私達の新居に彼の幼馴染も一緒に暮らすのですか?

尾道小町

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目には目を歯には歯を生活費はご自分で用意しましょうね。

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フイリップ様と7歳で婚約者になりましたが結婚するまで会うことは数回でした。

彼は私に優しいし『愛してる』と、言ってくれたのです。

私は、彼の言葉を信じました。


その後1ヶ月で長い間、婚約者だったフイリップ第2王子と結婚式を挙げます。
彼は私の家に婿入りするのです、フイリップ・デイルイス・マルソーとなります。

これからフィリップ様の幼馴染みである、ヴィヴィアンに悩まされるなんて思いもしませんでした。




フイリップ様の幼馴染み、ヴィヴィアンが私の屋敷に住む事になるのです。

フイリップ様と私の結婚式が終わり新居に到着してティータイムをしてます、当たり前のようにヴィヴィアン様もソファーで寛いでますね。


ヴィヴィアン様がとんでもないこと言い出して、フイリップ様はニコニコ笑顔で、訊いています。

「フイリップさーまー私もここに住んでも良いですか?」

それもフイリップ様は満更でもない様子です!
「良いよねソフィ屋敷は部屋が沢山あるし」

この屋敷はお父様が建ててくれたんですよ!
「何故ヴィヴィアン様がここに住むのですか?」

何考えてるの私に喧嘩売ってますか、叩き出しても良いわよね?

「だってフイリップ様と一緒が良いんだもん」

この人、本気で言ってるの?

「ヴィヴィアンは嬉しいこと言ってくれるね」

眉間に少し皺をよせながら!
「では、男爵家か王家でヴィヴィアンさんの生活費を賄うようお願い致します」


「えっ公爵家で生活するなら公爵家でみるの当たり前だろう?」


この発言を訊いて王家との婚姻は失敗かもと考えています、公爵家が払うの当たり前だと言いますの信じられません頭に蛆が湧いてるのかしら?
「・・・・・・」






ソフィ公爵令嬢の幼馴染み、ルイス・エンリケ侯爵令息を屋敷に呼んでいた。

「ルイスお願いよ私に合わせて話を進めてよ」

何で俺なんだ!
「解った、だいたい幼馴染みを新婚の屋敷に住まわせるってフイリップ様、頭おかしいぞ」

フイリップ様も、同じ環境になれば蛆が湧いてる頭でも解るはずよ。

「解ってる、だからルイスも屋敷に住んで欲しいのよ」

ルイスとソフィは、玄関フロアーでイチャイチャしながら小声でわざと話してたらフイリップ様が。

この男は誰だ?
「彼は何方かな?」

「あら、結婚式で紹介したでしょう今日から彼も屋敷に住みますから宜しくお願いします」


はっ何でルイスが屋敷に住むんだよ、新婚だぞ何考えてる!

フイリップ様の無言の声が聞こえたような気がしました?

俺は反対だ!
「何故この屋敷で住むんだよ」

「だって幼馴染みだから生活費は貴方と違って私が支払いますは」

「宜しくお願い致します、生活費くらい俺が払うよ誰かと違ってお金あるから心配はいらないよ!」


凄い美丈夫、足長い!格好いいは。
「あれ、この方どなたですか?」
ヴィヴィアンが人差し指を頬に当てブリッコな話し方で訊いてきました。


うわぁ訊いた以上のぶりっ子オバサンだな!
「このブリッコおばさん誰!」

フイリップとソフィが飲んでたコーヒーを吹いた「「ブハ!」」

ヴィヴィアンは眉間に皺を寄せて苛ついていた。
「ひどい、まだ20歳なんだけど」

「俺より2コ上じゃん、ソフィより3コ上なのに、その話し方痛い!」

フイリップとソフィは笑っていた。
「「ブハハ」」

「酷いフイリップ様まで、うわ~~~~ん」

「淑女は走っては駄目ですよ」

「五月蝿い!」
地団駄を踏みながら部屋に戻っていった。






「フイリップ様ヴィヴィアン様の生活費払ってくださいね」

「もう来ないと思うよ、母上が男爵家に抗議してね2度とこの屋敷に近付くのは赦さないと脅してたよ」

「そうなんですか!」

「ごめんよ俺が悪かったよ君を傷付ける行動をとってしまって反省してるよルイスを屋敷に住まわせると言われて初めて気付いたよ馬鹿だよな」

「お茶をどうぞ旦那様」

「ドヌーブ初めて旦那様と呼んでくれたんだね」

侍女である、ドヌーブは露骨に、この屋敷の主でも無いお前が、確定ではないが愛人のような幼馴染みを住まわせて私の大事な御嬢様を哀しませる男は王族でも赦しません!


次はマジで抹殺しますから!


ドヌーブはニッコリ微笑んで「はい」と答えた。






ソフィとフイリップの部屋で二人は話していた。

「ルイスは君の愛人なの?」


「違います、フイリップ様が我々下々の言い分が理解できないようなので、ルイスを住まわせる事にしたんですよ」


「成る程、初めて嫉妬したよ俺がこんな気持ちになるとはビックリで良い経験をしたが2度と、あんな思いしたくないな!」


「ヴィヴィアン様はフイリップ様の愛人ですか?」


「違うよ、彼女は幼馴染みで城の侍女だったが、お馬鹿なんで仕事ができないからクビになって男爵家に戻される予定だったんだ」


「そうだったんですか、確かに城の侍女は無理ですね」

少しほっとしました。





「ソフィ、もしかして今日が初夜だよね、今まで邪魔者が居たから」


フイリップはソフィの上に股がり久し振りにキスして思わず。

「子供が欲しい」
呟いたら。

「私もです2人は欲しいです」

朝方まで頑張って、2人共艶々で後光で眩しい、くらいです。

ドヌーブが執事のドレイユに話していました。

この様子では早く授かりますねとドヌーブとドレイユは雑談していた。








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