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第三話 出発の方向
しおりを挟む決まったことを報告する為にお父さんに連絡する。
「もしもし、父さんが言っていたところに行くことにした
「そうか、よく説明読んだか?しっかり、カヘーテでも頑張れよ、今よりも更に成長すると思うぞ
父さんのその言葉に嬉しさを感じた。
「京舞、書いてあったと思うが一度言うぞ。
「異世界に入ったら、こっちの世界には戻って来れないからな!
えっ、そうなの?
「そんな、ことどこにも書いてなかったよ?
パンフレットにはそんなことは一つも書いてなかった
「ちゃんと見たんだろうな、申請書類の方には書いてあったはずだが
申請書類に目を通していなかった。
じっくりと見る。
書いてあった…。
注意事項が多く並べられている中。
注意事項の14番目に書いてあった。
今回のカヘーテへの永住におきまして、今いる世界と異世界への移動はできません。そのため一度、異世界へ行った場合は、今の世界に帰ってくることは出来ません。あらかじめご了承ください。
って…書いてあったし!
「書いてありました…
「だろう。それでも、行くのか?
決めたことだし、男に二言はない。
「行くよ
「お、さすが京舞だな」
「じゃあ、明日、その鍵に書いてあった、カヘーテへの扉のところに行くんだぞ
「分かった
そして、電話が切れ
カヘーテへの準備を始める
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