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第41章 take a chance!
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スティーブンの家には2時少し過ぎに着いた。アーチに絡んだオレンジ色のつるバラが、9日前と同じように綺麗に咲いていた。白塗りのポーチの前に車を停めると、ブルーグレイのドアが開いて、笑顔のスティーブンとコールとレイとジーナが出てきた。
「ようこそ!」
「久しぶりだね」
「まあみんな大きくなって!」
「エミル!」
「ソンダースに決めたんだって?残念だな」
「わあライラ!大きいー!あんなちっちゃかったのに!」
しばらく挨拶の言葉が飛び交った。
「あれ、健太は?」
竜がレイに尋ねると、
「まだアメリアさんのところ。もうすぐ来るよ」
「アメリアさん、大泣きして健太を困らせてるんじゃないかな。迎えに行ってあげる方がよくない?」
コールが苦笑する。
「帰りの魔法の場にはホストファミリーは来ないことになっているんです。もちろん例外はありますが」
スティーブンが竜にそう説明して、カールたちに片目をつぶってみせる。
「……」
竜は戸惑った。アメリアさんが大泣きする…帰りの魔法の場にはホストファミリーは来ないことになっている…ということはつまり、健太はまだみんなにこっちに残ることを言っていないんだ。
「僕、迎えに行ってこようかな。いいですか、お父さん」
レイがスティーブンを見る。
「そうだね、行ってあげる方がいいかもしれない」
「僕も行っていいですか」
竜は声を上げた。
「アメリアさんに挨拶したいから」
スティーブンがにっこりする。
「アメリアさんが喜びますよ」
「じゃ行こう、竜」
エミルたちにちょっと頷いて、竜はレイの後に続いた。その竜の後にライラが続く。
「聞いたよ、竜」
並んで歩きながら、レイが声を潜めて言う。
「帰ってくるんだろう。お父さんから今朝聞いたんだ」
竜が今度帰ってくるときは、スティーブンの書斎に帰ってくることになる。それがいつになるのかはっきりとわからないこともあって、スティーブンの家族にはカールの魔法のことを話すことになったのだ。
「いつ頃帰ってくるの?」
「うまくいけば56日後くらいかな」
「そうか…。健太も帰って来られればいいのに」
レイがため息をついた。
「健太、昨日泣いてたよ。うちでお別れパーティしたんだけどさ。最後に健太がスピーチして、でも途中で泣いちゃって続けられなくなって…。みんなもらい泣きだよ」
思い出したのか、レイはくすんと鼻を鳴らした。
「あんなにバスケが好きなのに…。しかもあのジョシュのせいで、記憶を持って帰れないってわかっちゃってるし…。でも、向こうに帰って全て忘れちゃうなら、かえってそのほうが健太にとってはいいのかもしれないけどね。また車椅子バスケを楽しめるし。でも僕たちのことを忘れちゃうんだなと思うと、悲しいけど」
レイはもう一度くすんと鼻を鳴らした。
「あのさ、レイ。健太、こっちに残りたいって言ってなかった?」
竜がそう言い終わらないうちに、向こうの角から健太が現れた。駆け足でこちらにやってくる。
「あっ来た来た」
レイが大きく手を振る。健太も笑顔でそれに応え、あっという間に二人のところまでやってきた。なかなかの俊足だ。
「救出にいくとこだったんだ。アメリアさんに泣かれて大変なことになってるんじゃないかって」
レイが言うと、健太はライラをごしごし撫でながらちょっと笑った。目の縁が赤くなっている。
「うん…でもマーサさんがしゃんとしてくれてたから助かったよ」
そして竜の方を見て、
「もう着いたんだ。早かったね」
「うん、さっき着いたとこ」
「そっか。ね、走っていこう!もうすぐ車椅子に戻らなきゃならないんだもの」
「おーし!」
走り出した二人のバスケ少年にライラと竜も続いた。
「バスケする時間あるよね」
「あるある」
そうか…健太。
格好よく走る健太の背中を見ながら、竜は心の中で呟いた。
帰るんだね。
スティーブンの家に着くと、健太は庭のテーブルを囲んで座っているカールたちに笑顔で手を振り、レイと庭のバスケットコートに直行した。竜とライラはテーブルの隣の木陰に立っているエミルのところへ行った。
「アメリアさんには会えたのか」
「ああ…」
竜はがっくりうなだれた。
「忘れちゃった…。健太に走っていこう!って言われて、アメリアさんのことはすっかり忘れて、一緒に走ってきちゃったんです。どうしよう」
エミルがおかしそうに笑った。
「しょうがないさ。スティーブンからよろしく伝えてもらえばいいよ。それにしても、会ってなんて言うつもりだったんだ?」
「え?」
「帰るって言うつもりだったのか、それとも移住するって言うつもりだったのか」
「あ…」
竜は目を見開いた。
「考えてませんでした…」
「なるほど、どこか抜けている」
顎を撫でながら仔細らしくエミルが言って、二人は一緒に笑った。ずっとこうしていられたらいいのに、と竜は思った。もうすぐみんなと別れて向こうの世界に帰るなんて、なんだか信じられない。このまま、またみんなで汽車に乗ってフリアに帰れればいいのに。
テーブルのみんなが最近のジーナのフルートの上達ぶりについて話しているとき、竜は低い声でエミルに囁いた。
「健太、やっぱり帰る気みたいです」
「そうか…」
二人はバスケットコートの健太とレイに目をやった。
弾むボール。抜こうとする健太。抜かせまいとするレイ。力強いステップ。ぐっと伸びる身体。跳躍。眩しい日差し。弧を描くボール。揺れるネット。健太とレイの笑い声。笑顔と汗でぴかぴかしている健太の顔。
竜はそっと目を逸らせた。9日前、ここで健太のあんな顔を見た。あの時は、辺りの空気にまで健太のはちきれんばかりの幸せな気持ちが満ち満ちていた。今は断固とした必死な気持ちが伝わってくる。くずおれまいとする、辛いことに立ち向かおうとする孤独な闘いが感じられる。
「さて、じゃあ、そろそろ…」
しばらくしてスティーブンが言い、テーブルの周りのみんなが立ち上がった。エミルが木の幹から身体を起こして竜の肩をぽんと叩いた。
「行こう」
「はい」
竜のお腹がローラーコースターに乗った時のようになった。
通されたのは、スティーブンの書斎の、さらに奥の部屋だった。窓はなく、床も壁も天井も例の真っ白でつやつやした素材でできている。床の中央あたりに薄い空色で直径二メートルくらいの円が描いてあり、その近くにてっぺんに空色のボタンのついた白いポールが立っていた。
「竜」
エミルがリュックサックから黒い箱を出し、マルギリスを取り出して竜に渡した。ひんやりした感触。竜の身体の内側が震えた。いよいよだ。
「スティーブン、タイミングの打ち合わせを」
「そうだね」
エミルがてきぱきと話を進める。
「魔法はボタンを押すと同時に始まる?」
「そう。他のシステムと変わらない」
「じゃ、竜はマルギリスを歌わせ始めたらすぐにスティーブンに頷く。スティーブンは竜が頷いたらすぐにボタンを押す。竜、今朝も言ったけど、今回はマルギリスを手の中に軽く握って。床の上には置かないで」
「はい」
「スティーブン、竜が立っている必要はある?」
「いや、床の上に座っていてくれて大丈夫だ」
「竜、どうする」
「座っているほうがいいです」
「じゃそうしよう。竜が頷くのがスティーブンから見えるように、竜は円のこっち側に。…それくらいかな」
竜はなんだかどきどきしてきた。意味もなく頭の中でどうしようどうしようという言葉が繰り返される。竜とカールの目が合った。カールが優しく微笑んで安心させるように頷いた。
「大丈夫。全てうまくいくよ」
そこへまだ少し息を弾ませているレイと健太が入ってきた。健太は自分の車椅子を押している。スティーブンに示されるまま、円のポールから遠い側に車椅子を停めた。
「健太…」
竜はなんと言っていいのかわからなかった。健太は竜を見て小さく笑って頷いた。
「本当にいいの?」
「うん。ごめんね、竜。せっかく色々考えてくれたのに」
健太の微笑みは諦めではなく決意に満ちていた。
二人は代わる代わるみんなとハグして別れの挨拶を交わした。
一人一人とハグして言葉を交わしながら、竜は頭と心と身体が分断されているような変な感じがした。実感が湧かない。何も感じない。身体だけが動いている。顔が機械的に笑顔を作って、口が勝手に喋っている。
みんなとハグし終わった後、最後にエミルがもう一度ぎゅっと片腕で竜をハグして、空色の円の方へそっと押し出した。
円の中に入った竜は、いつものようにあぐらをかいて座った。
隣で健太が車椅子に座ると、車椅子がぎしりと音を立てた。
正面にエミルがいる。中腰になって念のためにライラの身体に腕をまわしている。
エミルと目を合わせ小さく頷き合うと、竜は左手にマルギリスをゆるく握り直し、深い息をつき、マルギリスを歌わせ始めた。いくつものグラスハーモニカのような響きが隙間なく空間を満たす。
決断は一瞬だった。
隣で健太の身体が何かに驚いたようにびくりと動いた。竜はスティーブンに素早く頷き、目を閉じた。目を閉じる瞬間、エミルがあっと目を見開いたのが見えた。
「竜、よせっ」
辺りが真っ白になった。
「ようこそ!」
「久しぶりだね」
「まあみんな大きくなって!」
「エミル!」
「ソンダースに決めたんだって?残念だな」
「わあライラ!大きいー!あんなちっちゃかったのに!」
しばらく挨拶の言葉が飛び交った。
「あれ、健太は?」
竜がレイに尋ねると、
「まだアメリアさんのところ。もうすぐ来るよ」
「アメリアさん、大泣きして健太を困らせてるんじゃないかな。迎えに行ってあげる方がよくない?」
コールが苦笑する。
「帰りの魔法の場にはホストファミリーは来ないことになっているんです。もちろん例外はありますが」
スティーブンが竜にそう説明して、カールたちに片目をつぶってみせる。
「……」
竜は戸惑った。アメリアさんが大泣きする…帰りの魔法の場にはホストファミリーは来ないことになっている…ということはつまり、健太はまだみんなにこっちに残ることを言っていないんだ。
「僕、迎えに行ってこようかな。いいですか、お父さん」
レイがスティーブンを見る。
「そうだね、行ってあげる方がいいかもしれない」
「僕も行っていいですか」
竜は声を上げた。
「アメリアさんに挨拶したいから」
スティーブンがにっこりする。
「アメリアさんが喜びますよ」
「じゃ行こう、竜」
エミルたちにちょっと頷いて、竜はレイの後に続いた。その竜の後にライラが続く。
「聞いたよ、竜」
並んで歩きながら、レイが声を潜めて言う。
「帰ってくるんだろう。お父さんから今朝聞いたんだ」
竜が今度帰ってくるときは、スティーブンの書斎に帰ってくることになる。それがいつになるのかはっきりとわからないこともあって、スティーブンの家族にはカールの魔法のことを話すことになったのだ。
「いつ頃帰ってくるの?」
「うまくいけば56日後くらいかな」
「そうか…。健太も帰って来られればいいのに」
レイがため息をついた。
「健太、昨日泣いてたよ。うちでお別れパーティしたんだけどさ。最後に健太がスピーチして、でも途中で泣いちゃって続けられなくなって…。みんなもらい泣きだよ」
思い出したのか、レイはくすんと鼻を鳴らした。
「あんなにバスケが好きなのに…。しかもあのジョシュのせいで、記憶を持って帰れないってわかっちゃってるし…。でも、向こうに帰って全て忘れちゃうなら、かえってそのほうが健太にとってはいいのかもしれないけどね。また車椅子バスケを楽しめるし。でも僕たちのことを忘れちゃうんだなと思うと、悲しいけど」
レイはもう一度くすんと鼻を鳴らした。
「あのさ、レイ。健太、こっちに残りたいって言ってなかった?」
竜がそう言い終わらないうちに、向こうの角から健太が現れた。駆け足でこちらにやってくる。
「あっ来た来た」
レイが大きく手を振る。健太も笑顔でそれに応え、あっという間に二人のところまでやってきた。なかなかの俊足だ。
「救出にいくとこだったんだ。アメリアさんに泣かれて大変なことになってるんじゃないかって」
レイが言うと、健太はライラをごしごし撫でながらちょっと笑った。目の縁が赤くなっている。
「うん…でもマーサさんがしゃんとしてくれてたから助かったよ」
そして竜の方を見て、
「もう着いたんだ。早かったね」
「うん、さっき着いたとこ」
「そっか。ね、走っていこう!もうすぐ車椅子に戻らなきゃならないんだもの」
「おーし!」
走り出した二人のバスケ少年にライラと竜も続いた。
「バスケする時間あるよね」
「あるある」
そうか…健太。
格好よく走る健太の背中を見ながら、竜は心の中で呟いた。
帰るんだね。
スティーブンの家に着くと、健太は庭のテーブルを囲んで座っているカールたちに笑顔で手を振り、レイと庭のバスケットコートに直行した。竜とライラはテーブルの隣の木陰に立っているエミルのところへ行った。
「アメリアさんには会えたのか」
「ああ…」
竜はがっくりうなだれた。
「忘れちゃった…。健太に走っていこう!って言われて、アメリアさんのことはすっかり忘れて、一緒に走ってきちゃったんです。どうしよう」
エミルがおかしそうに笑った。
「しょうがないさ。スティーブンからよろしく伝えてもらえばいいよ。それにしても、会ってなんて言うつもりだったんだ?」
「え?」
「帰るって言うつもりだったのか、それとも移住するって言うつもりだったのか」
「あ…」
竜は目を見開いた。
「考えてませんでした…」
「なるほど、どこか抜けている」
顎を撫でながら仔細らしくエミルが言って、二人は一緒に笑った。ずっとこうしていられたらいいのに、と竜は思った。もうすぐみんなと別れて向こうの世界に帰るなんて、なんだか信じられない。このまま、またみんなで汽車に乗ってフリアに帰れればいいのに。
テーブルのみんなが最近のジーナのフルートの上達ぶりについて話しているとき、竜は低い声でエミルに囁いた。
「健太、やっぱり帰る気みたいです」
「そうか…」
二人はバスケットコートの健太とレイに目をやった。
弾むボール。抜こうとする健太。抜かせまいとするレイ。力強いステップ。ぐっと伸びる身体。跳躍。眩しい日差し。弧を描くボール。揺れるネット。健太とレイの笑い声。笑顔と汗でぴかぴかしている健太の顔。
竜はそっと目を逸らせた。9日前、ここで健太のあんな顔を見た。あの時は、辺りの空気にまで健太のはちきれんばかりの幸せな気持ちが満ち満ちていた。今は断固とした必死な気持ちが伝わってくる。くずおれまいとする、辛いことに立ち向かおうとする孤独な闘いが感じられる。
「さて、じゃあ、そろそろ…」
しばらくしてスティーブンが言い、テーブルの周りのみんなが立ち上がった。エミルが木の幹から身体を起こして竜の肩をぽんと叩いた。
「行こう」
「はい」
竜のお腹がローラーコースターに乗った時のようになった。
通されたのは、スティーブンの書斎の、さらに奥の部屋だった。窓はなく、床も壁も天井も例の真っ白でつやつやした素材でできている。床の中央あたりに薄い空色で直径二メートルくらいの円が描いてあり、その近くにてっぺんに空色のボタンのついた白いポールが立っていた。
「竜」
エミルがリュックサックから黒い箱を出し、マルギリスを取り出して竜に渡した。ひんやりした感触。竜の身体の内側が震えた。いよいよだ。
「スティーブン、タイミングの打ち合わせを」
「そうだね」
エミルがてきぱきと話を進める。
「魔法はボタンを押すと同時に始まる?」
「そう。他のシステムと変わらない」
「じゃ、竜はマルギリスを歌わせ始めたらすぐにスティーブンに頷く。スティーブンは竜が頷いたらすぐにボタンを押す。竜、今朝も言ったけど、今回はマルギリスを手の中に軽く握って。床の上には置かないで」
「はい」
「スティーブン、竜が立っている必要はある?」
「いや、床の上に座っていてくれて大丈夫だ」
「竜、どうする」
「座っているほうがいいです」
「じゃそうしよう。竜が頷くのがスティーブンから見えるように、竜は円のこっち側に。…それくらいかな」
竜はなんだかどきどきしてきた。意味もなく頭の中でどうしようどうしようという言葉が繰り返される。竜とカールの目が合った。カールが優しく微笑んで安心させるように頷いた。
「大丈夫。全てうまくいくよ」
そこへまだ少し息を弾ませているレイと健太が入ってきた。健太は自分の車椅子を押している。スティーブンに示されるまま、円のポールから遠い側に車椅子を停めた。
「健太…」
竜はなんと言っていいのかわからなかった。健太は竜を見て小さく笑って頷いた。
「本当にいいの?」
「うん。ごめんね、竜。せっかく色々考えてくれたのに」
健太の微笑みは諦めではなく決意に満ちていた。
二人は代わる代わるみんなとハグして別れの挨拶を交わした。
一人一人とハグして言葉を交わしながら、竜は頭と心と身体が分断されているような変な感じがした。実感が湧かない。何も感じない。身体だけが動いている。顔が機械的に笑顔を作って、口が勝手に喋っている。
みんなとハグし終わった後、最後にエミルがもう一度ぎゅっと片腕で竜をハグして、空色の円の方へそっと押し出した。
円の中に入った竜は、いつものようにあぐらをかいて座った。
隣で健太が車椅子に座ると、車椅子がぎしりと音を立てた。
正面にエミルがいる。中腰になって念のためにライラの身体に腕をまわしている。
エミルと目を合わせ小さく頷き合うと、竜は左手にマルギリスをゆるく握り直し、深い息をつき、マルギリスを歌わせ始めた。いくつものグラスハーモニカのような響きが隙間なく空間を満たす。
決断は一瞬だった。
隣で健太の身体が何かに驚いたようにびくりと動いた。竜はスティーブンに素早く頷き、目を閉じた。目を閉じる瞬間、エミルがあっと目を見開いたのが見えた。
「竜、よせっ」
辺りが真っ白になった。
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