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第一章 異世界転生したオッサン(サイドクリークの町編)
第1話 左遷先は移動販売のスーパーでした
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「米櫃君。ありがとうね!」
「おばあちゃん元気でね! また来週!」
俺は移動販売車に乗り込み次の訪問先へ向かった。
バックミラーをチラッと見ると、さよならの挨拶をしたおばあちゃんが、まだ手を振っている。
俺は米櫃亮二。田舎の村を移動販売車のトラックで回る移動販売スーパーの運転手だ。
元々は大会社の本社でバリバリ仕事をしていたのだが、上司と対立して左遷されてしまった。
上司はセクハラやパワハラが酷い男だった。あまりのひどさに、俺は『いい加減にしろ!』と言ってしまった。そのまま口論になり、同僚や部下が止めてくれたが俺は左遷だ。
四十歳にもなって、正義感を振りかざし偉いさんとバチバチにやり合うなんて俺もバカだよな……。
左遷先は、地方にあるスーパーマーケットだった。
左遷先のスーパーでは、腫れ物のような扱いだったので、俺は自らこの移動販売の仕事を志願した。
いや、だってさ。
スーパーにいても、みんなが気を遣う。
本社で偉いさんを怒らせて左遷された人とみんな知っているから、話し相手にもなってくれない。
仕事らしい仕事もなく、毎日ブラブラしているだけだった。
今は移動販売のトラックを運転して、山間の村から村へ移動する毎日だ。
一人で気楽だし、訪問先はコンビニもスーパーもない過疎地だから、住民に感謝されている。
まあ、悪くない。
俺は次の訪問先に向かうべく峠道を上る。
つづら折りの狭い道をゆっくりと走らせる。
ここは山の上の方に採石場があって、砂利トラとすれ違うのだ。
結構、神経を使う――あっ!
カーブから車線をはみ出してスピードオーバーの砂利トラが突っ込んできた!
「うあああああ!」
俺の悲鳴が車内に響く。
凄まじい音がして、俺の乗った移動販売車が峠道から転がり落ちた。
視界が回転し、恐ろしい音と衝撃が伝わる。
俺の意識は、ぷっつりと途切れた。
「おばあちゃん元気でね! また来週!」
俺は移動販売車に乗り込み次の訪問先へ向かった。
バックミラーをチラッと見ると、さよならの挨拶をしたおばあちゃんが、まだ手を振っている。
俺は米櫃亮二。田舎の村を移動販売車のトラックで回る移動販売スーパーの運転手だ。
元々は大会社の本社でバリバリ仕事をしていたのだが、上司と対立して左遷されてしまった。
上司はセクハラやパワハラが酷い男だった。あまりのひどさに、俺は『いい加減にしろ!』と言ってしまった。そのまま口論になり、同僚や部下が止めてくれたが俺は左遷だ。
四十歳にもなって、正義感を振りかざし偉いさんとバチバチにやり合うなんて俺もバカだよな……。
左遷先は、地方にあるスーパーマーケットだった。
左遷先のスーパーでは、腫れ物のような扱いだったので、俺は自らこの移動販売の仕事を志願した。
いや、だってさ。
スーパーにいても、みんなが気を遣う。
本社で偉いさんを怒らせて左遷された人とみんな知っているから、話し相手にもなってくれない。
仕事らしい仕事もなく、毎日ブラブラしているだけだった。
今は移動販売のトラックを運転して、山間の村から村へ移動する毎日だ。
一人で気楽だし、訪問先はコンビニもスーパーもない過疎地だから、住民に感謝されている。
まあ、悪くない。
俺は次の訪問先に向かうべく峠道を上る。
つづら折りの狭い道をゆっくりと走らせる。
ここは山の上の方に採石場があって、砂利トラとすれ違うのだ。
結構、神経を使う――あっ!
カーブから車線をはみ出してスピードオーバーの砂利トラが突っ込んできた!
「うあああああ!」
俺の悲鳴が車内に響く。
凄まじい音がして、俺の乗った移動販売車が峠道から転がり落ちた。
視界が回転し、恐ろしい音と衝撃が伝わる。
俺の意識は、ぷっつりと途切れた。
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