1,316 / 1,557
第3章 警備活動
門番
しおりを挟む
ハンガーではすでに解体されてトレーラーに搭載された誠の05式をワイアーで固定する作業が続いていた。
「あれ?カウラさん達は……」
目の下にクマを作って部下の作業をぼんやりと眺めている島田からの声にカウラは一気に不機嫌になる。
「門番の引継ぎだ!オメエ等の仲間が風邪で倒れたからその代役だ」
「ああ、さっきアメリアさんがスキップしていたのはそのせいですか」
そこまで言うと島田はハンガーの隅に置かれたトレーラーの予備タイヤの上に腰を下ろしてうなだれる。
「辛そうだな」
カウラの言葉に顔を上げた島田が力ない笑いを浮かべていた。
「確かに……しばらく寝てないですからね、しばらく。ああ、今日は定時に帰りたかったなあ」
そう言いながら作業をしている部下達を眺める島田の疲れ果てた背中。同情のまなざしを向けるカウラの肩をかなめが叩く。
「無駄口叩いてねえでいくぞ!」
かなめは歩き始めた。技術部の整備班の面々は班長の島田の疲れを察してか、段取り良くシートをトレーラーに搭載された05式にかけていく。その脇をすり抜けてかなめは早足でグラウンドに出た。冬の風にあおられてそれに続いていた誠は勤務服の襟を立てた。
「たるんでるねえ。それほど寒くもねえじゃないか」
笑うかなめだが、誠には北の山脈から吹き降ろす冬の乾いた空気は寒さしか感じなかった。振り向いたところに立っていたカウラもそぶりこそ見せないが明らかに寒そうな表情を浮かべている。
そのまま正門に向かうロータリーへ続く道に出るとぼんやりとたたずむ整備班員達が目に入った。
「ご苦労なことだ。仕事熱心で感心するよ」
明らかにかちんときたような表情を浮かべて、かなめは勤務服のスカートのすそをそろえている。誠は愛想笑いを浮かべながら再び歩き始めたカウラについていく。
「あ!西園寺大尉とカウラさん……いやベルガー大尉ですか?」
通用門の隣の警備室からスキンヘッドの曹長が顔を出していた。彼は手に銃を手にして腹にはタクティカルベストに予備の弾倉をぱんぱんに入れた臨戦装備で待ち構えていた。
「これおいしいわよ!」
その後ろではうれしそうにコタツでみかんを食べているアメリアの姿がある。
「引継ぎの連絡はクラウゼ少佐にしましたから。俺達はこれで」
そう言うとスキンヘッドの曹長と中から出てきた角刈りの兵長は敬礼をしてそのまま去っていく。
「遅いじゃないの!」
そう言うとアメリアはコタツの中央に置かれたみかんの山から誠、かなめ、カウラの分を取り分けて笑顔で三人を迎え入れた。
「これはランちゃんお勧めのみかんよ。甘くってもう……後を引いて後を引いて」
その言葉通りアメリアの前にはすでに二つのみかんの皮が置かれていた。それを見たかなめもぶっきらぼうな顔をして靴を脱ぎ捨てるとすぐにコタツに足を入れてアメリアが取り分けたみかんを手にすると無言でむき始めた。
「まあ自由にやって頂戴よ、カウラちゃんと誠ちゃんも」
「なんだよ、主気取りか?」
アメリアとかなめ。二人してみかんを剥くのに夢中になっている。顔を見合わせて冷めた笑いを浮かべると誠とカウラも靴を脱いで上がりこんだ。
「ああ、ゲート上げ下げはかなめちゃんがやってね。私は寒いから嫌」
「なんだよ!アタシがやるのか?」
口にみかんを詰め込んだかなめが四つんばいでゲートの操作ボタンのある窓へと這っていく。
「さて、今回私達がここに集まったのにはわけがあるのよ」
「クリスマスだろ?」
仕切ろうとした出鼻をカウラにくじかれてアメリアはひるむ。だが、再びみかんを口に放り込んでゆっくりと噛みながら皮を剥いている誠とカウラを眺めてしばらく熟考すると再び口を開いた。
「それだけじゃないわ。ランちゃんに聞いたけど……東都警察の皆さんは年末年始の間も臨戦態勢を希望しているらしいわ」
「そうなのか……」
明らかに投げやりにカウラは返事をする。実際こういう時のアメリアに下手に口答えをするとうざったいだけなのは誠も知っていて、あいまいに首を縦に振りながら彼女の言葉を聞き流していた。
「それに年末の東都警察の警備活動の応援は手当が付くということで技術部の面々が定員をめぐって争っている状態だしねえ。私達のイベントもパーラ達が仕切るから私達は完全にフリーなのよ」
「ああそうだな」
上の空でそう言うとカウラがみかんの袋を口に入れた。
「カウラちゃん。聞いてよ」
「聞いてるって」
カウラはいかにも困ったような表情でアメリアを見つめる。
「つまりあれだろ。アタシ等は年末年始が暇になるってこと」
かなめはアメリアの言葉を聞いていたようで、兵員を満載した警備部のトラックの為にゲートを開けながらそう叫んだ。
「そうよ!それ。そこで私達がやるべきことが二つあるのよ」
高らかなアメリアの宣言にカウラは不思議そうな顔をする。
「二つ?クリスマスだけじゃないのか?」
「馬鹿だなあカウラ。クリスマスとイベントでのアメリアの荷物持ちがあるだろ」
「ああそうか」
納得してカウラはみかんをまた一口食べる。だが、そこでアメリアはコタツから立ち上がった。
「違うわ!一番大事なこと!家族のぬくもりに恵まれない私達三人に必要なイベントがあるじゃないの!」
その奇妙なまでに力みかえったアメリアの言葉に誠は明らかに嫌な予感を感じながらみかんを口に放り込んだ。
そんなアメリアの雄たけび。誠の背筋を寒いものが走った。そしてその予感は的中した。
アメリアの顔が作り笑顔に切り替わって誠に向かう。
「あの……なんですか?」
同情するように一瞥してかなめはゲートを閉じる。カウラは係わり合いになるのを避けるように二つ目のみかんに取り掛かる。
「誠ちゃんの家の正月って何をするのかしら?」
満面の笑み。そんなアメリアがじりじりと顔を近づけてくる。
「別に大したことは……」
「そうだな。西園寺の家のように一族郎党集まるわけじゃないんだろ?」
カウラはそう言うと剥いたみかんを口に放り込む。だがアメリアはにやけた表情を崩さずに満足げにうなづきながら誠を見つめている。
「なるほどねえ、アメリア。いいところに目をつけたな」
今度はいつの間にか誠の隣にやってきたかなめが身体を押し付けて耳元で囁いてきた。そのタレ目が誠の退路を断った。
「そんな普通ですよ。年越し蕎麦を道場の子供と一緒に食べて、そのまま東都浅草にお参りして……帰ったら餅をついて……」
「おい、それが普通だって言ったら島田に怒られるぞ。奴はろくでもない家庭で育ったからな正月にはトラウマがあるらしい」
そう言ってかなめは誠の頭を小突いた。言われてみて確かに母の剣道場に通っている子供達が集まるなどと言うことは普通はないことを思い出して誠は少し後悔した。
「え?誰が怒るんですか?」
警備室の窓の外から島田が顔を出している。後ろにあるのは誠の05式を搭載したトレーラー。運転席では西が助手席の誰かと楽しそうに雑談をしている。
「ああ、何でもねえよ!」
そう言うとかなめは四つんばいのままゲートを空けるボタンを押す。
「じゃあ明日はよろしくお願いしますよ!」
島田はそう言うと駆け足で車に戻って行った。トレーラーがゆっくりと走り出し、それを見送ったかなめはまた四つんばいで誠の隣に戻ってくる。
「ああ、西園寺。明日は直行じゃないからな。いつもどおりに出勤。技術部の車で現地に向かう予定だからな」
カウラはそう言うと周りを見回した。厳しい表情が緩んでエメラルドグリーンのポニーテールの髪が揺れる様に誠は目を奪われる。
「ああ、お茶ね……」
その様子を見たアメリアが察して奥の戸棚を漁る。かなめはすぐに入り口のドアの手前に置かれたポットを見つけると蓋を開けて中のお湯の温度を確かめる。
「しっかり準備は出来てるんだな。うれしいねえ」
かなめはそのままポットをコタツの上に置く。急須と湯呑、それに煎餅の袋を棚から運んできたアメリアがそれを誠の前に置いた。誠はこの三人がゲート管理をするとなればそれなりの準備をしておかないと後が怖いと思った技術部の面々の恐怖を思って同情の笑みを漏らした。
「入れるんですか?」
そんな誠に三人の視線が集まっている。
「当然でしょ?神前曹長」
そう言ってアメリアがにんまりと笑って見せた。階級の上下を思い知らされれば反論は許されない。誠は茶筒を手に取り綺麗に洗われた急須を手にとって緑茶の葉を入れる。
「お茶の葉、ケチるんじゃねえぞ」
「はいはい」
濃い目が好きなかなめの注文に答えるようにして葉を注ぎ足した後、ポットからお湯を注いだ。
「そんな入れ方してたら隊長に呆れられるわよ。お茶はもっと丁寧に淹れなきゃ」
今度はアメリアである。緑茶の淹れ方については茶道師範の免許を持ち、同盟機構幹部の間では『茶坊主』と陰口を叩かれる隊長の嵯峨ならばいちいち文句をつけてくるだろうとは想像が付いた。
だが目の前の三人はただ誠をいじりたいからそう言っているだけ。それがわかっているので誠はまるっきり無視して淡々と湯飲みに茶を注いだ。
「あれ?カウラさん達は……」
目の下にクマを作って部下の作業をぼんやりと眺めている島田からの声にカウラは一気に不機嫌になる。
「門番の引継ぎだ!オメエ等の仲間が風邪で倒れたからその代役だ」
「ああ、さっきアメリアさんがスキップしていたのはそのせいですか」
そこまで言うと島田はハンガーの隅に置かれたトレーラーの予備タイヤの上に腰を下ろしてうなだれる。
「辛そうだな」
カウラの言葉に顔を上げた島田が力ない笑いを浮かべていた。
「確かに……しばらく寝てないですからね、しばらく。ああ、今日は定時に帰りたかったなあ」
そう言いながら作業をしている部下達を眺める島田の疲れ果てた背中。同情のまなざしを向けるカウラの肩をかなめが叩く。
「無駄口叩いてねえでいくぞ!」
かなめは歩き始めた。技術部の整備班の面々は班長の島田の疲れを察してか、段取り良くシートをトレーラーに搭載された05式にかけていく。その脇をすり抜けてかなめは早足でグラウンドに出た。冬の風にあおられてそれに続いていた誠は勤務服の襟を立てた。
「たるんでるねえ。それほど寒くもねえじゃないか」
笑うかなめだが、誠には北の山脈から吹き降ろす冬の乾いた空気は寒さしか感じなかった。振り向いたところに立っていたカウラもそぶりこそ見せないが明らかに寒そうな表情を浮かべている。
そのまま正門に向かうロータリーへ続く道に出るとぼんやりとたたずむ整備班員達が目に入った。
「ご苦労なことだ。仕事熱心で感心するよ」
明らかにかちんときたような表情を浮かべて、かなめは勤務服のスカートのすそをそろえている。誠は愛想笑いを浮かべながら再び歩き始めたカウラについていく。
「あ!西園寺大尉とカウラさん……いやベルガー大尉ですか?」
通用門の隣の警備室からスキンヘッドの曹長が顔を出していた。彼は手に銃を手にして腹にはタクティカルベストに予備の弾倉をぱんぱんに入れた臨戦装備で待ち構えていた。
「これおいしいわよ!」
その後ろではうれしそうにコタツでみかんを食べているアメリアの姿がある。
「引継ぎの連絡はクラウゼ少佐にしましたから。俺達はこれで」
そう言うとスキンヘッドの曹長と中から出てきた角刈りの兵長は敬礼をしてそのまま去っていく。
「遅いじゃないの!」
そう言うとアメリアはコタツの中央に置かれたみかんの山から誠、かなめ、カウラの分を取り分けて笑顔で三人を迎え入れた。
「これはランちゃんお勧めのみかんよ。甘くってもう……後を引いて後を引いて」
その言葉通りアメリアの前にはすでに二つのみかんの皮が置かれていた。それを見たかなめもぶっきらぼうな顔をして靴を脱ぎ捨てるとすぐにコタツに足を入れてアメリアが取り分けたみかんを手にすると無言でむき始めた。
「まあ自由にやって頂戴よ、カウラちゃんと誠ちゃんも」
「なんだよ、主気取りか?」
アメリアとかなめ。二人してみかんを剥くのに夢中になっている。顔を見合わせて冷めた笑いを浮かべると誠とカウラも靴を脱いで上がりこんだ。
「ああ、ゲート上げ下げはかなめちゃんがやってね。私は寒いから嫌」
「なんだよ!アタシがやるのか?」
口にみかんを詰め込んだかなめが四つんばいでゲートの操作ボタンのある窓へと這っていく。
「さて、今回私達がここに集まったのにはわけがあるのよ」
「クリスマスだろ?」
仕切ろうとした出鼻をカウラにくじかれてアメリアはひるむ。だが、再びみかんを口に放り込んでゆっくりと噛みながら皮を剥いている誠とカウラを眺めてしばらく熟考すると再び口を開いた。
「それだけじゃないわ。ランちゃんに聞いたけど……東都警察の皆さんは年末年始の間も臨戦態勢を希望しているらしいわ」
「そうなのか……」
明らかに投げやりにカウラは返事をする。実際こういう時のアメリアに下手に口答えをするとうざったいだけなのは誠も知っていて、あいまいに首を縦に振りながら彼女の言葉を聞き流していた。
「それに年末の東都警察の警備活動の応援は手当が付くということで技術部の面々が定員をめぐって争っている状態だしねえ。私達のイベントもパーラ達が仕切るから私達は完全にフリーなのよ」
「ああそうだな」
上の空でそう言うとカウラがみかんの袋を口に入れた。
「カウラちゃん。聞いてよ」
「聞いてるって」
カウラはいかにも困ったような表情でアメリアを見つめる。
「つまりあれだろ。アタシ等は年末年始が暇になるってこと」
かなめはアメリアの言葉を聞いていたようで、兵員を満載した警備部のトラックの為にゲートを開けながらそう叫んだ。
「そうよ!それ。そこで私達がやるべきことが二つあるのよ」
高らかなアメリアの宣言にカウラは不思議そうな顔をする。
「二つ?クリスマスだけじゃないのか?」
「馬鹿だなあカウラ。クリスマスとイベントでのアメリアの荷物持ちがあるだろ」
「ああそうか」
納得してカウラはみかんをまた一口食べる。だが、そこでアメリアはコタツから立ち上がった。
「違うわ!一番大事なこと!家族のぬくもりに恵まれない私達三人に必要なイベントがあるじゃないの!」
その奇妙なまでに力みかえったアメリアの言葉に誠は明らかに嫌な予感を感じながらみかんを口に放り込んだ。
そんなアメリアの雄たけび。誠の背筋を寒いものが走った。そしてその予感は的中した。
アメリアの顔が作り笑顔に切り替わって誠に向かう。
「あの……なんですか?」
同情するように一瞥してかなめはゲートを閉じる。カウラは係わり合いになるのを避けるように二つ目のみかんに取り掛かる。
「誠ちゃんの家の正月って何をするのかしら?」
満面の笑み。そんなアメリアがじりじりと顔を近づけてくる。
「別に大したことは……」
「そうだな。西園寺の家のように一族郎党集まるわけじゃないんだろ?」
カウラはそう言うと剥いたみかんを口に放り込む。だがアメリアはにやけた表情を崩さずに満足げにうなづきながら誠を見つめている。
「なるほどねえ、アメリア。いいところに目をつけたな」
今度はいつの間にか誠の隣にやってきたかなめが身体を押し付けて耳元で囁いてきた。そのタレ目が誠の退路を断った。
「そんな普通ですよ。年越し蕎麦を道場の子供と一緒に食べて、そのまま東都浅草にお参りして……帰ったら餅をついて……」
「おい、それが普通だって言ったら島田に怒られるぞ。奴はろくでもない家庭で育ったからな正月にはトラウマがあるらしい」
そう言ってかなめは誠の頭を小突いた。言われてみて確かに母の剣道場に通っている子供達が集まるなどと言うことは普通はないことを思い出して誠は少し後悔した。
「え?誰が怒るんですか?」
警備室の窓の外から島田が顔を出している。後ろにあるのは誠の05式を搭載したトレーラー。運転席では西が助手席の誰かと楽しそうに雑談をしている。
「ああ、何でもねえよ!」
そう言うとかなめは四つんばいのままゲートを空けるボタンを押す。
「じゃあ明日はよろしくお願いしますよ!」
島田はそう言うと駆け足で車に戻って行った。トレーラーがゆっくりと走り出し、それを見送ったかなめはまた四つんばいで誠の隣に戻ってくる。
「ああ、西園寺。明日は直行じゃないからな。いつもどおりに出勤。技術部の車で現地に向かう予定だからな」
カウラはそう言うと周りを見回した。厳しい表情が緩んでエメラルドグリーンのポニーテールの髪が揺れる様に誠は目を奪われる。
「ああ、お茶ね……」
その様子を見たアメリアが察して奥の戸棚を漁る。かなめはすぐに入り口のドアの手前に置かれたポットを見つけると蓋を開けて中のお湯の温度を確かめる。
「しっかり準備は出来てるんだな。うれしいねえ」
かなめはそのままポットをコタツの上に置く。急須と湯呑、それに煎餅の袋を棚から運んできたアメリアがそれを誠の前に置いた。誠はこの三人がゲート管理をするとなればそれなりの準備をしておかないと後が怖いと思った技術部の面々の恐怖を思って同情の笑みを漏らした。
「入れるんですか?」
そんな誠に三人の視線が集まっている。
「当然でしょ?神前曹長」
そう言ってアメリアがにんまりと笑って見せた。階級の上下を思い知らされれば反論は許されない。誠は茶筒を手に取り綺麗に洗われた急須を手にとって緑茶の葉を入れる。
「お茶の葉、ケチるんじゃねえぞ」
「はいはい」
濃い目が好きなかなめの注文に答えるようにして葉を注ぎ足した後、ポットからお湯を注いだ。
「そんな入れ方してたら隊長に呆れられるわよ。お茶はもっと丁寧に淹れなきゃ」
今度はアメリアである。緑茶の淹れ方については茶道師範の免許を持ち、同盟機構幹部の間では『茶坊主』と陰口を叩かれる隊長の嵯峨ならばいちいち文句をつけてくるだろうとは想像が付いた。
だが目の前の三人はただ誠をいじりたいからそう言っているだけ。それがわかっているので誠はまるっきり無視して淡々と湯飲みに茶を注いだ。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
時き継幻想フララジカ
日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。
なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。
銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。
時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。
【概要】
主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。
現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる