137 / 153
幕間 ひよりの痩せ我慢 その1
しおりを挟む
「…………んふぁ」
「あ……」
精神不安定な状態のまま、夜の7時を回った頃。ソファで長いこと眠ったままだった彼が目を覚ました。
(駄目だ……駄目。彼の前でだけは……)
できるだけ元気な姿を。できるだけいつも通りの姿を。彼は私なんかよりもよっぽど無理をしているのだ。私だって、これくらいの無理くらいはできる。できなくても無理矢理するのだ。
「おはようございます……ご飯できてますよ」
「ん…………」
彼は眠そうな瞼を擦り、ダルそうに体を持ち上げる。どこにでもある光景。寝起きだからかもしれないが、彼からは私のように、今回のことを引きずってはいない様に感じた。
彼は欠伸を何度も繰り返しながら、こちらに向かって歩を進めてくる。やめてくれ、バレてしまうかもしれないじゃないか。
私は焦る気持ちを必死に抑え、鍋の中に出来上がったうどんを器に投入し、彼の待つテーブルまで持っていく。
「はい、今日はうどんです」
「……お~う」
私と彼は、テーブルに向かい合わせで座る。と言う事は、日常生活の中で、1番体が近づくタイミングと言うわけだ。
なので早く終わりたい。いつもは大丈夫なのに、心臓の鼓動音が止まらない。落ち着かない。
私ははやる気持ちを抑えず、私と彼の分をテーブルに置くと、いただきますも言わず勢い良く麺をすすり始めた。
本当はおいしいはずなのに、他のことに意識が行きすぎて、味はあまり感じない。それよりも優先することがあるのだ。
…………だから、そんなにじっとこっちを見ないでほしい。
…………そうだ。今こそ話題作りを。この落ち着かない気持ちも、話題さえ出てくれば少しはマシになるだろう。
そうなった時の、私の行動は早かった。
「んぐんぐ…………そういえば、報酬がもらえるのはいつなんですか?」
あの任務に行った者なら、誰しもが報酬の事を思い浮かべるだろう。話の流れとしても不自然ではない。当たり前の疑問。それを彼にぶつけた。
「……ああ、いつでもいいらしいぞ……連れて行かせないからな?」
「え~なんでですか~」
「ともかく駄目だ。約束通り任務には連れて行ってやったんだから、それで我慢しろ」
「……ちぇ」
……駄目だ。話が全く進まない。聞こえるのは話し声ではなく、うどんをすする音のみ。自分がまいた種なのだ。話の話題位は自分で稼がなくては。
…………………………
(……何にも思い付かない)
なぜだろう。テストの時や戦闘の時はあれほど頭が回るのに、いざこうゆう日常的な場面だと、何にも頭が回らない。脳がオフと認識している為、頭が動かないのだろうか。
(いや、そんなこと考えてる暇は無い)
なぜ頭が回らないのかなんて考えていては駄目だ。考えをそらさず、まず話題を考えよう。
そうやって頭を悩ませて数分。やっとの思いで回らない頭から話題を絞り出した。
「…………あの」
「ん……なんだ?」
「そろそろ名前ぐらい教えてくださいよ」
「ええ……」
悩みに悩んだ私の脳内が出した唯一の話題。まだお互いに教え合っていない物。お互いの名前だ。
もちろん、私達は敵同士。お互いの名前を教えれば、これからの人生に多少でも影響を与えるだろう。
そして彼の脳なら、その考えにすぐに行き着くはず。彼は嫌がり、私はお願いする。そうする事によって時間を稼ぎ、最終的には適当に切り上げ、この気まずい時間を乗り切る作戦だ。
…………でも、本当に名前が知れたらいいな。
「駄目だ。自分の立場位は弁えろ」
当たり前と言えば当たり前の返し。想定内の返しならば、余裕で対処することが可能だ。
「大丈夫ですって、神奈川には言いませんから!」
「信用できん。駄目だ」
「信用できないって……う~ん」
(信用できない……か)
敵同士なので当たり前だが、いざ面と向かって言われると、少し胸にズキリと痛みが走る。
「じゃぁ苗字だけでも!」
「……それ意味あんのか?」
「ありますよ! いつまでたっても"袖女"と"あなた"じゃあ面倒臭いでしょう? 苗字だけでも知れれば、生活もだいぶ楽になりますって!!」
「う~ん…………」
ここまでは想定通り。拒否する彼に対して、お願いする私。時間時間を引き伸ばして……
「まぁ、それぐらいならいいかなぁ……」
私の耳に、信じがたい言葉が入ってくる。
「ほんとですか!」
何度も言うが、信じられない返事。ここで彼がもう一度拒否し、私がもう一度お願いする流れが潰れてしまったが、今やそんなことなんてどうでもいい。
これで彼の苗字が知れれば…………
知れれば…………
(いや、これは神奈川の為なんだ。神奈川の為)
苗字が知れれば、神奈川の科学力で人物を特定できるかもしれない。そうだ。それだけ。ただそれだけ。
私は自分にそう言いきかせ、まずは自分の苗字を言うために、息を吸ってワンクッション入れる。
「決まりですね! じゃぁ私の苗字は"浅間"です! さぁ!言いましたよ! 早く! あなたの苗字を!」
「お、おぉ…………"田中"だ」
(田中……田中)
なんともどこにでもある苗字だ。しかし、どこにでもある苗字のため、特定は難しいだろう。
(ならしょうがないですね! 神奈川に言っても意味ないですし! うん! 神奈川には言わないでおきましょう! 仕方ない仕方ない……)
「ふむふむ……結構ありきたりのな苗字なんですね」
「ほっとけ、自分でも気にしてるんだ」
「じゃあ……早速……」
私達が苗字を教えあった意味。その意味を実行するため、私は羞恥心を捨てて、はっきりと答える。
「田中さん?」
「…………浅間?」
(…………)
「……やっぱ袖女でいいや」
「……私もあなたって呼びます」
結局、いつもの呼び方に戻る事になった。
「あ……」
精神不安定な状態のまま、夜の7時を回った頃。ソファで長いこと眠ったままだった彼が目を覚ました。
(駄目だ……駄目。彼の前でだけは……)
できるだけ元気な姿を。できるだけいつも通りの姿を。彼は私なんかよりもよっぽど無理をしているのだ。私だって、これくらいの無理くらいはできる。できなくても無理矢理するのだ。
「おはようございます……ご飯できてますよ」
「ん…………」
彼は眠そうな瞼を擦り、ダルそうに体を持ち上げる。どこにでもある光景。寝起きだからかもしれないが、彼からは私のように、今回のことを引きずってはいない様に感じた。
彼は欠伸を何度も繰り返しながら、こちらに向かって歩を進めてくる。やめてくれ、バレてしまうかもしれないじゃないか。
私は焦る気持ちを必死に抑え、鍋の中に出来上がったうどんを器に投入し、彼の待つテーブルまで持っていく。
「はい、今日はうどんです」
「……お~う」
私と彼は、テーブルに向かい合わせで座る。と言う事は、日常生活の中で、1番体が近づくタイミングと言うわけだ。
なので早く終わりたい。いつもは大丈夫なのに、心臓の鼓動音が止まらない。落ち着かない。
私ははやる気持ちを抑えず、私と彼の分をテーブルに置くと、いただきますも言わず勢い良く麺をすすり始めた。
本当はおいしいはずなのに、他のことに意識が行きすぎて、味はあまり感じない。それよりも優先することがあるのだ。
…………だから、そんなにじっとこっちを見ないでほしい。
…………そうだ。今こそ話題作りを。この落ち着かない気持ちも、話題さえ出てくれば少しはマシになるだろう。
そうなった時の、私の行動は早かった。
「んぐんぐ…………そういえば、報酬がもらえるのはいつなんですか?」
あの任務に行った者なら、誰しもが報酬の事を思い浮かべるだろう。話の流れとしても不自然ではない。当たり前の疑問。それを彼にぶつけた。
「……ああ、いつでもいいらしいぞ……連れて行かせないからな?」
「え~なんでですか~」
「ともかく駄目だ。約束通り任務には連れて行ってやったんだから、それで我慢しろ」
「……ちぇ」
……駄目だ。話が全く進まない。聞こえるのは話し声ではなく、うどんをすする音のみ。自分がまいた種なのだ。話の話題位は自分で稼がなくては。
…………………………
(……何にも思い付かない)
なぜだろう。テストの時や戦闘の時はあれほど頭が回るのに、いざこうゆう日常的な場面だと、何にも頭が回らない。脳がオフと認識している為、頭が動かないのだろうか。
(いや、そんなこと考えてる暇は無い)
なぜ頭が回らないのかなんて考えていては駄目だ。考えをそらさず、まず話題を考えよう。
そうやって頭を悩ませて数分。やっとの思いで回らない頭から話題を絞り出した。
「…………あの」
「ん……なんだ?」
「そろそろ名前ぐらい教えてくださいよ」
「ええ……」
悩みに悩んだ私の脳内が出した唯一の話題。まだお互いに教え合っていない物。お互いの名前だ。
もちろん、私達は敵同士。お互いの名前を教えれば、これからの人生に多少でも影響を与えるだろう。
そして彼の脳なら、その考えにすぐに行き着くはず。彼は嫌がり、私はお願いする。そうする事によって時間を稼ぎ、最終的には適当に切り上げ、この気まずい時間を乗り切る作戦だ。
