ソードオブマジック 異世界無双の高校生

王国編

授与式

模擬戦闘が終わり教室に戻ると学園長がいた。

は？いやさも当たり前のようにいるけどあんた仕事は..?
「はははっ！こんにちは！今回は「二つ名」の話があってね！」
おっ？まじか！「二つ名」の授与でもされるのかな？
『剣聖』にも『魔女』にも、そして『使徒』にも勝ったし。

「僕達から『二つ名』が消えるというのは由々しき事態でね！だから今回は新たに。という形で授与することになったんだよ！」

ほう。まぁどんな『二つ名』であっても基本的な権威は変わらないし俺たちオリジナルの『二つ名』とかちょっと楽しみだ。

「まぁ、こんな教室で授与するのもあれだし、王のとこ行こっか！」
学園長は元気な声でそういった。

「なぁ。ともはる。ランスロットの話ほんとだったのか...?」
学園長との話を聞いてクレイがともはるにそう聞いた。
「あぁ。強かったぞ！」
「「「はぁ...もういいわ...」」」
クレイとクラスメイトが息ぴったりでそう言った。

その後俺たちは王のところへ行った。

「はぁ。まさかこんなに早く『二つ名』を授与するとは思わなかったぞ。」
王がそうつぶやく。
「俺たちもです。すごい楽しみにしてますよ？」
俺は笑顔でそういったのだった。

「それではそろそろ始めるかの。」
王が周りの人達にそう言う。
周りにいるのはこの国の『二つ名』持ちの皆様方だ。
『剣聖』『魔女』『使徒』に始まり坊主頭で筋肉がすごい『剛力』のアレク。体はガリガリでメガネをかけている人は『知能』のクリス。他は国外にいて招集がつかなかったらしい。

いやぁ。どきどきしてきた。

「それでは授与を始める！ともはる前にでよ！」
そう王がいいともはるが前に出た。
「おまえには『剣王』の二つ名を授ける！」
その時ともはるの体が淡く光出した。
「おぉ！？なんだ？力が溢れる..?」
どうやら『剣王』の二つ名にはステータスアップの効果が付与されていたようだ。
「次！雪！前に出よ！」
その言葉に反応してテクテクと雪は歩いて王の前まで行く。
「おまえには『精霊女王』の二つ名を与える！」
雪の体もともはると同じように淡く光った。
「あれ？前より『皆』が近くに感じる？」
そう雪が呟きたとき雪の周りに五つの光が集まりだす。
「恐らく精霊との繋がりが強くなったのでしょうね」
クリスが冷静に状況を教えてくれる。
なるほど。今恐らく雪は思念で精霊達と話しているのかな？
次はいよいよ俺の番だ。
「黒前に来い！」

ふう。どきどきしてきたな。