シンキクサイレン

秋村ふみ

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 自分の名前を入れたメールを彼女に送信した。僕の記憶が確かなら、昨日保健室で教員達から説教を受けていたとき、教員達が僕のことを名前で呼んでいた。僕も、教員達が彼女の名前を呼んだのを聞いて、彼女の『御手洗陽菜』という名前を知ったので、彼女は教員達が呼んだ僕の名前を聞いていたはずだ。だから、彼女は僕の名前を知っているはずだ。
 しばらくして、彼女から返信があった。
『シンキクサイレンって、あなたのことだったのね』
 僕はこのメールをみて、少し背中がひやりとした。
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