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番外編SS
バレンタインデー
しおりを挟むエプロンのリボンを後ろで結び、腕まくりをして、よし、と意気込む。
公爵邸の厨房の机には、安価で手に入ったチョコレートと生クリーム、粉類が入ったボールが並んでいた。
この世界には、バレンタインという文化は浸透していないが、なぜかゲーム上にはバレンタインとかいう不思議要素があったため、せっかくだし二月十四日、チョコレートを作ろうと思ったのだ。
ちなみに、この世界のチョコレートは手に入りにくいものである。ゆえにバレンタインデーとかいう行事ごとは存在しないのだが……ゲーム的に盛り上げるため、チョコを攻略キャラに渡すイベントは発生していた。
まあ、そんなゲーム上のあれこれはどうでもよく、俺が渡したいと思ったから、作って渡す。それだけのことだった。
じゃあ、さっそく取り掛かるかと手を伸ばした瞬間、ぬんっと何かが後ろで揺らめいた。
「何をしているんだ。ニル」
「うわあああっ!? 気配を消して近づかないでよ。セシル。危ないなあ」
「危ないか? 気づかないお前が悪いが?」
「責任転嫁……いや、酷いって。俺、悪くないし」
午後に屋敷を訪れることになっていたセシルが、なぜか厨房に入ってきており、俺は心臓が飛び跳ね、身体も飛び跳ねた。
現在時刻は、まだ午前。くるにしても早いのではないかと、俺は思わず距離をとってしまう。俺が距離をとったことにショックを受けたのか、セシルは、シュンと犬が耳を垂れ下げるようにしょげている。
でも、今回は俺は悪くないと思う。気配を消して、いきなり話しかけてきたセシルが悪い。というか、何、人の家の厨房に勝手にはいってきているんだという話だ。
俺が、そんな顔しても騙されないぞ、と見ていると、セシルもあきらめたのか、スンとしたいつもの表情に戻り「何をしようとしていたんだ?」と何事もなかったように話しかけてきた。その切り替えの良さは見習いたいが、じゃあさっきまでのは演技だったのかよとツッコミを入れたくなる。
俺が、セシルの顔に弱いからって、それを悪用されたら困るのだ。
「それで? 何をしようとしていたんだ。その、チョコレート」
「ああ、うん。安く手に入ったから……といっても、貴族のいいお値段だよ。それで、お菓子を作ろうと思ってて」
「誰にあげるんだ」
と、セシルは、俺の肩を掴んで、恐ろしい形相で聞いてきた。返答次第では……といった感じの気迫に、俺は圧倒されつつも、何を勘違いしているのだろうとため息が漏れそうになる。
「何勘違いしてんの。てか、まず誰にあげるって言ってないし」
「じゃあ、何故つくるんだ。いきなりお菓子作りに目覚めたっていうのか?」
「それの何が悪いのさ」
「そのうち、お前はちょっと作りすぎちゃったーとかいって誰かにあげるつもりだろ。許さない」
こわっ! ものすごい、低い声で「許さない」なんて呪詛を吐いて。
セシルの勘違いからの妄想が止まらなさそうだったので、俺は彼の肩をポンポンと叩き、とりあえず落ち着いてくれと首を横に振った。それでも、誰かにあげるんじゃないかと思っているセシルは、頑なに手を離してくれない。
あまり言いたくなかったが、こっちも奥の手がある。
「……に、あげようとおもってて」
「何? 聞こえないぞ。ニル」
「……だ、だから。セシルに、あげようと思ってて、なのに、本人がきちゃったから、その、恥かしいなーって」
ちら、とこれでもかと上目遣いで見てやれば、セシルは「んぐうぅううっ!!」と、どこから出しているのかわからない呻きというか、悶えて、全身震わせていた。それ、喉ひっくり返ってるんじゃないかってくらいの声。イケメンが出しちゃいけないダミ声、デスボイス。まあ、何でもいいけど、セシルもそんな声出るんだー程度に、俺はきいていた。
本当にセシルって俺のこと好きだなー、俺の顔に弱いなーと、多分あっちが思っていることと同じことを思いながら悶えるセシルを観察する。
そうして、ようやく落ち着いたのか、セシルは大きく息を吐いて、それからキラキラと輝く夜空色の瞳を俺に向けてきた。
「俺に、か」
「だから言ってんじゃん。で、本人はいってきて、俺も慌てたの。隠そうにも隠せないじゃん」
「……出て行ったほうがいいか?」
「いや、一緒に作るっていう手もあると思うよ?」
「……俺にできるのか」
「セシルは、割と何でもこなすよね。俺、そういうセシルの器用なところも好きだよ」
好き、好きかぁ……と、セシルは復唱し、嬉しそうに頬を緩めていた。
ちょろくて心配になる。
そう差し向けたのは俺にしろ、ここまで喜んでくれるか、そうかーという感じで、ちょっと頭が追い付かない。
俺のことが好きすぎて、チョコみたいに溶け切っている顔をして。でも、その顔も好きだなあと思ってしまう、俺もだいぶ精神に異常をきたしている。相思相愛でいいじゃないかと言われればそうだが、相思相愛なんて自覚したら恥ずかしくて、また奥手になってしまう。素直になれなくて、セシルにグイグイせめられるがオチだ。
それで、一緒にどうかと、もうやけくそで誘ってみたのだが、セシルは「ニルと一緒なら」と、いろいろ迷ったくせに承諾し、運と頷いた。
俺は、セシルの服が汚れるといけないからと、エプロンをもう一枚持ってきて、彼にかけてあげる。そして、リボン結びまでしてあげたら、エプロン姿のセシルが完成した。セシルは、真っ白なエプロンをしていても似合う。
「んん……? どうしたの、俺なんか見つめて。あ、いつもか」
「ああ、いつもだな。いや、エプロン姿のニルもいいなと思ってな」
「セシルって、毎回そういうこと言っているイメージ」
「どんなニルにでも興奮できるということだ」
「こう……っ、そ、そんな、エプロンで興奮できる要素とかあるの!?」
俺にはないよ。かっこいいとは思うけど、セシルのエプロン姿にムラムラとか、興奮を覚えたりはしない。
セシルはもうそれが正常になってきている気がして、ここまで来ると怖い。どんな俺でも好きだといってくれるのは単純にうれしいが、ここまで来たら最速怖い。
興奮できる要素はないでしょ、と詰め寄ってみたが「アルチュールが、裸エプロンが何とかといっていた」と、これまた驚きの一言を放った。
(あの、王太子~~~~セシルに余計な知識を)
さわやかな笑顔の裏に隠されている、小悪魔的な要素。アルチュールは前々から、そういう小悪魔っぽいささやきをして、場を乱すのを楽しんでいた。忘れていたが、アルチュールはドSだった気がする。攻略を進めていくと、爽やか王子のままのルートと、ドSルートを開拓できる。
思い出したくなかったなあ、と思いながら、俺はしないから、ときっぱりとセシルにいった。
「裸……っんん! は、よくわからなかったが、実際にニルのエプロンを見ていると、やってみたくなった」
「やらないで。いや、俺がやらないから」
「隠す面積が少ないというのはいいな。リボンをほどく楽しみもある」
「よし、セシル。厨房から出ていこっか」
俺が、セシルの背中を押して、厨房から出て行かせようとすると「冗談だ、待ってくれ」と、諦めてくれた。
「すまない、少し妄想が行き過ぎたな。いつでも、やってくれてかまわないからな」
「やらないし……はあ、今日はケーキ作る予定だったの」
「ケーキか。チョコケーキ……?」
「うん。甘くないやつね。セシルにあげようって思ってたから、ビターなものがいいかなって。好きでしょ?」
「俺のことをよく知っているな。さすがはニルだ。俺の胃袋まで捕まえようとしてくるのは、さすがだ」
「そ、そっち……? まあ、でも、一人で作るのはさみしいし。手伝ってくれる? それで一緒に食べよ」
「ああ、一緒にお菓子を作るなんてめったにない体験だからな」
ふわりと、微笑んで、セシルはそれはもう幸せそうに笑った。
ほんと、すべての邪気が抜かれそうになる。
俺も、セシルと一緒にいられるだけで、幸せだよ、と心の中で言いながら、さっそくケーキ作りに取り掛かることにする。
作るケーキはガトーショコラだ。ちなみに、手の込んでいないやつ。生地を持ったりとか、卵白と卵黄を分けるとか、面倒なことはしない。なんちゃってガトーショコラ。前世で作ったことがあるのが、そのなんちゃってガトーショコラなので、記憶を頼りに作ることにした。
まず、粉類を振るっておいて、湯銭でチョコを溶かし、粉類を混ぜてさっくりと混ぜる。
「セシル、卵割って」
「わかった、任せろ」
ふんっ! と、絶対に卵を割るときに聞こえるはずもない声が聞こえ、案の定、小さな白い卵は彼の片手の中で粉々に粉砕された。ぬるっとした卵白が垂れ、セシルの手のひらに黄色いしみができる。否、卵黄だったもの。
任せたのが失敗だったかな、と俺は急いでセシルの手をふき取って、卵を割り入れ、優しく優しく混ぜるよう、セシルに頼んだ。
「すまない。こういうのは、向いていないのかもしれない」
「いや、卵割ってって、利金でってことじゃなかったから……あーでも、セシルは握力すごいし、任せた俺がダメだったかも。適材適所」
「適材適所……」
はあ、というようにセシルはため息をつき、子供に接するように優しく生地を混ぜてくれた。
どうも力加減が難しいらしい。
俺にとってはそこまで難しいことではないが、こういう繊細な作業はセシルは苦手みたいだ。書類仕事も、苦手ではないが、身体を動かしたいばかりに、雑になっているところをよく見かけるし。その旅、ハイマート伯爵に怒られている姿もたびたび見てきた。
そうして、肩に流し込んだガトーショコラを焼くことにし、待っている間、調理器具の片づけをしていた。
「セシルー手を動かしてー片付けまでが料理だよ」
「ニル、これはもったいなくないか?」
「これって、チョコレートのこと? ボールについちゃった分は仕方ないから洗い流すんだけど……ってちょっと、何舐めてんの」
「うむ……甘い、な」
「それ、ガトーショコラの液体だったものなんだけどなあ」
まあ、お腹は壊さないと思うけど。
指でからめとって、セシルはぱくりと口に入れていた。その様子を、片づけをしながら見ていると、舐めてみないかと、チョコレートがついた指を差し出してきた。とろとろと、下に落ちそうな緩い液体を見て、俺は危ないと、咄嗟にそれを口に咥えてしまう。
「あ、ごめ……かんじゃったかも」
「問題ない。ニル、舐めてくれ」
「……もーしょうがないなあ」
拒否することはできた。
でも、ここまで来たらもったいないような気がして、俺はセシルの指を舐める。
「ちょっほぉ、ゆび、うごかはないでよ」
「しっかり舐めてくれ、なあ。ニル」
「……っ、セシルの、変態っ」
指で俺の歯をなぞり、頬側の肉をこすこすと指でくすぐった。舐めろと言われても、もうほとんど舐めとってしまったし、これ以上何を舐めろというのだろうか。
しかし、俺もその気にちょっとなってしまって、ほんのちょっと甘いセシルの指を舐めた。
いつもはもう少し大きいのを舐めているから、細くて、でも硬くて、甘い……
俺は、いつの間にか、セシルの指を舐めるのに集中していた。セシルはそんな俺の様子をうっとりと眺め、落ちてきた俺の黒髪を耳にかけなおし、ついでに耳たぶをくすぐった。ピクンと、身体が跳ねて、腰にじんわりと熱いものが集まっていく。
舌を使って、セシルの指を舐めとっていく。時々甘噛みしてみたり、指の腹を舐めてみたり。深く咥え込んで、きゅっと喉を締めてみたり。こんなのまるで――
「んぅっ、ふぅっ……」
「ニル、興奮しているのか? 俺の指を舐めて」
「そ、そんなことっ」
言い切れない。興奮していないと否定したいが、お腹がキュンキュンと疼くし、脚もプルプルと震えていた。否定すれば、負けな気がするし、かといって肯定するのも恥ずかしい。
セシルの指を舐めているうちによだれが垂れ、口の周りはべたべたになってしまっていた。
俺たちが戯れているうちに、ガトーショコラのこんがりとした匂いが漂ってき、一時中断して、ガトーショコラを取り出す。竹串に生地が引っ付かないのを確認したのち、一度冷ますこととなった。俺は、エプロンを脱いで椅子に畳んでおいて、セシルのほうへと歩み寄った。セシルは、俺が舐めていた指にキスをし、かぷりと甘噛みしている。
「セシル」
午後のお茶の時間までには時間がある。
俺が名前を呼べば、期待に満ちた目で俺を見つめてきた。言わなくてもわかる。俺も、期待してしまったから。
「どうした、ニル。そんな真っ赤な顔をして」
「分かってるくせに……ほんと、意地悪」
トン、と胸を叩けば、セシルは俺の頭を抱き寄せ、優しく撫でた。
なんだか、余裕のある態度をとられたのか、ちょっとむかついたが、そういうセシルも好きだ、許す、とちょろい俺の頭が抵抗するのをやめた。
「午後のティータイムまで、時間があるだろう? ニル、もっと甘いの欲しくないか?」
「あれ、甘くないし」
「甘い時間を過ごそうといっているんだ。ニルは、早とちりだな」
「……っ、今のなし。あーもう、セシルのバカ」
「かわいいな、ニルは」
ちゅ、ちゅっと、俺の髪に、頬にキスを落とし、セシルはぎゅっと俺を抱きしめた。
チョコレートよりも、砂糖よりも激甘だ。そんなものを流し込まれたら、きっと普通のお菓子じゃ物足りなくなってしまう。
キャパオーバーだよ、と思いながらも、彼の胸の中で、お菓子よりも甘いものをかみしめ、俺は「ベッドに行こ」と、今言える一番の甘い誘惑を小さく口にしたのだった。
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