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第二部 絆ぐ伝説
第一一話六章 逆襲
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「この時代はおれが守る!」
マークスⅡのその誇らしい宣言につづいて――。
大地が揺れた。
地鳴りの音がした。
いや、地鳴りよりもなおすさまじい音、巨大な津波の前触れである海鳴り。それを思わせるすさまじい音がした。
音と共に突如として表れたもうひとつ人間の軍勢。その軍勢が亡道の軍勢の側面に突撃した。まさに、大地を削り、建物という建物を破壊して押しながす津波の勢いだった。
亡道の軍勢すべてを呑み込もうとするかのように、人間の軍勢は亡道の軍勢に襲いかかり、真っ二つに分断しようとしていた。
その先頭に立つのはふたりの女性。
ひとりは、大きな傷のついた胸をあえてさらけ出し、そのかわりだと言うかのように顔中に布を巻きつけて、顔を隠している女性。両手に一本ずつもったシャムシールを華麗に操り、右に左に亡道の怪物たちを斬り裂いている。
もうひとりは、いかにも気っ風のいい姉御肌という感じのたくましい女性。男でも、普通であれば両手で使う巨大な斧を片手で振りまわし、目につくはしから斬り倒すと言うよりも殴り倒し、その身を破壊している。
「〝ブレスト〟、ボーラ!」
そのふたりの姿を見たプリンスが叫んだ。
新たな軍勢の先頭に立って武器を振るうふたりの女性。それは、自由の国第二代提督〝ブレスト〟・ザイナブと、ボーラ傭兵団の団長ボーラだった。
ここよりはるか南のサラフディンにて、新兵の訓練に励んでいたふたりが自ら鍛えあげた軍勢を引き連れてこの場に表れたのだ。
〝ブレスト〟・ザイナブの振るう二本のシャムシールはまさにそれ自体が踊り子の手足となって、優美というにはあまりにも華麗な舞いを踊り、血しぶきを振りまいては空気に血化粧をさせている。
ボーラの操る斧は、それ自体が意思をもつ巨岩のように荒れくるい、うなりをあげて襲いかかり、立ちふさがる敵を次々とぶちのめし、破壊していく。
そのあとに〝ブレスト〟とボーラによって鍛えあげられた数万の軍勢がつづく。奇声をあげ、手にした武器を振りまわし、力の限りに突撃してはその刃で亡道の怪物たちを斬り捨てていく。
この兵士たちはいずれも新規に加わった人員たちであり、〝ブレスト〟とボーラの容赦ない訓練によって鍛えられている。とはいえ、本当に新兵であって実戦経験などないに等しい。
しかし、いま、この場ではそれが逆に良い方向に作用していた。実戦経験がないからこそ実戦の恐ろしさを知らず、怖い物知らずの勢いで殺到し、圧倒している。怪物の腹に食らいつき、筋肉を引きちぎり、内臓にまで牙を届かせようとしている。
それは言わば、はじめての狩りで、クマの恐ろしさを知らない猟犬が勇猛果敢に襲いかかるようなもの。勢いだけはあるが興奮のあまり、まわりが見えていない。勢いのままに突撃するだけで戦況全体を見渡すなどとてもできない。本来であれば――。
そんな無茶な突撃をする猟犬に明日などない。クマの逆襲を受けて怪我をし、その恐ろしさを勉強する機会が得られるなら幸運な方。首の骨をへし折られて勉強する機会も与えられないのが普通。しかし、このときばかりはクマの方が異常を来していた。
プリンスたちを相手にしていたときの整然とした動きはどこへやら。自分がいま、どこにいるのか、なにをしているのか、それすらわからないかのようにボンヤリしている。とまどい、辺りを見回している。全軍の意思を統率していた指揮官がマークスⅡによって倒された結果だった。
そこへ、〝ブレスト〟・ザイナブとボーラに率いられた軍勢が襲いかかった。しかも、あろうことか、銃弾すらも跳ね返す強靱な肉体を誇る亡道の怪物たちが次々と斬り捨てられ、地面に倒れていくではないか。
倒れて、そのまま身動きひとつせずに軍靴に踏みつぶされ、グチャグチャの泥濘と化して地面に吸い込まれていくではないか。まるで、ごくごく当たり前の普通の生物ででもあるかのように。
さらに、信じられないことが起きていた。亡道の怪物たちも指揮官を失い自失していたとはいえまったくの無抵抗というわけではない。銃となった右腕を向け、自らの組織を発射している。放たれた組織は確かに新兵たちに命中している。それなのに――。
