26 / 28
第一章 幼少期編
第18.5話 久しぶり〜セナ視点〜
しおりを挟む
礼儀作法がしっかりできてくると
カトレア先生はずっと一緒ではなく授業の時だけいるようになった
ようやく解放されてとても嬉しかった
そう思っていると
「礼儀作法も出来てきたようですし、時期的に二週間後から学園に行くことになりますぞ」
「勉強とかするんですか?」
と聞くと
「はい」
と笑顔で答えた
「文章、数学、魔法、歴史、実技の五つですが、実技は聖女様には余裕でしょう」
そして勉強地獄が始まった
かに思えたが
ケインズ先生はカトレア先生みたいに厳しくなく
優しく丁寧に教えてくれた
そのため二週間しかなかったがしっかり内容が頭に入ってきた
カトレア先生もケインズ先生みたいならよかったのに
~学園~
家から学園まではそこまで遠くなかったが
馬車で登校することになった
「聖女様が普通に出歩いていると色々危ないのですぞ!」
とケインズ先生が言っていた
そして学校に着くと
事前に知らされていた1ーA教室に入った
そこには同年代の子が十数人いた
そして前の黒板に座席が書かれていたので
自分の名前のところに座った
ずっと静かだった
みんな緊張して黙っていたからだろう
キーンコーンカーンコーン、とチャイムが鳴った
すると教室に女性の教師が入ってきた
「1ーAのみなさんこんにちは、担任のリベラ・ラングレードです。まずは全員自己紹介をしましょうか」
自己紹介、何言えばいいんだろう
「ではまずはエスカティア・クリムゾンさん」
「はい!」
と順調に自己紹介が進んでいった
自分の名前を最初に言って
その次に自分の趣味とか好きなものを言っていた
何言おうか考えていると
「セナさん」
「は、はい!」
まだ言うこと決まってないよ...
緊張しながら教卓の前まで行った
「えっと、セナです。好きな食べ物はホーンラビットのシチューです。これからよろしくお願いします」
自己紹介を言い終わるとそそくさと自分の席に戻った
はぁ、緊張した
「みなさんはこれから5年間をともにする仲間です。これから頑張りましょう!」
え、5年間!?
「「「「「はーい!!!」」」」」
「は、はい」
そして色々な紙が配られ
キーンコーンカーンコーン
一時間目が終わった
今日は四時間あるからあと3時間か
そう考えていると
「ねぇ、セナさん」
と声をかけられた
確かエスカティア・クリムゾンさんだったと思う
「は、はい」
「あなた聖女なんでしょ!」
エスカティアさんは目をキラキラさせながら聞いてきた
「は、はい。聖女です」
と答えると
「私、聖女の出てくるお話が大好きなの!」
「へ、へぇ」
「それで聖女ってどんな暮らししているのか気になってて、どんな風に暮らしてるの?祈祷するときどんな感じ?ホーンラビットのシチューってどんなの?ねぇ、教えて!」
「そ、そんなに一度に聞かれても...」
聞かれたことを全て答える途中で
キーンコーンカーンコーン
二時間目が始まった
「あ、じゃあまた後で」
「うん」
村には同年代の女の子いなかったから
話すのもなんか楽しかった
二時間目は特に何もなく終わり
休み時間エスカティアさんとまた話して
三、四時間目も何事もなく終わった
そして帰る時間になった
「セナちゃん、校門までだけど一緒に帰ろ!」
「はい!」
そしてエスカティアさんと一緒に帰っている途中
「おーい」
聞いたことのある声が聞こえた
振り向いて見ると
「トルガさん!」
「「俺たちもいるぜ!」」
取り巻き2人もいた
「取り巻きさんたちも!」
「「俺たちにもちゃんと名前はある!」」
「名前、なんでしたっけ?」
そういえば聞いたことないような...
