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番外編 新たな時代を切り拓く一歩
成長に必要な苦しみ
極寒の地での探索は身体が寒さに慣れていてもかなり疲労がたまるものだ。
「また瘦せたんじゃないか、ニル?」
「そんなことないよ……多分ね」
多分ってなんだ、とセシルはむっとしつつ俺の口に木のストローを突っ込み、冷たいレモネードを飲ませた。また彼の膝の上に乗っている謎な状況だが、二、三回すれば慣れ……ないが、今は抵抗する気力もなかった。
元ハーゲル男爵領から帰還して早二日。
俺は一応調査の名目で領地に行ったから、二日の休暇が与えられた。しかし、セシルは俺が調査に行っている間も、休んでいる間もせっせと働き続けていた。彼のほうが先に労働づかれて痩せて倒れてしまうんじゃないかと心配だ。だが、彼のこのがっしりとした太ももや筋肉を見ていると、痩せている気配は全くないし、むしろいい感じに肉がついて羨ましかった。どうして書類仕事や会議が多いのに、筋肉が落ちないのか。そういう魔法でもあるのか疑いたくなるほどだった。
ここは夫夫の寝室。誰にも邪魔されないこの場所は落ち着く安らぎの空間だった。
セシルも今夜は早めに仕事を切り上げ一緒に眠ることができる。ただ、彼は俺の身体を配慮して事前に「今日はシない」と約束……というよりも、圧をかけてきた。そういうのは、俺から申し出るものなんじゃないかと思ったが、セシルはたまにズレているから仕方がない。
俺はウヴリから寿命を延ばす方法を教えてもらったが、それを拒否。その後、彼女に捕まりながら見事山を下りることができた。登山はあれだけきつかったのに、降りるときは一瞬だったからあっけなかった。
彼女の言った通り山のふもとあたりにフロリアン卿たちはいて、俺たちの帰りを待っていたらしい。フロリアン卿は日が沈む前に下山を開始し、ちょうど野宿のための天幕を張るよう指示していたところだった。彼は、ウヴリが俺を連れて帰ってきてくれることを確信していたような顔をしていたし、その展開を予想していたようだった。
だから、早いところ切り上げて下山という選択をとったのだろう。本当にあの人はどこまで先を読んでいるのか。これまた、未来を見ることができる魔法でも持っているんじゃないかと疑うくらいすべてが完璧だった。
ウヴリと共に地上に着地した後、ゼラフにはとんでもなく心配されたが、彼は怒っているのか心配しているのかよく分からない顔をしていたため、こちらもリアクションに困った。大方、下山をするかどうかの話し合いでフロリアン卿ともめた後だったのだろう。とはいっても、ゼラフも感情的になることは多くないので、何かしらの意図があるだろうフロリアン卿にしぶしぶ従ったという感じだったようだ。ゼラフも余計な体力を消耗したくなかっただろうし、俺がいなくなればそこには味方でありながら敵ばかりがいるわけで。自分一人の発言で、魔塔の職員が動くとは思わなかったのだろう。
その後も少し機嫌が悪いようだったが、俺が戻ってきたことを心底安堵しているようだった。彼には寿命を延ばす方法を教えてもらったことを伝えていない。俺の顔を見て何か察したのかもしれないが、それも深くは追及してこなかった。彼なりの優しさなのか、それともほかに何か事情があったのか。
そうして、一日遅れて調査は終了。
まだまだ元ハーゲル男爵領については調べなければならないことが多いので、調査はその後も何回かに分けて行われるらしい。度々俺も同行することになるし、一度セシルの力を試してみるという話も帰り際した。
セシルの力をもってしても、氷帝の力が加わったあの雪原地帯をどうにかできるとは思わないが、やってみなければわからない。
そしてハーゲル男爵家の屋敷についての調査も必要だ。氷の薔薇が今度行ったときもあるかは分からないが、サンプルとして一輪だけ積んできた。それが宮殿内に咲いている青薔薇と似ているということについても、そのルーツをたどるために調べていくつもりだ。
調査のたびに分かることが増えていくのではなく、分からないことや謎が増えて幾ばかりだ。
フロリアン卿は研究しがいがあっていいという顔をしていたから、根っからの研究気質なのだろう。だが、悠長なことをしていると、ステュルカ聖王国に先を越されかねない。
「セシルは筋肉付いてていいよね」
「乗り心地が悪そうだな」
「だって、君の太ももカッチカチなんだもん。乗り心地がいいとは程遠いかな」
「下ろしてほしいがための口実かと思ったのに……なかなか、鋭いことを言うな」
「鋭いのかな? あ、レモネードは美味しいよ」
「調合を頑張った。程よい酸味、レモンの味を残しつつシロップと水、そして氷の分量を微調節したんだ。ニル好みにできただろう?」
「何で俺の好みを知っているかはさておいて……俺のために作ってくれるセシルのこと、すごく好きだよ」
「ああ、俺も好きだ。ニル」
どことなく会話がつながっていないが、いつも通りバカップルと言われても仕方がない会話をする。
少し離れていただけなのに寂しいと思ってしまった。俺は、セシルから一生離れられる気がしない。
セシルは、レモネードを呑む俺を猫可愛がりながら「好きだ」とか「ニルはかわいい」とかいつもの調子で独り言を繰り返す。
俺はちゅうちゅうレモネードを飲みながらもう少しだけ調査のことを思い出していた。
あの薔薇に関しては魔塔のほうに一旦預かってもらうことにした。何かの拍子で壊してしまったらいけないし、なくしてしまっても大変だからだ。
(俺も魔法で薔薇くらい生成できるかもだけど、一回試してみてもいいのかな……?)
細心の注意を払って、氷の薔薇を生成してみるのもいいかもしれない。俺が作り出す薔薇が、男爵邸に咲いたあの薔薇と一致するなら、こちらでも何か調べることができるかもしれないし。
それに、ここならいくらでも青薔薇のサンプルがある。それが一番大きかった。
「ニルはここ最近ずっと考え事しているな」
「え? ああ、まあね。俺も君やみんなの役に立ちたいから」
「根を詰めすぎるなよ。倒れたら大変だ」
「俺より過労気味の君には言われたくないよ。体力あるからって詰め込みすぎているのは君のほうだよ」
「皇帝はなかなか忙しい。貴族たちの顔色を窺うことも増えてきたしな」
「俺のせい?」
「そんなわけないだろう。ただ、保守派の動きが少し引っかかってな。まあ、別に大したことじゃない。新たな政策に対してノーと言い続けているだけだ。もちろん、それなりの理由を持ってくるからこちらとしても政策を進めにくい。可決されなければ動けないしな。強行突破すれば貴族たちからの反感を買う。それだけは避けたほうがいいだろう」
セシルは難しいな……と言って低く唸っていた。
保守派と言えば、以前のパーティーで話した彼――リクワード・ウェーバー伯爵のこと。元宰相だったツァーンラート侯爵の失脚により、一時期保守派の勢力は格段に落ちた。しかし、最近はいきなり新たな政策を始める皇室の新体制に不満を抱き、再び結束を固めているみたいだ。確かに、セシルと俺が結婚した当時から前代未聞の同性婚に反対していた人もいたし、表向きは中立の立場をとっていた貴族も裏で何を思っていたかは分からない。
サテリート帝国で同性婚は認められているものの、やはり皇族の結婚事情は他の貴族や平民とは大きく異なる。しっかりと跡継ぎを残さないといけないため、男は……と反対の声が大きかったのも覚えている。そのうえ、魔力を過度に使うと倒れてしまう体質の俺と来た。また、もともと地位の低かった貴族だった父上のことを妬んでいた貴族もいたのだろう。今やサテリート帝国の最強の剣であり盾と称される帝国騎士団騎士団長マグナ・エヴィヘット公爵は、個として力を持ちすぎている。横暴なふるまいをしているわけではないが、先代皇帝時代から気に入られていた父のことを疎ましく思う貴族も多く、今や手の届かない存在になったとはいえ、圧倒的な光の下に黒い影が群がっている状態。光あるところには必ず闇があるという世の理。
ツァーンラート侯爵は裏でやっていたことは決して許されないことではあったが、一応国の将来を考えて発言をしていたという側面もあって完全な悪とは言えなかった。彼を支持していた貴族もいるわけだし、ただ古臭さはあった。昔の栄華に栄誉に縋って停滞を選ぶか、少し間違えても軌道修正しながら着実に未来に向かっていくか。過去の財産や功績を否定するわけではない。新しいものと折り合いをつけ、上手く共鳴しあって新たな帝国を作っていくということが求められるんじゃないかと俺は思うのだ。
とはいっても、俺も政治に介入するのはこれが初めてなので理想論だと指をさされ覚悟もしている。理想論を語って言自覚はあるし、一人の声ですべてが動くとは到底思っていない。ただ、俺も帝国を少しでも良くしようとしている一人であることは認めてほしかった。何もサテリート帝国をダメにしようとしているわけじゃない。
「傾国の美青年と誰かが言っていたな」
「誰を?」
「ニルをだ。ニル以外にいるか。老若男女問わず魅了する魔性の男ともな」
「なにそれ、初耳なんだけど。絶対違うでしょ」
「そうだろうか?」
「なに、セシルは俺が魅力的だから、その魅力だけにやられたって言いたいの?」
「そんなわけあるか。俺は、ニルの人となりを知ってお前を好きになったんだ。もちろん、お前の顔も、髪の毛の先から爪の先まですべて好きだが……!!」
「もう、分かったよ! 耳元で叫ばないで」
すまない、とシュンとなってしまい、俺は言い過ぎたかな、と彼の頬を撫でる。すると、すぐにも俺の手にすり寄って「すまない」と再度口にしていた。ちょっとかわいそうだが、かわいい。
「傾国の美青年って……別に国が傾いているわけじゃあるまいし」
「たとえだろう。にしても酷いことを言う。俺は、ニルのおかげで毎日頑張れているというのに。確かに、ニルを一日も一秒も欠かさず愛でていたいが、それはそうとこの国のことも愛している。だから、手を抜くことは絶対にしない。国のため、民のため。皇帝の俺ができるのはそれくらいだ」
「それくらいって……十分すぎるくらいだよ。セシル。その頑張りをみんなに分かってもらいたいくらいなのに」
セシルは自分の努力をひけらかさないタイプだ。
もちろん、ひけらかす必要はないし「俺がこんなに頑張っているから国は豊かなんだー!!」みたなことをする必要はない。それは少し傲慢すぎる。
そもそもセシルはそういうことをするタイプじゃない。
けど俺は何とかしてセシルのすばらしさや、献身を周りに知ってほしいと思ったのだ。知ってくれるだけでいい。別にわざとらしく褒める必要もなければ、皇帝が頑張っているから……なんて委縮する必要もない。
「俺は、俺自身の功績が認められようがそうでなかろうがどうだっていいんだ。ただ、国民から不満が出るようであれば、自身の態度を改めなければならないと思う。かといって、改めるにあたってニルを手放すなんてことは絶対にしない。誓ってもいいし、誓わせてくれ」
「重いね。大丈夫、君は俺を裏切らないってわかってるから。そこは安心してるよ」
その重量を感じられるうちは幸せだ。
皇帝としての立場、そして俺の伴侶としての立場。いろんな責任や重圧がある中で割り切りながら、迎合するところはしながらやっているのがさすがセシルだ。何だか遠くへ行ってしまったような気がする。いつの間にここまで離れてしまったのだろうか。
「どうした? ニル」
「ううん、君はずっとすごいなって思って」
「お前を置いて行っているつもりはないぞ。それに、お前だってちゃんと前に進んでいる。俺がいうんだ、間違いない」
「君が言うなら間違いなさそうだよ」
同じタイミングで笑う。
こんな時間がずっと続けばいいなと思うのだ。
停滞はしていない。でも、ゆっくりとしか進めない俺と、先へ行ってしまうセシル。その背中を見ているのが時々辛くなってしまうときがある。こちらを振り返ってはくれるけど、止まることはしない。セシルは止まっちゃいけないんだ。
レモネードが空になり、カランと氷がぶつかる。溶けだしたそれはゆっくりと水へなっていく。
「レモネード美味しかったよ。また作ってくれる?」
「今すぐにでも作るぞ」
「それはいいかな。セシルは喉乾いてないの?」
「ああ、乾いていない。そうだ、フィルのことなんだがな」
話題を変えたセシルの口から飛び出したフィルマメントの名前に何かあったのではないかと心臓が脈打つ。
でも、何かあったならばすぐに言ってくれそうだし、俺が宮殿を空けていた間また寂しがっていたか、ディーデリヒ先生との魔法の特訓が楽しかったかの二択なんじゃないかと思った。
「少し熱を出していた」
「なんでそれを先に言わないんだよ……」
「いや、一時間だけだ。主治医にもすでに問題ないと診断されている。診断結果もあるから見るか?」
「……あとで見るよ。一時間だけ熱って……それは本当に熱だったの?」
「それが分からないんだ。正確には、熱ではなく一時的な身体の不調と言ったらいいか。前にも言っただろ。フィルの身体はまだ魔力のコントロールが難しく、その器に収まりきらない魔力によって身体が異常を起こすことがあると。祝福の花から生まれた存在であるがゆえに、一般的な人間と同じように見るのは少し難しいところがある。成長速度も一般的な人間のそれとは違うからな……身体は今の年齢からしてみれば大きすぎるほうだ。でも、逆に考えると、その成長速度でなければ、膨大な魔力量に耐えききれないと身体が判断したから……ではないかとな」
「可能性はあり得るね。でも、一旦落ち着いたと思ってた。もう少し身体が小さい頃は、死んじゃうんじゃないかってくらい発熱して、ひやひやしたときがあったから。それと比べたらまだ落ち着いたほうなのかなって思う。けど、それでも怖いよ」
「気持ちは分かる。だが、それよりかは幾分かましになっている。ディーデリヒ卿に魔法の師範としてきてもらっているのは、その溢れる魔力を少しでもコントロールできるようになるためだ。ディーデリヒ卿も、呑み込みが早いからすぐに習得していると言っていたし、安定しているとも言っていた。今日も魔法を教えに来てくれていたからな」
「その時は大丈夫だったの?」
セシルはこくりと頷いた。
曰く、その時は本当に異常がなかったようだ。いつも通り、その年にしては習得の早い魔法を使ってディーデリヒ先生を驚かせたらしい。フィルマメントはもっとたくさん魔法を使いたいと駄々をこねたらしいが、彼の体力を考えてもまた後日とディーデリヒ先生は言って本職である魔塔へと帰っていったらしい。
午前中は問題なかった。だが、午後になって一時間ほど発熱したらしい。大事をとって休んでいるが、夕食頃にはコロッと体調が戻って元気にしていると。確かに、今日あった時は元気にしていた。侍従たちの様子がおかしかったのは、そういう経緯があったからか、とようやく気が付く。
俺も疲れていて、すぐにお風呂に入ったり、報告書を書いたりしていてフィルマメントの様子をしっかりみに行けていない気がする。
ハードスケジュールをこなした後に、我が子に会いに行けたら最高なのだが、その癒しの時間も得られなかった。二日の休暇と言っても、休暇とは名ばかりでほとんど報告書に追われていた。
今回まとめる報告書の量はかなりのものになりそうだし、すでに二日かかっている。もう一度、フロリアン卿との会議もあるし、スケジュールは詰め込まれている。
名目としては調査、しかしこのごろずっと忙しく、そして大変な思いをしてきた俺へのちょっとした休息のためいった調査が、まさかこんなふうになるとは思っていなかった。フロリアン卿からしたら、おまけがついてきたような調査だったようだが、俺からしたら気になることが増えてしまって、気が気じゃない。
ステュルカ聖王国のこともあるのに、次から次に問題が出てくる。このままでは五日潰れてしまいそうだ。
フィルマメントは結局何もなく、もしかしたら今後も同じように一時間ほど発熱状態になるかもしれないというのだ。それは、魔力のコントロールによるものであり、身体にそこまで大きな影響は出ないだろうとのこと。また、大きくなっていくうちにだんだんとその回数は減っていき、成人するころには膨大な魔力を自分のものにできるだろうとのことだった。
本当にそうなればいいが、それまでが苦労の連続だなと思う。
少しでも我が子には健やかに育ってほしい。必要な苦しみであれば、そばで見守って乗り越えるのを見ていてあげたいが、体質によるものとなれば、また話が変わってくる。
そばにいたのに何もしてやれなかったし、気づいてやれなかった。セシルだけが知っているのが少しズルいというか、寂しい気がした。
「フィルの身体は、嬉しいと温かくなって、寂しいと冷たくなるんだよね」
「そうだな。俺たちの特徴を受け継いでいるからか、嬉しいときや楽しいときは体温が高くなるし、負の感情を抱いたときはニルみたいに冷たくなってしまう。まあ、それもあって魔力のコントロールは非常に難しいんだろうな。魔力が感情に呼応してぐるぐると体内をめぐるんだ。まだ小さな子どもの身体には負荷がかかるだろう」
「今後もその体質は変わらないんだよね」
「フィルの体質だからな。簡単には変わらないだろうし、フィル自身も自身の身体と向き合っていかなければならないと思う。俺たちのせい……にされてもいいし、フィルが自分の身体ごと愛せるようになったらそれが一番だが……火傷は負って欲しくないな」
「凍傷だってしてほしくないよ」
俺とセシルの血を半分ずつ引いているから起きている異常。それが年齢とともに落ち着いていくというが、本当に大丈夫だろうか。
我が子の成長の心配も尽きない。しかし、こればかりは見守っていくほかないのだ。
しばらくの沈黙の後、俺はまだセシルに話していないことがあったなと思い出す。今回の調査で一番大切なことだったはずなのだが、フィルマメントの話が出たときそっちに気が引っ張られてしまった。自分よりもやっぱり我が子のほうが大事だ。セシルも重要なことだったのだから、俺との会話よりもフィルマメントの話を先にしてほしかった。
「セシル、何か聞いた?」
「ん? 何がだ?」
「今回の調査のこと。俺、まだ言っていないことがあるんだ」
俺の言葉に後ろから抱きしめているセシルの腕の力がこもる。
聞いたのか、それとも深刻な話だから力んだのかどっちだろうか。
俺は彼の手にそっと自分の手を重ね「隠さずいうから、落ち着いて」と宥める。
寿命のこと、長く生きられないんだって告白したあの日のことを思い出す。その時と同じくらい緊張しているのが自分でもわかった。
固く閉じた唇をほどいていく。
「寿命を延ばす方法があるって教えられたんだ」
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