みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

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番外編 新たな時代を切り拓く一歩

過剰摂取

 
「フィルは天才だったのか?」


 ハッと一瞬魂がどっか行ったような顔をして、セシルはこちらを見た。
 廊下を歩いているのだが、時々こうやって止まるし、こちらを見るから心臓に悪い。
 本日も会議に、書類仕事に忙しいセシルは、途中までこうして俺と廊下を歩く。この時間もとてもかけがえのないもので、俺にとっては唯一彼とフランクに話せる安らぎの時間なのだ。そして、フィルマメントのことをべた褒めしているセシルを見ていると、俺もあの子が魔法を使ったときの衝撃を思い出す。
 ディーデリヒ先生が上手く教えてくれていることもあり、フィルマメントは何の支障もなく魔法を使えているようだ。それが一番嬉しかったし、心臓に優しい。フィルマメントには正しい知識をつけてもらいたいし、ずっと健やかに育ってほしいと切に願っている。
 セシルは、顎に手を当て「天才だな……」と繰り返し呟いていた。


「セシル」
「なんだ、どうした。ニル」
「……二日前からずっとそのことしか言っていないよ」


 俺が指摘すると、彼はきょとんとした顔をこちらに向けてきた。それから数回瞬きし、首をかしげる。
 セシルの反応は面白いのだが、かれこれ二日間壊れた機械のように同じ言葉しか言っていないのだ。フィルマメントが天才なのはわかったし、あの子が自分に魔法を披露してくれたことに感動しているのも分かった。ただ、ずっとこれなのでセシルが壊れたんじゃないかと心配になる。
 セシルは、そうだったか? ととぼけていたが、それが本気のように見えて怖い。


「そうだよ。ずっとそればっかり」
「……やきもち焼いたのか?」
「なんで」
「フィルの話ばかりするから」


 トンと、肩をぶつけてくるが別に焼きもちを焼いたわけじゃない。セシルにとってフィルマメントの魔法はそれほどまでに衝撃的だったのだ、とただそれだけじゃないか。
 その話を聞いていて面白いし、セシルがフィルマメントに狂っているのはいつものことだ。家族愛を知ったセシルは止まらない。永遠に同じ話をし続けるのも無理なかった。


(これまで、家族愛を知らなかったんだもんね……)


 セシル自身、自分がいい親になれるか不安だった時期があった。
 彼は祝福の花から生まれ、周りから人間として扱われてこなかった時期がある。そして、前皇后陛下もそんなセシルにどう接すればいいか分からず、二人目の子どもであるネーベル殿下には愛情を注いだが、セシルには注げなかった。セシルの人格が歪まずに成長したのが不思議なくらいに、兄弟の愛をもらった量が明らかに違ったのだ。かといって、セシルはネーベル殿下を恨んでいるわけじゃない。
 ただ、一番つらいときに母親である前皇后陛下が寄り添ってくれなかったことを寂しく思っているのだ。また、元皇帝陛下もセシルに過度な期待をかけすぎたせいもあり、セシルは完璧に育ったが、人間らしい部分が欠如してしまっていた。子どものころに与えなければならなかった親からの愛を受けずに育ったので、セシル自身親になると決まったとき、どうすればいいか分からなかったのだ。
 俺と出会わなかったら、彼もまた生まれた子どもへの接し方が変わっていたんじゃないかと思う。
 そして負の連鎖が続き、皇室には豊かな感情を持たない子どもばかりが生まれるようになると。
 なので、今のセシルを見ていると見違えるようで、彼が心を知り、親として子供の成長を喜んでいるのはいいことだと思うのだ。
 同じことをずっと繰り返すのは壊れたんじゃないかと思うから勘弁してほしいところだけど。


「別に、焼きもちなんて焼いてないよ。他の人には話してないの? 同じこと言ってるって呆れられちゃうよ」
「フィルがすごいことをアピールしなければ気が済まない。それに、知ってもらう必要はあるだろう」
「まあ、それも一つの手ではあるね。フィルの今後のことを考えると、あの子の地位を固める必要があるわけで」


 セシルは側室をとらないと明言している。
 しかし、フィルマメントが死んでしまったら? 俺はもう一人子どもを産むことはできないだろう。仮にもし、祝福の花によってもう一人授かることができたとしても、俺は子どもの顔を見ることなく死んでしまうだろう。命がけでもう一人……と試せないわけじゃないが、セシルは確実に止めるはずだ。
 だから、フィルマメントの存在は自分の政策を推し進めたい貴族にとって邪魔な存在であり、葬り去りたいものであると。
 元宰相であるツァーンラート侯爵が今も生きていたら……フィルマメントを消しにかかってきただろう。あの時捕まって、その後判決が言い渡されてよかったと思う。
 今生きている保守派の人間たちはそういった強硬手段に出るような感じではない。ただ、これからの俺たちの動きによってやはり任せられないと思ったら、フィルマメントを殺しにかかってくるかもしれない。未だに、自分の娘を側室にと言ってくる貴族もいるらしいが、セシルはフル無視しているようだ。
 セシルの強固な姿勢を見てもなお折れないのは少し怖い気もするが、それほど貪欲になる突き動かすなにかがあるのだろう。


「目立ちすぎるのも危険だよ。それに、魔法が使えるようになったということは、ステュルカ聖王国の人間がまたフィルを狙うっていう可能性もあるわけで……」
「それも十分理解しているつもりだ。国内の事情、そしてステュルカ聖王国からの刺客……どちらの同行もしっかり見つつ、かつフィルの地位も固める。大人のいざこざに巻き込みたくないが、いずれフィルは王になるんだ。少しだけ知っていてもいいんじゃないかと思う。もちろん、無理に引っ張ってくるわけじゃない。嫌がることはしたくない」
「……セシルは辛い思いと努力を一杯して、今そこに立っているんだもんね。君がいろいろフィルのために考えてくれているのは分かるよ」
「ニル……」
「俺がついてる。一人で悩むくらいなら、俺に話して。力に……なれなくても、君の話を聞くことはできる。二人で考えていこうよ。そのための伴侶でしょ」
「そうだな。すまない……とにかく、フィルがすごいということだ。天才ということだ」
「また話が戻ってる。本当に嬉しそうだね」


 政治のあれこれについてはぶつかるのは仕方がないことである。
 保守派の動きは激しくないとはいえ、俺の政策や、俺にまつわる政策についてはまだ首を縦に振ってくれていない。こちらはこちらで進めているが、あまりにもそこに予算を使いすぎるようなら、保守派も黙っていないはずだ。
 しかし、竜が目覚めて敵対するとなったとき、対抗手段を持たないのだから竜と共生関係を築いていったほうがいいというのも分かっているはず。竜と戦争になろうものなら、今の人類は確実に勝てない。
 オセアーンの予言についても広く知られているし、各地で竜が目覚めている話もしている。対処できる人間が俺しかいないのだから、ずっと聞き入れない姿勢を保ち続ける理由がわからないのだ。まあ、あちらにもいろいろ思うところがあるし、これまでの大陸の歴史や教訓を大事にして今の考えに至っているんだろうけど。


「フィルはそりゃ天才だよ。だって、俺たちの子どもなんだから」
「そうだな。俺よりも早く魔法を習得するなんて」
「フィルはセシルのこといい好敵手だって思っているみたい。俺とセシルに対する態度がちょっと違うな、と思ってたんだけど、そういう理由らしいんだよ」
「好敵手か。父親である俺を……面白いな。いつまでそう思ってくれるか」
「君を超えるまでじゃないかな?」
「簡単に超えさせてやるものか。そこは手を抜くつもりはないぞ。我が子だったとしてもな」
「セシルも好敵手扱いしてる? してあげたら、あの子も喜ぶと思うけどな」


 父親を目標にする。子どもがよく考えることだ。やはり、一番近い人の背中を見て育つというか、一番最初に超えたいって思うのは親なんじゃないかと思う。
 俺も実際に父上に近づきたくて頑張っていた時期がある。今でも思うが、いつ超えられるか分からない山脈のような人だ。超えたと思ってもそこは頂上じゃないというか。そもそも、まず頂上だと思っている地点にすら到達できていない気がする。
 父上は果てしない程遠いところに存在している。
 セシルは「好敵手か……」と再度顎に手を当てていた。


「超えようと努力している姿はすごく愛おしいな。越えられないように、ずっと高い壁として立ちはだかるつもりだ。目標があったほうがずっと走り続けられるだろうからな。俺は死んでもなおフィルの越えられない壁でいたい」
「それもすごいな。大きく出たね」
「あの子と比べるわけではないが……別の未来から来たヨル……フィルもまだまだだったからな」
「油断は禁物だよ」
「わかっている。ニルはどうなんだ?」
「俺? 俺は、好敵手扱いしてもらえないな。守りたい存在だって思われているっぽくて。嬉しいんだけど、俺もフィルを守れる存在だってあの子に思ってもらいたいな」
「それは、俺の遺伝なんじゃないか? 俺はずっとニルのことを守りたいと思っているし、その強い思いがあの子に遺伝した……とかな。ニルは強い。けど、あの子にとっては守りたい存在なんだろう。いなくなってほしくないという思いから、守りたい、守らなければと思ったんじゃないか」
「いなくなる……ね。そう思われないように努力しなくちゃ」


 寿命のことは言っていない。ただ、気づかれている可能性は十分にあった。
 あの子に余計な心配はかけたくないのに。


「なににしても、フィルが元気そうでよかった。最近会いに行けていなかったからな。顔を忘れられていないか心配だった」
「大丈夫でしょ。セシルの顔は一度見たら忘れないよ。脳に焼き付いて離れないから」
「そんなに俺のことが好きか」
「ん? 俺は大好きだよ」


 俺がそう言うと、セシルは途端に立ち止まって片手で心臓を、もう片手で顔を覆った。


「ど、どうかした?」
「……ニルがかわいすぎて死ぬ」
「し、死なないでよ。いつも言ってるでしょ。君のことが好きだって。もちろん、顔だけじゃないよ。君の全部」
「………………それ以上褒められたら爆発する」
「俺も巻き込んで?」


 冗談めかして言うと「巻き込んでいいのか?」とこれまた、冗談か、本気か分からない言葉が返ってきた。
 最近は好きとかちゃんと伝えているのに、逆にセシルの耐性が弱くなってきている気がする。安売りしている言葉じゃないが、以前よりもストレートに伝えられるようになった気がするのだ。いつまた伝えられなくなるか分からない。伝えようと思ったときにその言葉を伝えなければという強い意志から、彼の前では包み隠さず思いを伝えるようになった。


(……言いたいこと言えないまま死にたくないしね)


 何度も死にかけて、そのたび言いたかったこと山ほどあったのにな、と後悔してきた。いつか本当に後悔したまま死にそうなので、言える時に言おうと思っている。


「ニルの言葉があまりに純粋すぎてだな。心臓に悪い。好きだ」
「セシルも俺のこと好きじゃん。耐性弱くなってるよ」
「ニルがあまりにストレートに伝えてくれているからだろ。嬉しいが、そのたび心臓がはねて仕方がない。嬉しい、嬉しすぎるからな……理由は分かっているのだが、以前より素直になった。お前のかわいさに磨きがかかっている。あと、男前だ」
「付け加えたように男前って言わないでよ。君のほうが男前だよ。けど、そうやって俺の言葉一つで真っ赤になっちゃうのはかわいいって思うな」


 グッと顔を近づけて言えば、セシルはその場でしゃがみこんでしまった。
 今のは狙ったが、効果てきめんだったようだ。
 さすがに大丈夫かな、と心配になるが、セシルの通常運転だ。


「ほら、立てる?」
「面目ない。いや、ニルが悪い」
「はいはい、責任転嫁しないの」


 俺の手を取って立ち上がるセシルは耳まで真っ赤だった。
 彼の手を掴むと、火傷しそうなくらい熱を帯びており、思わずはなしてしまいそうになるほどだった。彼の手を離すと、俺の手のひらは真っ赤に染まっており、本当に火傷したような状態になっていた。皮がめくれそうだ。
 フィルマメントでさえ、嬉しくてもここまで熱くならないのに。どれだけ嬉しくて恥ずかしかったのだろうか。


(ほんと、かわいい……)


 セシルは完璧で非の打ち所がないイケメンなのだが、最近その仮面がぺりぺりとはがれつつあるのだ。俺の前だけ素を見せてくれる。俺だけがみえる彼のかわいいところだと思うと、胸が高鳴って仕方がない。


「手、どうかしたか?」
「君が熱すぎて、火傷しちゃったかもって思った」
「……フィルにもその体質が遺伝しているのは分かっている。嬉しいと、な。自分が抑えられない。勝手に熱くなる」
「セシルにベーコンくっつけたらこんがり焼けそうだね」
「やってみるか?」
「えぇ? 本気で言ってる?」


 セシルの額にベーコンをくっつけて、ジュウジュウ焼けるか試す光景を思い浮かべ、あまりのシュールさに言葉を失った。
 セシルは本気で言っているのか冗談で言っているのか分かりづらいからやめてほしい。一度試してみたいなと思うが、まずその状態に持っていくには彼を辱めないといけない……違う、喜ばせないといけない。
 俺は遠慮しておくよ、と言って彼の額をペチンと叩いた。あまりにもいい音がしたので苦笑してしまう。


「痛いぞ、ニル」
「思いっきり叩いてないでしょ。でも、痛かったなら俺の額も叩いていいよ?」


 ほら、と前髪をあげてセシルに差し出してみる。
 俺だけ叩くのはフェアじゃないと思ったからだ。
 しかし、セシルはまさかそんなことを提案してくると思っていなかったようで、なんとも言えない顔で俺を見ていた。叩きたい気持ち半分、叩いてもいいのかという気持ち半分といったところだろうか。
 そういえば、前髪をあげて気付いたが少し伸びすぎている気がする。近いうちに切りたいと思っているが、自分の髪色を見るのが心苦しい。変わってしまった色を間近で見ると、自分の命の儚さに胸が締め付けられてしまう。
 セシルは、歯を食いしばりながら叩きたい気持ちを押さえているようだ。


「やらないの? 髪下ろしていい?」
「うっ……そんな、変な扉を開かせないでくれ。たたき……叩くのは、叩くのは違うだろ!!」
「そう、かな。君がしたいようにすればいいと思うけど。俺が叩いたから、叩き返す権利はある……かな? と思っただけで」
「クソォ……そのツルっとした額を見ていると手が吸い寄せられる。かわいい、おでこまでかわいいってどういうことだ。俺のニルはどこを切り取っても完璧で……かわいくないところなんてない!!」


 廊下に響くくらい大きな声でしゃべるのでさすがに恥ずかしくなってくる。
 額までかわいいってどういう表現だ。全て愛してくれているのは分かるが、彼のキュンポイントがいまいちわからないでいる。
 人それぞれだな……なんて思いながら前髪を下ろせば、少し寂しそうな顔をした。叩いてもいいのにと言ったのに、叩かなかったのはセシルなので彼が悪い。


「はい、終了。またの機会をお楽しみに」
「またとかあるのか? お前のおでこを叩く機会が? どんな機会だ」
「セルフツッコミしないの……君の気が向いたら。あと、俺の気が向いたら」
「……違うところを叩くのはダメか?」
「今のはフェアじゃないから同じところ叩いていいよって言っただけだよ。それ以外はダメ……ちなみにどこ叩こうとしていたの?」


 俺が訊ねると、しばらくの間セシルは黙ってしまった。
 本当にどこを叩こうとしていたのだろうか。
 本気で叩くわけじゃないし、本気でたたいたら俺の骨は折れてしまうかもしれない。セシルの腕力は舐めちゃいけないのだ。抵抗したとしても、必ずどこか怪我をする。もちろん、セシルだってそんなことをしようなんて微塵も考えていないだろうけど。
 ごくりとつばを飲み込み、次の言葉を待っているが、セシルは言いにくそうに口をまごつかせるばかりだ。
 いや、ちょっと厭らしい目で見ている。なんか嫌な予感しかしない。


「尻を……」
「嫌だ」
「ちゃんと聞いた後に、嫌といったか?」
「聞いてても、聞いてなかったとしても、なんか嫌な予感しかしないんだよ!! で、なんて言ったの?」
「……聞いてなかったじゃないか。尻を、だな……ニルの尻を叩きたい」
「昼間から何言ってんの!?」


 破廉恥な……じゃなくて!

 理解が追い付く前に叫んでしまったが、理解が追い付いても分からなかった。
 俺の尻を叩きたい。本気で言っているのだろうか。いや、本気だ。セシルがそんなしょうもない嘘をつくわけがない……言っていることはどうしようもないことだと思うけど。
 俺がサッと尻を覆えば、それにつられてなのか、おずっと彼の手が動いたのが見えた。本気で俺の尻を狙っている……!!
 このまま攻防戦にもつれ込めば、多分俺が根負けする。こんな白昼堂々尻を揉まれるのはちょっと簡便だ。
 どう彼から逃げようかと思っていれば、あっという間に壁側まで詰め寄られてしまった。俺も逃げるのが下手だ。でも、これはある意味尻を守れているからいいんじゃないかと思う。


「ダメだよ」
「いつならいい?」
「そりゃ、夜とか……いや、そんなこと言わせないでよ」
「夜ならいいんだな。よし、では待とう。待てる。俺はいい子だからな」
「自分で言う?」


 セシルは一人納得したようにそう言うと、うんとうなずいた。ただ、そのあと、俺に撫でてほしそうに見てくる。
 いい子ってそういう意味じゃない。
 しかし、あまりにもつぶらな瞳で見つめられるので撫でるしかなくなってしまった。本当に俺もセシルに弱い。


「もう、誰かに見られたらどうするのさ」
「かまわない。ニルが好きだって言うことは誰もが知っていることだ。ああ、帝国の民全員が知っている」
「ちょっと嫌だな……」
「嫌か?」
「恥ずかしくないの?」
「ニルをどれだけ愛しているか……それは牽制にもなるからな」
「君はポジティブでいいね」


 俺が撫でやすいように頭なんて差し出して。本当にかわいいやつだと思う。
 結局俺もセシルに甘くてどうしようもない。
 糖分の過剰摂取には気をつけたいが、なんだかんだでずっと甘いを摂取し続ける気がする。死ぬとき、俺の身体は糖でドロドロになっているかもしれない。
 そんなことを思いながら、少し硬い彼の髪をさらりと撫でる。昼間の光を反射したその髪は俺の淡雪色よりも何倍の価値もあるダイヤモンドの輝きを放っていた。 

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