新兵たちの身にはなにも起こらなかった。プリンス軍のように亡道の怪物に変貌することもなく人間のまま、亡道の軍勢を蹴散らしている。
そのありさまにプリンス軍の兵士たちはあっけにとられていた。呆然としていた。自分たちは勝ち目のない戦いに『一思いに殺された方がマシ』という思いで挑んでいたというのに、新たな軍勢は一方的に亡道の軍勢を蹴散らしているではないか。
この差はいったいなんなのか。自分たちになんらかの落ち度があったのか。新たに表れた軍勢はそれほどに優れているのか。そんな疑問に答えたのはマークスⅡの若々しく張りのある声だった。
「怯むな! おれは対亡道の世界用の兵器だ。おれの前では亡道の力は失われる。亡道の怪物どもとはいえ、ただの生物に過ぎない!」
そう叫んでからさらにつづけた。
「天命の巫女さまの奏でる天命の曲は、おれの身を介してこの場に鳴り響いている! その曲が亡道の世界の侵食を防ぐ! おれがいて、天命の巫女さまがある限り、亡道の世界に呑み込まれることはない!」
つづいて、野伏が叫んだ。
「おれにつづけ! おれの太刀の前では、亡道の怪物だろうと敵ではない! ことごとく斬り捨ててやる!」
さらに、行者もつづいた。
「安心して。この場に満ちる亡道の要素は僕がすべて呑み干す。僕がいる限り、あなたたちに亡道の影響が及ぶことはない」
三者三様のその叫びを証明するかのように、〝ブレスト〟とボーラの率いる軍勢は亡道の怪物たちを斬り捨て、殺していく。
殺していく。
そう。いま、この場では亡道の怪物たちを殺すことができるのだ。すべてが混じりあい、生もなく、死もなく、生きていないがゆえに殺すこともできない亡道の怪物。その怪物どもを『殺す』ことができるのだ。
その光景をプリンス率いる兵士たちはあっけにとられて見守っているしかなかった。方天将軍の声が響いた。
「プリンス陛下、指揮を執られよ! かの軍勢と協力して、亡道の軍勢を一気に殲滅するのです!」
方天が自分で指揮するのではなくプリンスに指揮するよう叫んだのは、主将であるプリンスを立てたためであり、武人としての礼儀というものだった。
プリンスはその声を聞いてハッとなった。我に返った。さしものクロヒョウのように剽悍なこの男も、いきなりの状況の激変に自失していたのだ。
しかし、ひとたび気がつけばさすが、百戦錬磨の戦士。自分のやるべきことを思い出し、声の限りに叫んだ。
「突撃! 〝ブレスト〟たちの軍と協力し、亡道の軍勢を挟みうちにして叩きつぶす!」
そう叫び、自ら範を示すかのように亡道の軍勢に突撃していく。もちろん、その左右にはふたりの副将、方天とヴァレリも従っている。
本来なら後方で兵を指揮する立場にある将軍たちが自ら最前線に立って突撃していったのだ。兵たちの士気は高まった。さすがに、最初のうちは半信半疑、いや、一信九疑ぐらいだったが、実際に斬り込んでみれば事実は明らかだった。
斬れる、
斬れる、
斬れる!
銃弾すらも跳ね返す亡道の怪物たち。不死のその怪物たちをスパスパと、まるで包丁で野菜を切るかのように斬り捨てることができるではないか。殺すことができるではないか。それも、天命の理を付与されていない普通の武器でもだ。
そのことを知ったとき、兵士たちの間に歓声があがった。絶望が一転して希望となり、歓喜となって爆発した。
「斬れる、斬れるぞ! あの怪物どもを斬り殺してやれるぞ!」
「生き残れる! おれたちは殺されないぞ!」
歓喜が興奮となって全軍に伝染し、それがそのまま勢いとなって突撃していく。
そのなかでひとりの兵士、 名も無きひとりの兵士の同僚が太い唇にかすかな笑みを浮かべていた。
「そうとも。あんたはそうでなきゃいけねえ。あんたは、おれたちを『英雄のもとで戦った勇者』にして、故郷に生きて帰さなきゃならねえんだからな」
勢いを衰えさせることなく突き進む〝ブレスト〟軍と、希望を取り戻したプリンス軍。
ふたつの人類軍は亡道の軍勢を挟み込み、袋の口を絞りあげるように押しつぶしていく。その中心部ではマークスⅡ、野伏、行者の三人が容赦なく暴れまわり、次々と亡道の怪物たちを斬り伏せていく。
勝敗は決した。
人類軍の圧倒的な逆転勝利だった。
「マークス、マークスⅡ! おれたちの英雄!」
戦いの終わったあと、兵士たちは感極まってそう叫んだ。マークスⅡはその声に答え、いかにも英雄らしく大刀を天高く掲げ、屹立している。
その姿はまさに『世界を救う勇者』そのもの。
それ以外のなにものでもなかった。
英雄として、勇者として、兵士たちの歓喜を浴びるマークスⅡ。その姿を――。