「俺はコラリス」
取り巻き1はコラリスさんで
「俺はヒュース」
取り巻き2はヒュースさんですか
「へぇ、しっかり覚えておきますね」
「それで師匠は大丈夫ですか?最後会った時は骨折して意識なくて...」
1年前のあの日にトルガさん達は王都へ行ったんですよね
「ええ、大丈夫です。それどころか前より強くなって、ゴブリンキングっていうのも倒していました」
「さっすが師匠だなぁ、俺達も追いつけるように頑張らないとな」
「え、ゴブリンキングって...」
エスカティアさんが驚いた顔をしている
「どうしたの?エスカティアさん」
「ゴブリンキングって、A級冒険者パーティー数組で倒すものなんだけど、セナちゃんのお兄様は倒せるのね」
「ああ、師匠は最強だ!」
なぜかトルガさんが自慢げですが、そこには触れないでおきましょう
「あとメタりんちゃんっていう銀色のスライムを連れてきたんですよ」
「あの師匠がスライムか、あまり想像できないな」
「銀色のスライム...金属性変異種かも...家に帰ったらお父様に報告しなきゃ」
「エスカティアさん、また独り言してるよ」
「だ、大丈夫よ。きっとかっこいいんだろうなぁって思っただけ。時間だからそろそろ帰るね、じゃ!」
「また明日、エスカティアさん」
「セナちゃん、もっと師匠のこと教えてくれ」
「いいですよ」
そして時間を忘れてお兄ちゃんのことを話していると
「そろそろ門限じゃないか?」
「あっ、そうだ!じゃあまた明日、セナちゃん!」
「はい、また明日」
校門まで歩くと行きで乗った馬車があった
むしろそれ以外の馬車はなかった
御者の人は本を読んでいた
ずっと待っていたのだろう
「遅れてしまってすみません!」
「大丈夫ですよ、セナ様。では乗ってください」
「はい」
そして家に帰ったらカトレア先生にたくさん怒られた
カトレア先生はずっと一緒ではなく授業の時だけいるようになった
ようやく解放されてとても嬉しかった
そう思っていると
「礼儀作法も出来てきたようですし、時期的に二週間後から学園に行くことになりますぞ」
「勉強とかするんですか?」
と聞くと
「はい」
と笑顔で答えた
「文章、数学、魔法、歴史、実技の五つですが、実技は聖女様には余裕でしょう」
そして勉強地獄が始まった
かに思えたが
ケインズ先生はカトレア先生みたいに厳しくなく
優しく丁寧に教えてくれた
そのため二週間しかなかったがしっかり内容が頭に入ってきた
カトレア先生もケインズ先生みたいならよかったのに
~学園~
家から学園まではそこまで遠くなかったが
馬車で登校することになった
「聖女様が普通に出歩いていると色々危ないのですぞ!」
とケインズ先生が言っていた
そして学校に着くと
事前に知らされていた1ーA教室に入った
そこには同年代の子が十数人いた
そして前の黒板に座席が書かれていたので
自分の名前のところに座った
ずっと静かだった
みんな緊張して黙っていたからだろう
キーンコーンカーンコーン、とチャイムが鳴った
すると教室に女性の教師が入ってきた
「1ーAのみなさんこんにちは、担任のリベラ・ラングレードです。まずは全員自己紹介をしましょうか」
自己紹介、何言えばいいんだろう
「ではまずはエスカティア・クリムゾンさん」
「はい!」
と順調に自己紹介が進んでいった
自分の名前を最初に言って
その次に自分の趣味とか好きなものを言っていた
何言おうか考えていると
「セナさん」
「は、はい!」
まだ言うこと決まってないよ...
緊張しながら教卓の前まで行った
「えっと、セナです。好きな食べ物はホーンラビットのシチューです。これからよろしくお願いします」
自己紹介を言い終わるとそそくさと自分の席に戻った
はぁ、緊張した
「みなさんはこれから5年間をともにする仲間です。これから頑張りましょう!」
え、5年間!?
