みんなの心の傷になる死にキャラなのに、執着重めの皇太子が俺を死なせてくれない

兎束作哉

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第6部4章 幸せな未来と宝物

08 大切なんだ

 
『――ニル!!』


 誰かが俺の名前を呼んだ気がした。
 耳に水が入っているのか、その声が誰のものであるかまで俺は判別がつかなかった。身体が重たく、冷たくて……息苦しい。一度落ちた意識が覚醒し、目を開くが、そこは水の底のようで光もとおらなかった。でも、誰かが俺の名前を呼んでいるのが聞こえるのだ。


(だれ……)


 眠たい。
 このまま眠ってしまいたいと思った。身体に水がまとわりついて、指を動かすのもとても辛かった。
 だから眠ってしまいたかった。このまま安らかに眠れるとさえ思ってしまった。
 けど――多分それじゃダメな気がする。


「ニル……!!」
「……っ――ごほ、かはっ……は、ぁ……うっ」
「よかった、気が付いた」
「ヨ……ル……?」


 まだ肺に水が入っている感覚がした。
 しかし、目を開くと確かに彼の姿が飛び込んできたし、彼がほっとしたような表情を浮かべたことも目に見えた。
 俺は、身体の中にたまった水を吐き出すようにむせ込みながらあたりを見渡した。そこは、以前オセアーンによって引き起こされた地震の後落とされた場所にも見えた。だが、何かが違う。
 俺の身体は水で濡れて重たくなっており、髪の毛だってしんなりしている。
 ヨルのほうを見ると、暗いせいか彼の透明に近い髪が黒く染まっているようにも見えた。


「ヨル……どうして……っ、セシルは! みんなは!」


 まだ身体が重かったが、ハッと戻ってきた意識がみんなのことを心配する。
 オセアーンが、魔塔の残党たちが作り上げた液体によっておかしくなってしまったことまでは覚えている。それは暴走に近い何かで、理性を失った獣にも見えた。獣……というよりは、普通に竜なので竜ではあるが、理性を失った竜ほど手を付けられない存在はないだろうと思う。
 こうなってしまえば、駆除しなければならないが、みんな竜殺しの呪いを受けたくないがためにしり込みするだろう。もちろん、オセアーンを倒すか、正気に戻すことができなければさらに被害は拡大するだろうし。
 だからヨルがいるかもしれないが。
 俺の質問にヨルは首を横に振った。


「……ごめん、分からない。俺は、ニルをおって手を伸ばしたらここにいた」
「……ここは、どこ、なの」


 再度質問を投げたが、ヨルは立ち上がってあたりを見渡した後スッと目を細めた。
 ここが、俺の思っている場所じゃないとすればどこだというのだろか。島の地下……さすがにこんなところは天国でも地獄でもないだろう。
 しかし、見渡す限り岩に囲まれているし、洞窟の中のようにも思うけど、実際はどうなのだろうか。
 みんなもいないとなると、生存しているかどうか……そこが怖くて考えられなかった。神殿を突き破る勢いでオセアーンは巨大化したわけだし、がれきに埋まっていても仕方がない。
 騎士団やアルチュールたちもあそこにいて、無事に脱出できたらいいが、そうでなければ今頃みんなぺしゃんこになっているだろうし。
 不安はずっと胸の中にあった。


「――多分ここは、あの竜の胎の中だ」
「竜の胎……ええっ!?」


 俺がみんなの心配をしていると答えが出たとでもいうようにヨルは俺のほうを向いてそういった。
 ここがオセアーンの胎の中。こんなにも洞窟みたいなところだというのに?
 俺が信じられずにヨルを見つめ返せば、彼はこくりと頷いた。突拍子も……にわかには信じられない話だが、なぜか彼のその強い物言いに納得してしまっている部分もあった。彼の目が嘘をついているようにも、阿呆なことを言っているようにも見えなかったからだ。
 だからと言って百パーセント信じられるかと言ったら、現実味がないというか、納得しきれない部分がないわけではなかった。


「オセアーンの胎の中って、どういう……みんなが、どうなっているかとか。みんなも食べられたってこと?」
「ごめん、それまでは俺にもわからない。でも、食べられたからって死ぬわけじゃないから」
「まあ、噛み潰されたりしなければ……ってところだろうけど」


 俺の頭はすでにおかしくなっていた。
 魔塔の残党を捕まえることができ、それで話は済むかと思われていた。でも、悪あがきをしたヴォーゲ卿によってオセアーンは暴走してしまい、その暴走状態の彼の手綱を握れる人間はもうどこにもいなくて。
 魔塔の思うようになったかと言えば、そう、とも言い切れないというか。
 結局最悪の方向に進んでしまったことに変わりない。
 ここがオセアーンの胎だとして、何日もここにいられるわけじゃないだろう。餓死もする。ならば、ここから出る方法を探さなければならない。


(ヨルはなんでそんなに落ち着いていられるんだ……?)


 俺にとって本当に素直な疑問だった。なぜ彼は、慌てずに堂々としていられるのか。内心焦っているのかもしれないが、それが顔に出ていないから余計に分からない。

 もしくは――


「とにかく歩こう。安全な場所はないかもだけど、竜の心臓を潰すことができたら、ここから出られる」
「……オセアーンを殺すってこと?」


 ヨルは俺について来いと言わんばかりに歩き出した。
 まるで道を知っているような彼の言動に引っかかりを覚えずにはいられない。
 しかし、ここは彼についていくしかないと思い歩き出したヨルの背中を追った。


「それしかないでしょ。殺さなきゃ、ここから出られない。それ以外の脱出方法は思いつかない」
「排泄……とか……そもそも、ここが竜の胎の中だってなんでわかるの?」
「……心臓の音が聞こえる。多分、水の音。水の心臓がこの竜の心臓だ」
「ヨルってさ……まるで、一回経験しているみたいに言うけど何で?」


 特別詳しいわけでもない。でも、俺たちが知りえない情報を彼は持っていた。それが俺の違和感。
 ヨルは歩くスピードを一瞬緩めたものの、彼は俺の質問に答えなかった。
 何か知っている、言及しなければと思うのに、俺よりも広いのに寂しく見える背中を見ていると、何も言えなくなってしまう。

 言いたいことはもう喉のすぐそこまで出てきており、俺の違和感というか予想はあっているようにも思えた。
 耳をすませれば、確かにぽちゃん、ぴちょんと水の音が聞こえないわけでもない。それが、オセアーンの心臓。水のような血が通っているとでもいうのだろうか。
 竜を解体なんてしたことがないからわからない。それこそ、神話時代を生きていた竜ともなれば、さらに内部の構造がおかしくても、それが普通なのかもしれないと。
 ある意味空間魔法的な要素が竜の胎にはかかっているのかもしれない。
 それかもしくは、洞窟みたいだと思っているここが実は洞窟じゃない……という場合だって考えられる。でも、俺は前者で考えたい。


「ヨル、記憶は戻った?」
「なんでこのタイミングでそんなこと聞くの? ニル」
「このタイミングでしか聞けないって思って」


 この俺の質問に対してもヨルは無言を貫いた。


「今回ついてきてくれたんだけど……ディーデリヒ先生っていう、紫っぽい髪の人いるじゃん。あの人、すごく魔法に長けているんだ。それで、少し、ヨルのこと話したんだけど」
「何について話したの?」


 興味を持ったのか少しだけこちらの話に耳を傾ける。
 俺は「大したことじゃないんだけど」と前置きをし、彼に問いかけた。


「君がどこから来たっていう話にもつながることだよ。まあ、俺の欲しい情報は手に入らなかったし、ディーデリヒ先生も、ヨルの存在については不思議がっていたから」


 ふーん、ととても興味がなさそうにヨルはいって足を速めた。
 こちらから話を吹っ掛けておいて、身もない話をしてしまって申し訳なさもあった。
 ヨルは自分の話なのに、本当に興味がないというように薄い反応を続けた。本来であれば、記憶がないということは怖いはずなのに、彼はそのそぶりを見せない。まるでそれが普通であるかのように。またもしくは、考えられることとして……


「ヨルはゼラフのこと好き?」
「何その質問」


 呆れたような声が前から返ってくる。
 少し怒りを孕んだその声は、体中がピリピリとした。
 俺の質問に少しでも反応を示したということは、俺の予想はあっているのだろう。いや、あったときからずっと違和感というか、不思議な感覚だったのだ。どこかであったような気がして。でも、それが何であるか分からなかった。けれど、今ならそれが分かる気がした。


「フィルもね、ゼラフに懐いているんだ。初めは、セシルよりも懐いててさ。それに、セシルが嫉妬しちゃってた。おかしいでしょ」
「まああの人の赤髪はすごく目立ちますから。あと、いいにおいがするし」
「ヨルも好き?」
「好きとか、嫌いというか。悪い人ではないと思う」
「ヨルらしい答え方だね」


 オセアーンの胎の中と言われたここは薄暗く、光りが全く見えなかった。歩いても歩いても前に進んでいる感覚はない。
 これが空間魔法と合わさった何かであれば、俺たちはそもそもとある空間に閉じ込められていて、その中でのたうち回っているという認識のほうが正しいか。
 ここから脱出することが難しいのは火を見るよりも明らかだ。
 ヨルの言うように、竜の心臓を潰せばこの空間自体が破壊されて消えるだろうと。


「ニルはさっきから変な質問ばっかりで嫌だ」
「でも、俺の質問に君はちゃんと返してくれるだろ? それが、俺嬉しくっていろいろ聞いちゃうんだよ」
「……別に大したことかえしてないよ」


 ヨルはツンツンと返していたが、俺はだんだんそれが微笑ましいというか、嬉しくなってきた。頬が緩んでしまう。
 彼は大きくなったらそうなるのか、と思うと少し反抗期のような気もするけれど、そうなるに値する理由があるのだろう。
 例えば、そう――俺が死んじゃうとか。
 水の音が大きくなってきた気がした。耳に聞こえてくる水の音は、先ほどよりも激しく、滝が近くにあるようにも思える。
 それがなにを示しているかはすぐに分かった。


(オセアーンの心臓が近い……)


 外の様子が気になるが、脱出することが最優先だ。
 本当なら、もっとオセアーンと話したかったし、来るべき彼の予言の日に備えて、彼に助言をもらいたかった。オセアーン自身は止められないと言っていたが本当はどうだったのだろうか。
 彼がいてくれれば、もしかしたら変わっていたかもしれないというのに。そんなことを言っても仕方がないと分かっている。
 しばらく歩いて、開けた場所に出た。いつの間にか、足元には水が流れてきており歩くとそこに波紋が広がっていく。


「ニル、あれ」
「……あれが、オセアーンの心臓?」


 顔を上げるとそこには、青白く発光する心臓の形を模した何かが浮いていた。その大きさは、俺たちの背丈を優に超えていた。
 それは絶えず流れ続ける水のように流水音が聴こえ、ドクンドクンと鼓動を鳴らしているようだ。
 明らかに異常だが、オセアーンが本来の姿に戻っているとすれば、この大きさは意外と小さいのかもしれない。オセアーンの竜の姿を見たわけじゃないため何とも言えないが。


「あれを、破壊したらここから脱出できるってこと……?」
「だろうね」
「……ヨル?」


 彼はその心臓にゆらりと近づいて、腰に携えていた剣を引き抜いた。
 特殊な光を放つそれは、眩しく、鞘から完全に引き抜かれたのちに心臓に向けられる。


「待って」
「何で止めるの? これを破壊しなきゃここから出られないっていうのに」
「……他に方法はないのかな」
「……なんで?」


 俺は、ヨルの服を引っ張って彼の動きを止めた。下手に近づけば、彼の刃の餌食になるとはわかっていたが、止めずにはいられなかった。
 ヨルが今回の作戦に抜擢されたのは、すでに竜殺しの呪いを受けているからだ。そのため、呪いは上書きされる程度で済むのではないかと帝国側は考えた。自分たち味方陣営に犠牲者を出さない方法を選んだというわけだ。

 ヨルは切り札。

 彼は、自分に課された使命を果たそうとしている。
 それを止める理由なんてどこにもないというのに、俺の身体は動いてしまったのだ。彼にそんな罪を背負わせていいのかと。
 ヨルは怪訝そうにこちらを向き、なぜ止めるのだと俺を睨みつけた。
 俺は首を横に振ることしかできなかった。
 他に方法がないかもう少し探すべきだと思う。
 目の前に心臓は一定のリズムで脈打っていた。怪しく青白く発光するのは見ていて不気味であるが、どこからか攻撃が飛んでくるでもない。
 かといって、この空間が安全かと言われたらそれも違うだろう。脱出することができなければ餓死してしまう。


「オセアーンを殺さずに済む方法……それがあるなら探したいと思っているんだよ。まだ、彼に話したいことがあるし。少なくとも、家族だって言ってくれたオセアーンのこと、見殺しにはできない」


 魔塔の残党のせいで無理やり暴走させられて。そして、暴れまわっている。
 彼を楽にするという意味で倒すというのはありだが、鎮静化させる方法はないのだろうか。


「………………貴方は優しすぎる」
「……っ」


 俺の胸をトンとおし、ヨルは俺に尻もちをつかせた。
 俺は、いきなりのことで受け身が取れず、水の上にバシャンと尻もちをついてしまった。


(……しまった)


 その間にも、彼は剣を振り上げ、心臓に一撃を入れようとしていた。
 止めなければ、と俺は右手のリングに触れる。そうして立ち上がり、彼の攻撃を弾こうとする。しかし、この距離からではどう考えても間に合わない。
 止めなきゃいけない。
 何だかこのまま彼は消えてしまいそうだったから。


(分かってた。こうなったら、絶対に一人で背負い込むこと……だって、ヨルは……)


 自分のことのように胸が苦しくなる。
 本当に、呪いは一度受けるだけで済むのだろうか。上書き……そもそも、彼にかかった呪いが何であるかすら分からない。けれど、もしも二つの呪いをその身に受けることとなるのであれば、俺は止めたかった。彼がすべて背負い込む必要はない。
 たとえ、島の住民――今は亡きゼー卿や、他の人の怒りをかった原因がヨルだったとしても、彼がその責任を取る必要はない気がしたのだ。
 もちろん、軍事的にとか、戦略的にとかそういう側面で見たら、すでに竜殺しの呪いを受けている彼に任せるべきだという結論に至るのはしかたがないというか。その方法が他の犠牲を払わずに済む方法であるとは思う。
 それは、多数の命を助けるためにたった一人にすべて背負わせる行為ではある。


(嫌な予感がするんだ。このまま、彼がオセアーンの心臓を潰したら……オセアーンが死ぬだけじゃなくて、ヨルも)


 俺は、走りながら彼の名前を口にした。彼が名乗った偽名ではなく、本物の名前で――


、ダメだ――ッ!!」


 間に合わない――そう思っていると、水の心臓に影が差す。人の影だ。


「……っ!?」


 刹那、カキン――ッと金属音が鳴り響き、俺の真横にヨルの剣が突き刺さった。
 それは一瞬の出来事であり、俺も目で追えなかった。
 ヨルは自身の身に何が起こったか理解できず、その場で硬直している。
 ヨルの前には、銀色の髪をさらりと垂らした彼の姿があった。


「一人で背負おうとするな。フィル……フィルマメント・プログレス」
「………………お父……さま?」


 夜色の瞳は、ヨル――フィルマメント・プログレスを見つめ細められる。
 セシルのその顔は、子どもの過ちをしかりつける親のように見えた。怒りと……そして、心配と優しさが彼の顔からうかがえたのだ。


「フィル。ニルが悲しむぞ」


 自分の子どもに向けた剣を彼は下ろしてそういった。夜色の瞳はやはり寂しそうで、フィルマメントも戦意喪失したように腕を横に下ろした。


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