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第一部 そのモフモフは無自覚に世界を救う?
29 その頃、爽真は(爽真視点)
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朝が来るたびに、ノートの端っこにペンで○印をつける。○が七個になったら改行して、次の行に移る。今日で十四個目だ。
(この世界に来て二週間か……。父さんと母さんは警察に捜索願を出したかな。でも兄貴さえいれば充分だと思ってるような人たちだしな……)
「失礼しますよ、ソーマ殿。語学の時間ですぞ」
「あ……はい。よろしく、おねが、します」
ボケッと窓の外を見ていたら、ドアがノックされて語学の先生が部屋に入ってきた。口元にヒゲのあるダンディな先生だ。
名前はフォ……フォファメス? フォファメゥス? 俺には発音しにくい名前で、いまだにちゃんと覚えられていない。勝手にフォー先生と呼んでいる。
ここはブルギーニュという国らしい。二週間前にこの世界へ転移した俺――斉藤爽真は、アシュリー姫の厚意で城のなかに部屋をもらって暮らしている。
姫は強引に転移させた事をかなり気にしていて、俺に語学や剣術の先生をつけてくれた。今は必死に勉強を続ける日々だ。
「ソーマ殿は勤勉ですな。日常生活で使う単語のほとんどを覚えてらっしゃる。あとは発音を訓練するだけですから、今日はここまでにしましょう」
「フォー先生、ありがと、ござました」
フォー先生が部屋から出たあと、俺も上着をきて散歩に行くことにした。着ている服は高校のブレザーではなく、こちらの世界の服だ。
でも貴族みたいなヒラヒラしたブラウスは嫌だったから、アシュリー姫に頼んでアッサリしたデザインに変えてもらった。日本で着ていたシャツとほとんど同じ形だ。いかにも日本人な顔をした俺に、ヒラヒラした服が似合うわけがない。
廊下を出て歩いていると、T字路になった曲がり角から誰かの話し声が聞こえてくる。
(ああ、またか……)
俺は足を止めて曲がり角に張りついた。
「勇者様に関する噂を聞いたか?」
「ああ。どうも変な話だよな。賢者レゲリュクスは転移魔法陣に翻訳の術式を組み込んだと言っていたのに、出てきた勇者様はこちらの言葉を話せないとは」
「もしやソーマ殿は偽者なのか? しかしそれにしては、国王陛下の病状は少しずつ回復しているらしいぞ」
「という事はやはり、ソーマ殿は勇者なんだろう。あんな頼りない勇者だとは思わなかったが」
「聖獣を目覚めさせるための勇者という話だが、果たして成功するんだろうか……不安だ」
(勇者とか何とか言ってるから、俺の噂なんだろうな……。しかもあの口調だと、いい話じゃなさそうだ)
歩いてきた道を戻り、別の廊下から城の中庭に出た。庭の端に警備の兵がいるみたいだけど、中心部にはほとんど人がいない。ひと気のなさそうな場所に置かれたベンチに座る。
(はぁ……。俺って本当に勇者なのかな。勇者って世界の主人公みたいなイメージあるけど、こんなんで主人公って言われても誰もピンと来ねーよなぁ)
勇者のくせに、まともに言葉が話せない。しかも剣も使えない。異界人だから魔力は強いと言われたけど、今のところ一つの魔法も使えない俺だ。ないない尽くしの勇者さまだ。自分でも情けないと思う……けど、日本に帰りたいという気持ちはなかった。
俺の父親は病院を経営している。兄貴は父の期待どおりの天才だったけど、俺はギリギリの秀才だ。必死に勉強しても兄貴に追いつけないレベル。跡取りは兄貴で決まったようなもんだし、俺がいなくても大丈夫だろう。
それに……俺には帰れない理由がある。
「ソーマ様? ご休憩ですか?」
公園のベンチに座るおじいちゃん状態の俺に、女神のような美少女が声を掛けてきた。アシュリー姫だ。国王が病で倒れてから、この人が国を動かしているらしい。俺と同い年なのにしっかりした人だ。
「姫さんこそ。ひとり、散歩、ですか?」
「散歩と言いますか……。執務室の窓からソーマ様が見えたので、少し気になりまして……。なにか足りないものはありませんか? お食事は口に合います?」
「充分、です。足りてます。俺、しあわせです」
「良かった。賢者レゲリュクスが目覚めたら、魔法の勉強も始めましょうね。賢者は大規模な転移魔法陣を発動した疲れで深い眠りについていますが、そのうち目を覚ますはずです」
「はい」
俺が頷くと、姫はふわりと微笑んで城のなかに入っていった。あんな青白い顔で大丈夫なのかと心配になる。俺を召喚するために徹夜で仕事してたらしいし、とにかく危なっかしい人だ。あの人の願いを無視してまで、日本に帰りたいとは思えない。
(俺と一緒に転移したはずの莉乃は何処にいるんだろう。あのとき見た白いペンギンが莉乃だったとか? まっさかなぁ……。でも魔法がある世界だから、何が起こってもおかしくねぇんだよな)
もしあのペンギンが莉乃だったとしても、俺には探しに行くことはできない。南大陸を救う勇者として召喚されたから、一人で勝手に城から出たりはできないのだ。
どこに行くにも騎士というガタイのいい男達が付いてきて、こっそり俺を見張っている。今も遠くから誰かが見ているんだろう。
