灯《ともしび》は真《まこと》の中で

ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ

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雪女篇

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 背を向いたままの灯真に向けて、見せたことのない可愛い声に満面の笑みを浮かべた。

「————好きにすればいいんじゃないか……」

 照れ隠しをして、灯真はその笑顔がどんなだったのか見ることができずに後悔した。

 灯真は先に上がり、脱衣所でかわいたタオルでしっかりと濡れた体を拭く。

 扉の向こうでは、雪菜の姿の影がガラス越しに見える。

 下着を着て、その上に寝間着を着る。

 それから扉を開き、着替え終えている彼女に声をかける。

「雪菜って白い着物が似合うよな。それにその薄水色の髪にその瞳も」

「何を言っているのですか? さあ、早く中に入りましょう。念のため、霊体化しているんですから……」
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