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第52章 追討戦
臨検
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「臨検が来ました……遼北のようですね」
小さなシャトルの窓から清原が顔を見せる。黄色い三ツ星のマークの小型艇がシャトルに近づいてくるのが見える。
「遼北か……国交が無いのが痛いな」
秘書官の言葉に難しい顔をする清原。その様子に誰もが静かに頷いた。
『停船勧告が出ました……突破しますか?相手は旧型艇ですから振り切れると思いますよ』
「いや、臨検を受けよう。国交が無いだけでなくこちらの状況は正確に把握していないだろうからな」
そんな清原の言葉に秘書官は失望したように頷いた。
『……停船後は指示に従ってもらう』
遼北は北京語が公用語のはずだが自然な日本語のアナウンスが貴賓室にも聞こえてくる。そしてそのまま停船すると宇宙服の警備部隊員が飛び出してくる。
「なんだ?臨検にしては物々しいような……」
「もうすでに手配が済んでいるんじゃないでしょうか」
半分やけになったように秘書官はつぶやいた。そこで清原は明らかにわれに返ったようにひざを打った。
「これで終わりなんだな」
決して驚くわけでもなくつぶやく清原。その様子には慌てふためく彼を想像していた側近達の予想を裏切るものがあった。
「このまま恐らくは……近いところは濃州ですね。そちらに送致されるかと……」
秘書官の言葉に黙って頷く清原。
「抵抗はするな。これ以上の死者を私は望んでいない」
そう言う清原の言葉に秘書官は大きく頷いた。
小さなシャトルの窓から清原が顔を見せる。黄色い三ツ星のマークの小型艇がシャトルに近づいてくるのが見える。
「遼北か……国交が無いのが痛いな」
秘書官の言葉に難しい顔をする清原。その様子に誰もが静かに頷いた。
『停船勧告が出ました……突破しますか?相手は旧型艇ですから振り切れると思いますよ』
「いや、臨検を受けよう。国交が無いだけでなくこちらの状況は正確に把握していないだろうからな」
そんな清原の言葉に秘書官は失望したように頷いた。
『……停船後は指示に従ってもらう』
遼北は北京語が公用語のはずだが自然な日本語のアナウンスが貴賓室にも聞こえてくる。そしてそのまま停船すると宇宙服の警備部隊員が飛び出してくる。
「なんだ?臨検にしては物々しいような……」
「もうすでに手配が済んでいるんじゃないでしょうか」
半分やけになったように秘書官はつぶやいた。そこで清原は明らかにわれに返ったようにひざを打った。
「これで終わりなんだな」
決して驚くわけでもなくつぶやく清原。その様子には慌てふためく彼を想像していた側近達の予想を裏切るものがあった。
「このまま恐らくは……近いところは濃州ですね。そちらに送致されるかと……」
秘書官の言葉に黙って頷く清原。
「抵抗はするな。これ以上の死者を私は望んでいない」
そう言う清原の言葉に秘書官は大きく頷いた。
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