10 / 26
第9章 バルチック艦隊の波音
しおりを挟む
バルチック艦隊がひたひたと日本国へ近づき、沖縄諸島(沖縄本島「琉球共和国」以外の島は日本国に随従)にある自衛隊の警戒管制レーダーでも確認できる距離まで来ていた。
自衛隊より緊急速報が政府に入り、芦破はどう対応すべきか悩んでいた。
我が日本国の自衛隊の戦力があれば、西暦1905年のコロシア帝国軍バルチック艦隊を簡単に撃破することは、可能だが…。世間的(日本国民的)には昔の艦隊に21世紀の武力を行使すべきではないと非難されることが考えらるし…。
しかし、この前の蒙古襲来の時に、橘田前総理が侮って自衛隊を使わなかったために、平民(民間人)や公務員、警察の輩に多数の死傷者が出してしまった。高貴な人間(私)としては、公僕(地方公務員、国家公務員)がいくら死んでも構わないが、選挙を勝つには低俗な平民達の力(支持)が必要になるしな~。
ここは、
バルチック艦隊が日本領海内に入った時は、海上保安庁の海上巡視船で警告を呼びかけ、バルチック艦隊が砲撃を開始した時には、航空自衛隊や海上自衛隊で殲滅させるのがいいかな。
出来れば海上巡視船がバルチック艦隊にやられ、死傷者が大勢出てくれれば、世間的に武力を使うことに平民の賛同を得ることが出来るんだが。
うん、やはり、海上巡視船が沈められるのが一番いいな。そうすれば、怒ったバカな平民達は騒ぐぞう~。
あっ、そうだ、コロシア連邦のあの男(パブリチェンコ)を使うか。電話をしてみようっと。
「もしもし、パブリチェンコさん、日本の芦破ですが、大変な情報を伝えに電話をしました。」
「やあ、芦破総理、大変な情報とは、何ですか?」
芦破は小さな声で、「実は機密情報なんですが、貴方の旧母国のコロシア帝国のバルチック艦隊が沖縄諸島近くに現れました。」小心者の芦破は周りをキョロキョロと見ながら言った。
「芦破総理、貴重な情報、ありがとうございます。日本国はどうするおつもりですか?」
「バルチック艦隊が日本領海内入る直前に警告。入りましたら更に強く警告を何度も行い戦闘が起こらないようにする行動を取らせる予定です。」
「私にとっても、昔の先人達が亡くなるは、忍びなく、日本国が人命を尊重するお考えに感謝します。」
「いいですか。日本は戦闘回避ですよ。戦闘回避。やっぱり戦闘回避。いいですね。戦闘回避。わかりましたか?」
「良ーうく、わかりました。そう言えば、芦破総理、先日の、北方領土の話はどうなりました?」
「検討している途中ですので、大丈夫ですよ。もう少し待って下さい。それでは。」
と言いながら、芦破はうざったそうに電話を切った。
パブリチェンコは、芦破が戦闘回避でなく、戦闘開始を望んでいることに気が付いていた。
あんなに、回避、回避と言えば(戦闘を)やっくれと言っているようなもんだ。
あいつ(芦破)の考えは、バルチック艦隊が日本国の警告を無視して、勝手に攻撃したと言う形を取りたいだけだ。
それで、バルチック艦隊と尽力に来たコロシア連邦軍を共に殲滅させるつもりだろう…。
チッ、あやつ(芦破)め。
北方領土の話も全く進んでいないように見れる。ようし、ゴーマン大佐のマル秘を使い、一波乱を起してやろう。
コロシア(帝国軍、連邦軍)と日本の海戦が近づいている。
自衛隊より緊急速報が政府に入り、芦破はどう対応すべきか悩んでいた。
我が日本国の自衛隊の戦力があれば、西暦1905年のコロシア帝国軍バルチック艦隊を簡単に撃破することは、可能だが…。世間的(日本国民的)には昔の艦隊に21世紀の武力を行使すべきではないと非難されることが考えらるし…。
