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二三章 ハッピーバースデイ穂の香!
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「ハッピーバースデイ!」
「お誕生日、おめでとう!」
坂口穂の香を迎えたものは、お祝いの言葉とクラッカーの炸裂音。穂の香は舞い散る紙テープを髪の毛の上に受けとめて、呆気にとられたままその祝福を受けとった。
自宅で両親が腕によりをかけて作ったバースデイケーキと、この日ばかりは弟妹たちが心を込めて作った料理とで豪勢に誕生日を祝ってもらったその翌日、『急いでうちに来てほしい』との優司からのメールを受けとった。すわ何事かとあわててやってきた穂の香を、優司とさきらの祝福の言葉、そして、ふたつのクラッカーの炸裂音とが迎えたのだった。
呆気にとられたままの穂の香の前。そこには、優司とさきらが並んで立ち、ダイニング・キッチンのテーブルの上にはレストランの紹介に使われそうな完璧な料理の数々と、形の狂ったケーキとが置かれている。
「えっ、えっ、なにこれ? もしかして、サプライズ・パーティーってやつ?」
想像もしていなかった展開に戸惑う穂の香の前に、優司が一歩、進み出た。真剣そのものの視線を穂の香に向ける。
「坂口さん」
「は、はい……!」
優司のあまりにも真剣な態度に、穂の香の方も思わず居住まいを正してしまう。直立不動の姿勢になって優司の言葉をまつ。
「坂口さん。いつもありがとう。君は本当におれによくしてくれる。それなのに、おれは君に甘えるばかりでなんのお返しもしてこなかった。だから、せめてものお返しに、君の誕生日を祝わせてほしい。今日ばかりは他人の世話をするのは忘れて、世話をされる側になってくれ」
「えっ? えっ? なにそれ、なにそれ。まさか、ゆ~じがあたしのためにパーティーを開いてくれたの?」
「優司もさすがに反省したらしいわよ」
さきらが微笑みながら言った。
「わたしの男前な姿を見て、自分の至らなさに気付いたんですって。捨てられる前になんとかしたいって、あわてて企画したのよ」
「『捨てられる』なんて言い方、しなくてもいいだろ!」
「でも、その通りでしょう?」
と、さきらは澄ました顔で言ってみせる。
優司は顔を赤くしてうつむいた。
「……愛想を尽かされたくないと思ったのは確かだけど」
「そういうわけよ、穂の香。この朴念仁もやっと、自分がどんなに恵まれているか気付いたってこと。それで、必死になったのよ。ほら」
さきらはダイニング・キッチンのテーブルを指さした。そこには、いかにも『下手くそな素人が作った』という感じのいびつな形のケーキが載っている。
「料理はわたしが作ったけど、あのケーキは優司が自分で焼いたのよ」
「ゆ~じ、ケーキまで作ってくれたの」
「う、うん……」
優司はますます顔を赤くして、モジモジしはじめた。
「パン屋の娘さんに手作りケーキなんてどうかとは思ったんだけど……やっぱり、お祝いするからには、なるべく手間をかけたくて。どうしても、売り物みたいなきれいな形には焼けなかったけど、味はそんなに悪くないはずだから」
「これでも、ずいぶんマシになった方だけど」
と、さきらが口添えした。
「最初は全然ふくらまないし、パサパサだしで、食べられたものではなかったものね。味見に付き合わされて大変だったわ。わたしが人間だったら糖分過多で、胸焼けと体重計の恐怖にさらされているところだったわ。まちがいなく、優司を呪っていたわね」
「わ、悪かったよ! でも、アンドロイドなんだから問題ないだろ」
優司が顔を真っ赤にしてそう怒鳴ったときだ。穂の香が突然、泣き出した。
いきなりのことに驚く優司に、穂の香は全身で抱きついた。
「うわ~ん、ありがとお、ゆ~じ! 嬉しいよおっ」
泣きながら思いきり抱きしめる。ハグと言うより、拘束と言った方が正しい力の入った抱きしめ振りに、優司は耳まで真っ赤にした。
「ちょ、ちょっと、坂口さん! 力入れすぎ。苦しい、苦しいからっ!」
「女の子が感激のあまり抱きついているのに文句を言うなんて、野暮が過ぎるわよ。男らしく受けとめなさい」
さきらがそう言って、こちらも背中から抱きついてくる。女の子ふたりに前後から抱きしめられて、柔らかな体の感触と暖かい吐息、それになにより、豊かな胸のふくらみがはっきりと感じられる。思わず、硬直してしまう優司であった。
「と、とにかく、はなれて! これじゃパーティーもできないだろ!」
ひとしきり騒いだあと、ようやく穂の香を引きはなすことに成功した。穂の香もいったん感情を爆発させて落ち着いたのか、恥ずかしそうに身を縮めている。
「あうう~。なんか、ごめん。あんまり嬉しかったんで、つい……」
と、涙の跡を拭いながら言う。
優司は必死に平静を装って答えた。
「い、いいよ、気にしないで。そんなに喜んでくれたなら、おれも嬉しいから」
そう言いながら妙に体をモジモジさせているのは、体の一部が極端に肥大化してしまったのを見られたくなかったからである。そんな優司の耳元にさきらがささやいた。
「忍ぶれど、パンツに出にけり我が恋は、痛いでしょうと人の問うまで、ね」
その囁きに優司は飛びあがる。顔を真っ赤にして叫んだ。
「と、とにかく、乾杯しよう、乾杯! パーティーをはじめなきゃ!」
優司は大慌てで穂の香とさきらを席につかせ、三人分のグラスにアップルサイダーを注いだ。
「かんぱ~い!」
と、声をそろえて透明な液体がなみなみと注がれたグラスを打ちあわせる。
三人そろっての、心づくしのパーティーのはじまり。しかし、さきらは不満そう。
「なんで、せっかくの乾杯にアップルサイダーなの? こういうときはシャンパンがお約束でしょう」
「お前は、酒を飲むとすぐにおかしくなるだろ!」
さきらはなぜか『抱きつき上戸』として設定されているらしく、酒を飲むとすぐに酔って抱きついてくるのである。酔ってなくてもすぐに抱きついてくるという説もあるが。
優司の言葉に対し、さきらはすまして答えた。
「だからこそでしょう。アルコールを摂取するなんていう無責任な行為、おとなになったらできないんだから、いまのうちに楽しんでおかないと」
「駄目だ。お前は一生、酒は禁止だ」
「まったく。変なところで真面目なんだから」
「酒を禁止することのどこが変だ!」
優司が思わず怒鳴ると、穂の香がニコニコと嬉しそうにうなずいた。
「うんうん。そこが、ゆ~じのいいところだよね」
優司を見る視線がひたすらニコニコしていてとにかく嬉しそう。ここまで嬉しそうなニコニコ顔で見られると、さすがに照れてしまう。優司は頬を赤く染めてうつむいてしまった。
とにかく、パーティーははじまった。優司は自らケーキを切り分けて、それぞれの前に置いた。不格好なケーキではあるがそれでも、一番よくふくらんだ形のいい部分を慎重に切り取って、穂の香に渡したのはせめてもの心づくしである。
ドキドキして見守る優司の前で、穂の香はケーキを一口、食べた。途端に昇天ものの感動の表情になり、天を仰いで身を震わせた。
「おいしい~! こんなおいしいケーキはじめて。世界一のケーキだよおっ」
「……いや、それは。さすがにご両親に失礼だから」
喜んでもらえるのもちろん、嬉しい。しかし、そこまで言われると穂の香の両親に悪いと思ってしまう。
「でも、実際、味は悪くないわよ。わたしの味覚センサーもちゃんと評価してる」
形の割にはだけど、と、その点を強調するのを忘れないさきらであった。
「うんうん。ゆ~じ、センスあるよ。もういっそ、うちに婿入りして、うちの店、継いじゃいなよ。きっと、大人気になるよ」
「いや、それは……」
「それはダメ。優司には、わたしの世界征服活動を手伝ってもらうんだから」
「だいじょ~ぶ、だいじょ~ぶ! ケーキは正義、ケーキは最強。パティシエだって立派なクリエイターなんだから、さきらの目的にも合うよ。世界一のケーキ屋になってめいっぱい稼げば、世界征服なんて軽いかるい」
「人を勝手に、世界征服を企む悪党にするな!」
優司は叫んだが、たしかに楽しい気分だった。
殺人犯の息子。
その立場になったときから、決してこんな思いはできないだろうと思っていた。いや、してはいけないと思っていた。それなのに……。
――嘘みたいだけど……おれでも、こんな思いをしながら暮らしていけるんだな。
そう思った。
このときは。
「お誕生日、おめでとう!」
坂口穂の香を迎えたものは、お祝いの言葉とクラッカーの炸裂音。穂の香は舞い散る紙テープを髪の毛の上に受けとめて、呆気にとられたままその祝福を受けとった。
自宅で両親が腕によりをかけて作ったバースデイケーキと、この日ばかりは弟妹たちが心を込めて作った料理とで豪勢に誕生日を祝ってもらったその翌日、『急いでうちに来てほしい』との優司からのメールを受けとった。すわ何事かとあわててやってきた穂の香を、優司とさきらの祝福の言葉、そして、ふたつのクラッカーの炸裂音とが迎えたのだった。
呆気にとられたままの穂の香の前。そこには、優司とさきらが並んで立ち、ダイニング・キッチンのテーブルの上にはレストランの紹介に使われそうな完璧な料理の数々と、形の狂ったケーキとが置かれている。
「えっ、えっ、なにこれ? もしかして、サプライズ・パーティーってやつ?」
想像もしていなかった展開に戸惑う穂の香の前に、優司が一歩、進み出た。真剣そのものの視線を穂の香に向ける。
「坂口さん」
「は、はい……!」
優司のあまりにも真剣な態度に、穂の香の方も思わず居住まいを正してしまう。直立不動の姿勢になって優司の言葉をまつ。
「坂口さん。いつもありがとう。君は本当におれによくしてくれる。それなのに、おれは君に甘えるばかりでなんのお返しもしてこなかった。だから、せめてものお返しに、君の誕生日を祝わせてほしい。今日ばかりは他人の世話をするのは忘れて、世話をされる側になってくれ」
「えっ? えっ? なにそれ、なにそれ。まさか、ゆ~じがあたしのためにパーティーを開いてくれたの?」
「優司もさすがに反省したらしいわよ」
さきらが微笑みながら言った。
「わたしの男前な姿を見て、自分の至らなさに気付いたんですって。捨てられる前になんとかしたいって、あわてて企画したのよ」
「『捨てられる』なんて言い方、しなくてもいいだろ!」
「でも、その通りでしょう?」
と、さきらは澄ました顔で言ってみせる。
優司は顔を赤くしてうつむいた。
「……愛想を尽かされたくないと思ったのは確かだけど」
「そういうわけよ、穂の香。この朴念仁もやっと、自分がどんなに恵まれているか気付いたってこと。それで、必死になったのよ。ほら」
さきらはダイニング・キッチンのテーブルを指さした。そこには、いかにも『下手くそな素人が作った』という感じのいびつな形のケーキが載っている。
「料理はわたしが作ったけど、あのケーキは優司が自分で焼いたのよ」
「ゆ~じ、ケーキまで作ってくれたの」
「う、うん……」
優司はますます顔を赤くして、モジモジしはじめた。
「パン屋の娘さんに手作りケーキなんてどうかとは思ったんだけど……やっぱり、お祝いするからには、なるべく手間をかけたくて。どうしても、売り物みたいなきれいな形には焼けなかったけど、味はそんなに悪くないはずだから」
「これでも、ずいぶんマシになった方だけど」
と、さきらが口添えした。
「最初は全然ふくらまないし、パサパサだしで、食べられたものではなかったものね。味見に付き合わされて大変だったわ。わたしが人間だったら糖分過多で、胸焼けと体重計の恐怖にさらされているところだったわ。まちがいなく、優司を呪っていたわね」
「わ、悪かったよ! でも、アンドロイドなんだから問題ないだろ」
優司が顔を真っ赤にしてそう怒鳴ったときだ。穂の香が突然、泣き出した。
いきなりのことに驚く優司に、穂の香は全身で抱きついた。
「うわ~ん、ありがとお、ゆ~じ! 嬉しいよおっ」
泣きながら思いきり抱きしめる。ハグと言うより、拘束と言った方が正しい力の入った抱きしめ振りに、優司は耳まで真っ赤にした。
「ちょ、ちょっと、坂口さん! 力入れすぎ。苦しい、苦しいからっ!」
「女の子が感激のあまり抱きついているのに文句を言うなんて、野暮が過ぎるわよ。男らしく受けとめなさい」
さきらがそう言って、こちらも背中から抱きついてくる。女の子ふたりに前後から抱きしめられて、柔らかな体の感触と暖かい吐息、それになにより、豊かな胸のふくらみがはっきりと感じられる。思わず、硬直してしまう優司であった。
「と、とにかく、はなれて! これじゃパーティーもできないだろ!」
ひとしきり騒いだあと、ようやく穂の香を引きはなすことに成功した。穂の香もいったん感情を爆発させて落ち着いたのか、恥ずかしそうに身を縮めている。
「あうう~。なんか、ごめん。あんまり嬉しかったんで、つい……」
と、涙の跡を拭いながら言う。
優司は必死に平静を装って答えた。
「い、いいよ、気にしないで。そんなに喜んでくれたなら、おれも嬉しいから」
そう言いながら妙に体をモジモジさせているのは、体の一部が極端に肥大化してしまったのを見られたくなかったからである。そんな優司の耳元にさきらがささやいた。
「忍ぶれど、パンツに出にけり我が恋は、痛いでしょうと人の問うまで、ね」
その囁きに優司は飛びあがる。顔を真っ赤にして叫んだ。
「と、とにかく、乾杯しよう、乾杯! パーティーをはじめなきゃ!」
優司は大慌てで穂の香とさきらを席につかせ、三人分のグラスにアップルサイダーを注いだ。
「かんぱ~い!」
と、声をそろえて透明な液体がなみなみと注がれたグラスを打ちあわせる。
三人そろっての、心づくしのパーティーのはじまり。しかし、さきらは不満そう。
「なんで、せっかくの乾杯にアップルサイダーなの? こういうときはシャンパンがお約束でしょう」
「お前は、酒を飲むとすぐにおかしくなるだろ!」
さきらはなぜか『抱きつき上戸』として設定されているらしく、酒を飲むとすぐに酔って抱きついてくるのである。酔ってなくてもすぐに抱きついてくるという説もあるが。
優司の言葉に対し、さきらはすまして答えた。
「だからこそでしょう。アルコールを摂取するなんていう無責任な行為、おとなになったらできないんだから、いまのうちに楽しんでおかないと」
「駄目だ。お前は一生、酒は禁止だ」
「まったく。変なところで真面目なんだから」
「酒を禁止することのどこが変だ!」
優司が思わず怒鳴ると、穂の香がニコニコと嬉しそうにうなずいた。
「うんうん。そこが、ゆ~じのいいところだよね」
優司を見る視線がひたすらニコニコしていてとにかく嬉しそう。ここまで嬉しそうなニコニコ顔で見られると、さすがに照れてしまう。優司は頬を赤く染めてうつむいてしまった。
とにかく、パーティーははじまった。優司は自らケーキを切り分けて、それぞれの前に置いた。不格好なケーキではあるがそれでも、一番よくふくらんだ形のいい部分を慎重に切り取って、穂の香に渡したのはせめてもの心づくしである。
ドキドキして見守る優司の前で、穂の香はケーキを一口、食べた。途端に昇天ものの感動の表情になり、天を仰いで身を震わせた。
「おいしい~! こんなおいしいケーキはじめて。世界一のケーキだよおっ」
「……いや、それは。さすがにご両親に失礼だから」
喜んでもらえるのもちろん、嬉しい。しかし、そこまで言われると穂の香の両親に悪いと思ってしまう。
「でも、実際、味は悪くないわよ。わたしの味覚センサーもちゃんと評価してる」
形の割にはだけど、と、その点を強調するのを忘れないさきらであった。
「うんうん。ゆ~じ、センスあるよ。もういっそ、うちに婿入りして、うちの店、継いじゃいなよ。きっと、大人気になるよ」
「いや、それは……」
「それはダメ。優司には、わたしの世界征服活動を手伝ってもらうんだから」
「だいじょ~ぶ、だいじょ~ぶ! ケーキは正義、ケーキは最強。パティシエだって立派なクリエイターなんだから、さきらの目的にも合うよ。世界一のケーキ屋になってめいっぱい稼げば、世界征服なんて軽いかるい」
「人を勝手に、世界征服を企む悪党にするな!」
優司は叫んだが、たしかに楽しい気分だった。
殺人犯の息子。
その立場になったときから、決してこんな思いはできないだろうと思っていた。いや、してはいけないと思っていた。それなのに……。
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