…………でも、本当に名前が知れたらいいな。
「駄目だ。自分の立場位は弁えろ」
当たり前と言えば当たり前の返し。想定内の返しならば、余裕で対処することが可能だ。
「大丈夫ですって、神奈川には言いませんから!」
「信用できん。駄目だ」
「信用できないって……う~ん」
(信用できない……か)
敵同士なので当たり前だが、いざ面と向かって言われると、少し胸にズキリと痛みが走る。
「じゃぁ苗字だけでも!」
「……それ意味あんのか?」
「ありますよ! いつまでたっても"袖女"と"あなた"じゃあ面倒臭いでしょう? 苗字だけでも知れれば、生活もだいぶ楽になりますって!!」
「う~ん…………」
ここまでは想定通り。拒否する彼に対して、お願いする私。時間時間を引き伸ばして……
「まぁ、それぐらいならいいかなぁ……」
私の耳に、信じがたい言葉が入ってくる。
「ほんとですか!」
何度も言うが、信じられない返事。ここで彼がもう一度拒否し、私がもう一度お願いする流れが潰れてしまったが、今やそんなことなんてどうでもいい。
これで彼の苗字が知れれば…………
知れれば…………
(いや、これは神奈川の為なんだ。神奈川の為)
苗字が知れれば、神奈川の科学力で人物を特定できるかもしれない。そうだ。それだけ。ただそれだけ。
私は自分にそう言いきかせ、まずは自分の苗字を言うために、息を吸ってワンクッション入れる。
「決まりですね! じゃぁ私の苗字は"浅間"です! さぁ!言いましたよ! 早く! あなたの苗字を!」
「お、おぉ…………"田中"だ」
(田中……田中)
なんともどこにでもある苗字だ。しかし、どこにでもある苗字のため、特定は難しいだろう。
(ならしょうがないですね! 神奈川に言っても意味ないですし! うん! 神奈川には言わないでおきましょう! 仕方ない仕方ない……)
「ふむふむ……結構ありきたりのな苗字なんですね」
「ほっとけ、自分でも気にしてるんだ」
「じゃあ……早速……」
私達が苗字を教えあった意味。その意味を実行するため、私は羞恥心を捨てて、はっきりと答える。
「田中さん?」
「…………浅間?」
(…………)
「……やっぱ袖女でいいや」
「……私もあなたって呼びます」
結局、いつもの呼び方に戻る事になった。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
器用貧乏な赤魔道士は、パーティーでの役割を果たしてないと言って追い出されるが…彼の真価を見誤ったメンバーは後にお約束の展開を迎える事になる。
アノマロカリス
ファンタジー
【赤魔道士】
それは…なりたい者が限られる不人気No. 1ジョブである。
剣を持って戦えるが、勇者に比べれば役に立たず…
盾を持ってタンクの役割も出来るが、騎士には敵わず…
攻撃魔法を使えるが、黒魔道士には敵わず…
回復魔法を使えるが、白魔道士には敵わず…
弱体魔法や強化魔法に特化していて、魔法発動が他の魔道士に比べて速いが認知されず…
そして何より、他のジョブに比べて成長が遅いという…
これは一般的な【赤魔道士】の特徴だが、冒険者テクトにはそれが当て嵌まらなかった。
剣で攻撃をすれば勇者より強く…
盾を持てばタンクより役に立ち…
攻撃魔法や回復魔法は確かに本職の者に比べれば若干威力は落ちるが…
それを補えるだけの強化魔法や弱体魔法の効果は絶大で、テクトには無詠唱が使用出来ていた。
Aランクパーティーの勇者達は、テクトの恩恵を受けていた筈なのに…
魔物を楽に倒せるのは、自分達の実力だと勘違いをし…
補助魔法を使われて強化されているのにもかかわらず、無詠唱で発動されている為に…
怪我が少ないのも自分達が強いからと勘違いをしていた。
そしてそんな自信過剰な勇者達は、テクトを役立たずと言って追い出すのだが…
テクトは他のパーティーでも、同じ様に追い出された経験があるので…
追放に対しては食い下がる様な真似はしなかった。
そしてテクトが抜けた勇者パーティーは、敗走を余儀無くされて落ち目を見る事になるのだが…
果たして、勇者パーティーはテクトが大きな存在だったという事に気付くのはいつなのだろうか?
9月21日 HOTランキング2位になりました。
皆様、応援有り難う御座います!
同日、夜21時49分…
HOTランキングで1位になりました!
感無量です、皆様有り難う御座います♪
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる