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アベル・ブラックは人生に疲れた。生きるために人を殺し続けてきた。殺し殺し殺し……。気づけば世界一の暗殺者と呼ばれていた。

俺は、捨てられていた所を暗殺者に拾われた。そこからは、ひたすら殺しの術をたたきこまれた。最初は、殺しが成功したら楽しかったし嬉しかった。だが、もう楽しくも嬉しくもない。ただただ疲れが溜まる。

「いい事思いついた!」

座っていソファーから勢いよく起き上がり、ビルの屋上へと走っ行った。
屋上に着いたら、ビルの縁に行き手を広げた。

「そうだよ!こんな疲れる人生とはおさらばすればいいんだ。さぁ、さようなら人生…」

トッ…。とビルの屋上から垂直落下。

それで終わるはずだった。俺の人生は。
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