『Reverse Dream 』

リリアイス

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7話 静かな夜

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『Reverse Dream』1-7  

アズミ君が私を呼び止めた。
「何?」
「装備も持たないでひとりで行くのは危ないよ。僕も着いていくよ。」
「確かにそうだね。ありがとう。」
私とアズミ君はリョウ君を置いて剣を取りに獣がいる場所へと向かった。
いつの間にか日が沈み、空は暗くなっていた。
獣の声が全く聞こえず、辺りは静まり返ったただの夜。
まるで先程とは全く違う場所みたいだ。
「夕方は獣が暴れてたのに暗くなると静かなんだね。」
「奴らは暗いとこだと動けないらしい。リョウ君が言ってたよ」
またこれから追われるのかと思っていたからホッとした。
「そうなんだ。じゃ安心して剣を見つけられそうだね。」
「ユキちゃん 気を緩めない方がいいよ。敵は奴ら以外にも存在するからね。」
「え、他にも似た獣がいるの?」
私は少し怯えた。
「そうだね。似た様な獣もいるし、僕達みたいなのもいる」
私達以外にも人がいるってことなのか。
そういえば私は獣に追われた時 バリアって人に助けてもらったんだった。情報量が多過ぎて忘れていた。
「ねーアズミ君。」
「どうしたの?」
「私、夕方戦いに向かった時獣に追われたんだ。そこにバリアって人が現れて助けてくれたの。」
「バリア?どんな格好していた?」
急にアズミ君の雰囲気が変わった。
「あ、えっと白い上下の制服で確かヒガンザリ学戦部?とか言ってたかな」
何か私変な事言ったかな...気まずい。
「ユキちゃん!ヒガンザリ学戦部の奴に会ったの?」
アズミ君は急に大きな声を出して言った。
「うん...」
「奴らは駄目だ。奴らは三獣を集め魂で操り世界征服をしようとしている。」
「この夢の世界で世界征服...その人達のメリットはあるの?」
「悪いけど、俺にも目的が分からないんだ。昔リョウ君聞いた事があるんだけど教えてくれなかった。」
彼は深くは知らないようだった。
そういえば私達がいた学校の名前は何だろう。
「アズミ君、 私達がいた学校の名前はなんて言うの?」
彼は困った様な顔をした。
「ごめん!それも知らないんだ...」
「そうなんだ...」
彼はいつからこの世界にいるのだろう。
どうして学校の名前を知らないんだろう。
そもそも名前なんて無いのかな...
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