「「「「「はーい!!!」」」」」
「は、はい」
そして色々な紙が配られ
キーンコーンカーンコーン
一時間目が終わった
今日は四時間あるからあと3時間か
そう考えていると
「ねぇ、セナさん」
と声をかけられた
確かエスカティア・クリムゾンさんだったと思う
「は、はい」
「あなた聖女なんでしょ!」
エスカティアさんは目をキラキラさせながら聞いてきた
「は、はい。聖女です」
と答えると
「私、聖女の出てくるお話が大好きなの!」
「へ、へぇ」
「それで聖女ってどんな暮らししているのか気になってて、どんな風に暮らしてるの?祈祷するときどんな感じ?ホーンラビットのシチューってどんなの?ねぇ、教えて!」
「そ、そんなに一度に聞かれても...」
聞かれたことを全て答える途中で
キーンコーンカーンコーン
二時間目が始まった
「あ、じゃあまた後で」
「うん」
村には同年代の女の子いなかったから
話すのもなんか楽しかった
二時間目は特に何もなく終わり
休み時間エスカティアさんとまた話して
三、四時間目も何事もなく終わった
そして帰る時間になった
「セナちゃん、校門までだけど一緒に帰ろ!」
「はい!」
そしてエスカティアさんと一緒に帰っている途中
「おーい」
聞いたことのある声が聞こえた
振り向いて見ると
「トルガさん!」
「「俺たちもいるぜ!」」
取り巻き2人もいた
「取り巻きさんたちも!」
「「俺たちにもちゃんと名前はある!」」
「名前、なんでしたっけ?」
そういえば聞いたことないような...
「俺はコラリス」
取り巻き1はコラリスさんで
「俺はヒュース」
取り巻き2はヒュースさんですか
「へぇ、しっかり覚えておきますね」
「それで師匠は大丈夫ですか?最後会った時は骨折して意識なくて...」
1年前のあの日にトルガさん達は王都へ行ったんですよね
「ええ、大丈夫です。それどころか前より強くなって、ゴブリンキングっていうのも倒していました」
「さっすが師匠だなぁ、俺達も追いつけるように頑張らないとな」
「え、ゴブリンキングって...」
エスカティアさんが驚いた顔をしている
「どうしたの?エスカティアさん」
「ゴブリンキングって、A級冒険者パーティー数組で倒すものなんだけど、セナちゃんのお兄様は倒せるのね」
「ああ、師匠は最強だ!」
なぜかトルガさんが自慢げですが、そこには触れないでおきましょう
「あとメタりんちゃんっていう銀色のスライムを連れてきたんですよ」
「あの師匠がスライムか、あまり想像できないな」
「銀色のスライム...金属性変異種かも...家に帰ったらお父様に報告しなきゃ」
「エスカティアさん、また独り言してるよ」
「だ、大丈夫よ。きっとかっこいいんだろうなぁって思っただけ。時間だからそろそろ帰るね、じゃ!」
「また明日、エスカティアさん」
「セナちゃん、もっと師匠のこと教えてくれ」
「いいですよ」
そして時間を忘れてお兄ちゃんのことを話していると
「そろそろ門限じゃないか?」
「あっ、そうだ!じゃあまた明日、セナちゃん!」
「はい、また明日」
校門まで歩くと行きで乗った馬車があった
むしろそれ以外の馬車はなかった
御者の人は本を読んでいた
ずっと待っていたのだろう
「遅れてしまってすみません!」
「大丈夫ですよ、セナ様。では乗ってください」
「はい」
そして家に帰ったらカトレア先生にたくさん怒られた
0
あなたにおすすめの小説
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
それは思い出せない思い出
あんど もあ
ファンタジー
俺には、食べた事の無いケーキの記憶がある。
丸くて白くて赤いのが載ってて、切ると三角になる、甘いケーキ。自分であのケーキを作れるようになろうとケーキ屋で働くことにした俺は、無意識に周りの人を幸せにしていく。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる