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カウドゥール
グロピーとFt~ネズミたんモコモコ☆~
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「まず、かわいい下着を買うぞ~♪」
モコモコフワフワの愛らしい帽子をかぶった幼女・Ftが、ご機嫌な様子で賑やかな街頭を行く。スキップする度に、マロン色のツインテールがぴょいぴょいはねる。
その後ろを10代後半くらいの青年・Rtが「姉さん待って」と追いかける。『姉さん』と言う割に青年の髪は少女と異なっていて、青い。
と、いうわけで2人は義姉弟である。
「大人の体に戻ったら、まずはカワイイぱんつ! そして、念願のブラジャーを着けるぞぉぉぉ~!!」
こう見えて、幼女は実は三十路である。
幼児愛好者の相手をするために実父に薬で体の成長を止められ、実父が亡くなった現在も薬の効果は切れず、未だに幼い体型のままなのである。
昔は「ずっと若いままだワーイ」と気楽に構えていたが、年をとっていくとだんだん「子供を作れないのか」「マトモな仕事に就けないのか」と不安と不満ばかりになってきた。
それに、下着。
フリフリや色付きの下着を買いたいのだが、店員のおばさんに「お嬢ちゃんは、こんなハデなおぱんつはダメよぉ~?」と、白い下着・もしくはかぼちゃパンツを勧められる。大きなお世話である。
******
数日前。
やっと探しあてることに成功した“成長停止薬を製造したあの男”……の孫・グロピー(笑)が「ついに解毒薬ができたぞ!」と、手紙で自分らを呼び出した。
繁華街の裏路地にあるグロピーの家に、本当にできたの?! できたの?! と、ワクワクしながらFt達は直行した。
家に着くとグロピーは「よぉ」と、にたりと笑いながら出迎えてくれた。
グロピーの家には様々な薬品の瓶、謎の固形物等が整然と並ばれた棚ばかりあり、それらの発する独特な匂いが混じりあって部屋中に充満している(つまりKU・SA・I★)。
普通、客人が来たら茶のひとつやふたつお出しするものだが、グロピー宅ではそういうことはしない。できない。むしろ、出されても相手も困るし断る。
出される飲食物に知ってか知らずか何が付着混入されてるものだか、不安すぎるからだ。
グロピーはFt達に何もお出しすることなく、用件である『透明なケースに入れられた1匹のラット』を持ってきた。
このラットは、事前に“Ftが投与された成長停止薬”を投与されている実験用ラットである。とても小型で若々しく動き回っているが、もう2歳……立派な成体であるはずのラットだった。
グロピーは小皿のミンチ肉の中に何か液体を混ぜ、それをケース内に入れた。ラットは何も警戒することなく、それを食べ始めた。
「2日ほどで効果が目に見えて現れると思うから、2日後にまた来い!」
と、得意げな顔でグロピーが満面の笑みを浮かべた。
別のラットと取り替えがきかないように、グロピーはFtの目の前で、そのラットの左腹部に“とぐろうんこ”を落書きした。
「何ソレ、きったないわねぇ! やめてよ!」
Ftが激昂したので「うっせーなぁ」とグロピーは“とぐろうんこ”に適当にスマイルな表情をつけた。
ほら、可愛いだろぉ~、とヘラつくグロピーのスネをFtは思いっきり蹴飛ばした。
ちなみに、グロピーらがキャイキャイやっているすぐそばでK、という黒髪赤瞳の青年がグロピー新作の毒を飲んで緑色の反吐を床に撒き散らしながらうずくまっているのだが、今回のお話には全く関係がないので特に触れないでおく。
……大丈夫。数十分経つ頃には「毒、効かねぇ!」と元気に叫びながら起き上がります。
2日後に再度、グロピー宅に行ってみる。
