リスタート! 〜朝起きたらレベルがリセットされるんだが〜

仮の英雄

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46話 魔物の群れ

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46話 魔物の群れ

「現在、南西から魔物の群れが迫ってきている。その数およそ2万、推定難易度はS-だ。この件に関してギルドは、全冒険者を対象とした緊急依頼を出すことにした。強制ではないが、参加してくれた者には依頼の優先権と、ランク評価の優遇を約束する」

訓練場を出てホールへ行くと、既にギルドマスターが状況の説明をしていた。



「あ、グレン君、マリベル君、フリージア君、ちょうどよかった。聞いていたと思うが、ギルドは緊急依頼を出すことにした。君たちも協力してくれないか?」
「めんどくさいわね。私が出るほどなの?」
「そう言うな。俺たちも受けるぞ。それに‥‥」
「確かにそうね。分かったわ」

説明が終わったところで、俺たちに気づいたギルドマスターが近づいてきて参加を依頼をしてくる。
最初はマリベルは嫌そうだったが、グレンに何か耳打ちされると納得して依頼を受けることに同意した。

「フリージア君もいいかな?」
「はい、もちろんです」

2万もの魔物の大群となれば、ただじゃ済まないだろう。
だが、マリベルとグレンというSランクの2人がいればその被害もかなり抑えられる。
断る理由がなかった。

「それは良かった。魔物はあと30分もしないうちに来る。よろしく頼むよ」




グレンとマリベルと一緒に南門へ向かうと、すでにそこには多くの冒険者達が集まっていた。
先が見えないほどに密集している冒険者達の隙間を抜けるのは骨が折れると思ったが、俺たちの方に気づいた冒険者達が自ら道を開けてくれたため、簡単に先頭に行くことができた。
どうやら、マリベルのことを恐れているらしい。

それより、地響きのような足音が聞こえているくらいに魔物の群れは近づいてきている。
この街に着くまで5分とかからないだろう。


「今回はフリージアがメインで戦え」
「え、でも2万近い大群なんだから、グレンとマリベルがいないと余計に被害が出るんじゃないか?」
「フリージアが倒し切れなかったやつは俺とマリベルで対処するから心配するな」
「そもそも、冒険者なんてリスクが付き物なんだから気にしなくていいわ」

グレンとマリベルがフォローしてくれるなら問題はない。
思う存分に力を発揮するだけだ。

そして遂に、魔物の姿が見えるようになってきた。

「フリージア、来たぞ」
「あぁ、グレン頼んだ」
「聖結界!」
「はああぁぁぁ!!!」

魔人化により、銀の翼と漆黒の角が生え、力が大幅に増大する。

魔人化の力を引き出せば引き出すほどに破壊衝動は増してしまう。
最大出力時の反動は、聖結界でも抑え切れないほどだ。

「くはははは!イビルブラスト!!」

手始めに、近づいてくる魔物達に闇の大魔法を撃ち込んで、戦闘は開始した。
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