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065 キララ涙の謝罪
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「キララー来てくれたんだー良かった! これで15人分で良くなったよ!」
キララに抱き着く臣を見ながら。
「あっ・・あいつ本気でやる気なのかよ」
すかさず突っ込む肉山。
リルがキララに駆け寄ると涙と謝罪の理由を聞いた。
「昨日のリハーサル終了後、キララ仕事で早く帰ったじゃないですか、仕事がある事を思いっきり自慢しちゃったんです、それだけじゃなくリル先生に恩返し出来てるのはキララと臣と類だけで他の皆は何にもしてないじゃんってバカにしてしまって、リル先生に頼ってばかりじゃなくあなた達も早く番組持ちなさいよって言っちゃたんです、それで皆リル先生にテレビで活躍しているのを見てもらおうと思って今日来ないんだと思います」
「何がリルさんのためだよ、そのリルさんを困らせているのは自分達だってのに」
「本当にキララのせいなの、ごめんなさい、ごめんなさい」
俺は怒りを抑えられない彗夏の肩に手を置きもうそのぐらいにしてやれと目で訴えた、それを理解したのか彗夏は口を閉ざした。
涙を流す友達の頭を撫でる臣と微笑みかけるリル、鼻をすすりながらキララは話を続ける。
「クラスの皆は教えてリル先生に参加しなければレギュラーとして番組に出させるって条件だったけどキララは参加すると今やっている番組を降板させるって言われたの、会社の人やマネージャーには今日は行くなと引き留められたから来るのが遅くなっちゃたけど・・リル先生、臣、キララは来たよ」
涙でくしゃくしゃの顔をした少女を臣が抱きしめる、臣も昔似た経験しているからかな、目頭が熱くなっているのが確認できる、そんな二人を覆うようにリルが二人を抱きしめた。
「リル先生、臣、有難う、もう大丈夫」
涙をぬぐい笑顔に戻るキララ、臣とリルもその表情を見て笑顔で返す。
「類は来ないけど悪く思わないで上げて、あいつリル先生と臣に今度自分の出る映画を観てもらうんだって、いつになるかわからないけど二人に映画のチケットを渡すのが楽しみだって言ってた、キララは今やっている番組降ろされても平気だけど映画は今後の活動に大きく影響するし類の演じる役柄も良い感じだからあいつには映画の方を頑張って欲しいの、だから類が来なくても責めないで上げて」
「おいキララ、勝手なこと言ってんじゃねえぞ! 誰が来ないって?」
キャップを被ったつり目のチビが漫画の主人公が登場するかのようなシーンで現れた。
「類も来たー!」
臣が笑顔で類に飛びかかり抱き着く。
誰彼問わず抱き着くのはよせって、類はそういいながら臣を引き放しキャップを取ってリルに頭を下げる。
「リル先生、遅れてすみませんでした」
「大体の事情は見当つくよ、類君良く来てくれたね」
心配そうなキララに映画よりも教えてリル先生の方が俺には大切だ、そう言って安心させている。
「臣、俺はお前とまた一緒に仕事がしたかったんだよ」
少しはにかみながら臣にだけ聞こえるように伝える類、臣はシシシッと笑顔でVサインを返した。
キララに抱き着く臣を見ながら。
「あっ・・あいつ本気でやる気なのかよ」
すかさず突っ込む肉山。
リルがキララに駆け寄ると涙と謝罪の理由を聞いた。
「昨日のリハーサル終了後、キララ仕事で早く帰ったじゃないですか、仕事がある事を思いっきり自慢しちゃったんです、それだけじゃなくリル先生に恩返し出来てるのはキララと臣と類だけで他の皆は何にもしてないじゃんってバカにしてしまって、リル先生に頼ってばかりじゃなくあなた達も早く番組持ちなさいよって言っちゃたんです、それで皆リル先生にテレビで活躍しているのを見てもらおうと思って今日来ないんだと思います」
「何がリルさんのためだよ、そのリルさんを困らせているのは自分達だってのに」
「本当にキララのせいなの、ごめんなさい、ごめんなさい」
俺は怒りを抑えられない彗夏の肩に手を置きもうそのぐらいにしてやれと目で訴えた、それを理解したのか彗夏は口を閉ざした。
涙を流す友達の頭を撫でる臣と微笑みかけるリル、鼻をすすりながらキララは話を続ける。
「クラスの皆は教えてリル先生に参加しなければレギュラーとして番組に出させるって条件だったけどキララは参加すると今やっている番組を降板させるって言われたの、会社の人やマネージャーには今日は行くなと引き留められたから来るのが遅くなっちゃたけど・・リル先生、臣、キララは来たよ」
涙でくしゃくしゃの顔をした少女を臣が抱きしめる、臣も昔似た経験しているからかな、目頭が熱くなっているのが確認できる、そんな二人を覆うようにリルが二人を抱きしめた。
「リル先生、臣、有難う、もう大丈夫」
涙をぬぐい笑顔に戻るキララ、臣とリルもその表情を見て笑顔で返す。
「類は来ないけど悪く思わないで上げて、あいつリル先生と臣に今度自分の出る映画を観てもらうんだって、いつになるかわからないけど二人に映画のチケットを渡すのが楽しみだって言ってた、キララは今やっている番組降ろされても平気だけど映画は今後の活動に大きく影響するし類の演じる役柄も良い感じだからあいつには映画の方を頑張って欲しいの、だから類が来なくても責めないで上げて」
「おいキララ、勝手なこと言ってんじゃねえぞ! 誰が来ないって?」
キャップを被ったつり目のチビが漫画の主人公が登場するかのようなシーンで現れた。
「類も来たー!」
臣が笑顔で類に飛びかかり抱き着く。
誰彼問わず抱き着くのはよせって、類はそういいながら臣を引き放しキャップを取ってリルに頭を下げる。
「リル先生、遅れてすみませんでした」
「大体の事情は見当つくよ、類君良く来てくれたね」
心配そうなキララに映画よりも教えてリル先生の方が俺には大切だ、そう言って安心させている。
「臣、俺はお前とまた一緒に仕事がしたかったんだよ」
少しはにかみながら臣にだけ聞こえるように伝える類、臣はシシシッと笑顔でVサインを返した。
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