プリンスが嫉妬すら込めた目でジッと見つめていた。
マークスⅡのその誇らしい宣言につづいて――。
大地が揺れた。
地鳴りの音がした。
いや、地鳴りよりもなおすさまじい音、巨大な津波の前触れである海鳴り。それを思わせるすさまじい音がした。
音と共に突如として表れたもうひとつ人間の軍勢。その軍勢が亡道の軍勢の側面に突撃した。まさに、大地を削り、建物という建物を破壊して押しながす津波の勢いだった。
亡道の軍勢すべてを呑み込もうとするかのように、人間の軍勢は亡道の軍勢に襲いかかり、真っ二つに分断しようとしていた。
その先頭に立つのはふたりの女性。
ひとりは、大きな傷のついた胸をあえてさらけ出し、そのかわりだと言うかのように顔中に布を巻きつけて、顔を隠している女性。両手に一本ずつもったシャムシールを華麗に操り、右に左に亡道の怪物たちを斬り裂いている。
もうひとりは、いかにも気っ風のいい姉御肌という感じのたくましい女性。男でも、普通であれば両手で使う巨大な斧を片手で振りまわし、目につくはしから斬り倒すと言うよりも殴り倒し、その身を破壊している。
「〝ブレスト〟、ボーラ!」
そのふたりの姿を見たプリンスが叫んだ。
新たな軍勢の先頭に立って武器を振るうふたりの女性。それは、自由の国第二代提督〝ブレスト〟・ザイナブと、ボーラ傭兵団の団長ボーラだった。
ここよりはるか南のサラフディンにて、新兵の訓練に励んでいたふたりが自ら鍛えあげた軍勢を引き連れてこの場に表れたのだ。
〝ブレスト〟・ザイナブの振るう二本のシャムシールはまさにそれ自体が踊り子の手足となって、優美というにはあまりにも華麗な舞いを踊り、血しぶきを振りまいては空気に血化粧をさせている。
ボーラの操る斧は、それ自体が意思をもつ巨岩のように荒れくるい、うなりをあげて襲いかかり、立ちふさがる敵を次々とぶちのめし、破壊していく。
そのあとに〝ブレスト〟とボーラによって鍛えあげられた数万の軍勢がつづく。奇声をあげ、手にした武器を振りまわし、力の限りに突撃してはその刃で亡道の怪物たちを斬り捨てていく。
この兵士たちはいずれも新規に加わった人員たちであり、〝ブレスト〟とボーラの容赦ない訓練によって鍛えられている。とはいえ、本当に新兵であって実戦経験などないに等しい。
しかし、いま、この場ではそれが逆に良い方向に作用していた。実戦経験がないからこそ実戦の恐ろしさを知らず、怖い物知らずの勢いで殺到し、圧倒している。怪物の腹に食らいつき、筋肉を引きちぎり、内臓にまで牙を届かせようとしている。
それは言わば、はじめての狩りで、クマの恐ろしさを知らない猟犬が勇猛果敢に襲いかかるようなもの。勢いだけはあるが興奮のあまり、まわりが見えていない。勢いのままに突撃するだけで戦況全体を見渡すなどとてもできない。本来であれば――。
そんな無茶な突撃をする猟犬に明日などない。クマの逆襲を受けて怪我をし、その恐ろしさを勉強する機会が得られるなら幸運な方。首の骨をへし折られて勉強する機会も与えられないのが普通。しかし、このときばかりはクマの方が異常を来していた。
プリンスたちを相手にしていたときの整然とした動きはどこへやら。自分がいま、どこにいるのか、なにをしているのか、それすらわからないかのようにボンヤリしている。とまどい、辺りを見回している。全軍の意思を統率していた指揮官がマークスⅡによって倒された結果だった。
そこへ、〝ブレスト〟・ザイナブとボーラに率いられた軍勢が襲いかかった。しかも、あろうことか、銃弾すらも跳ね返す強靱な肉体を誇る亡道の怪物たちが次々と斬り捨てられ、地面に倒れていくではないか。
倒れて、そのまま身動きひとつせずに軍靴に踏みつぶされ、グチャグチャの泥濘と化して地面に吸い込まれていくではないか。まるで、ごくごく当たり前の普通の生物ででもあるかのように。
さらに、信じられないことが起きていた。亡道の怪物たちも指揮官を失い自失していたとはいえまったくの無抵抗というわけではない。銃となった右腕を向け、自らの組織を発射している。放たれた組織は確かに新兵たちに命中している。それなのに――。
新兵たちの身にはなにも起こらなかった。プリンス軍のように亡道の怪物に変貌することもなく人間のまま、亡道の軍勢を蹴散らしている。
そのありさまにプリンス軍の兵士たちはあっけにとられていた。呆然としていた。自分たちは勝ち目のない戦いに『一思いに殺された方がマシ』という思いで挑んでいたというのに、新たな軍勢は一方的に亡道の軍勢を蹴散らしているではないか。
この差はいったいなんなのか。自分たちになんらかの落ち度があったのか。新たに表れた軍勢はそれほどに優れているのか。そんな疑問に答えたのはマークスⅡの若々しく張りのある声だった。
「怯むな! おれは対亡道の世界用の兵器だ。おれの前では亡道の力は失われる。亡道の怪物どもとはいえ、ただの生物に過ぎない!」
そう叫んでからさらにつづけた。
「天命の巫女さまの奏でる天命の曲は、おれの身を介してこの場に鳴り響いている! その曲が亡道の世界の侵食を防ぐ! おれがいて、天命の巫女さまがある限り、亡道の世界に呑み込まれることはない!」
つづいて、野伏が叫んだ。
「おれにつづけ! おれの太刀の前では、亡道の怪物だろうと敵ではない! ことごとく斬り捨ててやる!」
さらに、行者もつづいた。
「安心して。この場に満ちる亡道の要素は僕がすべて呑み干す。僕がいる限り、あなたたちに亡道の影響が及ぶことはない」
三者三様のその叫びを証明するかのように、〝ブレスト〟とボーラの率いる軍勢は亡道の怪物たちを斬り捨て、殺していく。
殺していく。
そう。いま、この場では亡道の怪物たちを殺すことができるのだ。すべてが混じりあい、生もなく、死もなく、生きていないがゆえに殺すこともできない亡道の怪物。その怪物どもを『殺す』ことができるのだ。
その光景をプリンス率いる兵士たちはあっけにとられて見守っているしかなかった。方天将軍の声が響いた。
「プリンス陛下、指揮を執られよ! かの軍勢と協力して、亡道の軍勢を一気に殲滅するのです!」
方天が自分で指揮するのではなくプリンスに指揮するよう叫んだのは、主将であるプリンスを立てたためであり、武人としての礼儀というものだった。
プリンスはその声を聞いてハッとなった。我に返った。さしものクロヒョウのように剽悍なこの男も、いきなりの状況の激変に自失していたのだ。
しかし、ひとたび気がつけばさすが、百戦錬磨の戦士。自分のやるべきことを思い出し、声の限りに叫んだ。
「突撃! 〝ブレスト〟たちの軍と協力し、亡道の軍勢を挟みうちにして叩きつぶす!」
そう叫び、自ら範を示すかのように亡道の軍勢に突撃していく。もちろん、その左右にはふたりの副将、方天とヴァレリも従っている。
本来なら後方で兵を指揮する立場にある将軍たちが自ら最前線に立って突撃していったのだ。兵たちの士気は高まった。さすがに、最初のうちは半信半疑、いや、一信九疑ぐらいだったが、実際に斬り込んでみれば事実は明らかだった。
斬れる、
斬れる、
斬れる!
銃弾すらも跳ね返す亡道の怪物たち。不死のその怪物たちをスパスパと、まるで包丁で野菜を切るかのように斬り捨てることができるではないか。殺すことができるではないか。それも、天命の理を付与されていない普通の武器でもだ。
そのことを知ったとき、兵士たちの間に歓声があがった。絶望が一転して希望となり、歓喜となって爆発した。
「斬れる、斬れるぞ! あの怪物どもを斬り殺してやれるぞ!」
「生き残れる! おれたちは殺されないぞ!」
歓喜が興奮となって全軍に伝染し、それがそのまま勢いとなって突撃していく。
そのなかでひとりの兵士、 名も無きひとりの兵士の同僚が太い唇にかすかな笑みを浮かべていた。
「そうとも。あんたはそうでなきゃいけねえ。あんたは、おれたちを『英雄のもとで戦った勇者』にして、故郷に生きて帰さなきゃならねえんだからな」
勢いを衰えさせることなく突き進む〝ブレスト〟軍と、希望を取り戻したプリンス軍。
ふたつの人類軍は亡道の軍勢を挟み込み、袋の口を絞りあげるように押しつぶしていく。その中心部ではマークスⅡ、野伏、行者の三人が容赦なく暴れまわり、次々と亡道の怪物たちを斬り伏せていく。
勝敗は決した。
人類軍の圧倒的な逆転勝利だった。
「マークス、マークスⅡ! おれたちの英雄!」
戦いの終わったあと、兵士たちは感極まってそう叫んだ。マークスⅡはその声に答え、いかにも英雄らしく大刀を天高く掲げ、屹立している。
その姿はまさに『世界を救う勇者』そのもの。
それ以外のなにものでもなかった。
英雄として、勇者として、兵士たちの歓喜を浴びるマークスⅡ。その姿を――。
プリンスが嫉妬すら込めた目でジッと見つめていた。
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