1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。

尾道小町

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0話。ヴィヴィアンの初恋2

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ヴィヴィアンの、父親ソウエイ・ジュウド伯爵が、なぜライアンの家族を助けなかったのか?
お金なら人々がドン引きするほどあるのにだ。


ケチだが困っている人には手を差し伸べる、そんな人物だから娘ビィビィアンは疑問に感じていました。


立ち話もなんなので、ジュード家の屋敷客間に移動して、ライアン・フレジェル元伯爵令息を執事ポールに、応接間へ案内させました。


客間には豪華な応接セットが有り、ソファは白で統一されている。

絵画は世界的に有名な、画家ド・ビンチの作品も多数コレクションされていて、鑑賞する価値もあります。


ライアンは、元貴族で屋敷には多数の絵画に彫刻もコレクションされていたので観たら贋作か本物か見当はついた。

ほとんどの、作品がライアンの屋敷に、コレクションされていた物ばかりだった!


ライアンの両親は、信用のできる、ビィビィアンの父親、ソウエイ・ジュウド伯爵に買い取ってもらい、夜逃げの準備をしていた。
   
お金は、ほとんどを、息子名義で銀行に預け服装は、庶民が着る服装に着替えて出立(しゅったつ)した。


護衛には、ソウエイ・ジュウド伯爵の護衛騎士、100人に道中、守るよう命令していたが盗賊の襲撃に遭い両親は亡くなってしまい、ライアンは泣き叫び己の人生がどん底に落ちていく?不安で仕方なかった。

後もう少しで目的地だった。


金貨は、ほとんど銀行に預け安心していたが、フレジェル伯爵夫妻は亡くなり1人残ったライアンには、何も知らされないまま他国の孤児院で暮らしていた。


貴族の子供が暮らすには過酷で、毎日年上の子供達に虐められて身体中、傷だらけで1人泣いていた。

ヴィヴィアンに会いたい、優しいソウエイ・ジュウドおじさんに会いたい、会ってこの環境から救ってほしい、神にも祈ったが誰も救ってくれないと気付いたのだった。

それからは、ヴィヴィアン親子を恨み復讐すると誓っていた。

憎しみを糧に変えて、毎日を生きてきて、人殺し以外なら、どんな非道な事も笑ってこなし、そして、やっと彼女と再会できたのだ。

ビィビィアンは、美少女になっていた。

俺を可愛いらしい瞳で見つめている。

これから、彼女と父親の屋敷に・・・随分、久し振りの再会になる!

ソウエイ・ジュウド伯爵あの男は、どんな顔で俺との因縁を清算するつもりなのか?

俺の人生をどん底まで落とした男だ!


ライアンの心は、憎しみで壊れ誰でもいいから、この苦しみを、ぶつけたかったのか?

右手を灯りに翳し、いつか陽のあたる場所へ戻りたい、そう願いながら夜は酒場の女性達と遊んで暮らしていた。

ライアンは色白の鼻筋の整った美青年に成長していて女性にモテモテだった。


今日と言う日が・・・やっと逢える、この日、俺は18歳になったばかりで、やっと復讐できる。

どうやって?

殺すのは簡単だ!あっという間に終わってしまい面白くない、ああ、この方法ならきっと上手く、いくだろう待っていろソウエイお・じ・さ・ん!













    
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