(付き合い始めたばっかだったのに、ごめんな莉乃。俺はこの世界で勇者として頑張ってみるよ。おまえもどうか無事でいてくれ)
俺は目を閉じて、幼馴染の無事と幸せを祈った。
(この世界に来て二週間か……。父さんと母さんは警察に捜索願を出したかな。でも兄貴さえいれば充分だと思ってるような人たちだしな……)
「失礼しますよ、ソーマ殿。語学の時間ですぞ」
「あ……はい。よろしく、おねが、します」
ボケッと窓の外を見ていたら、ドアがノックされて語学の先生が部屋に入ってきた。口元にヒゲのあるダンディな先生だ。
名前はフォ……フォファメス? フォファメゥス? 俺には発音しにくい名前で、いまだにちゃんと覚えられていない。勝手にフォー先生と呼んでいる。
ここはブルギーニュという国らしい。二週間前にこの世界へ転移した俺――斉藤爽真は、アシュリー姫の厚意で城のなかに部屋をもらって暮らしている。
姫は強引に転移させた事をかなり気にしていて、俺に語学や剣術の先生をつけてくれた。今は必死に勉強を続ける日々だ。
「ソーマ殿は勤勉ですな。日常生活で使う単語のほとんどを覚えてらっしゃる。あとは発音を訓練するだけですから、今日はここまでにしましょう」
「フォー先生、ありがと、ござました」
フォー先生が部屋から出たあと、俺も上着をきて散歩に行くことにした。着ている服は高校のブレザーではなく、こちらの世界の服だ。
でも貴族みたいなヒラヒラしたブラウスは嫌だったから、アシュリー姫に頼んでアッサリしたデザインに変えてもらった。日本で着ていたシャツとほとんど同じ形だ。いかにも日本人な顔をした俺に、ヒラヒラした服が似合うわけがない。
廊下を出て歩いていると、T字路になった曲がり角から誰かの話し声が聞こえてくる。
(ああ、またか……)
俺は足を止めて曲がり角に張りついた。
「勇者様に関する噂を聞いたか?」
「ああ。どうも変な話だよな。賢者レゲリュクスは転移魔法陣に翻訳の術式を組み込んだと言っていたのに、出てきた勇者様はこちらの言葉を話せないとは」
「もしやソーマ殿は偽者なのか? しかしそれにしては、国王陛下の病状は少しずつ回復しているらしいぞ」
「という事はやはり、ソーマ殿は勇者なんだろう。あんな頼りない勇者だとは思わなかったが」
「聖獣を目覚めさせるための勇者という話だが、果たして成功するんだろうか……不安だ」
(勇者とか何とか言ってるから、俺の噂なんだろうな……。しかもあの口調だと、いい話じゃなさそうだ)
歩いてきた道を戻り、別の廊下から城の中庭に出た。庭の端に警備の兵がいるみたいだけど、中心部にはほとんど人がいない。ひと気のなさそうな場所に置かれたベンチに座る。
(はぁ……。俺って本当に勇者なのかな。勇者って世界の主人公みたいなイメージあるけど、こんなんで主人公って言われても誰もピンと来ねーよなぁ)
勇者のくせに、まともに言葉が話せない。しかも剣も使えない。異界人だから魔力は強いと言われたけど、今のところ一つの魔法も使えない俺だ。ないない尽くしの勇者さまだ。自分でも情けないと思う……けど、日本に帰りたいという気持ちはなかった。
俺の父親は病院を経営している。兄貴は父の期待どおりの天才だったけど、俺はギリギリの秀才だ。必死に勉強しても兄貴に追いつけないレベル。跡取りは兄貴で決まったようなもんだし、俺がいなくても大丈夫だろう。
それに……俺には帰れない理由がある。
「ソーマ様? ご休憩ですか?」
公園のベンチに座るおじいちゃん状態の俺に、女神のような美少女が声を掛けてきた。アシュリー姫だ。国王が病で倒れてから、この人が国を動かしているらしい。俺と同い年なのにしっかりした人だ。
「姫さんこそ。ひとり、散歩、ですか?」
「散歩と言いますか……。執務室の窓からソーマ様が見えたので、少し気になりまして……。なにか足りないものはありませんか? お食事は口に合います?」
「充分、です。足りてます。俺、しあわせです」
「良かった。賢者レゲリュクスが目覚めたら、魔法の勉強も始めましょうね。賢者は大規模な転移魔法陣を発動した疲れで深い眠りについていますが、そのうち目を覚ますはずです」
「はい」
俺が頷くと、姫はふわりと微笑んで城のなかに入っていった。あんな青白い顔で大丈夫なのかと心配になる。俺を召喚するために徹夜で仕事してたらしいし、とにかく危なっかしい人だ。あの人の願いを無視してまで、日本に帰りたいとは思えない。
(俺と一緒に転移したはずの莉乃は何処にいるんだろう。あのとき見た白いペンギンが莉乃だったとか? まっさかなぁ……。でも魔法がある世界だから、何が起こってもおかしくねぇんだよな)
もしあのペンギンが莉乃だったとしても、俺には探しに行くことはできない。南大陸を救う勇者として召喚されたから、一人で勝手に城から出たりはできないのだ。
どこに行くにも騎士というガタイのいい男達が付いてきて、こっそり俺を見張っている。今も遠くから誰かが見ているんだろう。
(付き合い始めたばっかだったのに、ごめんな莉乃。俺はこの世界で勇者として頑張ってみるよ。おまえもどうか無事でいてくれ)
俺は目を閉じて、幼馴染の無事と幸せを祈った。
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