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天国の先
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俺は今、目の疑うほどの出来事に襲われている。なぜなら俺の目の前には頭に輪っかみたいなものが浮かんで、背中からは羽が生えている自称天使とやらが前にいるからである。
「あなたは先ほど死なれました」
その天使とやらが死んだという衝撃的なことを発言してきた。
「はっ?俺が死んだ?どういうことだ?」
俺は自称なんとかやらの話が急すぎてなにを言ってるのかが理解ができなかった。
「はい!あなたは先ほど隣の家に侵入した泥棒に殺されました」
確かに俺は隣の家に侵入していく怪しい男に声をかけて誰だかを確認しようとしたが…………え…………えぇぇ!?その後そいつが包丁を俺に刺してきた……ってことは俺はホントに死んだ?…………のか?
そう俺が一人で考えていると天使とやらが声をかけてきた。
「理解ができたようですね!私の名前はリリース。見た目からなにまで天使です!よろしくです!」
リリースという天使が自己紹介をしてきた。俺はこれが夢だと思っていたがどうやらホントのことらしい。
「じゃあ、俺の名前は――」
俺の名前を言おうとすると
「鈴本香様ですよね?」
……なんで俺の名前を……そりゃあ知ってるよな……なんてたって天使ですもんね……
「はい、そうですけど……で?なんか俺やることでもあるんですか?それともグータラと寝てればいいんですか?」
俺はだるそうに話をした。
「はい!やることならいっぱいあります!まずあなたは人間生活でいいことをいっぱいしてきたので、あなたは天国に行けます!」
やった!俺は天国行きか!これで安心安全の生活ができるぜ!
俺がこうして喜んでいると
「そんなに喜んでいるところで悪いんですが、天国にいられる時間は一週間ですよ?」
天使のリリースは俺が聞きたくもなかったことを言ってきた。
「え!?経った一週間?ふざけんなよ!なんでそんなに短いんだよ!」
俺はあまりの短さに激怒した。俺の想像していた天国は死んだ人がゆっくり豊かに暮らせるのだと思っていた。しかし、中身を見てみればゆっくりと暮らしている暇はなく、逆にゆっくりなどはできないのである。
「まぁまぁ、そんなに怒らないでくださいな!理由としましては、生まれ変わりです。あなたが次の人つまり来世になるのです。ご理解いただけましたか?」
リリースが落ち着いてそしてニコニコしながら言ってきた。
「ってことは、俺がいなくなる?」
俺はそう考えた途端に背中が寒くなってきた。
「はい!そうでございます!記憶もなくなりまた別の誰かになります!」
俺の頭の中が真っ白になっていくのを感じられた。
「ってことはつまり、俺は一週間後に他の誰かになるってことだよな?」
「そうでございます!」
リリースはニコニコといらつくほどの表情をしているが、それがホントのことだとしたらこれから一週間の暮らしは地獄となるだろう。なぜなら俺が俺のことを一生考えられなくなるからだ。
「マジかよ……」
俺は落ち込んだ。まぁ、当然である。いきなり一週間後別の人になってくださいと言われたら、普通に驚く。しかも、これが今起こっているということに驚きである。
「そんなに落ち込まないでくださいな!実はですね!天国に来られた方にはご褒美があるんです!」
俺はそのご褒美とやらを受けられるようだ。ご褒美とはなにか?この一週間贅沢に暮らせるとか?ゲームし放題とか?
