四季の香り

詩音

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幼少期

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それから5年の月日が流れ隼人と雪人は5歳になっていた

「ハヤ、ユキ、起きてください」

そういう男性は黒髪に茶色の目をしていて賢そうだった。この男性は隼人と雪人の世話役の菊花、政府の役人である

「ん~、おはよ…」

「……おはよぉ…きくかさん」

雪人は朝に弱い為いつもよりテンションが低い、隼人はまだ眠いのか目を擦りながらそう言った。菊花はそんな2人に早く着替えて下さいね?と言うと朝食の準備をする為台所に戻っていった。2人が今住んでいるのは東京の都心に近い所で色んな改革…文明開化が始まっている所でもあった。2人が着替えて居間に行くと丁度朝食が出来たのか菊花がお盆を持ってきた

「きくかさん、きょうはどこかにいくの?」

「ユキ、きくかさんはこうむいんなんだからおしごとにいかなきゃだめでしょ?」

「こうむいん…?」

「今日はお仕事はお休みですよ」

そう菊花が言うと2人が少し嬉しそうな顔になった。普段菊花がいない間は使用人と一緒にいることが多いからだ

「きくかさん、ぼくおそといきたい!」

「ボクも…」

「ハヤは駄目ですよ。外に出たい気持ちはわかりますが…」

隼人の持つ能力は予知。その為、色々な研究者や他の国家等に狙われやすかった。大人であれば少しは大丈夫なのだが隼人はまだ幼い。だから外に出られないのだ

「……わかった、おるすばんしてる…」

やや不機嫌そうに言う隼人。駄々をこねないあたりは雪人と比べるとまだマシなのだろう…

「おみやげいっぱいかってくるからね!」

「うん…」



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