薬物を投与されたその"とぐろうんこ"イラスト付きのラットは、明らかに体が大きく成長していた。しかも、元気にケース内をうろついている。
「ほら見ろ、そら見ろ、どうだぁ! 年相応の大きさになったぞぉ!」
グロピーが喜色満面、耳障りなデカい声で自慢する。
いつもは不快にしか感じないグロピーの偉そうな態度が、喜びの感情のおかげでなんとも思わない。Ftは目を輝かせた。
「……ねっ、ねぇ! もうコレ、成功じゃない? 薬、飲ませてよ! ねぇねぇ!」
年相応の体に早く成長したいFtが、グロピーを急かす。
「いや。まだたった2日しか経っていない。もう少し様子を見てから……」
「いやぁだ! 大人の体になりたいブラジャーつけたいカワイイぱんつ買いたい妊娠したい! ……あ、ねぇKさん!」
近くの席で泥水のような謎の液体を腕の血管に注入していたKに、Ftがいきなり話をふる。
「私が大人の体になったら、子種ちょうだい!……ね? 私、Kさんのこと好きだから!」
「………?! ヤですよ!!!」
「抱いてよぉ!」
「………う、くぅっ……」
Ftの鬼畜のような実父を殺害したのは、昔のKである。K自身はそれを負い目に感じているのだが、Ftはそのことをただ感謝していた。
実の娘を平気で売るような男は、死んで当然。同情の欠片も浮かんでこない。
と、いうわけでFtはKを好いていた。
「……“命令”なら僕に拒否する権利はないので……はい、仕方ない、ですね……」
Kがものすごく引きつった苦笑を浮かべた。
「やったぁ! 子種ゲットォ!」
Ftはガッツポーズをした。そばでRtが「良かったね、姉さん」と控えめに拍手をする。
「………いや、まだだっつってんだろ。事を急くな、三十路」
グロピーが低いテンションでFtの歓喜に水をさす。
「安全性がまだわからんから、もう少し……」
「いいよ! 投与してよ! ホラ!」
Ftが椅子に“どかっ”と座り、左袖をまくって、細く白い腕を出す。
「子供扱いは、も~うウンザリ! お酒を呑みたい! 高いヒール履きたいぃぃぃ! 」
Ftが左腕で机をどんどん叩く。グロピーがメガネの位置を直しながら、舌打ちをする。
「今日は、ただの経過報告としてお前らを呼んだだけであって、人体に投与するのはまだ早い。次はネコ辺りに実験……」
と、言ったところでグロピーが言葉を止めた。
Ftが不思議に思ってグロピーの顔をよくよく見てみると、どうやら視線が自分の後ろの方に向いている事がわかった。
Ftが振り返ると、ごちゃごちゃと物が散乱している机の上に置いたケースの中のラットの体が、つい先程見た時より若干……若干、大きくなっていた。
じっ、と見つめているとラットの皮膚がボコボコと醜く膨れ始めた。
内側から何か破裂しているのだろうか、“ボコボコ”のリズムに合わせてラットが口から血を吹き出す。
ボコボコムクムクを繰り返し、ラットがただの“肉団子”と化したところで、それは破裂した。
ケース内が、内蔵と血によって鮮やかに彩られた。千切れた“笑うとぐろうんこ”の皮膚部分がケースにべったり貼り付き、こちらに微笑む。
「……………」
この場にいた4人全員が、沈黙した。
「…………よし」
しばらくして、最初に沈黙を破ったのはグロピーだった。
「………じゃ、投与するか……」
グロピーはFtの剥き出しの細腕に、そっと触れた。
「おいぃぃぃぃ!!!??」
Ftが全く可愛くない叫びを上げる。
「今! 破裂したわよ?! ネズミ!! ソレを見てなんで、そんな言葉が出るワケ?!」
「………あんなすごい毒薬……試してみたいじゃないか……」
グロピーはワクワクしている。どうやら『人体に試したい』という毒師の性に火がついたらしい。
「あんた、さっきまで『結果がどうなるかわからん』だの『安全性』だの言ってたでしょーにっ!」
「……ん、もうどうでもよくなった。……もうあきらめろよ。幼女姿、ツラいんだろ? ……ラクになろうぜ」
グロピーが異様に優しい笑顔を浮かべる。
「っつーか俺、そもそも『人を異常にさせる』のが本業だっつの。そんな俺が『人を治せる』ワケねぇじゃん?」
それもそうですね、と隣でKが納得した。
「や、や、や、やぁぁぁああ!!!!」
Ftが泣き叫びながらグロピー宅を飛び出した。Rtも慌てて、それに倣う。
「このバカァ! ぽんこつメガネェ! 役立たずぅ!」
マニアが耳に入れたらさぞ喜ぶであろう、泣きの入ったロリボイスを、Ftは無料で聴かせてくれた。
******
めんどくせぇ。
その当の“ぽんこつメガネ”は、しみじみそう思った。
グロピーの本業は、先程も言ったが『人を異常にする・もしくは殺す薬の作成』である。『人を治す』なんてことは、したことがない。
風邪などの、簡単な治療薬なら作成できるが、あの“偉大なる毒師”である祖父の生み出した毒薬の解毒劑など、作成できるわけがない。
“ぽんこつメガネ”は、ため息をついた。
………いやいや、毒の再現作成はできたのだ。なら、解毒薬だって作れるはずだろ、俺。
とっとと完成させて、あのまとわりつくうるさいロリ三十路を追い払いたい。そして………。
グロピーが苦々しい顔をしている横で、Kが「この錠剤、飲んでもいいですか?」と棚の中の瓶を指差した。
飲めばぁ? と許可すると、Kはその“食べると手足の痺れ・肛門の激痛を伴う下痢・皮膚のただれ”が起こるはずの錠剤を、ボリボリとラムネのように食べ始めた。グロピーはついでに、その錠剤の1粒を取り、また別のケース内のラットに与えた。
数十分経っても何も起こらないので、Kが「コレ、お菓子だったのですか?」と、のたまった。
錠剤を与えたラットの方は、ケース内でもんどりうって糞尿を垂れ流している。
殺したい………。
祖父の作った毒の解毒と、Kを殺す薬、どちらが先に完成するだろうか。
モコモコフワフワの愛らしい帽子をかぶった幼女・Ftが、ご機嫌な様子で賑やかな街頭を行く。スキップする度に、マロン色のツインテールがぴょいぴょいはねる。
その後ろを10代後半くらいの青年・Rtが「姉さん待って」と追いかける。『姉さん』と言う割に青年の髪は少女と異なっていて、青い。
と、いうわけで2人は義姉弟である。
「大人の体に戻ったら、まずはカワイイぱんつ! そして、念願のブラジャーを着けるぞぉぉぉ~!!」
こう見えて、幼女は実は三十路である。
幼児愛好者の相手をするために実父に薬で体の成長を止められ、実父が亡くなった現在も薬の効果は切れず、未だに幼い体型のままなのである。
昔は「ずっと若いままだワーイ」と気楽に構えていたが、年をとっていくとだんだん「子供を作れないのか」「マトモな仕事に就けないのか」と不安と不満ばかりになってきた。
それに、下着。
フリフリや色付きの下着を買いたいのだが、店員のおばさんに「お嬢ちゃんは、こんなハデなおぱんつはダメよぉ~?」と、白い下着・もしくはかぼちゃパンツを勧められる。大きなお世話である。
******
数日前。
やっと探しあてることに成功した“成長停止薬を製造したあの男”……の孫・グロピー(笑)が「ついに解毒薬ができたぞ!」と、手紙で自分らを呼び出した。
繁華街の裏路地にあるグロピーの家に、本当にできたの?! できたの?! と、ワクワクしながらFt達は直行した。
家に着くとグロピーは「よぉ」と、にたりと笑いながら出迎えてくれた。
グロピーの家には様々な薬品の瓶、謎の固形物等が整然と並ばれた棚ばかりあり、それらの発する独特な匂いが混じりあって部屋中に充満している(つまりKU・SA・I★)。
普通、客人が来たら茶のひとつやふたつお出しするものだが、グロピー宅ではそういうことはしない。できない。むしろ、出されても相手も困るし断る。
出される飲食物に知ってか知らずか何が付着混入されてるものだか、不安すぎるからだ。
グロピーはFt達に何もお出しすることなく、用件である『透明なケースに入れられた1匹のラット』を持ってきた。
このラットは、事前に“Ftが投与された成長停止薬”を投与されている実験用ラットである。とても小型で若々しく動き回っているが、もう2歳……立派な成体であるはずのラットだった。
グロピーは小皿のミンチ肉の中に何か液体を混ぜ、それをケース内に入れた。ラットは何も警戒することなく、それを食べ始めた。
「2日ほどで効果が目に見えて現れると思うから、2日後にまた来い!」
と、得意げな顔でグロピーが満面の笑みを浮かべた。
別のラットと取り替えがきかないように、グロピーはFtの目の前で、そのラットの左腹部に“とぐろうんこ”を落書きした。
「何ソレ、きったないわねぇ! やめてよ!」
Ftが激昂したので「うっせーなぁ」とグロピーは“とぐろうんこ”に適当にスマイルな表情をつけた。
ほら、可愛いだろぉ~、とヘラつくグロピーのスネをFtは思いっきり蹴飛ばした。
ちなみに、グロピーらがキャイキャイやっているすぐそばでK、という黒髪赤瞳の青年がグロピー新作の毒を飲んで緑色の反吐を床に撒き散らしながらうずくまっているのだが、今回のお話には全く関係がないので特に触れないでおく。
……大丈夫。数十分経つ頃には「毒、効かねぇ!」と元気に叫びながら起き上がります。
2日後に再度、グロピー宅に行ってみる。
薬物を投与されたその"とぐろうんこ"イラスト付きのラットは、明らかに体が大きく成長していた。しかも、元気にケース内をうろついている。
「ほら見ろ、そら見ろ、どうだぁ! 年相応の大きさになったぞぉ!」
グロピーが喜色満面、耳障りなデカい声で自慢する。
いつもは不快にしか感じないグロピーの偉そうな態度が、喜びの感情のおかげでなんとも思わない。Ftは目を輝かせた。
「……ねっ、ねぇ! もうコレ、成功じゃない? 薬、飲ませてよ! ねぇねぇ!」
年相応の体に早く成長したいFtが、グロピーを急かす。
「いや。まだたった2日しか経っていない。もう少し様子を見てから……」
「いやぁだ! 大人の体になりたいブラジャーつけたいカワイイぱんつ買いたい妊娠したい! ……あ、ねぇKさん!」
近くの席で泥水のような謎の液体を腕の血管に注入していたKに、Ftがいきなり話をふる。
「私が大人の体になったら、子種ちょうだい!……ね? 私、Kさんのこと好きだから!」
「………?! ヤですよ!!!」
「抱いてよぉ!」
「………う、くぅっ……」
Ftの鬼畜のような実父を殺害したのは、昔のKである。K自身はそれを負い目に感じているのだが、Ftはそのことをただ感謝していた。
実の娘を平気で売るような男は、死んで当然。同情の欠片も浮かんでこない。
と、いうわけでFtはKを好いていた。
「……“命令”なら僕に拒否する権利はないので……はい、仕方ない、ですね……」
Kがものすごく引きつった苦笑を浮かべた。
「やったぁ! 子種ゲットォ!」
Ftはガッツポーズをした。そばでRtが「良かったね、姉さん」と控えめに拍手をする。
「………いや、まだだっつってんだろ。事を急くな、三十路」
グロピーが低いテンションでFtの歓喜に水をさす。
「安全性がまだわからんから、もう少し……」
「いいよ! 投与してよ! ホラ!」
Ftが椅子に“どかっ”と座り、左袖をまくって、細く白い腕を出す。
「子供扱いは、も~うウンザリ! お酒を呑みたい! 高いヒール履きたいぃぃぃ! 」
Ftが左腕で机をどんどん叩く。グロピーがメガネの位置を直しながら、舌打ちをする。
「今日は、ただの経過報告としてお前らを呼んだだけであって、人体に投与するのはまだ早い。次はネコ辺りに実験……」
と、言ったところでグロピーが言葉を止めた。
Ftが不思議に思ってグロピーの顔をよくよく見てみると、どうやら視線が自分の後ろの方に向いている事がわかった。
Ftが振り返ると、ごちゃごちゃと物が散乱している机の上に置いたケースの中のラットの体が、つい先程見た時より若干……若干、大きくなっていた。
じっ、と見つめているとラットの皮膚がボコボコと醜く膨れ始めた。
内側から何か破裂しているのだろうか、“ボコボコ”のリズムに合わせてラットが口から血を吹き出す。
ボコボコムクムクを繰り返し、ラットがただの“肉団子”と化したところで、それは破裂した。
ケース内が、内蔵と血によって鮮やかに彩られた。千切れた“笑うとぐろうんこ”の皮膚部分がケースにべったり貼り付き、こちらに微笑む。
「……………」
この場にいた4人全員が、沈黙した。
「…………よし」
しばらくして、最初に沈黙を破ったのはグロピーだった。
「………じゃ、投与するか……」
グロピーはFtの剥き出しの細腕に、そっと触れた。
「おいぃぃぃぃ!!!??」
Ftが全く可愛くない叫びを上げる。
「今! 破裂したわよ?! ネズミ!! ソレを見てなんで、そんな言葉が出るワケ?!」
「………あんなすごい毒薬……試してみたいじゃないか……」
グロピーはワクワクしている。どうやら『人体に試したい』という毒師の性に火がついたらしい。
「あんた、さっきまで『結果がどうなるかわからん』だの『安全性』だの言ってたでしょーにっ!」
「……ん、もうどうでもよくなった。……もうあきらめろよ。幼女姿、ツラいんだろ? ……ラクになろうぜ」
グロピーが異様に優しい笑顔を浮かべる。
「っつーか俺、そもそも『人を異常にさせる』のが本業だっつの。そんな俺が『人を治せる』ワケねぇじゃん?」
それもそうですね、と隣でKが納得した。
「や、や、や、やぁぁぁああ!!!!」
Ftが泣き叫びながらグロピー宅を飛び出した。Rtも慌てて、それに倣う。
「このバカァ! ぽんこつメガネェ! 役立たずぅ!」
マニアが耳に入れたらさぞ喜ぶであろう、泣きの入ったロリボイスを、Ftは無料で聴かせてくれた。
******
めんどくせぇ。
その当の“ぽんこつメガネ”は、しみじみそう思った。
グロピーの本業は、先程も言ったが『人を異常にする・もしくは殺す薬の作成』である。『人を治す』なんてことは、したことがない。
風邪などの、簡単な治療薬なら作成できるが、あの“偉大なる毒師”である祖父の生み出した毒薬の解毒劑など、作成できるわけがない。
“ぽんこつメガネ”は、ため息をついた。
………いやいや、毒の再現作成はできたのだ。なら、解毒薬だって作れるはずだろ、俺。
とっとと完成させて、あのまとわりつくうるさいロリ三十路を追い払いたい。そして………。
グロピーが苦々しい顔をしている横で、Kが「この錠剤、飲んでもいいですか?」と棚の中の瓶を指差した。
飲めばぁ? と許可すると、Kはその“食べると手足の痺れ・肛門の激痛を伴う下痢・皮膚のただれ”が起こるはずの錠剤を、ボリボリとラムネのように食べ始めた。グロピーはついでに、その錠剤の1粒を取り、また別のケース内のラットに与えた。
数十分経っても何も起こらないので、Kが「コレ、お菓子だったのですか?」と、のたまった。
錠剤を与えたラットの方は、ケース内でもんどりうって糞尿を垂れ流している。
殺したい………。
祖父の作った毒の解毒と、Kを殺す薬、どちらが先に完成するだろうか。
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