深緑の花婿

立菓

文字の大きさ
30 / 30

✿ 後日談(ほぼ台詞のみ)+α ✿

しおりを挟む
『深緑の花婿』を完読して頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m


 ……と、皇太子である篤比古あつひこの許嫁である花媛はなひめは、小悪魔系のオマセさんのようなイメージです! 彼女には、建比古たけひことコノハの仲を引っかき回して欲しかった~(笑) てっ、おいおい……と思った方がいらっしゃるかもしれませんが、ラブラブな場面を書いている途中で恥ずかしさに耐えられなくなって、笑いを誘う話を入れて、自分の気持ちを落ち着かせたい時がありまして(^_^;)

 下記は没ネタ……と言うか、もし自分が60,000字(?)以上の長い作品を書けたなら登場させたかったサブキャラの、花媛(14歳)が出てくる話です。
 あと、篤比古が珍しく注意する立場になっています。
 
 最終話後の、ほぼ台詞のみの後日談ですが、もし良かったら読んでみてくださいね! ……プラス裏話のような【おまけ】の話も有ります。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


皇宮こうぐう廊下ろうかで〉
花媛:「……あっ!! はじめまして、コノハ様♪ 私は花媛と申します。これからよろしくお願いしますねっ」
(満面の笑顔でコノハに駆け寄る)

コノハ:「花媛さま、はじめまして! こちらこそ、よろしくお願いいたします」
(大人っぽい美人さんだな~と思いつつ、丁寧にお辞儀じぎをする)

花媛:「ああっ、そーいえばっ!! お子さんの予定は近いのかしら?」

コノハ:「えっ、あ……。……ちょ―――」
(子どものことは、まだまだ全然考えていなかった様子)

[許嫁のセクハラ発言を耳にした上、混乱して顔を真っ赤にしてフリーズしてしまったコノハを見かけたので、偶然通りかかった篤比古がやって来ました]

篤比古:「ハナ……。年上の人をからかうのは駄目だよ。コノハさん、すっごく困っているし、そんな繊細なことを無神経に聞くのは良くないっ」

花媛:「やあぁ~ん♡ コノハ様ったら初心だし、顔が林檎りんごみたいに赤くなってるから、とっても可愛い~♫」
(からかってはいるけど、馬鹿にしている訳では無い素直な気持ち)

篤比古:「おいっ、人の話をちゃんと聞けって!!」

花媛:「何よっ、篤比古!! 別にいーじゃない、悪いことじゃないし!
 てかっ……、建比古お兄様っ、もったいぶり過ぎね。こ~んな魅力的な女性なのに、なかなか『手を出さない』なんてっ!! なんなら、私が襲いたぁ~い
ぃぃぃ~」
(コノハの片腕に抱きつく。花媛は、ピュアなコノハに好感を持っているようです)

篤比古:「急に何を言い出すんだよ、お前は……。兄さんはコノハさんのこと、ものすご~く大切にしてるだけ!! だいたいっ、兄さんとコノハさんは長い間恋人同士だった訳じゃないし、出逢であってから一年ちょっとしか経ってないし、ソレ以前に僕らみたいに世継ぎのことを気にしなくていーんだから、子ども云々うんぬんは兄さんたちの歩調に任せればいーんだよっ!
 全く……。分かったか、もう茶々入れるなよ??」

コノハ:「アノ……。ワタシ、チョットカワヤニ行ッテ来テモ良いデショウカ……?」

[コノハが厠に行く直前、花媛は両手をコノハから離して、爽やかな笑顔で去っていきました]

花媛:「コノハ様~。また、お会いしましょ♡」

篤比古:「アイツ……。多分反省していないな、ハア……。僕の許嫁がご迷惑をおかけして、ホントごめんなさいっ。あっ……、厠どうぞ!」

[コノハが厠に行った後、やっと騒動(?)が終わりましたとさ。……おしまい]


********************


【おまけ ↓】

● 薬草のネタを書いたのは、地元(伊吹山いぶきやま関係)の影響です。


● コノハの髪は前髪なし、おでこが見える五五分けのイメージです。


● 彩女あやめは34歳、白人しろとは30歳の設定です。


● 空から見ると、島国である泰陽皇国たいようこうこくは太陽の形をしています。
 また、塞院さいいん実野谷みのやは内陸、党賀とうがは海側にあります。


● ヒバリの第二子(長男)の『ノビル』は、日当たりの良い土手や道端に生えている野草から名付けられました。ノビルの姿や匂いは、ニラや小ネギ(若い青ネギ)に似ているとのこと。葉と地下の球根は食用として、古代から親しまれていたそうです!
 そういえば、だい~ぶ昔にですが、父がノビルを生のまま食べていたのを見ました。ノビルに生の赤味噌あかみそにつけてから、はしでつまんで口に運んでいた記憶が薄っすらとありますね。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

雪嶺後宮と、狼王の花嫁

由香
キャラ文芸
後宮に降る雪は、呪いではなく嘆きだった。 巫女として献上された少女セツナは、 封じられた狼王の“花嫁”としての前世を思い出す。 人と妖、政と信仰の狭間で、 彼女が選ぶのは従属ではなく均衡。 雪嶺を舞台に描く、異種婚姻×後宮伝承譚。

火輪の花嫁 ~男装姫は孤高の王の夢をみる~

秦朱音|はたあかね
キャラ文芸
王を中心に五家が支配する、綺羅ノ国。 五家に覡(かんなぎ)として仕える十六夜家の娘、久遠(くおん)は、幼い頃から男として育てられてきた。 都では陽を司る日紫喜家の王が崩御し、素行の悪さで有名な新王・燦(さん)が即位する。燦の后選びに戦々恐々とする五家だったが、燦は十六夜家の才である「夢見」を聞いて后を選ぶと言い始めた。そして、その夢見を行う覡に、燦は男装した久遠を指名する。 見習いの僕がこの国の后を選ぶなんて、荷が重すぎる――! 久遠の苦悩を知ってか知らずか、燦は強引に久遠を寝室に呼んで夢見を命じる。しかし、初めて出会ったはずの久遠と燦の夢には、とある共通点があって――? 謎に包まれた過去を持ち身分を隠す男装姫と、孤独な王の恋と因縁を描く、和風王宮ファンタジー。 ※カクヨムにも先行で投稿しています

後宮祓いの巫女は、鬼将軍に嫁ぐことになりました

由香
キャラ文芸
後宮で怪異を祓う下級巫女・紗月は、ある日突然、「鬼」と噂される将軍・玄耀の妻になれと命じられる。 それは愛のない政略結婚―― 人ならざる力を持つ将軍を、巫女の力で制御するための契約だった。 後宮の思惑に翻弄されながらも、二人は「契約」ではなく「選んだ縁」として、共に生きる道を選ぶ――。

皇帝癒し人~殺される覚悟で来たのに溺愛されています~

碧野葉菜
キャラ文芸
人を癒す力で国を存続させてきた小さな民族、ユニ。成長しても力が発動しないピケは、ある日、冷徹と名高い壮国の皇帝、蒼豪龍(ツアンハウロン)の元に派遣されることになる。 本当のことがバレたら、絶対に殺される――。 そう思い、力がないことを隠して生活を始めるピケだが、なぜか豪龍に気に入られしまい――? 噂と違う優しさを見せる豪龍に、次第に惹かれていくピケは、やがて病か傷かもわからない、不可解な痣の謎に迫っていく。 ちょっぴり謎や策謀を織り込んだ、中華風恋愛ファンタジー。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

後宮薬師は名を持たない

由香
キャラ文芸
後宮で怪異を診る薬師・玉玲は、母が禁薬により処刑された過去を持つ。 帝と皇子に迫る“鬼”の気配、母の遺した禁薬、鬼神の青年・玄曜との出会い。 救いと犠牲の狭間で、玉玲は母が選ばなかった選択を重ねていく。 後宮が燃え、名を失ってもなお―― 彼女は薬師として、人として、生きる道を選ぶ。

竜華族の愛に囚われて

澤谷弥(さわたに わたる)
キャラ文芸
近代化が進む中、竜華族が竜結界を築き魑魅魍魎から守る世界。 五芒星の中心に朝廷を据え、木竜、火竜、土竜、金竜、水竜という五柱が結界を維持し続けている。 これらの竜を世話する役割を担う一族が竜華族である。 赤沼泉美は、異能を持たない竜華族であるため、赤沼伯爵家で虐げられ、女中以下の生活を送っていた。 新月の夜、異能の暴走で苦しむ姉、百合を助けるため、母、雅代の命令で月光草を求めて竜尾山に入ったが、魔魅に襲われ絶体絶命。しかし、火宮公爵子息の臣哉に救われた。 そんな泉美が気になる臣哉は、彼女の出自について調べ始めるのだが――。 ※某サイトの短編コン用に書いたやつ。

後宮の手かざし皇后〜盲目のお飾り皇后が持つ波動の力〜

二位関りをん
キャラ文芸
龍の国の若き皇帝・浩明に5大名家の娘である美華が皇后として嫁いできた。しかし美華は病により目が見えなくなっていた。 そんな美華を冷たくあしらう浩明。婚儀の夜、美華の目の前で彼女付きの女官が心臓発作に倒れてしまう。 その時。美華は慌てること無く駆け寄り、女官に手をかざすと女官は元気になる。 どうも美華には不思議な力があるようで…?

処理中です...