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娘の忘れ物を届けに行くか迷った話

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 あなたは子供の忘れ物を届ける派?それとも届けない派?





 朝、娘(小4)を玄関先で送った後にふと机の上にリコーダーが置いてある事に気付いたの。あっ、忘れ物じゃんって思ってリコーダーを手に取って玄関に向かったんだけど、なんか足を止めてしまった。直感ってヤツ?

 リコーダーを小学校に届けるのはわけない事んだよ。自転車で5分だし。これがないと今日娘は音楽の授業で困るのはわかってるんだよ。だから届けるのがいいに決まってる……でも、なんだこの違和感。
 
 ふと頭をよぎったのは、失敗から学んだほうがいいんじゃないのか?という事だったの。もちろん忘れ物を届ける派の方を否定しているわけじゃないよ。それが正しいと思った方はそうすればいい。

 ただ、忘れ物をしたらどうするかを自分で考えさせるのも経験なんじゃないかな?と。しっかり者で普段あまり忘れ物をしない娘にとっての試練。いやチャンスなんじゃないかな?と。そう思ったの。

 チャンスはピンチの顔してやってくるって、こないだ読んだ本に書いてあったのを、なぜかこのタイミングで思い出したも何かの縁。だから私は自分の直感に従い娘の机にそっとリコーダーを戻しました。

 



 
 学校から帰って来た娘はやっぱりリコーダーを忘れたと嘆いていた。そりゃそうだよね。今日の音楽の授業どうしたんだい?と聞いたら……


娘「先生に言ったら、エアーでやって、指だけ動かして下さいって言われた」


 なるほど。






 それからというもの、忘れてはいけない持ち物は連絡帳に赤字で書くという技と、紙の切れ端にメモをして机に貼っておくという技をあみだしたようだ。

 自分で解決し、対策を練った娘に拍手を送りたい。この失敗でちょっと成長したな。忘れ物を届けなかった私のおかげだぞ(違うか)。




 もちろん届ける派、届けない派、賛否両論あるよね。こんな事もありますよ~くらいラフに読んでくれたら幸いです。だってどっちが正解が私もわからないんだから。
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