しかし、この前の蒙古襲来の時に、橘田前総理が侮って自衛隊を使わなかったために、平民(民間人)や公務員、警察の輩に多数の死傷者が出してしまった。高貴な人間(私)としては、公僕(地方公務員、国家公務員)がいくら死んでも構わないが、選挙を勝つには低俗な平民達の力(支持)が必要になるしな~。
ここは、
バルチック艦隊が日本領海内に入った時は、海上保安庁の海上巡視船で警告を呼びかけ、バルチック艦隊が砲撃を開始した時には、航空自衛隊や海上自衛隊で殲滅させるのがいいかな。
出来れば海上巡視船がバルチック艦隊にやられ、死傷者が大勢出てくれれば、世間的に武力を使うことに平民の賛同を得ることが出来るんだが。
うん、やはり、海上巡視船が沈められるのが一番いいな。そうすれば、怒ったバカな平民達は騒ぐぞう~。
あっ、そうだ、コロシア連邦のあの男(パブリチェンコ)を使うか。電話をしてみようっと。
「もしもし、パブリチェンコさん、日本の芦破ですが、大変な情報を伝えに電話をしました。」
「やあ、芦破総理、大変な情報とは、何ですか?」
芦破は小さな声で、「実は機密情報なんですが、貴方の旧母国のコロシア帝国のバルチック艦隊が沖縄諸島近くに現れました。」小心者の芦破は周りをキョロキョロと見ながら言った。
「芦破総理、貴重な情報、ありがとうございます。日本国はどうするおつもりですか?」
「バルチック艦隊が日本領海内入る直前に警告。入りましたら更に強く警告を何度も行い戦闘が起こらないようにする行動を取らせる予定です。」
「私にとっても、昔の先人達が亡くなるは、忍びなく、日本国が人命を尊重するお考えに感謝します。」
「いいですか。日本は戦闘回避ですよ。戦闘回避。やっぱり戦闘回避。いいですね。戦闘回避。わかりましたか?」
「良ーうく、わかりました。そう言えば、芦破総理、先日の、北方領土の話はどうなりました?」
「検討している途中ですので、大丈夫ですよ。もう少し待って下さい。それでは。」
と言いながら、芦破はうざったそうに電話を切った。
パブリチェンコは、芦破が戦闘回避でなく、戦闘開始を望んでいることに気が付いていた。
あんなに、回避、回避と言えば(戦闘を)やっくれと言っているようなもんだ。
あいつ(芦破)の考えは、バルチック艦隊が日本国の警告を無視して、勝手に攻撃したと言う形を取りたいだけだ。
それで、バルチック艦隊と尽力に来たコロシア連邦軍を共に殲滅させるつもりだろう…。
チッ、あやつ(芦破)め。
北方領土の話も全く進んでいないように見れる。ようし、ゴーマン大佐のマル秘を使い、一波乱を起してやろう。
コロシア(帝国軍、連邦軍)と日本の海戦が近づいている。
21
あなたにおすすめの小説
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
偽夫婦お家騒動始末記
紫紺
歴史・時代
【第10回歴史時代大賞、奨励賞受賞しました!】
故郷を捨て、江戸で寺子屋の先生を生業として暮らす篠宮隼(しのみやはやて)は、ある夜、茶屋から足抜けしてきた陰間と出会う。
紫音(しおん)という若い男との奇妙な共同生活が始まるのだが。
隼には胸に秘めた決意があり、紫音との生活はそれを遂げるための策の一つだ。だが、紫音の方にも実は裏があって……。
江戸を舞台に様々な陰謀が駆け巡る。敢えて裏街道を走る隼に、念願を叶える日はくるのだろうか。
そして、拾った陰間、紫音の正体は。
活劇と謎解き、そして恋心の長編エンタメ時代小説です。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる