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終業後の『特殊な部隊』
第8話 『才色兼備』の嵯峨の娘
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「なに?俺のかみさんはゲルパルト帝国出身のドイツ系だもの。当然、金髪ってこともあり得るわな」
嵯峨はそう言ってにやけてみせる。
「でも……隊長の……結婚……」
究極の『駄目人間』の嵯峨が結婚していたことにさえ不自然に感じる誠にとって、嵯峨の亡くなった妻が『金髪美女』であることは想像できることでは無かった。
「いいよ……おまえさんに俺のプライバシーを語るだけ無意味なのは分かってるから。それより、こいつが来月にはうちに通うことになるから」
嵯峨はそう言ってにやりと笑ってみせる。
「えっ!!この人、うちに来るんですか?」
正直うれしかったが、そう言うと嵯峨にさらに罠にはめられると思って誠は驚きの表情を控えて嵯峨にそう言いかけた。
「まあ、常勤じゃねえけどさ。司法局の法術対策班の『法術特捜部』ってのができるんだわ。警察軍事実働部隊の『特殊部隊』であるうちとは連絡を密にする必要があるんだと。まあ、どうせ『法術特捜』にあてがわれる法術師なんざあてにならないだろうからな。実質、俺やランや『かの有名な近藤事件』の勇者であるおまえさんに助けを求めることもあるだろうと……上の連中もなかなか考えてるよ」
そう言う嵯峨の口調は誠にはどこか誇らしげに見えた。
「でも……僕より二つ上で……そんな組織のトップをやるなんて……凄いですね」
誠は正直に嵯峨を持ち上げるつもりでそう言ってみた。
「そりゃあ、官僚組織の『キャリア』で、『司法試験』合格者だもん。警視正で軍で言えば中隊規模の組織のトップなんて普通じゃないの?」
「『司法試験』合格者!」
ひっくり返るような声で誠はそう叫んだ。『司法試験』はここ、『東和共和国』では最難関の資格試験だった。十年浪人など当たり前、一生受け続ける人もいる『弁護士』や『検事』になるための必須試験である。
「ああ、十六歳で受かった時には新聞に載ったな。あいつは俺に似て頭が良いから。見てくれはかみさん似で、中身は俺に似たわけ。俺も司法試験通って弁護士の資格は取ってるけど……まあ、その弁護士事務所を食えるような仕組みにしたのは茜だけど」
次々ととんでもないことを言い放つ嵯峨に誠はあんぐりと口を開いたまま見つめ続けるほかにしようがなかった。
嵯峨はそう言ってにやけてみせる。
「でも……隊長の……結婚……」
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「いいよ……おまえさんに俺のプライバシーを語るだけ無意味なのは分かってるから。それより、こいつが来月にはうちに通うことになるから」
嵯峨はそう言ってにやりと笑ってみせる。
「えっ!!この人、うちに来るんですか?」
正直うれしかったが、そう言うと嵯峨にさらに罠にはめられると思って誠は驚きの表情を控えて嵯峨にそう言いかけた。
「まあ、常勤じゃねえけどさ。司法局の法術対策班の『法術特捜部』ってのができるんだわ。警察軍事実働部隊の『特殊部隊』であるうちとは連絡を密にする必要があるんだと。まあ、どうせ『法術特捜』にあてがわれる法術師なんざあてにならないだろうからな。実質、俺やランや『かの有名な近藤事件』の勇者であるおまえさんに助けを求めることもあるだろうと……上の連中もなかなか考えてるよ」
そう言う嵯峨の口調は誠にはどこか誇らしげに見えた。
「でも……僕より二つ上で……そんな組織のトップをやるなんて……凄いですね」
誠は正直に嵯峨を持ち上げるつもりでそう言ってみた。
「そりゃあ、官僚組織の『キャリア』で、『司法試験』合格者だもん。警視正で軍で言えば中隊規模の組織のトップなんて普通じゃないの?」
「『司法試験』合格者!」
ひっくり返るような声で誠はそう叫んだ。『司法試験』はここ、『東和共和国』では最難関の資格試験だった。十年浪人など当たり前、一生受け続ける人もいる『弁護士』や『検事』になるための必須試験である。
「ああ、十六歳で受かった時には新聞に載ったな。あいつは俺に似て頭が良いから。見てくれはかみさん似で、中身は俺に似たわけ。俺も司法試験通って弁護士の資格は取ってるけど……まあ、その弁護士事務所を食えるような仕組みにしたのは茜だけど」
次々ととんでもないことを言い放つ嵯峨に誠はあんぐりと口を開いたまま見つめ続けるほかにしようがなかった。
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