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第52章 追討戦
姫と罪人
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「いらっしゃっているのですね」
濃州女卿である斎藤洋子はそう言いながら濃州首府の廊下を静かに歩いていた。そのか細い体を包む軍服が似合わない様を見て次官を務めている老人は涙が出るのを抑えていた。
「……はい。とりあえず銃殺命令が出ている人物の処刑には荘園領主の立会いが必要と言うことになっていますので……」
明らかにその白髪の混じる髪の下の脳は無邪気に自分を慕ってくれていたかつての少女が、これからクーデターの首班と対峙してそれを処刑すると言う難題を経験することの恐怖を思って泣き出したいのを必死にこらえていた。
「いいのですよ、私はこうなる定めだったのです。このお兄様が愛した濃州を守りきることができたのですから。その仕上げとして私が手を汚すのも覚悟はしています」
そう言いながらも洋子の視線はどこと無く泳いでいるように見える。それを見ると次官に付き従う高官達が目頭を押さえるのが洋子の心も乱れそうになる。
会堂と呼ばれる大きな木製の扉の前で立ち止まる洋子。それを見て古風なボルトアクションライフルを手にした衛兵は静かに扉を開いた。
赤いカーテン越しにコロニーの中央部のミラーから注ぐ太陽の光がまぶしかった。だが今の洋子にはそれを避けていることはできなかった。
「斎藤女侯爵!」
叫んだ男の目を見ると洋子もさすがにうろたえてしまっていた。
かつて帝都へ陳情に出かけると見かけた烏丸公の片腕と呼ばれた切れ者、清原和人准将がニヤリと不気味な笑みを浮かべていた。武術の心得があるわけでも縄抜けの名人と言うわけでもない。後ろ手に縛られてひざを付いたままこのコロニーの主が座るべき椅子の目の前に看守に両脇を抑えられながら座っている。
そのまま椅子に座る洋子を見上げる清原の様子はまるで両脇の銃を突きつけている濃州鎮台の兵士を引き連れた将軍のようにも見えて洋子はようやく威容を正して清原を見下ろした。
「清原様。このたびの動乱の責任を取られるならなぜ自決されなかったのですか?」
静かにそして鋭い口調が自分の口から飛び出すのに洋子は少しばかり当惑していた。彼女を軍務の面で支えた斎藤一実の死の原因を作った男。兵士達の多くと流れ弾を食らったコロニーの住民の死を思えばそれも当然のことだと思いながら彼女はそのまま目の前の罪人をにらみつけた。
「清原様」
「様をつけるべき相手ではないんじゃないかな。私はもはや罪人だ……君等民派の人間にとってはね」
そう言いつつ清原にどこと無く余裕があるのが洋子にはきにいらなかった。
『お兄様が戦死されたあの戦争もこの人のような上層部の無知が生み出したのですわね』
洋子は自分の視線が殺気を帯びたものだと言うのが清原の笑みから見て取れるのを不思議に感じながらただ正面を見つめていた。
憎いはずだった。許せないはずだった。
恐らく無様に命乞いをするか、逆に殺せとわめき散らすのならばすぐに刑場に送るように書類に印を押したことだろう。だがただ落ち着いて余裕を持って座っている清原が気に入らず、なんとかどちらかの反応をさせてみたいと思った。
「この場には斎藤家の恩顧のものしかおりませんの」
「ふうん。そうなのかね。それならここで八つ裂きにされても私は文句が言えないわけだね」
脅してみてもまるで無関心を装うように笑みを浮かべる清原。その表情に洋子はさらにいらだった。深呼吸をして部下達を見回してみる。誰もが殺気を隠せずに清原の息の根の止まるのを待っているかのような表情を浮かべていた。さすがにその表情を見ると洋子も目の前の虜囚が哀れに思えてくる。
「言葉が足りなかったようですわね。つまりあなたには生きるチャンスが有るかもしれないということなのですが……」
「姫様!」
次官の言葉を制して洋子は立ち上がった。そして目の前の虜囚が命乞いをするだろうとつかつかと歩み寄った。
だがそれは無意味なやり取りだった。相変わらずさわやかに笑みを浮かべたまま清原はただじっと洋子を見上げていた。
「それはこの胡州での生きる場所を与えてくれると考えていいのかな」
思いもしない言葉に洋子は息を呑んだ。
「あなたは反逆者なんですよ……今となっては」
洋子の言葉にまるで言葉の意味が理解できないと言う表情をする清原。
「あなたは……」
「君から見ればそうだろうが私がただの反逆者なら誰も付いてこなかったと思わないかね?越州の城君が私の手助けをしてくれた。それだけを見ても私が単なる叛乱分子じゃないことは証明されていると思うんだが……」
そう言って清原は不敵に笑った。
「そうしてあなたは敵を作ったんですね?」
「否定はしないな。私は常に理想を追っている。その理想を理解できない輩には……」
「私は理解したくありません!」
饒舌に話し出した清原の言葉を洋子は両手を振り上げて止めて見せた。
「そう、こういう話にいつもなるんだ。なら武力を用いて国を変えるしかないだろ?」
まるで懲りずにつぶやく清原をにらみつける洋子の目が殺気を帯びる。
「君と私は絶対に相容れない。ならば殺しあうしかないんだ」
「それは悲しくないですか?」
淡々と語る清原の言葉に洋子は涙を浮かべながら返す。
「悲しい?目の前に理想があるかもしれないんだ。人間は進歩するもの。常に上を目指す」
「なら貴族以外の人間の上昇志向をへし折るような体制を何で支持するんですか?」
「私はこの国の文化と伝統を重んじるだけだ。それが成り上がりの下世話な人間の跋扈する世の中からこの国を救う唯一つのやり方だからね」
まるで言葉が通じない。そんな清原に洋子は最後の言葉を口にするしかなかった。
「濁官の害、清官のそれに如かず」
「斎藤君。それはどういう意味かね」
初めて少しばかり驚いたような表情を清原が見せたのを見て洋子は大きくため息をついた。
「汚職や職権乱用で国を傾けることも平然として行なう穢れた役人よりも、正義と信じて信念を貫く国士気取りの役人のほうがはるかに国に害を為すという意味です」
その洋子の言葉に初めて清原は感情的な表情を見せた。その瞬時の切り替わりにようやく洋子は目の前の叛乱分子としてこれから処刑される人物が人間だと言うことが分かった。
「私はそれほど愚かだと?」
「あなたが烏丸公を担いで政権を取ったとして何ができますか?貴族制の廃止を求めている同盟諸国。国内の胡州系資産の凍結は軍縮会議の再開を前提としている地球の国々。どちらも敵に回して鎖国でもすることができるならいいですが、コロニー国家で多くの物資を輸入に頼っているわが国にそんな我を通せる方法があるわけ無いじゃないですか」
諦めるようにつぶやくがその時にはもうすでに目の前の人物は会話を拒否するように口をふさいだ。
「都合が悪くなると黙り込む。それがあなたの世界観の限界です」
そう言うと洋子は次官に目をやった。彼はそのまま後ろ手に縛られている清原の前に立つ。
「水をいただけないかね」
小声で清原はつぶやく。次官は首を振った。
「それならここで柿でも出されたら私はなんと言うべきかね」
「石田三成を気取っても無駄ですよ。あなたにはそれほどの度量はありませんから」
洋子はそれだけ言うと領主の椅子から降りてそのまま処刑を待つ囚人が頭を垂れている部屋を後にした。
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「……はい。とりあえず銃殺命令が出ている人物の処刑には荘園領主の立会いが必要と言うことになっていますので……」
明らかにその白髪の混じる髪の下の脳は無邪気に自分を慕ってくれていたかつての少女が、これからクーデターの首班と対峙してそれを処刑すると言う難題を経験することの恐怖を思って泣き出したいのを必死にこらえていた。
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そう言いながらも洋子の視線はどこと無く泳いでいるように見える。それを見ると次官に付き従う高官達が目頭を押さえるのが洋子の心も乱れそうになる。
会堂と呼ばれる大きな木製の扉の前で立ち止まる洋子。それを見て古風なボルトアクションライフルを手にした衛兵は静かに扉を開いた。
赤いカーテン越しにコロニーの中央部のミラーから注ぐ太陽の光がまぶしかった。だが今の洋子にはそれを避けていることはできなかった。
「斎藤女侯爵!」
叫んだ男の目を見ると洋子もさすがにうろたえてしまっていた。
かつて帝都へ陳情に出かけると見かけた烏丸公の片腕と呼ばれた切れ者、清原和人准将がニヤリと不気味な笑みを浮かべていた。武術の心得があるわけでも縄抜けの名人と言うわけでもない。後ろ手に縛られてひざを付いたままこのコロニーの主が座るべき椅子の目の前に看守に両脇を抑えられながら座っている。
そのまま椅子に座る洋子を見上げる清原の様子はまるで両脇の銃を突きつけている濃州鎮台の兵士を引き連れた将軍のようにも見えて洋子はようやく威容を正して清原を見下ろした。
「清原様。このたびの動乱の責任を取られるならなぜ自決されなかったのですか?」
静かにそして鋭い口調が自分の口から飛び出すのに洋子は少しばかり当惑していた。彼女を軍務の面で支えた斎藤一実の死の原因を作った男。兵士達の多くと流れ弾を食らったコロニーの住民の死を思えばそれも当然のことだと思いながら彼女はそのまま目の前の罪人をにらみつけた。
「清原様」
「様をつけるべき相手ではないんじゃないかな。私はもはや罪人だ……君等民派の人間にとってはね」
そう言いつつ清原にどこと無く余裕があるのが洋子にはきにいらなかった。
『お兄様が戦死されたあの戦争もこの人のような上層部の無知が生み出したのですわね』
洋子は自分の視線が殺気を帯びたものだと言うのが清原の笑みから見て取れるのを不思議に感じながらただ正面を見つめていた。
憎いはずだった。許せないはずだった。
恐らく無様に命乞いをするか、逆に殺せとわめき散らすのならばすぐに刑場に送るように書類に印を押したことだろう。だがただ落ち着いて余裕を持って座っている清原が気に入らず、なんとかどちらかの反応をさせてみたいと思った。
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「ふうん。そうなのかね。それならここで八つ裂きにされても私は文句が言えないわけだね」
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「言葉が足りなかったようですわね。つまりあなたには生きるチャンスが有るかもしれないということなのですが……」
「姫様!」
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だがそれは無意味なやり取りだった。相変わらずさわやかに笑みを浮かべたまま清原はただじっと洋子を見上げていた。
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「あなたは……」
「君から見ればそうだろうが私がただの反逆者なら誰も付いてこなかったと思わないかね?越州の城君が私の手助けをしてくれた。それだけを見ても私が単なる叛乱分子じゃないことは証明されていると思うんだが……」
そう言って清原は不敵に笑った。
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「否定はしないな。私は常に理想を追っている。その理想を理解できない輩には……」
「私は理解したくありません!」
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「そう、こういう話にいつもなるんだ。なら武力を用いて国を変えるしかないだろ?」
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その洋子の言葉に初めて清原は感情的な表情を見せた。その瞬時の切り替わりにようやく洋子は目の前の叛乱分子としてこれから処刑される人物が人間だと言うことが分かった。
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