13 / 21
不遇な水魔法使い
13話 他者のための自責
しおりを挟む
あの後二度目の入院をし二日目の朝だった。この世界で二度目の入院。前回より早い回復ぶりに、身体が魔法世界に適応してきたのを感じる。一方、片手を粉砕していたはずのアルジェントは、俺の検査が終わる頃には退院していた。さすが都市魔法使い、化け物か?
アルジェントさんのは俺の期待していた通りに戦ってくれた、あの人に何も文句はない。入院したのだって俺のせいだ。
訓練についてはサーシャに話してあったものの、具体的な内容は伝えていなかった。
フランからの連絡を受けた彼女が病室に飛び込んできた時、その激しい反応は予想通りだった。
「カイ!また入院したってほんとですか!?」
「あ、サーシャ。ごめん、今日は帰れなくて――うぐぅ!」
サーシャは俺の胸元を掴んで揺さぶってきた。傷口に鋭い痛みが走る。
「サ、サーシャ、い、痛いッ!」
「あ……すみません。心配のあまり気が動転してしまって……」
揺さぶる手を止め、今度は優しく抱きしめてくれた。いつもの香りと、かすかな汗の匂い。俺のためにここまで走ってきてくれたのだ。その気持ちが嬉しい反面、また心配をかけてしまった自分への苛立ちが込み上げてくる。
たとえアルジェントが手加減してくれていたとしても、金属器を持つ者と持たない者との圧倒的な力の差を思い知らされた。これで二度目だ。サーシャを守るためには、早く都市魔法使いになって――。
「カイが頑張っているのはわかってます。それも私のために……」
サーシャの声が静かに響く。
「でもあなたが私を心配するように、私もカイが心配なんです。一人で抱え込まないで。自分を責めすぎないで。一緒に、少しずつ前に進みましょう……ゆっくりでいいので」
彼女の心臓の鼓動が伝わってくる。安らぎを感じさせる音だ。サーシャの優しさに包まれたままでいたいと思える。このまま、サーシャの言う通りゆっくりと進むのもいいのかもしれない。
――けど、俺が彼女を、サーシャを守らなければ。与えられてばかりの俺が、守られてばかりの俺が、俺がサーシャを……!
「サーシャ、苦しいよ……」
「あ、ごめんなさいカイ。強く抱きすぎてしまいましたか?」
「いや、サーシャのこんな大胆なことをしてくれて俺も嬉しかったし、安心できたよ。ありがとう」
顔を赤くするサーシャ。今更さっきまでの自分の行動に気づいたのだろう。可愛らしい姿に思わず微笑んでしまう。
「なあ、フランさん。サーシャ可愛すぎない?これも教官の教育によるものなのか」
「にゃはは~、お姉さんもそんなこと教えた覚えはないし、それに私を一人にして二人の空間に入らないで欲しいかな~」
「も、もう知りません!カイも元気なようですし早く退院してくださいね!あなたは私の研究助手なんですからね!」
そうぷりぷりと怒って病室から出ていこうとする。扉を開けてからこちらを振り向き、目を泳がせながら付け加えた。
「……あの広い家にメイドと二人きりは寂しいので早く戻ってくださいね!」
天使のような言葉を残して去っていく彼女の後ろ姿に、胸が熱くなる。
「本当に幸せ者だね、君は~。サーシャちゃんの言う通り、そんなに焦らなくてもいいんじゃないかな~。お姉さんはそう思うよ」
「アルジェントさんを紹介してあんな試練を課したのはフランさんでしょうに」
「まあ、そうなんだけどね。私も色んな人を見てきたわけだし、がむしゃらに頑張って無理をしすぎてしまった子なんかもいたからさ。心配になっちゃうわけさ……」
フランはサーシャが出ていった扉を見つめながら言った。その後ゆっくりとこちらに向き直り、子供を諭すような柔らかな笑みを浮かべる。
「どうして、カイ君はそんなに一人で頑張ろうとするのかな?」
「……俺はサーシャを守りたいんですよ。サーシャは何も知らなくて行く当てのない俺に住む場所も仕事も……それに愛情だってくれました。もらってばかりなんですよ、俺は。そんな俺にできることはサーシャの夢を手伝って、サーシャの敵を倒して、サーシャのことを守ることだけで……」
「サーシャ、サーシャ。俺、俺ってそればっかりだね、君は」
フランの声が鋭く響く。
「君はサーシャの気持ちを何も考えていないよ。自分の気持ちばっかりだ。少しはあの子の気持ちを汲んであげないと、愛想を尽かされてしまうよ」
扉付近で立っていた彼女はベッドで身体を起こしている俺に近づき、イスに座って目線を合わせた。
「いい?私は君を買っているし、あの子の夢も応援したいから魔法の開発にも魔法使いの試験も応援してあげる。でもね、心配するサーシャの気持ちを無視して一人で勝手に進んで、あの子を傷つけるようなことは許さないよ。あの子をそんなに大切に思っているのなら、同じくらいあの子の気持ちも大切にしてあげないとだめだよ」
「フランさん……うぐぅ」
フランの子供のように小さな手が俺の頭を撫でる。少し乱暴だが、どこか優しく温かい。
「私も君が無茶して取り返しのつかないことになってほしくないんだよ。アルジェントはそこら辺の加減が難しい人だしね。お姉さんはね、君が強くなりたい気持ちがすご~くわかる。だからこれからも協力するし、訓練での怪我もサーシャちゃんにはしっかりと説明してあげる。それにあんな護身用レベルの魔法でアルジェントに一本取ったことは凄いことだよ。君には魔法使いの才能がある、安心してほしい。だから、サーシャを守ってあげるというより、一緒にいてあげてね」
「フランさん……、俺……」
「じゃあ私も今日は帰るから、しっかりと考えてねカイ君~」
フランは椅子から立ち上がり、手を振りながら病室を後にした。時刻はもう夜更け過ぎ。
「サーシャの気持ちか……」
俺は少し焦り過ぎていたのかもしれない。でも……。
コンコン ノック音が聞こえた。
「失礼します、カイ殿」
アルジェントの声だ。
「どうぞ、アルジェントさん」
扉が開き、スーツに身を包んだ気品溢れる紳士の姿が現れた。
「カイ殿、ご加減はいかがでしょうか」
「えーと、まだ身体が痛みますが大丈夫ですよ。アルジェントさんの方こそ、腕は大丈夫なんですか?」
「それは何よりです。ワタクシも久々に攻撃を受けてしまい、自分の研鑽の足りなさに恥ずかしさを覚えます」
「でもアルジェントさん、あの時はああ言っていましたけど、俺に手を抜いてくれていましたよね」
「……いえいえ、そんなことはありませんよ。この腕の怪我は貴殿の覚悟によるものです」
「そうですか……」
「何やら思い詰めているようですなカイ殿」
「あ、あいや、えーと、はい」
誤魔化そうとも思ったが、鋭く俺の全てを見透かしたような目が、話せと訴えかけてくる。いや、俺は誰かに相談したかったのだ。
「実は……」
そうして今のモヤモヤした気持ちを話した。
「……なるほど。失礼ですがカイ殿、――貴殿はサーシャ殿を甘く見ている」
!?
「魔法使いというのは貴殿が考えるより強い存在です。それはもちろんサーシャ殿にも当てはまります。都市魔法使いは今日貴殿が示した覚悟を皆持って、魔法の探究と都市への業務を行っています。都市魔法使いになるのは生半可な実力ではなれません。それは研究成果だけではなく、魔法戦闘での腕も含みます」
「自惚れないでもらいたい。サーシャ殿は貴殿よりよほど強いことを。しかし、貴殿の示した覚悟は都市魔法使いのそれに匹敵するものです。今は研鑽を積み、その高みへ到達しなさい」
!!!!
「そうか……、俺は自惚れていたんですかね。実力もないのにあいつを守るなんて――けど俺はいつか、いや必ずたどり着きますよ。サーシャを守れるくらいの実力に!」
「そのいきですよ」
「アルジェントさん、アルジェントさんが言う覚悟って何なんですか?」
彼は少し目を瞑り、数秒の間を置いて目を開き語る。
「覚悟とは、例え我が身の全てを犠牲にしようとしても、目的のためならば手段を択ばず最善策を取れるように知略を巡らすことです。まさに今日貴殿がワタクシめを倒すために行ったことです」
「目的のために手段を択ばない……」
「ええ、貴殿がサーシャ殿を大切に思う気持ち、守りたい気持ち。そのために手段を択ばないこと、それは素晴らしいことです。一度守ると決めたのなら、それを最後までやり切りなさい。中途半端な結果は許されないのです。それが今日示した覚悟に報いることなのです。その手伝いは僭越ながら最大限させてもらうつもりですよ、ワタクシもフラン殿も」
「おっと、もう今日の面会時間は過ぎていますね。ではカイ殿、また後日」
アルジェントも病室から去り、俺一人が残された。医療検査器具の静かな音が響く。
サーシャは俺と一緒に進みたいと言い。
フランさんはそのサーシャの気持ちを汲めと言いながらも、手伝いはすると言う。
アルジェントさんは手段を択ぶなと言う。
……俺はどうしたらいいのか?サーシャを、サーシャとどうしたいのか?
………………守りたい、けどそれ以上に笑っていてほしい。これが俺の目的なのだ。
アルジェントさんのは俺の期待していた通りに戦ってくれた、あの人に何も文句はない。入院したのだって俺のせいだ。
訓練についてはサーシャに話してあったものの、具体的な内容は伝えていなかった。
フランからの連絡を受けた彼女が病室に飛び込んできた時、その激しい反応は予想通りだった。
「カイ!また入院したってほんとですか!?」
「あ、サーシャ。ごめん、今日は帰れなくて――うぐぅ!」
サーシャは俺の胸元を掴んで揺さぶってきた。傷口に鋭い痛みが走る。
「サ、サーシャ、い、痛いッ!」
「あ……すみません。心配のあまり気が動転してしまって……」
揺さぶる手を止め、今度は優しく抱きしめてくれた。いつもの香りと、かすかな汗の匂い。俺のためにここまで走ってきてくれたのだ。その気持ちが嬉しい反面、また心配をかけてしまった自分への苛立ちが込み上げてくる。
たとえアルジェントが手加減してくれていたとしても、金属器を持つ者と持たない者との圧倒的な力の差を思い知らされた。これで二度目だ。サーシャを守るためには、早く都市魔法使いになって――。
「カイが頑張っているのはわかってます。それも私のために……」
サーシャの声が静かに響く。
「でもあなたが私を心配するように、私もカイが心配なんです。一人で抱え込まないで。自分を責めすぎないで。一緒に、少しずつ前に進みましょう……ゆっくりでいいので」
彼女の心臓の鼓動が伝わってくる。安らぎを感じさせる音だ。サーシャの優しさに包まれたままでいたいと思える。このまま、サーシャの言う通りゆっくりと進むのもいいのかもしれない。
――けど、俺が彼女を、サーシャを守らなければ。与えられてばかりの俺が、守られてばかりの俺が、俺がサーシャを……!
「サーシャ、苦しいよ……」
「あ、ごめんなさいカイ。強く抱きすぎてしまいましたか?」
「いや、サーシャのこんな大胆なことをしてくれて俺も嬉しかったし、安心できたよ。ありがとう」
顔を赤くするサーシャ。今更さっきまでの自分の行動に気づいたのだろう。可愛らしい姿に思わず微笑んでしまう。
「なあ、フランさん。サーシャ可愛すぎない?これも教官の教育によるものなのか」
「にゃはは~、お姉さんもそんなこと教えた覚えはないし、それに私を一人にして二人の空間に入らないで欲しいかな~」
「も、もう知りません!カイも元気なようですし早く退院してくださいね!あなたは私の研究助手なんですからね!」
そうぷりぷりと怒って病室から出ていこうとする。扉を開けてからこちらを振り向き、目を泳がせながら付け加えた。
「……あの広い家にメイドと二人きりは寂しいので早く戻ってくださいね!」
天使のような言葉を残して去っていく彼女の後ろ姿に、胸が熱くなる。
「本当に幸せ者だね、君は~。サーシャちゃんの言う通り、そんなに焦らなくてもいいんじゃないかな~。お姉さんはそう思うよ」
「アルジェントさんを紹介してあんな試練を課したのはフランさんでしょうに」
「まあ、そうなんだけどね。私も色んな人を見てきたわけだし、がむしゃらに頑張って無理をしすぎてしまった子なんかもいたからさ。心配になっちゃうわけさ……」
フランはサーシャが出ていった扉を見つめながら言った。その後ゆっくりとこちらに向き直り、子供を諭すような柔らかな笑みを浮かべる。
「どうして、カイ君はそんなに一人で頑張ろうとするのかな?」
「……俺はサーシャを守りたいんですよ。サーシャは何も知らなくて行く当てのない俺に住む場所も仕事も……それに愛情だってくれました。もらってばかりなんですよ、俺は。そんな俺にできることはサーシャの夢を手伝って、サーシャの敵を倒して、サーシャのことを守ることだけで……」
「サーシャ、サーシャ。俺、俺ってそればっかりだね、君は」
フランの声が鋭く響く。
「君はサーシャの気持ちを何も考えていないよ。自分の気持ちばっかりだ。少しはあの子の気持ちを汲んであげないと、愛想を尽かされてしまうよ」
扉付近で立っていた彼女はベッドで身体を起こしている俺に近づき、イスに座って目線を合わせた。
「いい?私は君を買っているし、あの子の夢も応援したいから魔法の開発にも魔法使いの試験も応援してあげる。でもね、心配するサーシャの気持ちを無視して一人で勝手に進んで、あの子を傷つけるようなことは許さないよ。あの子をそんなに大切に思っているのなら、同じくらいあの子の気持ちも大切にしてあげないとだめだよ」
「フランさん……うぐぅ」
フランの子供のように小さな手が俺の頭を撫でる。少し乱暴だが、どこか優しく温かい。
「私も君が無茶して取り返しのつかないことになってほしくないんだよ。アルジェントはそこら辺の加減が難しい人だしね。お姉さんはね、君が強くなりたい気持ちがすご~くわかる。だからこれからも協力するし、訓練での怪我もサーシャちゃんにはしっかりと説明してあげる。それにあんな護身用レベルの魔法でアルジェントに一本取ったことは凄いことだよ。君には魔法使いの才能がある、安心してほしい。だから、サーシャを守ってあげるというより、一緒にいてあげてね」
「フランさん……、俺……」
「じゃあ私も今日は帰るから、しっかりと考えてねカイ君~」
フランは椅子から立ち上がり、手を振りながら病室を後にした。時刻はもう夜更け過ぎ。
「サーシャの気持ちか……」
俺は少し焦り過ぎていたのかもしれない。でも……。
コンコン ノック音が聞こえた。
「失礼します、カイ殿」
アルジェントの声だ。
「どうぞ、アルジェントさん」
扉が開き、スーツに身を包んだ気品溢れる紳士の姿が現れた。
「カイ殿、ご加減はいかがでしょうか」
「えーと、まだ身体が痛みますが大丈夫ですよ。アルジェントさんの方こそ、腕は大丈夫なんですか?」
「それは何よりです。ワタクシも久々に攻撃を受けてしまい、自分の研鑽の足りなさに恥ずかしさを覚えます」
「でもアルジェントさん、あの時はああ言っていましたけど、俺に手を抜いてくれていましたよね」
「……いえいえ、そんなことはありませんよ。この腕の怪我は貴殿の覚悟によるものです」
「そうですか……」
「何やら思い詰めているようですなカイ殿」
「あ、あいや、えーと、はい」
誤魔化そうとも思ったが、鋭く俺の全てを見透かしたような目が、話せと訴えかけてくる。いや、俺は誰かに相談したかったのだ。
「実は……」
そうして今のモヤモヤした気持ちを話した。
「……なるほど。失礼ですがカイ殿、――貴殿はサーシャ殿を甘く見ている」
!?
「魔法使いというのは貴殿が考えるより強い存在です。それはもちろんサーシャ殿にも当てはまります。都市魔法使いは今日貴殿が示した覚悟を皆持って、魔法の探究と都市への業務を行っています。都市魔法使いになるのは生半可な実力ではなれません。それは研究成果だけではなく、魔法戦闘での腕も含みます」
「自惚れないでもらいたい。サーシャ殿は貴殿よりよほど強いことを。しかし、貴殿の示した覚悟は都市魔法使いのそれに匹敵するものです。今は研鑽を積み、その高みへ到達しなさい」
!!!!
「そうか……、俺は自惚れていたんですかね。実力もないのにあいつを守るなんて――けど俺はいつか、いや必ずたどり着きますよ。サーシャを守れるくらいの実力に!」
「そのいきですよ」
「アルジェントさん、アルジェントさんが言う覚悟って何なんですか?」
彼は少し目を瞑り、数秒の間を置いて目を開き語る。
「覚悟とは、例え我が身の全てを犠牲にしようとしても、目的のためならば手段を択ばず最善策を取れるように知略を巡らすことです。まさに今日貴殿がワタクシめを倒すために行ったことです」
「目的のために手段を択ばない……」
「ええ、貴殿がサーシャ殿を大切に思う気持ち、守りたい気持ち。そのために手段を択ばないこと、それは素晴らしいことです。一度守ると決めたのなら、それを最後までやり切りなさい。中途半端な結果は許されないのです。それが今日示した覚悟に報いることなのです。その手伝いは僭越ながら最大限させてもらうつもりですよ、ワタクシもフラン殿も」
「おっと、もう今日の面会時間は過ぎていますね。ではカイ殿、また後日」
アルジェントも病室から去り、俺一人が残された。医療検査器具の静かな音が響く。
サーシャは俺と一緒に進みたいと言い。
フランさんはそのサーシャの気持ちを汲めと言いながらも、手伝いはすると言う。
アルジェントさんは手段を択ぶなと言う。
……俺はどうしたらいいのか?サーシャを、サーシャとどうしたいのか?
………………守りたい、けどそれ以上に笑っていてほしい。これが俺の目的なのだ。
5
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる