや……3日間休んでたから、大丈夫かなって思っちゃって……」
「ああ……」
前言撤回。めちゃくちゃ心配されていた。
よく考えればそれはそうだ。私は彼の看病のために、3日間もの間休みをもらっていた。彼の存在がバレるとまずいため、連絡では私が風邪にかかったと言うふうにしていた。
ゆえにこういう風に心配されているわけだが……
(全っ然、大丈夫なんですよね…………)
私はとても健康体だ。なんたって全部嘘なんだから。
心配されるところを見ると、なんだか申し訳なくなってくる。
「……はぁ」
私は、3日前とはまた違ったしんどさを抱きながら、パートをこなす事になった。
――――
昼の12時。やっと私は家に帰ってきた。
……いや、正確に言うと彼の家なのだが。
「はぁ……疲れた……」
なかなかにハードだった。チェス隊として神奈川にいた頃は、周りにもっと有名な人がいたため、そこまで近くで見られる事はなかったのだが……誰かから視線を送られながら仕事をこなすのがここまで大変だったとは。大阪では初めて知ることが多い。最近はほとんど毎日のように誰かしらに感謝しているような気がする。
「……おーい」
「はいはい……」
姿かたちは見えないが、どこからともなく彼の声が聞こえてくる。
そうだ……まだ彼の看病が残っていた。
仕事場でも仕事、家でも仕事。正直参りそうになるが、こちらは居候している身。文句を言うわけにはいかない。
重い腰を上げ、廊下からリビングに移動すると……
(……お?)
窓から光が射してくるリビングで、両足で地面をしっかりと掴み、床に立つ彼の姿があった。
「……治った」
「……よかったですね」
あまりにも簡素なセリフ。あまりにも当たり前な報告。リビングに来た私にかけられた言葉は、その一言のみであった。
「…………」
正直、感謝の言葉の一言ぐらいあってもいいんじゃないかと思ったが、彼の事だ。そんなもの必要ないとでも思っているのだろう。今更そんなこと程度で怒る私ではない。
それに、怪我が治ったのならば、こちらとしてはありがたい。家で仕事しなくてもいいのならば、後は家事をするだけだ。こちらとしてはプラス。何の問題もない。
そんなふうに自分の中で結論付け、荷物を置いて家事に取り掛かろうとした時。
「……なぁ」
「なんですか…………」
「…………」
私がそう返すと、急に彼は押し黙る。こちらは早く家事を終わらせて、休みに入りたいのだ。言うことがあるならはっきりと言って欲しい。
「……服屋行くか」
「ええ……」
まさかのお誘いだった。
1
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
器用貧乏な赤魔道士は、パーティーでの役割を果たしてないと言って追い出されるが…彼の真価を見誤ったメンバーは後にお約束の展開を迎える事になる。
アノマロカリス
ファンタジー
【赤魔道士】
それは…なりたい者が限られる不人気No. 1ジョブである。
剣を持って戦えるが、勇者に比べれば役に立たず…
盾を持ってタンクの役割も出来るが、騎士には敵わず…
攻撃魔法を使えるが、黒魔道士には敵わず…
回復魔法を使えるが、白魔道士には敵わず…
弱体魔法や強化魔法に特化していて、魔法発動が他の魔道士に比べて速いが認知されず…
そして何より、他のジョブに比べて成長が遅いという…
これは一般的な【赤魔道士】の特徴だが、冒険者テクトにはそれが当て嵌まらなかった。
剣で攻撃をすれば勇者より強く…
盾を持てばタンクより役に立ち…
攻撃魔法や回復魔法は確かに本職の者に比べれば若干威力は落ちるが…
それを補えるだけの強化魔法や弱体魔法の効果は絶大で、テクトには無詠唱が使用出来ていた。
Aランクパーティーの勇者達は、テクトの恩恵を受けていた筈なのに…
魔物を楽に倒せるのは、自分達の実力だと勘違いをし…
補助魔法を使われて強化されているのにもかかわらず、無詠唱で発動されている為に…
怪我が少ないのも自分達が強いからと勘違いをしていた。
そしてそんな自信過剰な勇者達は、テクトを役立たずと言って追い出すのだが…
テクトは他のパーティーでも、同じ様に追い出された経験があるので…
追放に対しては食い下がる様な真似はしなかった。
そしてテクトが抜けた勇者パーティーは、敗走を余儀無くされて落ち目を見る事になるのだが…
果たして、勇者パーティーはテクトが大きな存在だったという事に気付くのはいつなのだろうか?
9月21日 HOTランキング2位になりました。
皆様、応援有り難う御座います!
同日、夜21時49分…
HOTランキングで1位になりました!
感無量です、皆様有り難う御座います♪
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる