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学園パロ
理科室コーヒー精製(グロピとB)
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Bが廊下を歩いていると、何やらいい香りが漂ってきた。
……コーヒーだ。すぐにわかった。香りを辿ると、それは理科室から漂ってきていた。
………理科室……コーヒー……。Bは、すぐにピンときた。
「アルコールランプとビーカーで、コーヒーを作ってますねぇえ!?」
ガラァッと理科室の扉を開けると、そこには一部の人にしか知名度がないであろう、グロピーがいた。
「………あぁ、あの黒髪赤瞳の腰巾着か」
グロピーはメガネの奥の瞳を細くして、フン、と鼻で笑った。白衣姿からして“理科の先生”という立ち位置であろう。
彼は、アルコールランプの上に金網台を乗せ、ビーカー内に入れた黒褐色の液体をくつくつと沸かしていた。
腰巾着、と揶揄されたBは「うっせ!」と怒りながらも、「……お~ぉ……。理科室コーヒーとか、青春みてぇだなぁ~」と、ズカズカと黒褐色の液体を混ぜているグロピーに近づいた。
「んで、チキンラーメン作ったりガスバーナー使って焼きおにぎり作ったりな! いいな! で、匂いがすごくて先生がやってきて『お前、何やっているんだぁっ!』て、怒るんだよな!」
Bが満面の笑みで、漫画や小説で見た『自分の体験したことのない“学園青春模様”』を語り出す。
グロピーは、ただ「うっせぇ」を連呼した。
「飲んでいーいー?」
「……別に構わんが、恩を売るぞ」
「1コくらいなら、買ってやらぁ」
グロピーは厚手の手袋をした手で熱々のビーカーを掴み、更に小さいビーカーに、とぽとぽと黒褐色の液体を注ぎ入れた。
いただきまぁす、とBがビーカーにフゥフゥ息を吹きかけ、ちまちまと“ソレ”をすすり始めた。
────刹那、Bの眉が若干歪んだ。
「どうした?」
グロピーが訊く。
「………いや、熱いから味がまだよくわからない、のかな……?」
再度、Bは“ソレ”をすすり始めた……が、やはり表情は浮かない。
「………コレ、コーヒーだよね……?」
「さぁ? “そう見えるように作っただけ”だから、知らん」
Bはすぐそばにあった流しにコーヒー(?)を捨て、すぐさま水道の水をがぶ飲みした。
「何!? お前、何作ってんの!?」
「“コーヒーにパッと見、見えるようになんかいろいろ混ぜたモノ”だ。……“コーヒーの匂い”はついているからコーヒーだと思えば、別に……飲めるだろ?」
グロピーが吐き捨てる。
「手間のこんだイタズラしてんじゃねぇよ!」
「………さて。そんな訳でお前は俺に借りができた」
「は、あぁぁぁぁぁ!?!?」
Bが、素晴らしいリアクションをする。
「コーヒー、のようなモノをくれてやったろうが。……そこのゴミ箱の中のゴミ、捨ててこいよ」
グロピーが教室の奥の、今にもゴミが溢れ出しそうなゴミ箱を指差す。
「………お前、まさか………」
「まぁ、“コーヒーの匂いにつられて、挙げ句の果てにソレを要求した”自分の厚かましさを恨むんだな。ちなみに、断ったら具体的には何も考えていないのだが、とにかく何かと恨むんでヨロシク36」
******
Bは言われるがまま、重いゴミ箱を校庭の隅の処理場に持って行き、しかもヤキソバパンを買ってこさせられた。
……コーヒーだ。すぐにわかった。香りを辿ると、それは理科室から漂ってきていた。
………理科室……コーヒー……。Bは、すぐにピンときた。
「アルコールランプとビーカーで、コーヒーを作ってますねぇえ!?」
ガラァッと理科室の扉を開けると、そこには一部の人にしか知名度がないであろう、グロピーがいた。
「………あぁ、あの黒髪赤瞳の腰巾着か」
グロピーはメガネの奥の瞳を細くして、フン、と鼻で笑った。白衣姿からして“理科の先生”という立ち位置であろう。
彼は、アルコールランプの上に金網台を乗せ、ビーカー内に入れた黒褐色の液体をくつくつと沸かしていた。
腰巾着、と揶揄されたBは「うっせ!」と怒りながらも、「……お~ぉ……。理科室コーヒーとか、青春みてぇだなぁ~」と、ズカズカと黒褐色の液体を混ぜているグロピーに近づいた。
「んで、チキンラーメン作ったりガスバーナー使って焼きおにぎり作ったりな! いいな! で、匂いがすごくて先生がやってきて『お前、何やっているんだぁっ!』て、怒るんだよな!」
Bが満面の笑みで、漫画や小説で見た『自分の体験したことのない“学園青春模様”』を語り出す。
グロピーは、ただ「うっせぇ」を連呼した。
「飲んでいーいー?」
「……別に構わんが、恩を売るぞ」
「1コくらいなら、買ってやらぁ」
グロピーは厚手の手袋をした手で熱々のビーカーを掴み、更に小さいビーカーに、とぽとぽと黒褐色の液体を注ぎ入れた。
いただきまぁす、とBがビーカーにフゥフゥ息を吹きかけ、ちまちまと“ソレ”をすすり始めた。
────刹那、Bの眉が若干歪んだ。
「どうした?」
グロピーが訊く。
「………いや、熱いから味がまだよくわからない、のかな……?」
再度、Bは“ソレ”をすすり始めた……が、やはり表情は浮かない。
「………コレ、コーヒーだよね……?」
「さぁ? “そう見えるように作っただけ”だから、知らん」
Bはすぐそばにあった流しにコーヒー(?)を捨て、すぐさま水道の水をがぶ飲みした。
「何!? お前、何作ってんの!?」
「“コーヒーにパッと見、見えるようになんかいろいろ混ぜたモノ”だ。……“コーヒーの匂い”はついているからコーヒーだと思えば、別に……飲めるだろ?」
グロピーが吐き捨てる。
「手間のこんだイタズラしてんじゃねぇよ!」
「………さて。そんな訳でお前は俺に借りができた」
「は、あぁぁぁぁぁ!?!?」
Bが、素晴らしいリアクションをする。
「コーヒー、のようなモノをくれてやったろうが。……そこのゴミ箱の中のゴミ、捨ててこいよ」
グロピーが教室の奥の、今にもゴミが溢れ出しそうなゴミ箱を指差す。
「………お前、まさか………」
「まぁ、“コーヒーの匂いにつられて、挙げ句の果てにソレを要求した”自分の厚かましさを恨むんだな。ちなみに、断ったら具体的には何も考えていないのだが、とにかく何かと恨むんでヨロシク36」
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Bは言われるがまま、重いゴミ箱を校庭の隅の処理場に持って行き、しかもヤキソバパンを買ってこさせられた。
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