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二人の年越し

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何一つ具材がのっていないお蕎麦を啜りながら私達は同じアニメを見ていた。
「この子達みたいな年越しも良いよね」なんて言ってみる。
「それでも」と言って彼は立ち上がる。
「いや、違うな。こんな日々を、年を僕と一緒に越してくれますか」と手を差し出す。
「喜んで」私は笑顔で手を重ねた。
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