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7 種
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とりあえず、今日はもう少し畝を作っておこう!明日は、今日作った畝に白菜や人参を植えよう。
小さなスコップや、もう一つのスコップを使ってみんなも畝作りを手伝ってくれた。
おっ、そうだ!!20日大根、ラディッシュなら名前の通り20日間で収穫できるし、収穫する嬉しさも体験できていいんじゃないか?
よし、明日はラディッシュだ!
「メイトさん、余ってる袋ない?残った種を保存しておきたいんだ。」
「おぉ、あるぞ!米や麦を入れる袋でいいか?」
「うん。」
「シオン兄ちゃん、少し俺にくれよ!」
「いいぞ。」
「ありがとう!」
「これくらいでいいか?何に使うんだ?」
「へへへ、内緒。」
ニヤニヤしながらクーンは大事そうに種を握りしめて走って行ってしまった。
「にーに、待って~!」
何するんだ?沢山種あるから遊びに使ってもいいけど、種でどうやって遊ぶんだ??まぁいいか。
よし、もう一畝作って今日は終わりにしよう。
でも、魔力で野菜が作れるなんて便利だ。季節関係なく色んな野菜が手に入るからな。そりゃ畑なんかしようと思わないな。自分達が食べていければいいんだから。
よく働いたから腹減った~!!
「お兄ちゃん、ご飯だって~!ニーナと一緒に行こう!今日は、白菜の味噌汁と栗ご飯とハンバーグだって!」
「うまそうーー!!腹ペコペコだ!」
「早く行こう!!」
言葉が日本語だからなのか、日本食が普通に食べられているし、料理名も前世の記憶と同じだ。
まぁ栗ご飯は、俺が作ってもらったんだけどな。
はぁー、今日も美味かった!それに腹一杯だ。腹一杯に食べた事なんてニーン国では一度もなかったな。ここでは、孤児院でも腹一杯になるまで食わしてくれる。アニマ国ってすげーよな!
毎日、風呂にも入れるし、布団で寝る事もできるし、隙間風も入ってこないし、パジャマだってある。本当に、最高だ!
よし、ここの人達の為にも俺ができるのは、畑作りくらいだから、頑張って美味い野菜を作ろう!
次の日の朝、メイトさんに頼んであの機械でラディッシュの種を出した。数を少なくしたからか、ちっとも疲れないから、こっそりと人参の種と芋の苗や、白菜の苗なんかも少しづつ出してみた。
まだいける気がする。果物の木も植えたい。蜜柑の苗木なら庭に植えたから、思い出せるしやってみるか!
おぉ、出来た!!しかも、実がついてる!
よし、もう一本!
よっしゃー、成功だ!!
外に運んで昼からメイトさんに聞いて、植えよう。
さ、朝は勉強教えてやらなきゃな!
「お、ニーナ、計算問題、全部合ってる。クーンも昨日より字が綺麗になった。ケーンも、上手に栗の絵がかけたな!」
「お兄ちゃんの教え方が上手なんだよ。」
「シオン兄ちゃん、昼からは、畑か?」
「チオンにーに、俺、畑しゅる!!」
「おぅ、やるぞ。今日は、早くできる野菜の種を植えよう。」
「やったー!!」
「やったー!!」
「ニーナも楽しみ!」
昼ごはんを食べて外に出ると、メイトさんが木の箱を壊そうとしている所だった。
「うわー!メイトさん待った!!この箱俺にくれ!」
「あぁ別にかまわんが、何するんだ?」
「これに、土を入れてラディッシュの種を蒔くんだ。」
「箱で畑を作るのか?」
「そう。プランターって言うんだけど、普通の畑は持ち運べないけど、これなら好きな所に持っていけるだろ?」
「なるほどな!植木鉢みたいなもんか!」
「植木鉢はあるのか?」
「あぁ、あるぞ!そこら辺に咲いてる草の花を植えて玄関に飾ったりする人がいるからな。」
「そうか、一応、植物を育てる事もしてたんだな!じゃあ、花の種はあるのか?」
「花の種?そんなもん、聞いた事ない。草の花の綺麗なのを適当に植木鉢に移すだけだと聞いたぞ。」
「花にも種があるから、種を植えたら同じ花が咲くんだ。ひまわりの種だって植えたら芽が出て大きくなってひまわりが咲くぞ!」
「はぁー、なるほどな!野菜も草も一緒なんだな。」
小さなスコップや、もう一つのスコップを使ってみんなも畝作りを手伝ってくれた。
おっ、そうだ!!20日大根、ラディッシュなら名前の通り20日間で収穫できるし、収穫する嬉しさも体験できていいんじゃないか?
よし、明日はラディッシュだ!
「メイトさん、余ってる袋ない?残った種を保存しておきたいんだ。」
「おぉ、あるぞ!米や麦を入れる袋でいいか?」
「うん。」
「シオン兄ちゃん、少し俺にくれよ!」
「いいぞ。」
「ありがとう!」
「これくらいでいいか?何に使うんだ?」
「へへへ、内緒。」
ニヤニヤしながらクーンは大事そうに種を握りしめて走って行ってしまった。
「にーに、待って~!」
何するんだ?沢山種あるから遊びに使ってもいいけど、種でどうやって遊ぶんだ??まぁいいか。
よし、もう一畝作って今日は終わりにしよう。
でも、魔力で野菜が作れるなんて便利だ。季節関係なく色んな野菜が手に入るからな。そりゃ畑なんかしようと思わないな。自分達が食べていければいいんだから。
よく働いたから腹減った~!!
「お兄ちゃん、ご飯だって~!ニーナと一緒に行こう!今日は、白菜の味噌汁と栗ご飯とハンバーグだって!」
「うまそうーー!!腹ペコペコだ!」
「早く行こう!!」
言葉が日本語だからなのか、日本食が普通に食べられているし、料理名も前世の記憶と同じだ。
まぁ栗ご飯は、俺が作ってもらったんだけどな。
はぁー、今日も美味かった!それに腹一杯だ。腹一杯に食べた事なんてニーン国では一度もなかったな。ここでは、孤児院でも腹一杯になるまで食わしてくれる。アニマ国ってすげーよな!
毎日、風呂にも入れるし、布団で寝る事もできるし、隙間風も入ってこないし、パジャマだってある。本当に、最高だ!
よし、ここの人達の為にも俺ができるのは、畑作りくらいだから、頑張って美味い野菜を作ろう!
次の日の朝、メイトさんに頼んであの機械でラディッシュの種を出した。数を少なくしたからか、ちっとも疲れないから、こっそりと人参の種と芋の苗や、白菜の苗なんかも少しづつ出してみた。
まだいける気がする。果物の木も植えたい。蜜柑の苗木なら庭に植えたから、思い出せるしやってみるか!
おぉ、出来た!!しかも、実がついてる!
よし、もう一本!
よっしゃー、成功だ!!
外に運んで昼からメイトさんに聞いて、植えよう。
さ、朝は勉強教えてやらなきゃな!
「お、ニーナ、計算問題、全部合ってる。クーンも昨日より字が綺麗になった。ケーンも、上手に栗の絵がかけたな!」
「お兄ちゃんの教え方が上手なんだよ。」
「シオン兄ちゃん、昼からは、畑か?」
「チオンにーに、俺、畑しゅる!!」
「おぅ、やるぞ。今日は、早くできる野菜の種を植えよう。」
「やったー!!」
「やったー!!」
「ニーナも楽しみ!」
昼ごはんを食べて外に出ると、メイトさんが木の箱を壊そうとしている所だった。
「うわー!メイトさん待った!!この箱俺にくれ!」
「あぁ別にかまわんが、何するんだ?」
「これに、土を入れてラディッシュの種を蒔くんだ。」
「箱で畑を作るのか?」
「そう。プランターって言うんだけど、普通の畑は持ち運べないけど、これなら好きな所に持っていけるだろ?」
「なるほどな!植木鉢みたいなもんか!」
「植木鉢はあるのか?」
「あぁ、あるぞ!そこら辺に咲いてる草の花を植えて玄関に飾ったりする人がいるからな。」
「そうか、一応、植物を育てる事もしてたんだな!じゃあ、花の種はあるのか?」
「花の種?そんなもん、聞いた事ない。草の花の綺麗なのを適当に植木鉢に移すだけだと聞いたぞ。」
「花にも種があるから、種を植えたら同じ花が咲くんだ。ひまわりの種だって植えたら芽が出て大きくなってひまわりが咲くぞ!」
「はぁー、なるほどな!野菜も草も一緒なんだな。」
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