「で?そのご褒美ってのはなんですか?当然俺に得があるようなものなんだろうな?」
俺は天使のリリースに少しキレ気味で言った。立場では、圧倒的に天使であるリリースの方が上なんだろうが、死んだ俺は怖いものなどなかった。
「はい!それはそれはかなりの得があります!天国に来られる方は年間通してもかなり少ないので、あなたはすごくラッキーボーイですよ!」
俺はどうやらこの天使に褒められているようだが、不思議と嬉しくなかった。それよりも殺意とやらが湧いてくるのは気のせいだろうか。
「はいはい!俺が運がいいのはわかった。早くご褒美を言え!」
俺は天国には絶対にいなそうな人になってきた。俺がホントに天国にいて良いのかが不安になってきた。もしかしたら、今地獄に落とされるかもしれない。
「わかりました!じゃあ説明していきますね!まず天国に来れたあなたにはご褒美が与えられます。そのご褒美とは、私どもが叶えられる程度のお願いがひとつだけできます!いいですかひとつだけですよ!」
なぜかリリースはひとつだけを強調して言ってきた。
「あの……なんでひとつだけを強調してくるんですか?なにかあったんですか?」
俺は素直に強調している理由が知りたくて聞いた。
「実はですね!たまにひとつだけと言って!お願いを無限にするという、お願いをしてくるバカがいます!そういうお願いをしてくる人は問答無用で地獄に落とします!なのでそういうお願いはしてこないでくださいね!」
リリースは笑ったまま言っているが怖い話だ。でも、その話が聞けたのは嬉しい。なぜなら、さっきまで俺もそう願おうと思っていたからである。
「そ……それはひどいですね!そんなの許されませんね!」
俺は必死で天使のリリースの味方を演じた。
「あれ~?まさか鈴本様もそんなこと思っていたのではないですか~?」
まずい!ばれたらそく地獄に送られる!
俺はそう思い口の中に溜まっていた唾液をゴクリと飲み込んだ。
「まぁ、いいです!それで鈴本様はなんのお願いをなさるのですか?」
リリースは一瞬で話を変えてくれたので地獄に送られることはなくなった。それよりお願いをなににするか決めてなかったので、迷った。
「えーと……じゃあ!異世界で暮らすで!」
俺はできないと思って、冗談のつもりで言ってみた。するとリリースは1回ニコッと笑った。
「わかりました!異世界に移転ですね!」
俺は頭の中で1回はっ?と呟くと急いでツッコミに入った。
「いやいや、待て待て待て!え?できるんですか?」
「できるに決まってるじゃないですか?私のことバカにしてます?」
天使のリリースが少し怒って俺を睨んできた。
「いえいえ!バカにするはずがないじゃないですか!そんな失礼なことはしませんよ!あははは」
俺は地獄に送られたくないあまりお世辞の言葉を言った。
「そうですか?それでどうするんですか?異世界に行くんですか?行かないんですか?」
リリースは怒ったまま俺の返事を求めてきた。この案以外になにもお願いを考えていなかったので行くことを決心した。
「行きます!宜しくお願いします!」
「あなたは先ほど死なれました」
その天使とやらが死んだという衝撃的なことを発言してきた。
「はっ?俺が死んだ?どういうことだ?」
俺は自称なんとかやらの話が急すぎてなにを言ってるのかが理解ができなかった。
「はい!あなたは先ほど隣の家に侵入した泥棒に殺されました」
確かに俺は隣の家に侵入していく怪しい男に声をかけて誰だかを確認しようとしたが…………え…………えぇぇ!?その後そいつが包丁を俺に刺してきた……ってことは俺はホントに死んだ?…………のか?
そう俺が一人で考えていると天使とやらが声をかけてきた。
「理解ができたようですね!私の名前はリリース。見た目からなにまで天使です!よろしくです!」
リリースという天使が自己紹介をしてきた。俺はこれが夢だと思っていたがどうやらホントのことらしい。
「じゃあ、俺の名前は――」
俺の名前を言おうとすると
「鈴本香様ですよね?」
……なんで俺の名前を……そりゃあ知ってるよな……なんてたって天使ですもんね……
「はい、そうですけど……で?なんか俺やることでもあるんですか?それともグータラと寝てればいいんですか?」
俺はだるそうに話をした。
「はい!やることならいっぱいあります!まずあなたは人間生活でいいことをいっぱいしてきたので、あなたは天国に行けます!」
やった!俺は天国行きか!これで安心安全の生活ができるぜ!
俺がこうして喜んでいると
「そんなに喜んでいるところで悪いんですが、天国にいられる時間は一週間ですよ?」
天使のリリースは俺が聞きたくもなかったことを言ってきた。
「え!?経った一週間?ふざけんなよ!なんでそんなに短いんだよ!」
俺はあまりの短さに激怒した。俺の想像していた天国は死んだ人がゆっくり豊かに暮らせるのだと思っていた。しかし、中身を見てみればゆっくりと暮らしている暇はなく、逆にゆっくりなどはできないのである。
「まぁまぁ、そんなに怒らないでくださいな!理由としましては、生まれ変わりです。あなたが次の人つまり来世になるのです。ご理解いただけましたか?」
リリースが落ち着いてそしてニコニコしながら言ってきた。
「ってことは、俺がいなくなる?」
俺はそう考えた途端に背中が寒くなってきた。
「はい!そうでございます!記憶もなくなりまた別の誰かになります!」
俺の頭の中が真っ白になっていくのを感じられた。
「ってことはつまり、俺は一週間後に他の誰かになるってことだよな?」
「そうでございます!」
リリースはニコニコといらつくほどの表情をしているが、それがホントのことだとしたらこれから一週間の暮らしは地獄となるだろう。なぜなら俺が俺のことを一生考えられなくなるからだ。
「マジかよ……」
俺は落ち込んだ。まぁ、当然である。いきなり一週間後別の人になってくださいと言われたら、普通に驚く。しかも、これが今起こっているということに驚きである。
「そんなに落ち込まないでくださいな!実はですね!天国に来られた方にはご褒美があるんです!」
俺はそのご褒美とやらを受けられるようだ。ご褒美とはなにか?この一週間贅沢に暮らせるとか?ゲームし放題とか?
「で?そのご褒美ってのはなんですか?当然俺に得があるようなものなんだろうな?」
俺は天使のリリースに少しキレ気味で言った。立場では、圧倒的に天使であるリリースの方が上なんだろうが、死んだ俺は怖いものなどなかった。
「はい!それはそれはかなりの得があります!天国に来られる方は年間通してもかなり少ないので、あなたはすごくラッキーボーイですよ!」
俺はどうやらこの天使に褒められているようだが、不思議と嬉しくなかった。それよりも殺意とやらが湧いてくるのは気のせいだろうか。
「はいはい!俺が運がいいのはわかった。早くご褒美を言え!」
俺は天国には絶対にいなそうな人になってきた。俺がホントに天国にいて良いのかが不安になってきた。もしかしたら、今地獄に落とされるかもしれない。
「わかりました!じゃあ説明していきますね!まず天国に来れたあなたにはご褒美が与えられます。そのご褒美とは、私どもが叶えられる程度のお願いがひとつだけできます!いいですかひとつだけですよ!」
なぜかリリースはひとつだけを強調して言ってきた。
「あの……なんでひとつだけを強調してくるんですか?なにかあったんですか?」
俺は素直に強調している理由が知りたくて聞いた。
「実はですね!たまにひとつだけと言って!お願いを無限にするという、お願いをしてくるバカがいます!そういうお願いをしてくる人は問答無用で地獄に落とします!なのでそういうお願いはしてこないでくださいね!」
リリースは笑ったまま言っているが怖い話だ。でも、その話が聞けたのは嬉しい。なぜなら、さっきまで俺もそう願おうと思っていたからである。
「そ……それはひどいですね!そんなの許されませんね!」
俺は必死で天使のリリースの味方を演じた。
「あれ~?まさか鈴本様もそんなこと思っていたのではないですか~?」
まずい!ばれたらそく地獄に送られる!
俺はそう思い口の中に溜まっていた唾液をゴクリと飲み込んだ。
「まぁ、いいです!それで鈴本様はなんのお願いをなさるのですか?」
リリースは一瞬で話を変えてくれたので地獄に送られることはなくなった。それよりお願いをなににするか決めてなかったので、迷った。
「えーと……じゃあ!異世界で暮らすで!」
俺はできないと思って、冗談のつもりで言ってみた。するとリリースは1回ニコッと笑った。
「わかりました!異世界に移転ですね!」
俺は頭の中で1回はっ?と呟くと急いでツッコミに入った。
「いやいや、待て待て待て!え?できるんですか?」
「できるに決まってるじゃないですか?私のことバカにしてます?」
天使のリリースが少し怒って俺を睨んできた。
「いえいえ!バカにするはずがないじゃないですか!そんな失礼なことはしませんよ!あははは」
俺は地獄に送られたくないあまりお世辞の言葉を言った。
「そうですか?それでどうするんですか?異世界に行くんですか?行かないんですか?」
リリースは怒ったまま俺の返事を求めてきた。この案以外になにもお願いを考えていなかったので行くことを決心した。
「行きます!宜しくお願いします!」
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