846 / 1,557
第43章 確信する勝利
裏切りの予感
しおりを挟む
「それでは隊長、ありがとうございました!」
明石の巨体を見上げて敬礼した部下達はそのままシミュレータ訓練場を後にした。のんびりとパイロットスーツのまま椅子に腰掛ける明石だが、そんなリラックスした彼の顔の横にスポーツドリンク入りのカップが差し出された。
「なんだ、別所やん」
そう言うと明石は差し出されたカップを受け取り唇を浸す。
「なんだは無いだろ。正親町三条の奴は解放されてそのまま帝都に向かっているそうだ」
作業着姿の別所は明石の隣に腰掛けゆっくりと自分のためのコーヒーを啜る。
「それにしても……アステロイドベルトに到達できたのは幸いだな。この量のデブリなら清原さんの所の海軍艦艇のロングレンジの攻撃はほとんど意味が無い」
「そないなことワイもわかっとる」
安心したような笑みの二人。明石の部下達も消え、部屋は電力消費量の調整のため二段階ほど暗くなった。
「その顔。なんかまた企んどるな……」
別所の顔を見るとついそんなことを言ってしまう。明石が身を持ち崩して闇屋で発砲事件などを起こしている間に別所は医師免許を取るだけでなく軍隊と言う組織で生きる多くの知恵を身につけている事実は明石も認めていた。そんな世に『播州侯の懐刀』と呼ばれる別所がただの茶飲み話に疲れている明石を誘うわけが無いことは良く理解できた。
「どうやら佐賀さんが寝返るらしい」
突然の別所の言葉に明石は口にしていたスポーツ飲料を吹いた。そしてそのまままじめな表情の別所に顔を向ける。
「おい、おい、おい!そないなことワシにしゃべってもええのんか?」
「お前の部隊はたぶん前衛に展開することになるだろうからな。下手に佐賀さんの部隊を叩いて味方を減らすようなまねをされたら困るだろ?」
そこで別所は初めて笑みを浮かべた。そしてそのまま静かにコーヒーを啜る。ブラックのコーヒーの苦味に別所は一度顔をしかめるとそのままシミュレータの機械の並ぶ部屋の周りを見回した。
「知っとるのは赤松の親父とワレくらいやろな。でも何で佐賀の旦那が……弟の醍醐はんとは犬猿の仲やし、主君のあの気まぐれな皇帝陛下とはこちらも不仲で知られとる。それに大嫌いな姪の楓もワシの部下なんやで、寝返る理由がなんかあるんやろか……」
明石はそういいながら剃り上げられた頭を叩きながら隣に座っている別所を見下ろした。
「ふー。何から説明したほうがいいかな」
懐疑的な顔の明石を説得する切り札を探そうと別所は明石の頭からつま先まで満遍なく眺める。
「説明もなにも……確かに佐賀さんの動きが鈍いのはわかっとるけどなあ」
「それで十分じゃないかな」
明石の言葉に糸口を見つけたと言うように口を開いた別所。その言葉にしばらく明石はぽかんとしていた。
「十分?」
「そうだ。佐賀さんの狙いは今は遼南皇帝をしている殿上嵯峨家の家督だ。別に清原さんのように貴族主義がどうのと言うような思想で動いているわけじゃない。今回の戦いでどちらが勝とうがどんな政権ができようが狙いが果たされなきゃ意味が無いんだ。たとえ俺達が勝って西園寺公が政権に復帰しても殿上嵯峨家が継げれば万事解決。もしかしたら全軍率いて俺達とぶつかって勢力をそがれるくらいならそちらの方が楽だともいえるな」
「楽って……貴族の権限は制限されるやろが」
「それは烏丸派が勝っても同じだよ。醍醐さんが西園寺派にいた限りその兄としての監督責任を烏丸公が問わないわけが無い。烏丸さんはそういう血縁的なものを絶対視するところがあるからな。清原さんが口ぞえしてもたぶん限度があるだろう」
別所の言葉に頷きながらそれでも明石には腑に落ちないところがあった。
「ならなんで清原はんを最初に受け入れたんやろなあ?あそこでけりがついとったらワシ等も楽できたやないか」
「そりゃあその時点では西園寺派からの接触がまだだったと言うことだろうな。貴族の尊厳を守ると宣言している清原さん達の方がくみしやすかった。そういうわけじゃないのかな」
別所の言葉にもまだ明石は得心できないと言うように首をかしげる。
「恐らく佐賀さんが迷い始めたのはそれから後のことだ。事実、現在この位置から最大船速で三日の距離にたどり着いてから二日間。佐賀さんの艦隊は動いていない。その間に誰かがあの御仁の耳元でこちらについたほうが得だとささやきかけた。そして佐賀さんもそう読んで動かなくなった。それが事実じゃないかな」
推し量って物事を述べる時に別所はあごの辺りに手を寄せる癖がある。その癖を大学野球の時に見抜いていたことを思い出しながら明石はようやく納得したように立ち上がった。
「それなら何とか勝負になるやろな。シャワーでも使わせてもらうわ」
そう言って明石はそのまま椅子に座っている別所を置いてシミュレータの並ぶ訓練施設を出て行った。
廊下を歩く。明石の巨体は目立つので旗艦『播磨』で彼のことを知らない人物はいない。通りすがる艦船クルーの敬礼を受け流しながら少し離れたシャワー室に向かった。
「隊長!お先失礼します!」
すでにシャワーを終えた部下達の最後の一人が声をかけてきた。
「ああ……すまんが着替え持ってきてくれへんかな?執務室のテーブルの上にあるさかい」
「了解しました!」
明るい声で新人パイロットの中でも有望な小柄な曹長が走り去っていく。明石はそれを見送ると湯気に煙るシャワー室に入った。シャワー室は半分が改装中で使用ができなかった。先の大戦で明石くらいの年齢の男性は人口に占める割合が極端に低下していた。事実男子のみの入学資格だった高等予科学校はすでに共学化されている。ブリッジクルーには三人の女性士官がいた。そして中隊長付きの従卒として正親町三条楓曹長が明石に着いていたことからもシャワー室の半分を女性用にしようという軍の方針も理解できることだった。
「貴族……か……」
パイロットスーツを脱いでシャワーの湯が頭から流れ下るのを感じながら目を閉じて明石は考える。
寺社貴族の次男坊として生まれた自分。そしてそのまま貴族の誇りなどを教え込まれてその体制を守るために身をなげうつつもりで飛び込んだ特攻隊。だが出撃を待たずに終戦を迎え、居場所を求めて闇屋になった。多くの付き合いある平民上がりの闇屋は現金しか信用しなかった。その時には定期的に貴族年金が下りる明石はその現金を使ってきわめて有利な条件で物資を仕入れ、法外な値段で食うや食わずの人々から金をむしりとることに平然としていられた。自然とそのうまい取引作法と特攻崩れの度胸のよさを買われて闇屋の元締めの片腕になったのも半分はその貴族の特権があったからだった。
目に染みるボディーソープで剃り揚げられた頭を洗いながらそんな時代を思い出してつい噴出してしまった明石。
所詮どこまで言っても貴族制が崩壊しない限り自分の値打ちにはその貴族だからと言うやっかみが付きまとうことになる。兄嫁や実家の寺の面々に古い制度に従って頭を下げて生きるのが嫌で実家を飛び出したはずが結局頼っている根源が貴族と言う肩書きだったことに気づいて明石はどうにも情けない気分になった。
「ワシがワシであるために戦わなあかんのやな」
自分自身に言い聞かせるようにして明石は頭から熱い湯を景気良くかぶっていた。
明石の巨体を見上げて敬礼した部下達はそのままシミュレータ訓練場を後にした。のんびりとパイロットスーツのまま椅子に腰掛ける明石だが、そんなリラックスした彼の顔の横にスポーツドリンク入りのカップが差し出された。
「なんだ、別所やん」
そう言うと明石は差し出されたカップを受け取り唇を浸す。
「なんだは無いだろ。正親町三条の奴は解放されてそのまま帝都に向かっているそうだ」
作業着姿の別所は明石の隣に腰掛けゆっくりと自分のためのコーヒーを啜る。
「それにしても……アステロイドベルトに到達できたのは幸いだな。この量のデブリなら清原さんの所の海軍艦艇のロングレンジの攻撃はほとんど意味が無い」
「そないなことワイもわかっとる」
安心したような笑みの二人。明石の部下達も消え、部屋は電力消費量の調整のため二段階ほど暗くなった。
「その顔。なんかまた企んどるな……」
別所の顔を見るとついそんなことを言ってしまう。明石が身を持ち崩して闇屋で発砲事件などを起こしている間に別所は医師免許を取るだけでなく軍隊と言う組織で生きる多くの知恵を身につけている事実は明石も認めていた。そんな世に『播州侯の懐刀』と呼ばれる別所がただの茶飲み話に疲れている明石を誘うわけが無いことは良く理解できた。
「どうやら佐賀さんが寝返るらしい」
突然の別所の言葉に明石は口にしていたスポーツ飲料を吹いた。そしてそのまままじめな表情の別所に顔を向ける。
「おい、おい、おい!そないなことワシにしゃべってもええのんか?」
「お前の部隊はたぶん前衛に展開することになるだろうからな。下手に佐賀さんの部隊を叩いて味方を減らすようなまねをされたら困るだろ?」
そこで別所は初めて笑みを浮かべた。そしてそのまま静かにコーヒーを啜る。ブラックのコーヒーの苦味に別所は一度顔をしかめるとそのままシミュレータの機械の並ぶ部屋の周りを見回した。
「知っとるのは赤松の親父とワレくらいやろな。でも何で佐賀の旦那が……弟の醍醐はんとは犬猿の仲やし、主君のあの気まぐれな皇帝陛下とはこちらも不仲で知られとる。それに大嫌いな姪の楓もワシの部下なんやで、寝返る理由がなんかあるんやろか……」
明石はそういいながら剃り上げられた頭を叩きながら隣に座っている別所を見下ろした。
「ふー。何から説明したほうがいいかな」
懐疑的な顔の明石を説得する切り札を探そうと別所は明石の頭からつま先まで満遍なく眺める。
「説明もなにも……確かに佐賀さんの動きが鈍いのはわかっとるけどなあ」
「それで十分じゃないかな」
明石の言葉に糸口を見つけたと言うように口を開いた別所。その言葉にしばらく明石はぽかんとしていた。
「十分?」
「そうだ。佐賀さんの狙いは今は遼南皇帝をしている殿上嵯峨家の家督だ。別に清原さんのように貴族主義がどうのと言うような思想で動いているわけじゃない。今回の戦いでどちらが勝とうがどんな政権ができようが狙いが果たされなきゃ意味が無いんだ。たとえ俺達が勝って西園寺公が政権に復帰しても殿上嵯峨家が継げれば万事解決。もしかしたら全軍率いて俺達とぶつかって勢力をそがれるくらいならそちらの方が楽だともいえるな」
「楽って……貴族の権限は制限されるやろが」
「それは烏丸派が勝っても同じだよ。醍醐さんが西園寺派にいた限りその兄としての監督責任を烏丸公が問わないわけが無い。烏丸さんはそういう血縁的なものを絶対視するところがあるからな。清原さんが口ぞえしてもたぶん限度があるだろう」
別所の言葉に頷きながらそれでも明石には腑に落ちないところがあった。
「ならなんで清原はんを最初に受け入れたんやろなあ?あそこでけりがついとったらワシ等も楽できたやないか」
「そりゃあその時点では西園寺派からの接触がまだだったと言うことだろうな。貴族の尊厳を守ると宣言している清原さん達の方がくみしやすかった。そういうわけじゃないのかな」
別所の言葉にもまだ明石は得心できないと言うように首をかしげる。
「恐らく佐賀さんが迷い始めたのはそれから後のことだ。事実、現在この位置から最大船速で三日の距離にたどり着いてから二日間。佐賀さんの艦隊は動いていない。その間に誰かがあの御仁の耳元でこちらについたほうが得だとささやきかけた。そして佐賀さんもそう読んで動かなくなった。それが事実じゃないかな」
推し量って物事を述べる時に別所はあごの辺りに手を寄せる癖がある。その癖を大学野球の時に見抜いていたことを思い出しながら明石はようやく納得したように立ち上がった。
「それなら何とか勝負になるやろな。シャワーでも使わせてもらうわ」
そう言って明石はそのまま椅子に座っている別所を置いてシミュレータの並ぶ訓練施設を出て行った。
廊下を歩く。明石の巨体は目立つので旗艦『播磨』で彼のことを知らない人物はいない。通りすがる艦船クルーの敬礼を受け流しながら少し離れたシャワー室に向かった。
「隊長!お先失礼します!」
すでにシャワーを終えた部下達の最後の一人が声をかけてきた。
「ああ……すまんが着替え持ってきてくれへんかな?執務室のテーブルの上にあるさかい」
「了解しました!」
明るい声で新人パイロットの中でも有望な小柄な曹長が走り去っていく。明石はそれを見送ると湯気に煙るシャワー室に入った。シャワー室は半分が改装中で使用ができなかった。先の大戦で明石くらいの年齢の男性は人口に占める割合が極端に低下していた。事実男子のみの入学資格だった高等予科学校はすでに共学化されている。ブリッジクルーには三人の女性士官がいた。そして中隊長付きの従卒として正親町三条楓曹長が明石に着いていたことからもシャワー室の半分を女性用にしようという軍の方針も理解できることだった。
「貴族……か……」
パイロットスーツを脱いでシャワーの湯が頭から流れ下るのを感じながら目を閉じて明石は考える。
寺社貴族の次男坊として生まれた自分。そしてそのまま貴族の誇りなどを教え込まれてその体制を守るために身をなげうつつもりで飛び込んだ特攻隊。だが出撃を待たずに終戦を迎え、居場所を求めて闇屋になった。多くの付き合いある平民上がりの闇屋は現金しか信用しなかった。その時には定期的に貴族年金が下りる明石はその現金を使ってきわめて有利な条件で物資を仕入れ、法外な値段で食うや食わずの人々から金をむしりとることに平然としていられた。自然とそのうまい取引作法と特攻崩れの度胸のよさを買われて闇屋の元締めの片腕になったのも半分はその貴族の特権があったからだった。
目に染みるボディーソープで剃り揚げられた頭を洗いながらそんな時代を思い出してつい噴出してしまった明石。
所詮どこまで言っても貴族制が崩壊しない限り自分の値打ちにはその貴族だからと言うやっかみが付きまとうことになる。兄嫁や実家の寺の面々に古い制度に従って頭を下げて生きるのが嫌で実家を飛び出したはずが結局頼っている根源が貴族と言う肩書きだったことに気づいて明石はどうにも情けない気分になった。
「ワシがワシであるために戦わなあかんのやな」
自分自身に言い聞かせるようにして明石は頭から熱い湯を景気良くかぶっていた。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
時き継幻想フララジカ
日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。
なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。
銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。
時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。
【概要】
主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。
現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる