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第7部4章 君を思い出して、僕を思い出して
02 君も俺も
しおりを挟む「身体には異常ありません」
「そうですか。お忙しい中ありがとうございます」
いえ、と主治医は言って深々と頭を下げると部屋を出ていった。部屋に残ったのは、俺とフロリアン卿とゼラフだけだ。
ウヴリと二度目の接触も失敗に終わった。
その結果か、代償か、俺はセシルへの気持ちを失ってしまった。ウヴリの消去という力は記憶だけに限らず、精神的なものにも作用するのだと新たな知見を得たが、その知見を得た理由が理由だけに誰も触れなかった。また、ウヴリの危険性が跳ねあがったことで、もう少し時間をかけて議論することとなったらしい。
――らしいというのは、俺はここ数日その件に関しては触れさせてもらっていない。一刻も早く俺も部隊に戻って会議にまざって、ウヴリをどうにかしなければという思いがあるのに、誰も俺の参加を許可してくれないのだ。とくにセシルはそれを拒んでいるらしい。
「大丈夫か、ニル」
「うん? 大丈夫だよ。ほら、別に俺怪我したわけじゃないし」
「そうじゃないだろ」
「……ごめんね、ほんと」
口から出たのは謝罪だった。
ゼラフは、俺の様子を窺った後何とも言えない表情を浮かべて小さくため息をついた。
「皇太子妃殿下」
「フロリアン卿も、わざわざ定期的な検診に付き合ってくださってありがとうございます」
「いえ、私は貴殿を守ることができませんでしたから」
フロリアン卿もフロリアン卿でまた頭を下げる。皆、俺のことを腫物扱いしてあまり居心地が良くなかった。
(分かってる。俺がどうなったのか、結局セシルの二の舞になっちゃったわけだし……)
何か行動するたびに一つ失う。それが立て続けに起きれば誰だって慎重にならざるを得なかった。しかも、皇太子と皇太子妃が同じように大切なものを失ったともなればなおのことだ。
「いいえ、フロリアン卿のとった行動は最適でした。それに、イレギュラーが起きたのはしかたがないことです」
「地震のことですか?」
「そう、ですね……地震」
「差しさわりがなければ、もう一度教えてもらってもよろしいですか。皇太子妃殿下」
おい、とゼラフは口をはさんだが、俺はそれを制止する。
フロリアン卿も魔塔の管理者として仕事があるだろうにこうして時間を割いてきてくれているのだ、こちらもそれなりの対応を見せなければ。
ゼラフは、俺に制止されたことでチッと舌打ちを鳴らし、俺の背後に立った。俺にもわかるほどの眼圧でフロリアン卿を睨んでいる。おおよそ、病み上がりの俺に無茶をさせるな、あの日のことを思い出させるなと言いたいのだろう。
「地震が起きる前に、竜の息吹が聴こえました。飛竜のうめき声でもなく、俺だけが気付いた音……そうなれば、あれは竜の息吹だったかと」
「なるほど、では、あの地震はウヴリが起こしたものでも自然災害でもないと」
「おい、魔塔の管理者。何故そんなことが言える」
「ゼラフ……口を挟まないで、話が進まない」
「でも」
「でもじゃない」
自分でも驚くほどに冷たい声が出る。振り返ってみると、面食らったようなゼラフの表情が目に飛び込んできて、俺はしまったなと反省した。
俺の中からセシルへの愛情が消えた。愛に関わることすべてだ。
セシルとは違って記憶はある。どのようにセシルと出会って、どのような告白をされて、どのように夫夫となったのか。それらすべてを覚えているというのに、俺の心は冷え切っていた。
別に何故セシルと夫夫になったのだとは思わない。ただ、そこに愛を感じられなかったのだ。
夫夫という名の他人という認識になってしまい、俺は記憶があるゆえに苦しかった。彼からもらった愛情は胸にあるのに、それを返せる心がないのだ。
「フロリアン卿すみませんでした。それで、貴方の考えを聞かせてほしいです」
「はい。自然災害ではないというのは、忘却竜があの地に固執している点から推測しました。どうやら、氷帝の心臓は元ハーゲル男爵領にあると……我々は踏んでいます」
「氷帝の心臓……本体ではなく?」
「海洋竜のときのように、竜の大きさというのは我々が思っている以上のものです。また、その体内や、封印方法は神話時代の人間が作り出したもの。そのため、竜という存在がどのように封印されているかもいまだによくわかっていません。現に、ファルファラ王国の地下には炎帝の腕と思しきものが保管されていますが、なぜあれが物体として残っているのかも解明されていません」
え、と言いかけて言葉を飲み込んだ。
俺も実際に、ファルファラ王国の地下にあるというフィアンマの腕を見たことがない。それを見たことがあるのはファルファラ王国の王家とごく少数の人間だろう。だが、地下とはいえ大陸を揺るがすほどの竜の腕を保管できるスペースがあるのかという疑問はあった。なにせ、オセアーンはあの島の大きさと等しいほどの全長で、祖竜ともなればその二倍ほどの大きさと考えてもいいかもしれない。
そのうえで、封印方法が謎とのことで、もしかしたら身体を切り刻まれて部位ごとにサテリート帝国に埋まっているのかもしれない。そう考えるとかなりグロテスクではあるが、氷帝フリーレンの心臓が男爵領内にあるとウヴリが感じ取っているのだとすれば、彼女がその地に固執するのはよくわかる。
彼女がそれまでに行動できなかった理由としては封印が解かれていないからと、それまで魔塔やハーゲル男爵、領地民がこの地で暮らしていたからだろう。ウヴリたちは竜に好意を寄せる人間であれば少なからず寛容だったから、この地に関わっていた人間たちは無害なふりをしていたのだろう。
「氷帝の心臓がある土地……でも、あのタイミングで聞こえてきたってことは何かあるんですかね。氷帝がウヴリを止めようとした、とか……?」
「それは定かではありませんが、氷帝の血を受け継ぐ貴殿が戻ってきたことにより何かしらの影響が出ていたのは間違いないでしょう。どうやら、忘却竜ではなく、貴殿のほうに氷帝は興味があるのではないかと」
「……氷帝が? まさか……それは、血が入っているからですよね。でも、家族だっていうウヴリのほうが氷帝からしてみれば……」
「それも今のところなんとも。ただ、あの地震による地割れ……その後、貴殿を助けたのは忘却竜でした。やはり、家族が死ぬところは見たくなかったのでしょうね」
「……その後飛び立っていったんですよね。俺が気を失った後に、騎士団は攻撃をしなかったんですか?」
「攻撃をする間もなく飛び去りました。皇太子妃殿下が氷漬けにした飛竜たちは魔塔のほうで引き取って現在いろいろと調べています。ああ、誤解のないように言いますと、解剖などの非人道的行為はしておりませんので」
「それは、その、信用しているので」
俺が言うと、フロリアン卿は少しだけホッとしたような表情を浮かべた。この人は感情が極端に制御されていて分からないが、最近少しの機微を見逃さなくなったこともあって分かるようになってきた。
フロリアン卿は「ゆっくりと休んでください」というと静かに部屋を出ていった。本当はもう少しこちらから話を聞きたかったのだが、忙しい人を引き留めるほど俺は酷い人間じゃないと思っているのでそのまま見送った。
部屋に静寂が訪れる。
皇太子妃のために用意された離宮はとても静かだ。
「ゼラフはこの後どうするの?」
「俺を追い出したいのかよ」
「突っかかってくるよね」
「突っかかってるわけじゃない……はあ」
「ため息つかないでよ。ありがとう、いろいろ心配してくれてるんだよね」
「別に」
ゼラフはそっぽを向いてしまったが、彼の優しさは感じていた。
俺は、ウヴリとの戦いの最中に地割れが起きその間に落っこちてしまった。その後、ウヴリがどうやら助けてくれたようだが、気づけばいなくなっていて、そして目が覚めたときにはセシルへの感情を失っていた。ウヴリが消去したのだろうが、その証拠はどこにもない。彼女を責めるには、もう一度彼女に会って理由を聞いてからでも遅くないと思った。
(ただ……起きてすぐに、セシルの顔があったのに、彼が抱きしめてくれたのに俺は何も返せなかった)
記憶を失ってなお、俺のことを愛おしいと、好きになってくれたセシルのことを俺は抱きしめることができなかった。
本当はうすうす気づいていた。彼が俺を好きになってくれたんじゃないかって。でも、彼の新たな恋心に、その気持ちに答えていいのだろうかと俺は踏みとどまってしまっていた。そのせいで無視を続け、過去の彼に縋ってしまった。結果が彼への恋愛感情、愛の喪失――
胸の中心にあったものがポロリと抜け落ちて、今ではとても空しい、何かが足りない生活を送っている。
幸いにも、身体のほうには何の以上もない。だが、抜け落ちてしまったものは身体の負傷の有無よりも大切なものだった。
「それで? 元気になってからあいつと会ったんだろ?」
「そうだね。フィルと一緒にお散歩した」
「でも、何も感じなかったと」
「そう……なんだよね。フィルへの愛おしさはあるのに、セシルへの愛情が一切抜け落ちてしまってる。かっこいいなとは思っても、それは憧れに近いものだと思う。だから、恋心とは言わない……彼が無理して笑っているのに、何で無理して笑ってるんだろうってどこか遠くから見てしまうというか」
「重症だな」
ゼラフの言葉に俺は頷くことしかできなかった。
フィルマメントへの感情はなくなっていないのに、セシルへの感情だけがピンポイントで抜け落ちていた。
セシルが失って気持ち悪さを感じたように、今は俺がそれを感じている。
記憶はあるのに、彼への溢れるような滾るような熱がどこにもないのだ。
記憶とフィルマメントへの気持ちが抜け落ちなかっただけは幸いだが、それ以外は不幸としか言いようがない。
「また、恋心をはぐくんできゃあいいだろ」
「簡単にいうね……」
「俺から見れば、お前らはどんな姿に生まれ変わっても、どこで生まれても絶対に巡り合って恋に落ちるだろうなっておもうけどな」
「そうかな」
「そうだろ。現に、あの皇太子はお前に好意があるみたいだしな」
「……うん」
くぁあ、とゼラフは欠伸をしたのち、ガシガシと頭を掻いていた。そして、もう片方の手で俺の頭を撫でる。少し乱暴で、頭が左右に動いてしまう。目が回りそうだ。
「ちょっと」
「わりぃ、わりぃ……けど、俺性格わりぃから、この状況をラッキーって思っちまうんだよな」
「ゼラフ?」
撫でていた手はぴたりと止まる。
しかし、ゼラフは俺のほうを見ずに話をつづけた。
「お前の中から俺は消えなかったわけだろ? んで、消えたのはあの皇太子だけ……そう思ったら、俺はラッキーだなって」
「……ゼラフらしいね」
「怒らねえのかよ」
「怒れないんだよ。分かって」
「そうだったな。わりぃ……ほんと……あーまだ、俺って子どもみてえだな」
「ゼラフは、多分ゼラフのまんまだよ」
「どういう意味だそりゃ」
ようやくこっちを見たゼラフは、なんだか申し訳なさそうな顔をしていた。
そんな顔しなくたっていいのに、と彼の腕を引っ張ればバランスを崩して俺のほうへもたれかかってくる。
「ちょっと、今のはわざとでしょ」
「ああ~? お前がいきなり引っ張るからだろう」
「白々しいな……だから、子どもっぽいって――」
「ニル?」
扉が開いた気配がした。
ここは離宮だし、部屋に勝手にはいってこれる人物なんてそうそういない。
同時にデジャブを感じ俺は振り返る。扉のそばにいたのはもちろんセシルで、彼は俺とゼラフがじゃれあっている光景を見て口を開けていた。そして、傷ついたように顔を歪めると、ぐんぐんとこちらに近づいてくる。
「おい、ヴィルベルヴィント何をやっている」
「何って、こいつが引っ張ったから」
「お前ほどの体感を持った男が引っ張ったくらいでよろけるか、普通」
「何だよ。見てたみてえに」
「……なんとなくわかる。それに、今来たところだ」
セシルはそう言うと、ゼラフの腕を掴み、彼を俺から引きはがした。ゼラフはめんどくさそうにベッと舌を出し、頭の後ろで腕を組む。
だが、セシルはそんなゼラフを一瞥するとこちらに向き直り、俺をまっすぐと見つめてきた。
「何? セシル」
「……いきなり訪ねてきてすまない」
「ああ……そうだよね。ここ離宮だし。てか、どうしてここにいるってわかったの?」
「先ほど、お前の主治医とフロリアン卿とすれ違った。だからここにいると思った……庭園に行っているものと思っていたが、ここにいたんだな。まあ、エヴィヘット公爵邸に戻られるよりかは」
セシルは俺を前にしてブツブツと言い出した。
自分で口にしては、何か違うというように眉を寄せ、それからこれが答えだろうとたまにこちらを見る。その仕草は何とも愛らしいものだったが、俺の心は死んだままだった。
いつもだったら、彼が俺に会いに来てくれたってただそれだけの事実に喜べるのに、今の俺には喜べる気持ちすらなかったのだ。
(本当に死んじゃったんだ、消えちゃったんだ俺の心……)
セシルに対してだけだ。
ゼラフにはいつも通りだった。ちょっと軽率で、でも情に深い男であることを俺は知っている。ゆえに、彼の行動を許容できた。
でも、今のセシルには何も感じないのだ。
離宮に勝手にきたことを怒ることすらできない。
何も感じないのだ。
愛ゆえに怒っていた、愛ゆえに悲しかった……愛という感情がなくなれば無関心になるのだと思った。それでも、彼とはそういう関係なのだからと、何とか気持ちを取り繕う。
「ニル」
「俺の名前呼ぶの好き?」
「あ、ああ……落ち着く。お前の名前を口にするたび、なぜか心がざわつくのだ。何度だって名前を呼べるはずなのに、一回一回俺の心は……不思議なんだ。記憶がなくとも、お前のことは愛おしく思う」
「思うようになったんでしょ。そうそう恋に落ちないよ」
「落ちるかもしれないだろ。落ちる……いや、段々好きになっていく」
「そうだね。それがあってると思う」
会話はとてもちぐはぐとしていた。
どちらも受け答えが下手で、それに対してどちらも違和感を覚えるが返せないというような。
そんなあまりにもへたくそな会話を繰り返していると、何を思ったのかセシルが両手を広げた。
「何してるの、セシル」
「いや……ああ、いや、そうか」
「え、何がそうかなの――? ……っ」
両手を広げたままのセシルは首をかしげたが、何かを思いついたらしく彼は俺を真正面から抱きしめた。
そしてギュッと俺の背なかに腕を回して抱きしめる。
温かく、強い心臓がドクンドクンと脈打っていた。
「セシル、どうして」
「抱きしめたかった。今、抱きしめたいと思った」
「唐突だね」
「抱きしめていいか」
「もう抱きしめてるでしょ」
「……抱きしめ返してはくれないのか」
ああ、セシルだなと思った。
記憶がなくともそう言っちゃうのがセシルだ。たまに、未熟児のような情緒になるところ相手に答えを求めるところ。心と体がアンバランスで、でも愛を感じられる彼の行動。
記憶がなくとも、セシルはセシルのままだ。
じゃあ、俺は――
「………………ごめん」
彼の言葉に対し、俺はそう返すことしかできなかった。「そうか」と悲しそうな声が聴こえたが、彼は俺を抱きしめたままだった。先ほどよりも強く、掻くように俺を抱きしめる。
きっと抱きしめ返してほしいんだろう。抱きしめ返してもらえないことに傷ついているのだろう。
分かっていても、俺は抱きしめられなかった。抱きしめようという気になれなかった。腕を動かそうにも鉛のように重くて動かせない。
俺が彼への心を失ったあの日の、あの瞬間のようだ。
(苦しい、苦しいよ……)
セシルもきっとそうだったのだろう。記憶を失って、心に穴が開いて。
ようやく彼のことが分かったのに、彼とその痛みを交換することも、痛みを分かち合うことも折れにはできなかった。
俺はきっと、彼にとって世界一最低な人間だっただろう。
俺は、彼に抱きしめられたまま静かに目を閉じる。鼻腔を掠めた匂いは、ほんのちょっと俺の匂いに似ていた。いや、俺の匂いが彼に似ていたのかもしれない。
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